西村智奈美氏は、新潟を政治活動の基盤とする衆議院議員です。県議を経て2003年に国政へ進み、外務大臣政務官、厚生労働副大臣、立憲民主党幹事長などを経験してきました。
2026年には立憲民主党を離れ、中道改革連合へ参加。2月の衆院選では新潟1区で小選挙区議席を逃したものの、比例北陸信越ブロックで復活当選し、衆議院議員8期目に入りました。
この記事では、現在の所属や選挙区だけでなく、夫の本多平直氏、子供、前職・学歴、これまでの選挙、政策と国会活動、2016年の交通事故、2025年に話題となった「奈良の鹿」をめぐる国会質疑まで整理します。
- 1967年1月13日生まれ、新潟県出身
- 新潟大学大学院法学研究科修了
- 大学講師、国際協力NGO、新潟県議を経て国政へ
- 2003年に衆院初当選、2026年9月時点で8期目
- 現在は中道改革連合副代表
- 2026年衆院選は新潟1区で敗れた後、比例北陸信越で復活当選
- 夫は元衆議院議員の本多平直氏
西村智奈美のプロフィール|現在は中道改革連合の衆議院議員
| 名前 | 西村智奈美(にしむら ちなみ) |
|---|---|
| 生年月日 | 1967年1月13日 |
| 年齢 | 59歳(2026年9月30日時点) |
| 出身地 | 新潟県西蒲原郡吉田町米納津(現在の燕市) |
| 所属政党 | 中道改革連合 |
| 議員種別 | 衆議院議員 |
| 現在の選出 | 比例代表・北陸信越ブロック |
| 政治活動の基盤 | 新潟1区 |
| 当選回数 | 8回 |
| 現在の主な党役職 | 副代表、法務部会長、憲法調査会副会長、沖縄協議会座長 |
| 初当選 | 2003年・第43回衆議院議員総選挙 |
| 前職 | 大学講師、国際協力NGO職員、新潟県議会議員など |
| 主な役職歴 | 外務大臣政務官、厚生労働副大臣、立憲民主党幹事長、衆議院法務委員長など |
| 公式サイト | 西村ちなみ公式サイト |
| 公式X | @chinami_niigata |
衆議院の議員プロフィールでは、2026年9月時点で「比例代表(北陸信越)選出、中道」と掲載されています。中道改革連合の公式プロフィールにも、現職8期・副代表として掲載されています。
西村智奈美の現在|立憲民主党を離党して中道改革連合へ
西村氏の所属は2026年に大きく変わりました。長く在籍した立憲民主党から離れ、中道改革連合へ参加しています。
本人は2026年1月20日、離党と中道改革連合への参加を公式サイトで発表しました。新潟や佐渡の声を国政へ届けること、人権や多様性、生活を守る政治を続けることなどを理由として説明しています。
「理不尽を許さない。多様性を力に。命と暮らしを守る。」
出典:西村ちなみ公式サイト「中道改革連合から立候補します」
現在は党の副代表に加え、法務部会長、憲法調査会副会長、沖縄協議会座長を務めています。選択的夫婦別姓をめぐっては、中道・立憲・公明3党合同の「選択的夫婦別姓制度実現PT」座長も担当しています。
西村氏は新潟1区を政治活動の基盤にしていますが、現在の衆議院での選出区分は「比例北陸信越」です。2026年衆院選で新潟1区の小選挙区議席を逃し、その後、比例代表で復活当選したためです。
西村智奈美の選挙区は新潟1区|2026年は落選後に比例復活
西村氏が長く戦ってきたのは新潟1区です。2024年衆院選では小選挙区で99,487票を獲得して当選しましたが、2026年2月8日の衆院選では結果が逆転しました。
| 2026年 新潟1区 | 得票数 | 結果 |
|---|---|---|
| 内山こう氏(自民) | 92,578票 | 小選挙区当選 |
| 西村ちなみ氏(中道) | 73,167票 | 比例復活 |
| 小池さちお氏 | 15,492票 | 落選 |
| 伊藤和成氏 | 10,092票 | 落選 |
| 中村たけお氏 | 6,574票 | 落選 |
西村氏は小選挙区では落選しましたが、比例北陸信越ブロックで議席を確保しました。この結果、衆議院議員としては8回目の当選となっています。
選挙後、本人は公式サイトで次のように述べました。
「天から与えられた一議席と受け止めて、精一杯働いていく決意です。」
出典:西村ちなみ公式サイト・2026年衆院選後の活動報告
投票日前日の公式Xでは、12日間の選挙運動を終えたことを投稿しています。
これまでの当選歴
| 選挙 | 結果 |
|---|---|
| 2003年・第43回衆院選 | 新潟1区で初当選 |
| 2005年・第44回衆院選 | 当選 |
| 2009年・第45回衆院選 | 当選 |
| 2012年・第46回衆院選 | 落選 |
| 2014年・第47回衆院選 | 比例復活で国政復帰 |
| 2017年・第48回衆院選 | 当選 |
