竹詰仁の経歴は?東京電力・労組から参議院議員へ|政策や事務所も解説

竹詰仁

竹詰仁(たけづめ・ひとし)氏は、東京電力の社員、電力業界の労働組合役員、在タイ日本大使館一等書記官、連合の幹部などを経て国政入りした国民民主党の参議院議員です。

2022年の参議院議員選挙で全国比例から初当選。2026年9月27日現在は、参議院の経済産業委員会と政治改革に関する特別委員会で理事を務めています。

電力会社と労働組合の双方で長く働いてきた経験から、国会ではエネルギーの安定供給、電気料金、賃上げ、国内投資、産業競争力などを継続して取り上げています。この記事では、竹詰氏の経歴から選挙、政策、国会での仕事、事務所、現在の活動まで整理します。

竹詰仁氏を簡単に見ると
  • 国民民主党所属の参議院議員
  • 全国比例選出で、2022年に初当選
  • 東京電力に入社後、電力業界の労働組合で長く活動
  • 外務省への出向で在タイ日本大使館一等書記官も経験
  • エネルギー政策、賃上げ、産業政策などを国会で扱う
  • 2026年9月27日現在、経済産業委員会・政治改革特別委員会の理事
名前竹詰 仁
読み方たけづめ ひとし
生年月日1969年2月6日
年齢57歳(2026年9月現在)
出生地山形県東村山郡山辺町
所属政党国民民主党
会派国民民主党・新緑風会
議員種別参議院議員
選出比例代表
当選回数1回
初当選2022年7月
学歴慶應義塾大学経済学部卒業
主な前職東京電力社員、東京電力労働組合中央執行委員長など
現在の参議院での役職経済産業委員会理事、議院運営委員会委員、政治改革に関する特別委員会理事
公式サイト竹詰ひとし公式サイト
公式X@Takezume_H

参議院の公式議員プロフィールでは、任期満了は2028年7月25日とされています。

目次

竹詰仁の経歴|東京電力から労組、在タイ大使館を経て国政へ

竹詰仁氏の経歴で特徴的なのは、電力会社の社員だけでなく、労働組合、外交、連合という異なる現場を経験していることです。

時期主な経歴
1969年山形県東村山郡山辺町に生まれる
1991年3月慶應義塾大学経済学部を卒業
1991年4月東京電力株式会社に入社
1997年東京電力本店企画部調査グループ主任
2001年東京電力労働組合本店総支部書記長
2003年全国電力総連執行委員
2005年外務省へ出向、在タイ日本大使館一等書記官
2008年連合で生活福祉局次長・国際局長・経済政策局長などを歴任
2015年関東電力総連事務局長
2016年東京電力労働組合中央書記長
2019年東京電力労働組合中央執行委員長、関東電力総連会長、全国電力総連副会長
2022年7月参議院議員選挙の比例代表で初当選

慶應義塾大学を卒業後、東京電力へ入社

竹詰氏は1991年3月に慶應義塾大学経済学部を卒業し、翌4月に東京電力へ入社しました。

本人の公式サイトでは、会社員時代に料金課や営業課などの現場へ配属され、「電気をお届けすること」に携わった経験を紹介しています。その後、本店企画部で調査業務も経験しました。

労働組合の専従役員として長く活動

2001年には東京電力労働組合本店総支部書記長となり、その後は全国電力総連、関東電力総連、東京電力労働組合などで役員を歴任しました。

2026年5月の参議院本会議では、自身について2022年まで20年以上、労働組合役員として春闘をはじめとする賃上げ交渉に携わったと説明しています。この経験は、現在の賃金や産業政策をめぐる国会質問にもつながっています。

「行動なくして目標の実現は成し得ないと実感しました」

出典:竹詰ひとし公式サイト

外務省に出向し、在タイ日本大使館一等書記官も経験

電力・労働分野とは異なる経歴として、2005年には外務省へ出向し、在タイ日本大使館一等書記官を務めています。

その後は連合で生活福祉、国際、経済政策などを担当。電力業界だけにとどまらず、労働政策や国際分野にも職務の範囲を広げました。

 

