馬場伸幸(ばば・のぶゆき)氏は、大阪17区選出の衆議院議員で、日本維新の会の前代表です。2026年10月1日現在は党の顧問を務め、衆議院では6期目。料理人から国会議員秘書、堺市議を経て国政へ進んだ経歴を持ちます。
政治経歴だけでなく、妻と「新婚さんいらっしゃい!」に出演した過去や、大学には進学せずロイヤルホストで調理師として働いていた若い頃も本人が明らかにしています。ここでは、家族・学歴から現在の役職、選挙、政策、党代表時代、発言をめぐる議論、社会福祉法人の理事長としての立場までまとめます。
- 大阪府堺市出身、1965年1月27日生まれ
- 大阪府立鳳高校卒業後、オージーロイヤル(現ロイヤルホスト)で調理師として勤務
- 中山太郎氏の秘書を経て、堺市議を6期19年務めた
- 2012年に衆議院初当選、2026年衆院選で6選
- 2022~2024年に日本維新の会代表
- 現在は日本維新の会顧問で、離党していない
| 名前 | 馬場 伸幸(ばば のぶゆき) |
|---|---|
| 生年月日 | 1965年1月27日 |
| 年齢 | 61歳(2026年10月1日時点) |
| 出身地 | 大阪府堺市 |
| 所属政党 | 日本維新の会 |
| 議員種別 | 衆議院議員 |
| 選挙区 | 大阪17区(堺市中区・西区・南区) |
| 当選回数 | 6回 |
| 現在の党役職 | 日本維新の会 顧問 |
| 初当選 | 2012年衆議院議員選挙 |
| 前職 | 調理師、中山太郎氏秘書、堺市議会議員 |
| 主な役職歴 | 堺市議会議長、日本維新の会幹事長・共同代表・代表 |
| 公式サイト | 馬場伸幸オフィシャルサイト |
| 公式X | @baba_ishin |
馬場伸幸の妻は?「新婚さんいらっしゃい!」出演と家族
馬場氏の妻について、氏名・年齢・職業などの詳しいプロフィールは、衆議院の議員プロフィール、日本維新の会の公式プロフィール、本人公式サイトでは公表されていません。
2003年ごろ、妻と「新婚さんいらっしゃい!」に出演
妻について本人が具体的に語った珍しいエピソードが、テレビ番組への出演です。2025年にテレビ大阪NEWSの対談へ出演した際、馬場氏は2003年ごろに妻と「新婚さんいらっしゃい!」へ出演したことを振り返りました。
「結婚したらこの番組に絶対出ようって決めてたんです。」
出典:テレビ大阪NEWS「中学生記者・だいじの対談クラブ」
本人によれば、自ら応募して選考を受けたうえで出演したといいます。妻の存在と番組出演については本人自身の発言がありますが、現在の妻に関する詳しい個人情報までは明らかにしていません。
再婚説や「息子が1人」という情報は?
インターネット上では馬場氏について「再婚」「息子が1人」といった記述も見られます。しかし、本人公式サイト、衆議院、日本維新の会のプロフィールや主要な本人インタビューでは、離婚・再婚歴や子供の人数を裏付ける公表情報は見当たりません。
そのため、再婚歴や息子の存在を確定情報として扱うことはできません。妻や子供は政治活動をしている本人とは別の私人でもあり、公表されていない氏名や勤務先などを推測するのも避ける必要があります。
なお、馬場氏の公式プロフィールには「2002年秋、知人の結婚式で出会った」という記述がありますが、これは松井一郎氏との出会いを説明したものです。妻との馴れ初めを示す記述ではありません。
父は料理人、母は後に料亭を経営
本人公式プロフィールによると、馬場氏は大阪・堺で料理人の父と、後に料亭を営む母の間に生まれた3人きょうだいの末っ子です。
父の職業は、馬場氏自身が高校卒業後に料理人の道を選ぶことにもつながりました。
馬場伸幸は大学に進学した?学歴・若い頃とロイヤルホスト時代
馬場氏の最終学歴は大阪府立鳳高校卒業です。本人公式サイトでは大学進学について「大学進学は叶わず」と説明しており、大学には進学していません。
| 時期 | 学歴・若い頃の経歴 |
|---|---|
| 1977年 | 堺市立鳳南小学校卒業 |
| 1980年 | 堺市立鳳中学校卒業 |
| 1983年 | 大阪府立鳳高校卒業 |
| 1983年 | オージーロイヤル入社 |
| 入社2年目 | 調理師免許を取得 |
| 1986年 | 中山太郎氏の秘書へ転身 |
