野間健(のま・たけし)氏は、鹿児島3区選出の衆議院議員です。2026年は衆院選で5回目の当選を果たした一方、9月には所属政党の再編があり、過去のプロフィールと現在の党籍が一致しないページも残っています。
ここでは、現在の所属、鹿児島3区の選挙、経歴、政策・国会活動を中心に、松下忠洋氏や小沢一郎氏との関係、出身高校、「名札・ネームプレート」をめぐって名前が出た経緯まで整理します。
| 名前 | 野間 健(のま たけし) |
|---|---|
| 生年月日 | 1958年10月8日 |
| 年齢 | 67歳(2026年10月1日時点) |
| 出身 | 鹿児島県日置市伊集院町(衆議院プロフィール) |
| 議員種別 | 衆議院議員 |
| 選挙区 | 鹿児島3区 |
| 当選回数 | 5回 |
| 所属政党 | 民主改革の会 |
| 衆議院会派 | 中道 |
| 学歴 | 慶應義塾大学法学部卒業 |
| 前職など | 兼松社員、松下政経塾12期生、国会議員政策秘書、国務大臣秘書官 |
| 国会での主な役割 | 農林水産委員会理事、安全保障委員など |
| 公式サイト | 野間たけし公式サイト |
| 公式SNS | X / Instagram / Facebook |
野間健の現在は何党?民主改革の会に参加、衆院会派は「中道」
2026年10月1日時点で、野間健氏の所属政党は「民主改革の会」です。衆議院では、公明党系議員などと組む統一会派「中道」に所属しています。
- 政党:民主改革の会
- 衆議院会派:中道
- 2026年2月の衆院選時:中道改革連合
- 2021年・2024年の衆院選時:立憲民主党
野間氏は2021年、2024年の衆院選では立憲民主党から出馬。2026年1月の政党再編後は中道改革連合に所属し、2月の衆院選にも同党から立候補しました。
中道改革連合の再編が進んだ9月には、新たに結成された「民主改革の会」への参加を表明。9月24日に開かれた最初の議員総会では、野間氏を含む18人の参加が報じられています。衆議院では別に統一会派「中道」が組まれました。
「入党して新党で結束して、やっていきたいと思っている」
出典:MBC NEWS・2026年9月18日
本人公式サイトのプロフィールには、現在も「中道改革連合」の表記が一部残っています。一方、9月24日の新党参加者一覧と衆議院の会派別議員一覧は、より新しい情報としてそれぞれ「民主改革の会」「中道」を示しています。
鹿児島3区の選挙|2026年は小里泰弘氏と2,736票差
野間氏の選挙区は衆議院鹿児島3区です。阿久根市、出水市、薩摩川内市、日置市、いちき串木野市、伊佐市、姶良市と、さつま町、長島町、湧水町で構成されています。
| 候補 | 党派 | 得票 | 結果 |
|---|---|---|---|
| 野間健 | 中道改革連合 | 88,518票 | 小選挙区当選 |
| 小里泰弘 | 自由民主党 | 85,782票 | 比例復活 |
2026年2月8日の第51回衆院選では、野間氏が88,518票、小里泰弘氏が85,782票。差は2,736票でした。市町村別では野間氏が薩摩川内市、日置市、いちき串木野市、姶良市、さつま町などで上回っています。詳細はKTS鹿児島テレビの開票結果で確認できます。
選挙戦の第一声では、東京と地方の格差を選挙テーマの一つに置きました。
「『大都市さえ良ければいい』という政治に今なろうとしている。」
出典:KTS鹿児島テレビ・2026年衆院選第一声
これまでの衆院選と当選歴
初当選は2012年12月です。その後、2017年に一度議席を失いましたが、2021年に返り咲き、2026年までに小選挙区で5回当選しています。
| 選挙 | 党派 | 得票 | 結果 |
|---|---|---|---|
| 2012年10月 補選 | 国民新党 | 65,025 | 落選 |
| 2012年12月 衆院選 | 国民新党 | 70,320 | 当選 |
| 2014年 衆院選 | 無所属 | 79,003 | 当選 |
| 2017年 衆院選 | 希望の党 | 90,240 | 落選 |
