沼崎満子(ぬまざき みつこ)氏は、医師・麻酔科医・医学博士として医療現場を経験した後、国政へ進んだ衆議院議員です。医療・介護、救急医療、出産や女性の健康など、医師としての経験と接点の深いテーマを国会で扱ってきました。
ここでは、現在の所属政党と会派、医師時代の経歴、比例南関東での選挙歴、国会で取り組んでいる政策、事務所・議員会館、家族について公表されている情報まで、沼崎氏の全体像を整理します。
沼崎満子は現在、公明党の衆議院議員|会派は「中道」
2026年10月時点の沼崎満子氏は、公明党所属の衆議院議員です。選挙区は小選挙区ではなく、神奈川・千葉・山梨で構成される比例代表南関東ブロックで、当選2回です。
2026年2月の第51回衆院選では中道改革連合から当選しましたが、その後に政党再編が進み、同年9月24日、公明党は沼崎氏を含む公明党出身の衆院議員28人の復党を承認しました。公明党の復党発表にも沼崎氏の名前が掲載されています。
所属政党は公明党、衆議院での会派は「中道」です。公明党所属議員らは2026年9月24日、他党の議員らと衆院統一会派「中道」を結成しました。そのため、衆議院の会派別議員一覧では沼崎氏が「中道」と表示されています。
| 項目 | プロフィール |
|---|---|
| 名前 | 沼崎 満子 |
| 読み方 | ぬまざき みつこ |
| 生年月日 | 1973年2月24日 |
| 年齢 | 53歳(2026年10月時点) |
| 出身地 | 東京都杉並区 |
| 所属政党 | 公明党 |
| 衆議院会派 | 中道 |
| 議員種別 | 衆議院議員 |
| 選挙区 | 比例代表 南関東ブロック(神奈川・千葉・山梨) |
| 当選回数 | 2回 |
| 初当選 | 2024年10月 |
| 主な所属委員会 | 厚生労働委員会、議院運営委員会 |
| 前職・専門 | 医師、麻酔科医、医学博士、伊勢原協同病院手術部長 |
| 公式サイト | 衆議院議員 沼崎満子公式サイト |
| 公式X | @mnumazaki0224 |
現在は衆議院厚生労働委員会と議院運営委員会の委員を務めています。医療政策を扱う厚生労働委員会は、沼崎氏の専門経歴とも直接つながる活動の場となっています。
沼崎満子は医師?麻酔科医から国会議員になった経歴
沼崎満子氏は「医師出身の政治家」というだけでなく、麻酔科を中心に長く病院勤務を続け、医学博士号も取得した医師です。2025年の衆議院厚生労働委員会では、本人が「麻酔科医として二十六年病院で勤務」と説明しています。
雙葉中高から筑波大学医学専門学群へ
本人公式プロフィールによると、東京都杉並区でサラリーマンの父と書店を営む母の長女として生まれました。永福小学校、雙葉中学校・高等学校を経て、1997年に筑波大学医学専門学群を卒業しています。
女子校時代は演劇部に所属し、背が高かったことから男役を担当したというエピソードも紹介されています。
麻酔科・救急医療を経験し、2004年に医学博士
大学卒業後は筑波大学附属病院や関連病院で勤務し、1997年に麻酔科の臨床現場へ入りました。2000年には救急救命センターへ配属。その後は筑波大学大学院で痛みのメカニズムを研究し、2004年に医学博士号を取得しました。
2018年からJA神奈川県厚生連の伊勢原協同病院に勤務し、2022年には手術部長を務めています。衆議院の議員プロフィールにも、医師、麻酔科医、医学博士、伊勢原協同病院手術部長という経歴が掲載されています。
自身も失明の危機を経験した
大学院時代には、本人が「突発性脈絡膜新生血管」と説明する目の病気を発症し、右目の視力を大きく失う時期がありました。手術後に視力を取り戻し、大学院へ復帰して博士号取得、臨床復帰へ進んだと公式サイトで振り返っています。
医療情報を専門家から患者へ直接伝えることについて、本人は次の言葉を掲げています。
「直接届ける声が、納得と安心につながる」
出典:沼崎満子公式サイト
国会議員になった後も、身近な病気や医療情報を伝える発信を続けています。2026年には、自身のYouTubeチャンネルで片頭痛を取り上げたことをXでも紹介しました。
沼崎満子の選挙区は南関東比例|2024年初当選、2026年に2期目
沼崎満子氏は比例代表南関東ブロックの衆議院議員です。南関東ブロックには神奈川県、千葉県、山梨県が含まれます。
| 選挙 | 比例ブロック | 当時の政党 | 結果 | 政党のブロック得票 |
|---|---|---|---|---|
| 2024年10月27日 第50回衆院選 | 南関東 | 公明党 | 初当選 | 729,980票 |
| 2026年2月8日 第51回衆院選 | 南関東 | 中道改革連合 | 2回目の当選 | 1,424,763票 |
上表の729,980票、1,424,763票は、沼崎氏個人への得票数ではなく、それぞれの政党が南関東比例ブロックで得た比例票です。本人公式サイトもこの数字を選挙歴として掲載しています。
2026年の南関東比例では、中道改革連合が7議席を獲得しました。千葉県選挙管理委員会の選挙結果でも南関東ブロックの獲得議席数が公表されています。
選挙期間中は小選挙区候補の応援にも入り、神奈川県内で比例代表と小選挙区を組み合わせた活動を行っていました。
沼崎満子の政策・国会活動|医療現場の経験をどう生かしている?
