大森江里子(おおもり・えりこ)氏は、税理士として中小企業や個人事業主の税務に長く携わった後、2024年に初当選した衆議院議員です。
2026年には中道改革連合から衆院選に出馬して再選しましたが、その後に同党を離れ、2026年9月24日付で公明党への復党が正式に承認されました。一方、衆議院の会派は現在も「中道」と表示されているため、所属政党との違いが分かりにくい状態になっています。
この記事では、2026年10月1日時点の所属、プロフィール、家族や国籍・ルーツ、学歴、税理士時代、比例東京ブロックでの選挙、国会で取り組んでいる政策まで、本人発言と公的資料を中心に整理します。
- 1973年5月16日生まれ、神奈川県相模原市出身
- 神奈川県立相模原高校を経て創価大学経営学部を卒業
- 前職は税理士。中小企業・小規模事業者・個人事業主の税務に従事
- 2024年10月に比例東京ブロックで衆議院議員へ初当選
- 2026年2月の衆院選で再選し、現在2期目
- 所属政党は公明党、衆議院会派は「中道」
大森江里子は現在公明党?中道との関係を整理
大森江里子氏の現在の所属を確認する際は、「政党」と「衆議院会派」を分けて考える必要があります。
2026年10月1日時点の所属政党は公明党です。 公明党は2026年9月24日、中道改革連合を離党した公明党出身の衆院議員28人の復党を承認し、その一覧には大森氏も含まれています。詳しくは公明党の「衆院議員28人、公明復党」で公表されています。
同じ9月24日には、公明党所属議員らと民主改革の会などが衆議院で統一会派「中道」を結成しました。このため、衆議院の議員一覧で大森氏の会派を見ると「中道」となっています。
| 時期 | 動き |
|---|---|
| 2024年10月 | 公明党から比例東京ブロックに出馬し初当選 |
| 2026年2月 | 中道改革連合から比例東京ブロックに出馬し再選 |
| 2026年9月16日 | 中道改革連合を離党 |
| 2026年9月24日 | 公明党への復党が正式承認 |
| 2026年9月24日 | 衆議院の統一会派「中道」に参加 |
したがって、「衆議院のサイトでは中道なのに、公明党所属なのはなぜ?」という疑問は、衆議院の議員一覧に表示されているのが政党名ではなく会派名だからです。統一会派の結成については公明党の発表でも説明されています。
中道改革連合を離れる際、大森氏本人も公式Xで今後の所属について発信しました。
大森江里子のプロフィール|高校・大学から税理士になるまで
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名前 | 大森 江里子 |
| 読み方 | おおもり えりこ |
| 生年月日 | 1973年5月16日 |
| 年齢 | 53歳(2026年10月1日時点) |
| 出身地 | 神奈川県相模原市 |
| 高校 | 神奈川県立相模原高等学校 |
| 大学 | 創価大学経営学部 |
| 前職 | 税理士 |
| 資格・経歴 | 税理士、行政書士 |
| 所属政党 | 公明党 |
| 衆議院会派 | 中道 |
| 選挙区 | 比例東京ブロック |
| 当選回数 | 2回 |
| 初当選 | 2024年10月 |
| 現在の委員会 | 衆議院 財務金融委員会 |
| 公式X | @eriko_omori |
| 大森江里子 公式Instagram |
生年月日や大学、前職などは公明党女性委員会のプロフィールでも公表されています。現在の衆議院議員一覧では、比例東京・当選2回と掲載されています。
神奈川県立相模原高校から創価大学経営学部へ
大森氏は神奈川県相模原市で生まれ、本人の公式プロフィールでは神奈川県立相模原高校から創価大学経営学部へ進学した経歴を紹介しています。
大学卒業後は税務・会計の分野へ進み、公認会計士事務所などでの勤務を経て税理士として活動しました。政治家になるまで長く接してきたのは、大企業よりも中小企業、小規模事業者、家族経営の事業者、個人事業主でした。
税理士として約23年の実務経験
2026年3月の衆議院財務金融委員会では、自身の実務経験について次のように述べています。
「税理士としては二十三年ほど実務に就いておりまして」
出典:国会会議録検索システム・衆議院財務金融委員会(2026年3月6日)