鳳高校ではラグビー部に所属し、ポジションはフランカーでした。本人は高校時代について、勉強よりラグビーに打ち込んでいたと紹介しています。
高校卒業後に入社したオージーロイヤルは、現在のロイヤルホストにつながる会社です。厨房では皿洗いや掃除から仕事を始め、2年目に調理師免許を取得しました。
- 最終学歴は大阪府立鳳高校卒業
- 大学には進学していない
- 高校卒業後はレストラン会社へ就職
- 若い頃の職業は調理師
- その後、中山太郎氏の秘書へ転身した
政治家としての経歴|秘書・堺市議19年から維新代表へ
料理人から政治の世界へ入るきっかけになったのが、元外相の中山太郎氏でした。馬場氏は1986年から中山氏の秘書として働き、地元対応や東京事務所などで約8年間経験を積んでいます。
| 年 | 主な経歴 |
|---|---|
| 1986年 | 中山太郎氏の秘書になる |
| 1993年 | 堺市議会議員補欠選挙で初当選 |
| 2011年 | 堺市議会議長に就任 |
| 2012年 | 大阪17区から衆議院初当選 |
| 2015年 | 国政維新の幹事長として党運営を担う |
| 2021年 | 日本維新の会共同代表 |
| 2022年 | 日本維新の会代表に就任 |
| 2024年 | 代表選への再出馬を見送り、代表を退任 |
| 2025年 | 日本維新の会顧問に就任 |
| 2026年 | 衆院選大阪17区で6回目の当選 |
堺市議は1993年から2012年まで6期19年。副議長、議長も経験しました。2002年秋には知人の結婚式で松井一郎氏と出会い、その後の大阪維新・国政維新の活動へつながっていきます。
国政進出後は長期間にわたって党務を担当しました。2017年には、大阪・関西万博の誘致に向けた国会議員連盟の総会に参加した様子を本人Xでも発信しています。
2024年の衆院選後に維新代表を退任
2022年に松井一郎氏の後を受けて日本維新の会代表となりましたが、2024年衆院選では大阪の19小選挙区で維新候補が勝利した一方、党全体の議席は公示前の44から38へ減少しました。
党内で執行部の責任を問う声が出るなか、馬場氏は新たな代表選への出馬を見送りました。代表として最後の会見では、党の状況について次のように語っています。
「これからまたリスタートしていける」
出典:関西テレビ「馬場代表 最後の会見」
馬場伸幸は現在何をしている?離党はしておらず維新顧問
2026年10月1日現在、馬場氏は日本維新の会所属の現職衆議院議員です。代表からは退きましたが、維新を離党したわけではありません。
日本維新の会の現行プロフィールでは「顧問」と掲載され、党の常任役員にも名を連ねています。
- 衆議院議員・大阪17区、6期
- 日本維新の会 顧問
- 衆議院 憲法審査会 幹事
- 衆議院 懲罰委員会 委員
- 党・憲法改正実現本部 本部長
- 連立合意書履行調整会議に参加
- 憲法改正条文起草協議会で活動
代表退任後は党の前面に立つ役割から、憲法改正や連立合意の履行、経済成長戦略など個別政策に関わる立場へ比重を移しています。
「できないことをするのが政治家の役目。」
出典:馬場伸幸オフィシャルサイト
国政だけでなく地元・堺での活動も続けています。過去には津久野駅周辺のまちづくりについて、本人Xで将来イメージを紹介していました。
選挙区は大阪17区|2026年衆院選で6選
馬場氏の衆議院選挙区は大阪17区で、現在は堺市の中区・西区・南区が対象です。2012年の初当選以来、衆院選で6回当選しています。
| 衆院選 | 馬場氏の得票数 | 結果 |
|---|---|---|
| 2012年 | 81,663票 | 初当選 |
| 2014年 | 70,196票 | 当選 |
| 2017年 | 65,247票 | 当選 |
| 2021年 | 94,398票 | 当選 |
| 2024年 | 82,234票 | 当選 |
| 2026年 | 78,362票 | 6選 |
直近の2026年2月8日衆院選では、78,362票を獲得して当選しました。大阪府選挙管理委員会の開票結果では、自民党候補が42,715票、参政党候補が20,464票、共産党候補が18,380票でした。
2024年の大阪17区では馬場氏82,234票、自民党候補45,904票、共産党候補29,130票でした。直近2回の詳細は、2026年大阪府選挙管理委員会の開票結果、2024年の開票結果で公表されています。