| 2021年 衆院選 | 立憲民主党 | 104,053 | 当選 |
| 2024年 衆院選 | 立憲民主党 | 102,762 | 当選 |
| 2026年 衆院選 | 中道改革連合 | 88,518 | 当選 |
選挙履歴は選挙ドットコムの野間健氏の選挙記録にもまとめられています。
国政だけでなく、選挙区内の地域行事にも継続して足を運んでいます。2026年9月には、薩摩川内市の高城十五夜綱引きの様子を公式Xに投稿しました。
野間健の経歴|兼松から松下政経塾、松下忠洋氏の秘書へ
野間氏は慶應義塾大学法学部を卒業後、総合商社の兼松で約10年間勤務しました。本人プロフィールによると繊維部門を担当し、国内外の企業との取引に携わっています。
1991年には松下政経塾の第12期生として入塾しました。松下政経塾の卒塾生プロフィールでも、野間氏のテーマとして農林水産業の振興、社会資本整備、防災体制の充実などが挙げられています。
- 慶應義塾大学法学部を卒業
- 総合商社・兼松に約10年間勤務
- 1991年、松下政経塾12期生として入塾
- 1993年、旧東京5区から無所属で初めて衆院選に挑戦
- 2005年、民主党公認で鹿児島3区から出馬
- 松下忠洋衆院議員の政策秘書、国務大臣秘書官を務める
- 2012年12月、鹿児島3区で衆議院議員に初当選
本人公式サイトは政治活動について「当選5回、落選4回。初当選まで19年」と記しており、最初の国政挑戦から議席を得るまで長い期間を要した経歴が分かります。
松下忠洋氏との関係
野間氏の政治経歴で大きな存在となったのが、鹿児島県選出の衆議院議員だった松下忠洋氏です。野間氏は松下氏の政策秘書を務め、松下氏が金融・郵政担当大臣となった際には国務大臣秘書官を務めました。
本人は公式プロフィールで松下氏を「ふるさと鹿児島の先輩」と位置付け、尊敬する人物にも松下忠洋氏、松下幸之助氏、西郷隆盛を挙げています。
小沢一郎氏との関係は?
野間氏と小沢一郎氏の関係が表に出た例の一つが、2026年衆院選です。2月4日、小沢一郎事務所の公式Xは、鹿児島3区の野間氏を応援するため薩摩川内市を訪れたと投稿し、野間氏について「うちのグループの取りまとめ役」と説明しました。
これは小沢氏側が用いた表現であり、「小沢派」という正式な党内役職名を示すものではありません。少なくとも2026年衆院選時には、小沢氏側の政治グループで調整役を担う関係が公に示されていました。
出身高校は公表されている?
野間氏の学歴として公的プロフィールで明記されているのは、慶應義塾大学法学部卒業です。
衆議院の議員プロフィール、本人公式プロフィール、松下政経塾の卒塾生プロフィールはいずれも大学を掲載していますが、高校名は記載していません。出身高校を断定できる信頼性の高い公開資料は見当たりません。
野間健の政策|食料安全保障と地方の暮らしを重視
野間氏の政策では、農林水産業と食料安全保障、物価高への対応、社会保障、地方のインフラ整備が大きな柱になっています。
- 食料品の消費税ゼロ
- 物価上昇に合わせた年金の増額
- 農林水産・畜産生産者への戸別所得補償
- 食料自給率50%以上を目標に掲げる
- 医療・介護・福祉・保育・学童保育職員の処遇改善
- 中小・小規模事業者の社会保険料負担の軽減
- 地域の郵便局ネットワーク維持
- 水俣病被害者の救済や道路・港湾など地域インフラ整備
これらは野間氏が公式サイトで掲げる政策であり、成立済みの制度と将来の公約を混同しないように見る必要があります。
農業政策では「食料を安定供給する責任」を強調
野間氏は衆議院農林水産委員会の理事を務め、米政策や農業経営、食料安全保障に関する質疑を続けています。
「国民をやはり絶対に飢えさせない」
出典:衆議院農林水産委員会・2026年5月26日
この質疑では、国と農林水産省には国民へ安定的に食料を供給する責任があるとの立場から、食糧法改正案について政府に質問しました。
水田政策についても継続的に発信しており、2026年7月には翌年度以降の水田政策をめぐる取材について公式Xで紹介しています。