竹詰仁の事務所はどこ?国会事務所と比例区第2総支部

竹詰仁氏の公式サイトには、国会事務所と国民民主党参議院比例区第2総支部の2か所が掲載されています。

竹詰仁氏の事務所

竹詰ひとし国会事務所
〒100-8962
東京都千代田区永田町2-1-1
参議院議員会館406号室

国民民主党参議院比例区第2総支部
〒108-0073
東京都港区三田2-7-13 TDS三田3階

所在地は本人公式サイトに掲載されています。竹詰氏は特定の都道府県選挙区ではなく、全国を対象とする参議院比例代表の議員です。

 

竹詰仁は2022年参院選の全国比例で初当選

竹詰氏が初めて国政選挙に当選したのは、2022年7月10日の第26回参議院議員通常選挙です。

選挙第26回参議院議員通常選挙
投票日2022年7月10日
選挙区比例代表
党派国民民主党
新旧新人
個人名得票238,956.023票
結果当選

比例代表では按分票があるため、小数点以下を含む得票数となっています。選挙時の情報では、竹詰氏の肩書は「電力総連副会長」でした。選挙結果は第26回参議院選挙の候補者情報でも確認できます。

2022年の選挙戦では、全国比例候補として各地域を回りました。富山で活動した際にも本人のXで発信しています。

参議院公式情報では、2026年9月現在も1期目で、任期満了日は2028年7月25日です。

竹詰仁の政策|エネルギー・賃上げ・産業政策を重視

竹詰氏の政策を見ていくうえで外せないのが、エネルギー政策です。東京電力と電力関連労組での経験を背景に、国会でも電力供給、原子力、再生可能エネルギー、電気料金などを繰り返し取り上げています。

国会発言から見える主な政策テーマ
  • エネルギー:安全性、安定供給、価格、脱炭素を踏まえた電源構成
  • 電気料金:再エネ賦課金や電気・ガス料金負担
  • 原子力:安全を前提とした再稼働、将来のリプレース・新増設、SMRなどの技術開発
  • 賃上げ:持続的な賃金上昇と企業の成長投資
  • 産業政策:国内投資、データセンターへの電力供給、産業競争力
  • サイバー安全保障:能動的サイバー防御、人材確保、基幹インフラ防御

エネルギーは「安全」と「安定供給」を重視

2025年1月に国民民主党が開いたエネルギー政策懇談会では、天然資源に乏しい日本で安定供給を確保するため、火力、水力、原子力、再生可能エネルギーの組み合わせを考える立場を示しました。

「エネルギー政策こそ、『正直で』『現実的な』『偏らない』姿勢が必要だ」

出典:国民民主党・エネルギー政策懇談会

再生可能エネルギーそのものを否定する立場ではなく、2025年4月の参議院内閣委員会では、太陽光や風力について化石燃料に依存せず発電時にCO2を出さない利点にも触れています。そのうえで、供給の変動をどう補うのかを政府に質問しました。

「電力の場合は、安全、そしてその次に優先すべきは安定供給」

出典:参議院会議録・内閣委員会

2026年3月の経済産業委員会では、同年度の再エネ賦課金が1kWh当たり4.18円となったことを取り上げ、標準的な家庭では年間2万円を超える負担になるとして、制度と国民負担について政府の考えを質しました。

原子力については、安全を前提に再稼働を進め、将来的なリプレース・新増設やSMR(小型モジュール炉)の研究開発・実証を進める立場を国会で示しています。

2024年には、安全保障に関する制度を審議した内閣委員会で、政務三役に対する適性評価についても発信しました。

賃上げを続けるため、企業の成長投資を重視

20年以上にわたって労組役員として賃上げ交渉に関わった経験は、竹詰氏の経済政策にも表れています。

2026年5月の参議院本会議では、物価上昇や人手不足による賃上げだけでは持続性に課題があるとして、産業競争力強化法改正案をめぐり国内投資や成長分野について政府に質問しました。