国会で扱ってきたテーマを見ると、救急医療、地域医療、出産・女性の健康、ワクチン、医薬品、患者支援など、医師として経験してきた分野が中心にあります。
ドクターヘリと災害医療
初当選後の国会初質問で取り上げたテーマの一つがドクターヘリでした。その後、公明党のドクターヘリ・ドクターカー配備推進プロジェクトチームの事務局次長として、操縦士・整備士不足や機体更新、運航費などの課題を扱っています。
2025年度補正予算案には、ドクターヘリの安全で持続可能な運航を支える緊急支援事業として22億円が盛り込まれました。沼崎氏は運航継続について次のように述べています。
「国民の命を守る医療体制を確保するため、ドクターヘリは欠かせない。」
出典:公明党「ドクターヘリ 運航継続へ予算拡充を」
災害医療では病院船の運用にも関心を向けています。模擬訓練を視察した経験から、人材確保や関係機関の連携、平時の訓練について発信しました。
無痛分娩・周産期医療・女性の健康
麻酔科医としての専門性が特に表れているのが、出産をめぐる議論です。2026年4月15日の衆議院厚生労働委員会では、分娩施設の減少や正常分娩の保険適用、無痛分娩の安全対策などを取り上げました。
「人口減少、医師不足の中で、分娩施設の減少が続いています。」
出典:国会会議録・衆議院厚生労働委員会
同月24日には妊産婦のメンタルヘルスを質問し、妊婦健診を支援へつなぐ機会として位置付けています。
「妊婦健診というのは、妊婦さんのメンタルヘルスをキャッチできる非常に重要なタイミング」
出典:国会会議録・衆議院厚生労働委員会
初当選から1年を振り返った2025年の公明党企画でも、今後取り組みたい課題として女性の健康を挙げました。
「女性の視点を国会質問に生かしていきたい」
出典:公明党「政策実現へ真っすぐに」
母乳バンクについても国会質問で取り上げ、普及に向けた体制整備を訴えたことを本人のXで発信しています。
ワクチン・医薬品・患者の声を政策へ
感染症対策や医薬品政策も継続的に扱っています。本人の発信では、RSウイルスワクチン、ワクチン制度、再生医療、薬の開発過程への患者・市民参画などが取り上げられています。
医薬品の研究開発に患者や市民の意見を取り入れる取り組みについては、厚生労働委員会で質疑した内容をXでも紹介しました。
食物アレルギーでは、外食・中食における表示について患者側から要望がある課題として発信しています。
このほか、RSウイルスワクチンの定期接種化を扱ったオンライン勉強会についても情報発信しています。
沼崎満子の事務所・議員会館はどこ?
国会での議員事務室は、衆議院第一議員会館411号室です。衆議院が公開している議員会館の事務室一覧にも沼崎氏の名前が掲載されています。
| 区分 | 公開されている連絡先 |
|---|---|
| 国会事務所 | 〒100-8981 東京都千代田区永田町2-2-1 衆議院第一議員会館411号室 TEL:03-3508-7110 |
| 地元事務所 | 〒231-0002 神奈川県横浜市中区海岸通4-20-2 YT馬車道ビル305号室 TEL:050-5482-6886 |
地元事務所の所在地・電話番号は、2026年に公開されていた議員プロフィールに掲載された情報です。党籍変更などもあったため、訪問や郵送の際は沼崎満子氏の公式サイトなどで最新の案内も確認すると確実です。
沼崎満子の家族|本人が公表しているのは両親とのエピソードが中心
沼崎満子氏の家族について、本人公式サイトで詳しく語られているのは主に両親です。父は会社員、母は商店街で書店を営み、沼崎氏は長女として育ったとされています。
- 父は会社員
- 母は商店街で書店を経営
- 沼崎氏は長女
- 母が肺がん、父がパーキンソン病となり、両親の介護を経験
- 配偶者や子どもの氏名・人数については、主要な公式プロフィールでは具体的に公表されていない
両親の介護は、医療だけでなく介護・福祉を当事者側から経験した出来事として本人が紹介しています。さらに障害者支援のNPO法人を設立した経験も公式プロフィールに記載されています。
配偶者や子どもについては、公開情報がない部分を推測して家族構成を断定することはできません。
沼崎満子の人物像|本屋で育った読書好き、演劇部では男役
政治や医療以外のプロフィールを見ると、幼少期は母が営む書店で本に囲まれて育ち、読書が好きな子どもだったと本人公式サイトに記されています。
雙葉中学校・高等学校では演劇部に入り、背が高かったことから男役を担当。2026年に掲載された地域紙のプロフィールでは、趣味はハンドメイドと乗馬と紹介されています。
医師時代から続く「専門的な医療情報を分かりやすく届ける」という活動は、国会議員になった後の発信にも残っています。政策の話だけでなく、片頭痛など日常生活に身近な医療テーマを動画で扱っているのも、その活動の一つです。
2024年に初当選してからは、医師として経験してきた救急・麻酔・周産期医療を入口に、介護、障害者福祉、患者参画、ワクチン、医薬品などへ国会で扱うテーマを広げています。2026年9月の政党再編後は公明党の衆議院議員として、会派「中道」で2期目の国会活動を続けています。