実績・国会活動|本人が挙げる仕事と2026年の具体的な動き
政策として「これから実現したいこと」と、これまで実際に関与してきた活動は分けて見る必要があります。野間氏の公式プロフィールでは、これまでの主な実績・活動として次の内容を挙げています。
- 種子法廃止や種苗法改正への反対と自治体条例制定運動
- 障がい者施設や家族への支援
- 漢方薬原料となる薬草の国内栽培推進と議員連盟の結成
- 18歳選挙権法の共同提案
- 国道270号、南九州西回り自動車道、北薩横断道路、枕崎漁港などの整備・改修への関与
道路整備や法制度は政府、自治体、与野党の議員など多数の関係者が関与するため、上記は野間氏本人が自らの活動実績として公表している内容です。
2026年は政府備蓄米の早期買い戻しを要請
2026年8月27日には、中道改革連合、立憲民主党、公明党による農林水産省への申し入れで、当時の農林水産部会長として政府備蓄米の早期買い戻しを求めました。
「早期に政府備蓄米の買戻しを行っていただき、国民の食に安心感を与えていただきたい」
出典:中道改革連合・政府備蓄米の早期買戻しに関する要請
農業だけでなく、水産業の現場にも足を運んでいます。2026年9月には長崎県の水産技術研究所を訪問し、八代海・有明海の赤潮などに関する研究について意見交換した様子を発信しました。
6月には、連合鹿児島の青年・女性委員会などによる「アジア・アフリカ支援米」の田植えにも参加しています。
「名札・ネームプレート」は何の話?政治団体「ゴリラ」会見との関係
野間氏について「名札」「ネームプレート」といった話が出た背景には、2026年8月に発足した政治団体「護憲リベラル共生」、略称「ゴリラ」の記者会見があります。
J-CASTニュースによると、8月19日の会見が開かれた衆議院第一議員会館の会議室入口に、野間氏が部屋を借りたことを示す表示がありました。
- 「ゴリラ」の会見場となった議員会館の部屋に、野間氏が借りたことを示す表示があった
- 団体側は参加意向を示す16人全員の氏名を公表しなかった
- 野間氏がその16人に含まれていたかについて、会見では説明されていない
会議室の借主表示だけで、野間氏が「ゴリラ」の参加者だったと断定することはできません。J-CASTの記事も、野間氏が16人に含まれるかについて説明はなかったとしています。
したがって、この「名札・ネームプレート」の件自体を野間氏の不祥事と断定する根拠もありません。報道で示されている事実は、会議室の借主として野間氏の名前が表示されていたことまでです。
人物像|慶應の弁論部、商社勤務、尊敬する人物と地元活動
大学時代は慶應義塾の弁論部で活動し、幹事長を務めました。卒業後すぐ政治の道へ進んだのではなく、兼松で約10年働いた後に松下政経塾へ入った点も野間氏の経歴の特徴です。
本人プロフィールでは尊敬する人物に西郷隆盛、松下幸之助、松下忠洋を挙げ、好きな動物は「ネコ、イヌ」としています。2007年には光文社から『会社買収時代のサバイバル』を出版しました。
2026年8月15日には全国戦没者追悼式への参列について公式Xで発信しています。農林水産や選挙区活動とは別に、本人がどのような公的行事へ参加しているかが分かる投稿です。
野間健の事務所・議員会館
野間氏は東京の国会事務所に加え、鹿児島3区内に川内、伊集院、姶良の各事務所を置いています。所在地は本人公式サイトの事務所紹介で公開されています。
| 事務所 | 所在地 |
|---|---|
| 国会事務所 | 東京都千代田区永田町2丁目1番2号 衆議院第二議員会館601号室 |
| 川内事務所 | 鹿児島県薩摩川内市御陵下町27-23 |
| 伊集院事務所 | 鹿児島県日置市伊集院町徳重573-1 パームヒルズ103号 |
| 姶良事務所 | 鹿児島県姶良市東餅田2289-5 |
2026年10月時点では、鹿児島3区選出の5期目の衆議院議員として、農林水産分野の国会活動と地元活動を続けています。所属政党は民主改革の会、衆議院での会派は「中道」です。