馬場伸幸の政策・政治姿勢|憲法改正、連立合意、規制改革
現在の馬場氏の政策活動で特に明確なのが、憲法改正です。党の憲法改正実現本部長を務めるほか、自民党との憲法改正条文起草協議会にも参加しています。
憲法9条・緊急事態条項・参院合区を議論
2026年5月の与党間の憲法改正条文起草協議会では、緊急事態条項に加えて憲法9条や参議院の合区解消も議論する考えを示しました。
「9条や合区解消についてもこの場できっちりと議論を進めていきたい」
出典:日本維新の会・憲法改正条文起草協議会
2026年6月には、維新・自民・国民民主・参政の4党が国民投票法改正案を提出しました。馬場氏は、通常の選挙と国民投票で投票環境を合わせていく必要性を説明しています。
緊急事態条項については代表時代から継続して発信しています。2024年12月、韓国で非常戒厳が宣言された際にも、本人Xで日本の憲法論議と結び付けて投稿しました。
自民党との連立後は「12本の矢」の履行にも関与
日本維新の会は2025年10月、自由民主党と連立政権合意書を締結しました。合意内容は経済・財政、社会保障、憲法、外交・安全保障、教育、副首都、政治改革など12分野に及びます。
これらは日本維新の会としての政策であり、すべてを馬場氏個人の公約とみなすものではありません。馬場氏自身は「連立合意書履行調整会議」に入り、代表退任後も政策協議へ参加しています。
2026年は規制改革を軸にした経済成長戦略にも参加
2026年6月には、日本維新の会が政府へ提出した「規制改革を中核とする経済成長戦略」に、経済成長戦略調査会顧問として参加しました。
- AI・デジタルと規制改革の一体的推進
- 副首都構想と官民連携
- 自動運転レベル4の社会実装
- ライドシェア
- 医療・介護分野の規制改革
- 労働分野の改革
代表・幹事長時代に何をした?党運営の主な結果
馬場氏が長く担当したのは、政府の大臣職よりも維新の党運営です。2015年以降は幹事長として候補者擁立や国会対応などを担い、2021年衆院選では党の衆議院議席が11から41へ増えました。
2022年の代表就任後は47都道府県を回る「全国キャラバン」を実施。2023年統一地方選では、本人公式サイトによると維新の地方議員数は469から774へ増えました。これらは馬場氏個人だけではなく、党執行部・候補者・地域組織全体による選挙結果です。
全国展開が進んだ時期がある一方、2024年衆院選では比例票などが伸びず、党の議席は44から38へ減少しました。馬場氏は結果を受けて代表選へ再出馬せず、吉村洋文氏を代表とする新体制へ移行しています。
| 2023年統一地方選 | 党の地方議員数が469から774へ |
|---|---|
| 2024年衆院選・大阪 | 19小選挙区で維新候補が当選 |
| 2024年衆院選・全国 | 党の議席は44から38へ減少 |
| 選挙後 | 馬場氏は代表選への再出馬を見送り |
馬場伸幸の評判・批判をめぐる主な論点
馬場氏をめぐる議論では、政策そのものに加え、他党に対する強い言葉遣いがたびたび報道されてきました。ここでは、賛否の結論を付けるのではなく、実際に議論になった発言と反応を整理します。
共産党・立憲民主党への発言が批判を受けた
2023年7月、インターネット番組で共産党について「日本からなくなったらいい政党」と発言し、立憲民主党についても厳しい批判をしました。
共産党は「民主主義の否定」だとして撤回を要求し、立憲民主党の幹部からも「公党のトップとして度が過ぎている」と批判が出ました。馬場氏は撤回しない姿勢を示しています。
「謝罪や撤回するという気は全くありません」
出典:テレビ朝日「共産なくなったらいい発言」報道
こうした強い表現は代表時代の馬場氏をめぐる評価・批判の一つの争点となりました。本人は「政治家として信念を持って発言している」と説明しています。
SNSでも批判に直接反論することがある
2020年、大阪府がポビドンヨードを含むうがい薬について会見した後に批判が広がった際、馬場氏は批判する団体を名指しする形でXから反論しました。
橋下徹氏から党運営への批判も
2024年衆院選後には、維新創設時の代表だった橋下徹氏から、馬場氏ら執行部の政治スタイルや党運営への厳しい批判も出ました。関西テレビの報道では、代表交代をめぐる動きとともに橋下氏の批判が紹介されています。
