関口昌一(せきぐち・まさかず)氏は、埼玉県選挙区選出の参議院議員です。歯科医師、埼玉県議会議員を経て国政入りし、参議院自民党の国会対策委員長や議員会長などを歴任。現在は参議院議長を務めています。
検索すると「病気」「妻」「息子」「派閥」「滑舌」といった情報も出てきますが、公的プロフィールから分かる事実と、裏付けの乏しい情報は分けて見る必要があります。
- 1953年6月4日生まれ、埼玉県秩父郡皆野町出身
- 日本大学豊山高校から城西歯科大学(現・明海大学歯学部)へ進学
- 前職は歯科医師
- 埼玉県議を3期務めた後、2003年に参議院へ初当選
- 参議院議員は5期
- 2024年11月に参議院議長へ選出
- 2025年8月の参院選後にも再び議長に選出
| 名前 | 関口 昌一 |
|---|---|
| 読み方 | せきぐち まさかず |
| 生年月日 | 1953年6月4日 |
| 年齢 | 73歳(2026年9月時点) |
| 出身地 | 埼玉県秩父郡皆野町 |
| 所属政党 | 自由民主党 |
| 参議院での会派 | 各派に属しない議員 |
| 選挙区 | 埼玉県選挙区 |
| 当選回数 | 5回 |
| 現在の役職 | 参議院議長 |
| 前職 | 歯科医師、埼玉県議会議員 |
| 主な役職歴 | 外務大臣政務官、総務副大臣・内閣府副大臣、参議院自民党国対委員長、参議院自民党議員会長など |
| 公式サイト | 関口昌一公式サイト |
| 公式X | @sekiguchi0229 |
参議院の公式プロフィールでは、議長就任後の所属会派は「各派に属しない議員」とされています。一方、自由民主党の公式議員ページには現在も関口氏が掲載されています。自民党所属の議員でありながら、議長として参議院では会派を離れている状態です。参議院・関口昌一議員プロフィール、自由民主党公式プロフィールに掲載されています。
関口昌一の現在は参議院議長
関口氏は2024年11月11日、尾辻秀久前議長の辞任に伴って行われた議長選挙で、第34代参議院議長に選出されました。
この選挙では投票総数238票に対し、238票を獲得しています。参議院公報にも投票結果が記録されています。
参議院議員通常選挙後の2025年8月1日には改めて議長選挙が行われ、投票総数248票のうち関口氏246票、白票2票で再選されました。参議院の歴代議長一覧では、2024年からを第34代、2025年8月からを第35代として掲載しています。
関口氏は2026年現在も参議院議長です。議長は本会議の議事を整理し、参議院を代表する立場にあります。政党間の政策論争の前面に立つ党幹部だった時期とは、現在の役割が大きく異なります。
2026年の年頭所感では、参議院運営について次のように述べています。
「与野党の枠を越えて多様な声に耳を傾け、真摯な議論を通じて、引き続き国民の皆様からの負託に応えてまいります。」
出典:参議院「令和8年 議長年頭所感」
同じ所感では参議院選挙制度にも触れています。
「参議院にとって、選挙制度の改革は最も重要な課題の一つ」
出典:参議院「令和8年 議長年頭所感」
2025年参院選後には参議院改革協議会が再び設置されており、「一票の較差」を含む選挙制度の議論も議長在任中のテーマになっています。
関口昌一に病気の公表はある?「滑舌」と健康状態は分けて考える必要がある
関口氏については「病気」という情報を探す人もいますが、2026年9月時点で、参議院や自民党の公式情報に関口氏が病気であるとの公表は見当たりません。
参議院の公式情報では2026年も議長として本会議を取り仕切り、国内外の公務を続けています。少なくとも、公的に公表された病名などを根拠に「病気」と断定できる状況ではありません。
「滑舌」を気にする声についても同様です。話し方や聞こえ方だけから健康状態や病気を推測することはできません。滑舌と特定の病気を結び付ける公的な根拠は示されていません。
- 参議院の現職議長として公務を継続
- 参議院公式プロフィールに病気の記載なし
- 自民党公式プロフィールにも病気の記載なし
- 話し方だけを根拠に病名を判断することはできない
関口昌一の経歴|歯科医師から県議、参議院議員へ
関口氏は1953年6月4日、埼玉県秩父郡皆野町に生まれました。高校は日本大学豊山高等学校。その後、城西歯科大学を卒業しています。城西歯科大学は現在の明海大学歯学部です。
大学卒業後は、両親が開業していた皆野町の関口歯科医院で地域医療に携わりました。国会議員になる前から医療、特に歯科医療と深い接点を持つ政治家です。
| 時期 | 主な経歴 |
|---|---|
| 1979年 | 城西歯科大学卒業 |
| 大学卒業後 | 関口歯科医院で歯科医師として地域医療に従事 |
| 1995年 | 埼玉県議会議員に初当選 |
| 1995~2003年 | 埼玉県議を3期8年務める |
| 2003年 | 参議院埼玉県選挙区補欠選挙で初当選 |
| 2006年 | 外務大臣政務官 |
| 2007年 | 参議院文教科学委員長 |
| 2013年 | 総務副大臣・内閣府副大臣 |
| 2017年 | 参議院自民党国会対策委員長 |
| 2019年 | 参議院自民党議員会長 |
| 2024年11月 | 参議院議長に選出 |
| 2025年8月 | 参議院議長に再選 |
県議3期から国会へ進み、党の参議院側で国会対策と人事を担う立場を長く経験してきたことが、関口氏の政治経歴の大きな軸です。
関口昌一の選挙区は埼玉県|参議院議員5期
関口氏の選挙区は参議院埼玉県選挙区です。