この経験は国会活動にも直接つながっています。所得税、確定申告、研究開発税制、事業者の税負担、e-Taxなど、税理士時代に扱ってきた実務に近いテーマを財務金融委員会で繰り返し取り上げています。
2025年4月には行政書士としても登録されており、東京都行政書士政治連盟の国会議員紹介でも税理士として中小企業や個人事業主の支援に携わった経歴が紹介されています。
大森江里子の家族|父と死別し母子家庭で育つ
大森氏は、自身の家庭環境について国会で具体的に語っています。生後2か月の時に父親を腎臓がんで亡くし、その後は母親が再婚せず、一人で大森氏を育てました。
「私は母子家庭で育ちました。」
出典:衆議院・第221回国会 本会議(2026年3月5日)
同日の本会議では、父親と死別した後、母親が幼稚園で働きながら大森氏を育てたことも明らかにしています。
前年の2025年4月には、一人親家庭への支援を取り上げる国会質疑の中で、近隣の人たちに助けられながら育った経験にも触れました。
「多くの方に励まされ、人の温かさを知ることもできました。」
出典:衆議院・地域活性化・こども政策・デジタル社会形成に関する特別委員会(2025年4月15日)
- 父親とは大森氏が生後2か月の時に死別
- 母親は再婚せず、幼稚園で働きながら大森氏を育てた
- 大森氏自身が母子家庭で育った経験を国会で公表している
- 夫・結婚・子どもについては、主要な公式プロフィールで確かな公表を確認できない
夫や結婚については検索上さまざまな情報が出ることがありますが、本人、衆議院、公明党などの主要な公表資料には、配偶者や子どもについて断定できる情報が見当たりません。既婚・未婚を根拠なく断定することはできません。
大森江里子の国籍・ルーツは?韓国・中国との関係
大森江里子氏の出身地として公表されているのは、神奈川県相模原市です。
国籍については、衆議院議員の被選挙権が日本国民に認められていることから、大森氏は日本国籍を有しています。被選挙権の要件は公職選挙法で定められています。
本人や衆議院、所属政党などの公表資料に、大森氏が韓国・中国にルーツを持つ、あるいは帰化したと裏付ける記載は見当たりません。
父母や祖父母を含む詳細な家系も公表されていないため、公開されていない出自を推測することはできません。
「韓国」「中国」といった言葉と一緒に名前が出ていても、それだけで本人の国籍や家系を示す根拠にはなりません。公表情報から分かる地域的な経歴は、相模原市で生まれ育ち、地元の県立高校へ進学したというところまでです。
大森江里子の選挙区は比例東京|2024年初当選、2026年再選
大森氏の選挙区は、東京○区という小選挙区ではなく、衆議院の比例東京ブロックです。
2024年10月27日の衆院選では公明党から比例東京に出馬して初当選。2026年2月8日の衆院選では中道改革連合の比例東京名簿から出馬し、2期目の当選を果たしました。
| 選挙 | 所属 | 比例東京での政党得票 | 結果 |
|---|---|---|---|
| 2024年10月27日 第50回衆院選 | 公明党 | 573,191票 | 初当選 |
| 2026年2月8日 第51回衆院選 | 中道改革連合 | 1,119,155票 | 再選・2期目 |
比例代表では候補者個人の小選挙区得票ではなく、政党・政治団体の得票と名簿に基づいて議席が決まります。上表の得票数は2024年東京都選挙管理委員会の開票結果と2026年の開票結果によるものです。
2026年の衆院選では、街頭活動など選挙期間中の動きも公式Xで発信していました。
再選後には特別国会の開会についても投稿し、2期目の国会活動を始めています。
大森江里子は何をしている?主な政策と国会活動
大森氏の国会活動では、前職の専門性が生きる税制・中小企業政策に加え、自身の生い立ちとも重なる子どもの貧困や一人親家庭への支援、選択的夫婦別姓、社会的養護などを取り上げています。
- 所得税・確定申告・e-Taxなど納税実務
- 中小企業向け研究開発税制や事業承継
- 子どもの貧困、一人親家庭の就業・自立支援
- 里親、乳児院、児童養護施設など社会的養護
- 選択的夫婦別姓
- 子どもへの性暴力防止や家庭裁判所の体制
税理士経験を生かした税制・中小企業政策