「企業の成長投資が不可欠です」

出典:国民民主党・参議院本会議質疑

同じ国会では、データセンターの増加に対応する電力供給の確保や、使われなくなった工場・産業用地の活用などについても経済産業委員会で質問しています。

能動的サイバー防御にも賛成

竹詰氏はエネルギー分野だけでなく、サイバー安全保障にも継続して関わっています。2025年5月には国民民主党・新緑風会を代表して、サイバー対処能力強化法案などへの賛成討論を行いました。

「能動的サイバー防御を導入することは国家として不可欠な判断」

出典:参議院会議録・本会議

賛成と同時に、官民協議会の運用、サイバーセキュリティ人材の確保・育成・処遇、セキュリティークリアランス制度の活用などを課題として挙げています。

竹詰仁は国会で何をしている?主な質疑と取り組み

竹詰氏は2022年の初当選後、予算委員会や内閣委員会、経済産業委員会、本会議などで質問・討論に立っています。

時期主な国会活動
2024年1月能登半島地震への対応、志賀原発、停電復旧などを予算委員会で質問
2025年4月洋上風力、電力の安定供給、電気料金への影響などを内閣委員会で質問
2025年5月能動的サイバー防御関連法案について本会議で賛成討論
2025年6月日本学術会議をめぐる法案について本会議で討論
2025年12月令和6年度決算について会派を代表して本会議質問
2026年3月再エネ賦課金、燃料価格、電気・ガス料金、原子力・SMRなどを経済産業委員会で質問
2026年5月産業競争力強化法改正案、国内投資、賃上げ、データセンターへの電力供給などを質問

2024年1月の能登半島地震をめぐる予算委員会では、志賀原子力発電所の状況に加え、土砂崩れや道路寸断で停電復旧作業が難航している現場の声を紹介し、政府に対応を求めました。

2025年12月には令和6年度決算について国民民主党を代表して質問に立ち、GDP、税収、賃金、家計負担などを取り上げています。本人も当日の国会活動をXで発信しました。

こうした活動を見ると、政策の主張だけでなく、電力料金や投資、賃金など具体的な制度を委員会で問い続けていることが、竹詰氏の国会活動の中心の一つになっています。

竹詰仁の現在の役職|経済産業委員会と政治改革特別委員会で理事

参議院が2026年9月27日現在として公表している役職は次のとおりです。

現在の参議院での役職
  • 経済産業委員会:理事
  • 議院運営委員会:委員
  • 政治改革に関する特別委員会:理事

竹詰氏は大臣ではなく、現在は参議院議員として委員会審議や党務を担っている立場です。

国民民主党では、2026年5月の党公式発表で参議院国対委員長代理として本会議質疑に立ったことが記録されています。

地方組織の拡大にも関わっており、国民民主党の公式情報では2026年9月27日に長野県連代表として第1回定期県連大会に出席。県内で地方議員候補を増やす方針について発言しました。

2026年8月には、高知県の地方選挙を支援する活動についても本人のXで発信しています。

特定の都道府県を選挙区とする議員ではないため、国政と並行して全国各地の党組織や地方選挙に関わる活動も行っています。

東京の党組織の活動についても、本人の公式Xで継続的に発信してきました。

竹詰仁の人物像|「知行合一」を意識して行動

竹詰氏が公式サイトで紹介している好きな言葉は、貝原益軒の「知って行わざるは、知らざるに同じ」です。

本人は会社員や労働組合での経験に触れながら、現場で声を聞くだけではなく、その声を具体的な行動へ移すことを「知行合一」と表現しています。

公式Xのプロフィールでは、慶應義塾大学体育会卓球部で主将を務め、卓球2段であることも紹介しています。政治家になる以前から東京電力、労働組合、海外勤務と職場を移りながら、人や組織をまとめる役割を長く経験してきました。

2026年9月時点の竹詰仁氏

竹詰氏は参議院比例代表の1期目で、経済産業委員会と政治改革特別委員会では理事を務めています。直近の国会では、再エネ賦課金や電気料金、国内投資、賃上げ、データセンターの電力確保などを取り上げ、党務では地方組織づくりにも携わっています。

東京電力の現場から労働組合、在タイ日本大使館、連合を経て国政へ進んだ経歴があり、現在の国会活動でもエネルギーと働く人をめぐる政策が主要なテーマになっています。

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