| 2021年・第49回衆院選 | 当選 |
| 2024年・第50回衆院選 | 当選 |
| 2026年・第51回衆院選 | 比例復活で8期目 |
海外在住者の投票制度にも取り組んでおり、2026年3月には在外投票で開票されなかった票をめぐる問題について公式Xで発信しました。
西村智奈美の夫は本多平直|結婚と子供について
西村智奈美氏の夫は、元衆議院議員の本多平直氏です。西村氏は2007年9月、本人の公式サイトで本多氏との結婚を報告しました。
本多氏も自身のプロフィールで、同じ政治グループで活動する中で西村氏と知り合った経緯を紹介しています。
- 夫は元衆議院議員の本多平直氏
- 2007年に結婚
- 息子が1人いる
- 西村氏は公式プロフィールで「49才で出産」と紹介している
西村氏の公式プロフィールには、「49才で出産 息子の子育てに奮闘中」と記載されています。2017年の本人発信でも前年末に出産したことが述べられており、息子は2016年末ごろに生まれたことが分かります。
本多氏は2021年、性交同意年齢をめぐる発言が批判を受け、立憲民主党を離党して衆議院議員を辞職しました。これは本多氏本人をめぐる問題であり、西村氏自身の発言や不祥事ではありません。当時の辞職についてはテレビ朝日の報道などで経緯が報じられています。
西村智奈美の前職・学歴・若い頃|大学講師から県議、国政へ
政治家になる前の西村氏は、大学で国際関係や法学を学び、海外留学や国際協力活動を経験しています。いきなり国政選挙へ出馬したのではなく、大学講師やNGO活動、新潟県議を経て衆議院へ進んだ経歴です。
高校は新潟県立三条高校、大学は新潟大学
地元の米納津小学校、吉田中学校を経て、1985年に新潟県立三条高校を卒業しました。高校では弓道部に所属しています。
同年、新潟大学法学部へ進学。大学でも弓道を続け、女子主将を務めました。1988年には大学を休学してタイ・バンコクへ渡り、語学学校でタイ語を学んでいます。
1990年に新潟大学法学部を卒業し、大学院法学研究科へ進学。同年には英国ブリストル大学法学部への留学も経験し、1993年に新潟大学大学院の課程を修了しました。
国際協力NGOと大学講師を経験
大学時代から、新潟国際ボランティアセンター(NVC)の設立に関わりました。のちに同団体の事務局長も務めています。
1990年代には専門学校や新潟産業大学、敬和学園大学などで講師を担当しました。本人の公式プロフィールでは、海外渡航歴について36か国、約910日と紹介されています。
1999年に新潟県議、2003年に衆院初当選
1998年に民主党へ入り、翌1999年の新潟県議会議員選挙で初当選。県議を1期務めた後、2003年の衆院選で新潟1区から初当選しました。
| 時期 | 主な経歴 |
|---|---|
| 1990年代 | 国際協力NGO、大学・専門学校講師など |
| 1999年 | 新潟県議会議員に初当選 |
| 2003年 | 衆議院議員に初当選 |
| 2009年 | 外務大臣政務官 |
| 2012年 | 厚生労働副大臣 |
| 2021年 | 立憲民主党代表選に立候補、同年12月に幹事長就任 |
| 2026年 | 中道改革連合へ参加、副代表に就任 |
- 身長:170cm
- 血液型:A型
- 趣味:弓道、山歩き、料理
- 使用言語として本人が紹介:日本語、新潟弁、タイ語、英語
- 大切にしている言葉:「変化を恐れない。仕事は社会のためにする。」
西村智奈美は何をした?政策・実績と現在の国会活動
西村氏の政策分野では、ジェンダー平等、雇用・社会保障、人権、司法制度、政治改革などが継続して扱われています。2026年衆院選では、生活者の立場、安心して働ける社会、ガソリン減税、格差是正、選択的夫婦別姓、国際協調などを政策として掲げました。
選択的夫婦別姓の導入を求めている
西村氏が長く取り組んでいるテーマの一つが選択的夫婦別姓制度です。2026年3月3日の衆議院予算委員会では、自身の立場を明確に述べています。
「私は、一日も早く選択的夫婦別氏制度を導入すべきであるという立場でございます。」
出典:西村ちなみ公式サイト・第221回国会 予算委員会質疑
2026年現在は、中道・立憲・公明3党合同の選択的夫婦別姓制度実現PTで座長を務めています。
再審法改正では議員立法の筆頭提出者に
刑事裁判の再審制度も現在の主要テーマです。西村氏は「えん罪被害者のための再審法改正を早期に実現する議員連盟」の事務局長を務め、2026年には再審制度を見直す議員立法の筆頭提出者として本会議で趣旨説明や答弁を行いました。
公文書管理や検察官抗告のあり方についても、公式Xで考えを発信しています。
「制度の隙間」にある事故を国会で質問