馬場氏自身はその後のインタビューで、党内外からの批判や辞任要求について長年経験してきたと述べています。
政治資金収支報告書を訂正した過去
2021年12月には、2020年分の政治資金収支報告書で寄付の計上先に誤りがあったとして、本人Xで訂正を公表しました。馬場氏側は事務所のミスとして説明しています。
ドレミ福祉会の理事長|「こども園」をめぐる報道とは
政治家としての役職とは別に、馬場氏は堺市で認定こども園などを運営する社会福祉法人ドレミ福祉会の理事長でもあります。
2026年10月時点でも、ドレミ福祉会公式サイトや各施設の概要には「理事長 馬場伸幸」と掲載されています。
- 堺市西区を中心に認定こども園・保育園を運営
- 施設公式ページで馬場伸幸氏を理事長と掲載
- 政治家としての日本維新の会の役職とは別の立場
2023年には週刊文春が「社会福祉法人乗っ取り疑惑」を報道
ドレミ福祉会をめぐっては、2023年に「週刊文春」が、前理事長から馬場氏へ理事長が交代した経緯について「乗っ取り疑惑」とする記事を掲載しました。
これに対して日本維新の会側は名誉を毀損されたとして、文藝春秋と担当記者を相手に300万円の損害賠償などを求める訴訟を東京地裁へ起こしたことが、週刊文春自身の後続記事でも報じられています。
「乗っ取り」は週刊文春側が報じた疑惑の表現であり、確定した事実として書くことはできません。馬場氏側が記事内容を争って訴訟を提起した経緯も併せて見る必要があります。
2026年、堺市が民間認定こども園へ改善勧告
2026年3月25日、堺市は市内の民間幼保連携型認定こども園で、保育教諭等による虐待行為21件、不適切行為4件を確認し、運営法人へ改善勧告を行ったと発表しました。
堺市の公式発表では、園児の耳をつかんで引き倒す、牛乳を無理に飲ませるなどの行為が認定されています。
ただし、堺市は園児らへの影響を考慮し、ガイドラインに基づいて施設名と運営法人名を公表していません。
その後、2026年5月にAERA DIGITALが取材と法人登記簿の確認をもとに、問題があった園は馬場氏が理事長を務める社会福祉法人が運営する施設の一つだと報じました。
ここは情報源を分けて見ることが重要です。虐待21件と改善勧告は堺市が公式発表した事実ですが、運営法人をドレミ福祉会と特定したのはAERA DIGITALの報道です。堺市の公表資料自体は施設名を明らかにしていません。
また、堺市が認定したのは保育教諭等による行為であり、馬場氏本人が園児への虐待行為を行ったとする発表ではありません。馬場氏について直接関係するのは、運営法人の理事長という立場です。
馬場伸幸の人物像|料理、ラグビー、「8番キャッチャー」
本人が自分の政治家としての役割を説明するときに使ってきた言葉が「8番キャッチャー」です。華やかな主役というより、党組織の調整や裏方を担う立場を野球になぞらえた表現です。
2022年に維新代表へ就任した直後の関西テレビのインタビューでは、自身のイメージについて次のように話していました。
「親しみやすい、近所のおっちゃんという感じ」
出典:関西テレビ「馬場新代表に一問一答」
高校時代はラグビー部、社会人生活のスタートは料理人という経歴を持ち、一般的な官僚出身・大学卒の国会議員とは異なるキャリアを歩んできました。
なお、馬場氏の身長や血液型については、衆議院、日本維新の会、本人公式サイトの主要プロフィールには公表値が掲載されていません。ネット上の数値を公式情報として扱うことはできません。
公式サイト・X・馬場伸幸事務所
馬場氏本人の最近の活動を追う場合は、本人公式サイトと公式X、日本維新の会の議員ページが一次情報として利用できます。
| 本人公式サイト | 馬場伸幸オフィシャルサイト |
|---|---|
| 日本維新の会 | 馬場伸幸 議員プロフィール |
| 公式X | @baba_ishin |
| 地元事務所 | 大阪府堺市西区鳳南町5丁711-5 |
| 国会事務所 | 東京都千代田区永田町2-2-1 衆議院第一議員会館511号室 |
代表退任後も、馬場氏は現職の衆議院議員・日本維新の会顧問として活動を続けています。現在は特に、憲法改正に関する協議、連立合意の履行、規制改革を含む政策活動へ参加しています。