初当選後の2025年2月には、所得税と消費税で異なる確定申告期限や、事業承継をめぐる課題を財務金融委員会で質問しました。
2期目となった2026年3月には、中小企業が研究開発税制を利用する際の人件費計算や「専ら従事する」という要件を取り上げ、少人数の企業では研究以外の仕事との兼務が多いという現場事情を政府に示しています。2026年3月6日の財務金融委員会会議録で一連の質疑を確認できます。
同じ質疑では、確定申告期にe-Taxへアクセスが集中した場合の対応や、基礎控除改正後の準確定申告など、制度そのものだけでなく納税者が実際に手続きをする場面に踏み込んでいます。
2026年には財政・税制関連法案の本会議審議にも会派を代表して登壇しました。その様子を本人も公式Xで紹介しています。
子どもの貧困と一人親家庭への支援
大森氏が初当選後から継続して取り上げているテーマの一つが、子どもの貧困と一人親家庭への支援です。
2025年4月の国会では、一人親家庭への就業支援や資格取得支援について質問。2026年4月には子どもの貧困対策を改めて取り上げ、自身も経済的に厳しい母子家庭で育った当事者であることを述べた上で、支援団体から聞いた現場の課題を政府へ示しました。
本人のXでも、子どもの貧困対策と新生児マススクリーニング検査を国会で取り上げたことを発信しています。
2026年5月には乳児院、児童養護施設、里親支援センター、ファミリーホームなどへの視察を踏まえ、衆議院の特別委員会で里親支援や家庭養育について質問しています。
選択的夫婦別姓を推進
大森氏は、選択的夫婦別姓制度について導入を求める立場を示しています。2025年6月の衆議院法務委員会では、氏名について次のように述べました。
「氏名は単なる呼称ではなく個人のアイデンティティー」
出典:衆議院・法務委員会(2025年6月6日)
同委員会では、婚姻時の改姓による生活上・職業上の不利益に触れると同時に、制度導入時の戸籍法整備や各党案の具体性について質問しました。単に賛否を表明するだけでなく、実際に制度を施行する際の手続きも議論しています。
子どもへの性暴力防止や家庭裁判所の体制も質問
2025年3月の法務委員会では、子どもを性暴力から守るための仕組みや家庭裁判所調査官の人員体制などを取り上げました。子ども政策では貧困や経済支援だけでなく、安全、社会的養護、司法手続きまで複数の角度から質問しています。
大森江里子の人物像|ガーデニングや自然が好き
政治や税務以外では、ガーデニングや自然の中で過ごすことを好むと本人が紹介しています。
公明党による2025年の新人議員紹介では、自宅のベランダで草花を育てるガーデニングが趣味と紹介されました。長年育てている胡蝶蘭など、植物の世話をする時間を気分転換にしているといいます。
税理士として駆け出しだった時期に仕事で失敗し、奥多摩へ出かけた経験も本人が振り返っています。
「自然の中では、何もしなくても癒されるんです」
出典:公明新聞電子版プラス「森林浴で心が整う」
- ガーデニングを趣味としている
- 植物や自然の中で過ごすことを気分転換にしてきた
- 若い税理士時代には仕事上の失敗を経験したことも本人が公表
- 母子家庭で周囲の支援を受けた経験を、子ども政策を語る際に繰り返し紹介している
大森江里子の事務所・公式Xと現在の国会活動
衆議院が公表した2026年1月22日時点の議員会館一覧では、大森氏の議員事務所は衆議院第二議員会館1023号室です。議員会館の部屋は変更される場合があるため、連絡時には衆議院の最新案内も確認できます。
2026年10月1日時点では、衆議院財務金融委員会の委員に名を連ねています。公明党女性委員会の公式ページでは、女性委員会副委員長、国際委員会委員、国会対策委員会委員などの党役職も掲載されています。
| 公式情報 | リンク |
|---|---|
| 公明党プロフィール | 公明党女性委員会 |
| 衆議院議員情報 | 衆議院・議員一覧 |
| 公式X | @eriko_omori |
| 公式Instagram |
2026年は、2月の再選、中道改革連合での国会活動、9月の離党と公明党への復党と、所属をめぐる大きな動きが続きました。公明党は2026年10月3日に全国大会を開き、新体制を発足させる方針を公表しており、大森氏も公明党所属の衆院議員として次の国会活動へ移ることになります。