2026年3月の予算委員会では、前年に北海道小樽市のスキー場で起きた「動く歩道」による死亡事故を取り上げました。類似設備を所管する法令や行政機関が明確でない問題を質問し、政府は全国の類似設備を調査し、事故防止策を検討する方針を示しました。
この点は、西村氏が単独で制度改正を実現したというものではなく、国会質疑を通じて政府側から調査方針が示された事例です。
地元新潟の政治活動と原発をめぐる姿勢
新潟・佐渡の地域課題も継続的に扱っています。原子力発電をめぐっては、柏崎刈羽原発の再稼働を含む議論について、地元の意思や安全性を重視する姿勢を示してきました。
2026年の新潟県知事選では土田竜吾氏を支援し、その活動を公式Xでも発信しています。
「奈良の鹿」質疑はなぜ話題になった?高市首相とのやり取り
2025年11月10日の衆議院予算委員会では、西村氏が高市早苗首相に対し、奈良公園の鹿を外国人が蹴ったとする高市氏の過去の発言について質問しました。
西村氏は、鹿への加害行為が外国人だけの問題なのかを問い、確証のない情報が外国人に対する不当な非難や偏見につながることへの懸念を示しました。
「それはやはり外国人だけの問題なんですか」
出典:国会会議録・2025年11月10日衆議院予算委員会
高市首相は、自身が過去に英語を話す人物が鹿を蹴る場面を見て注意した経験があるとして、発言を撤回しませんでした。その一方で、日本人による加害もあることは認めています。
この質疑は約15分にわたり、ネット上や一部メディアでは「予算委員会で鹿の問題を長時間扱う必要があるのか」とする批判が出ました。西村氏側は、鹿そのものだけではなく、根拠が不確かな情報と外国人への偏見の問題を議論したという位置付けでした。
- 奈良公園で鹿への加害行為が実際に起きていること
- 加害者を外国人に限定して語れる根拠があるか
- 政治家の発信が外国人への中傷や偏見を強める可能性
- 高市首相は自身の目撃経験を説明し、発言を撤回しなかったこと
西村智奈美の「事故」とは?2016年の交通事故を本人が謝罪
西村氏の名前と「事故」が結び付く背景には、2016年4月25日に本人が運転中に起こした交通事故があります。
西村氏は公式サイトで、自身の不注意によって事故を起こし、相手が負傷したことを報告しました。被害者宅を訪れて謝罪したことも明らかにしています。
「今後このような事故を起こさないよう、十分注意して活動してまいります。」
出典:西村ちなみ公式サイト・2016年活動日誌
死亡事故ではなく、本人も事故後に謝罪を公表しています。事故の存在そのものと、ネット上で付随して語られる情報は分けて見る必要があります。
元会計担当者による政治資金の横領問題も公表
2017年には、西村氏が代表を務めていた民主党新潟県第1区総支部などで、元会計担当職員による政治資金の横領が判明したことを本人が公表しました。
西村氏の説明では、2006年から2011年にかけて3団体から約3,360万円が横領されたとされます。残高証明書の偽造もあり、政党交付金600万円を国へ返還すると説明しました。
これは西村氏本人による横領ではなく、元会計担当者によるものです。西村氏は管理上の不備や公表が遅れたことについて謝罪し、管理体制の改善や法的対応を進めるとしました。
憲法・人権をめぐる発信も続けている
現在の中道改革連合では憲法調査会副会長を務めています。西村氏はこれまで、個人の尊厳、人権、ジェンダー平等などを政治テーマとして扱ってきました。
2026年7月には、皇室典範の見直しをめぐる議論について公式Xで見解を発信しています。
外交分野では、国会議員になる前から海外留学や国際協力活動の経験があり、国政では外務大臣政務官を務めました。本人の政策発信でも、排外的な主張ではなく国際協調を重視する立場を示しています。
西村智奈美の公式X・事務所|最新の活動を確認する方法
西村氏は公式X(@chinami_niigata)で、国会質疑、法案、選挙、地元新潟での活動などを継続的に発信しています。政策や直近の活動を追う場合は、本人の公式Xと公式サイトが一次情報になります。
新潟事務所
〒950-0911 新潟県新潟市中央区笹口3-24
TEL:025-244-1173
佐渡事務所
〒952-1212 新潟県佐渡市泉丙704-1
TEL:0259-58-8008
所在地・連絡先は、中道改革連合の西村智奈美公式プロフィールに掲載されている2026年9月時点の情報です。
2026年9月時点では、比例北陸信越選出の衆議院議員として国会活動を続ける一方、新潟・佐渡での街頭活動や地域から寄せられた要望について各省庁から説明を受ける活動も続けています。所属政党や選出区分が2026年に変わったため、今後プロフィールを見る際は、「中道改革連合・副代表」「比例北陸信越選出」「新潟1区を活動基盤」という3点を分けて見ると現在の立場を把握しやすくなっています。