2003年10月の参議院補欠選挙で初当選し、2004年、2010年、2016年、2022年と議席を得てきました。参議院公式プロフィール上の当選回数は5回です。
| 年 | 選挙 | 結果 |
|---|---|---|
| 2003年 | 参議院埼玉県選出議員補欠選挙 | 初当選 |
| 2004年 | 第20回参議院議員通常選挙 | 当選 |
| 2010年 | 第22回参議院議員通常選挙 | 当選 |
| 2016年 | 第24回参議院議員通常選挙 | 当選 |
| 2022年 | 第26回参議院議員通常選挙 | 当選・5期目 |
直近で本人が候補者となった2022年参院選では、埼玉県選挙管理委員会の確定結果で727,232.241票を獲得し、選挙区候補の中で最多得票となりました。
2025年の第27回参議院選挙は関口氏の改選期ではなく、本人は立候補していません。任期は2028年までです。
関口昌一の政策・政治姿勢
関口氏は参議院自民党の幹部として活動した期間が長く、個人名を前面に出した政策活動だけでなく、党を代表する質問や国会運営で政治姿勢を示してきました。
2016年の参議院本会議で自民党を代表して質問した際には、選挙後の与党の姿勢について次のように述べています。
「より丁寧に、より着実に、より謙虚に、しかし決める時にはしっかり決める」
出典:自由民主党「第192回国会における関口昌一参議院幹事長代行代表質問」
地方・中小企業まで経済回復を広げる考え
同じ代表質問では、地方や中小企業には景気回復の実感が十分届いていないとの問題意識を示しました。
「今後は、この活気を全国の隅々まで、そして中小零細企業にまで届けていくことに、全力を注ぐ必要があります。」
出典:自由民主党「第192回国会における関口昌一参議院幹事長代行代表質問」
歯科医師としての経歴
関口氏は国会議員になる前に歯科医師として勤務しており、日本歯科医師連盟も「歯科医師国会議員」として紹介しています。医療関係者との接点は、国政入り以前から続く経歴上の特徴です。
関口昌一の派閥は?茂木派を2024年に離脱
関口氏はかつて、自民党の平成研究会、いわゆる茂木派に所属していました。
状況が変わったのが2024年です。自民党派閥の政治資金問題を受け、関口氏は参議院自民党議員会長として、参院幹部が所属派閥を離れる方針を表明しました。
「現在の状況を考え、この際、参議院自民党の4役である議員会長・幹事長・政策審議会長・国会対策委員長は、派閥を退会することに致しました」
出典:TBS NEWS DIG・2024年1月26日
その後、2024年1月末までに関口氏らは退会届を提出しました。したがって、現在の関口氏を「茂木派所属」と説明するのは古い情報です。
関口昌一の妻・息子・父親など家族
関口氏の家族について、公的資料で明確に確認できるのは父親です。
父は関口恵造氏。参議院議員を2期12年務め、埼玉県歯科医師会会長も歴任しました。関口昌一氏は恵造氏の長男として生まれています。
- 父:関口恵造氏 ― 元参議院議員、元埼玉県歯科医師会会長
- 両親は皆野町で関口歯科医院を開業
- 妻について、参議院・自民党の現行公式プロフィールでは氏名を掲載していない
- 子供についても、現行の公式プロフィールでは詳細を掲載していない
インターネット上には「長男が第一秘書を務めている」とする二次情報もありますが、今回確認した参議院や自民党の公式プロフィールでは、その点を裏付ける記載はありません。
妻についても氏名や詳しいプロフィールを掲載する二次情報は存在しますが、本人や参議院が家族情報として現在公式に公表している範囲は限定的です。
旧統一教会との関係について分かっていること
関口氏については、世界平和統一家庭連合、いわゆる旧統一教会との関係を調べる人もいます。
2022年に共同通信が行った国会議員アンケートでは、関口氏について献金・パーティー券購入の有無などが「無回答」と掲載されています。無回答であること自体は、接点があったことを意味するものではありません。
自民党は同年、旧統一教会や関連団体との接点を所属議員に点検させ、一定の接点があった議員名を公表しました。関口氏について特定の関係を断定する際には、具体的な会合、資金、選挙支援などの裏付けを個別に確認する必要があります。
共同通信「国会議員アンケート」、自由民主党「旧統一教会『関係を一切断つ』」
関口昌一の現在の活動|議長として国会運営と議会外交を担う
議長就任後の関口氏は、党の政策を訴える役割よりも、本会議の議事運営、外国要人との会談、議会外交などが活動の中心になっています。
本人の公式Xは@sekiguchi0229です。自民党公式プロフィールからも同アカウントへリンクされています。
2026年にも参議院本会議や外国首脳の国会訪問、地方議会関係者との行事などを発信しています。ただし、今回の調査ではWordPress埋め込みに使用できる個別投稿のtwitter.com形式URLを5件、安全に照合できなかったため、投稿IDを推測した埋め込みは行っていません。
参議院議長として掲げている基本的な姿勢は、参議院公式ページの言葉に端的に表れています。
「参議院はこれからも、『良識の府』、『再考の府』として期待されている使命と役割を果たし、国民の皆様の負託に応えるため全力を尽くしてまいります。」
出典:参議院「参議院議長のごあいさつ」
歯科医師、県議、参議院自民党の国会対策・党運営を担う幹部という経歴を経て、現在は参議院全体を代表する議長の立場にあります。2026年現在、本人が示している主要な課題の一つが、参議院の役割をどう維持し、選挙制度改革をどう進めるかという問題です。

