吉田宣弘は現在どの党?公明党復党と中道との関係、経歴・選挙区・事務所を解説

吉田宣弘

吉田宣弘(よしだ・のぶひろ)氏は、熊本県荒尾市出身の衆議院議員です。地方公務員、民間企業、国会議員秘書、福岡県議を経て国政に入り、経済産業・内閣府・復興大臣政務官も務めました。

2026年は所属政党が大きく動き、2月の衆院選には中道改革連合から立候補した一方、9月には公明党へ復党しています。そのため、「公明党なのか、中道なのか」が分かりにくくなっています。

2026年10月2日時点の所属

所属政党は公明党、衆議院で所属する会派は「中道」です。政党と国会会派が別であるため、資料によって「公明党」「中道」と異なる表記が見られます。

名前吉田宣弘
読み方よしだ のぶひろ
生年月日1967年12月8日
年齢58歳(2026年10月2日時点)
出身地熊本県荒尾市
所属政党公明党
衆議院会派中道
議員種別衆議院議員
選挙区比例九州ブロック
当選回数5回
所属委員会経済産業委員会、安全保障委員会
学歴九州大学法学部卒業
前職など大牟田市役所、三井三池製作所、参議院議員秘書、福岡県議会議員
主な政府役職元経済産業・内閣府・復興大臣政務官
公式サイト吉田宣弘公式サイト
公式X@yoshidan0b
目次

吉田宣弘は現在どの党?公明党と「中道」の関係

吉田宣弘氏の現在の政党所属は、公明党です。

少し複雑なのは、2026年1月から9月にかけて政党再編があったためです。公明党は2026年1月、所属する全衆院議員が同月22日に公明党を離党し、新党「中道改革連合」に参加する方針を決定しました。吉田氏も中道改革連合に参加し、2月8日の第51回衆院選には同党の比例九州候補として立候補しました。公明党が公表した当時の方針と、中道改革連合の比例代表公認名簿にも名前が掲載されています。

その後、政党再編が再び進み、2026年9月24日、公明党は中道改革連合を離党した公明党出身衆院議員28人の復党を承認しました。その28人には吉田氏も含まれています。

一方、衆議院では公明党所属議員らと「民主改革の会」などが統一会派「中道」を結成しました。つまり、「公明党所属で、衆議院では会派『中道』に所属」というのが現在の整理です。

「公明党」と「中道」の違い
  • 政党:公明党
  • 衆議院の会派:中道
  • 2026年2月の衆院選:中道改革連合から立候補
  • 公明党への復党:2026年9月24日に承認

なお、衆議院の議員個別プロフィールは「令和8年4月現在」の情報で、所属欄には「中道改革連合・無所属」と記載されています。復党後の所属は、公明党による9月24日の発表やその後の党所属議員情報を見る必要があります。

政党再編については、吉田氏自身も9月のXで経緯と今後の枠組みについて発信しました。

 

吉田宣弘の事務所はどこ?国会事務所と熊本事務所

吉田宣弘氏には東京都の国会事務所と、熊本市の熊本事務所があります。公式サイトで公表されている連絡先は次の通りです。

事務所所在地・連絡先
国会事務所〒100-8981
東京都千代田区永田町2-2-1
衆議院第一議員会館1114号室
TEL:03-3508-7276
FAX:03-3508-3726
熊本事務所〒862-0910
熊本県熊本市東区健軍本町26-10 村上ビル2F-A
TEL:096-285-3685
FAX:096-285-3686

住所や連絡先は変更される可能性があるため、実際に訪問・連絡する場合は吉田宣弘公式サイトの事務所案内も確認してください。

熊本を拠点とする活動では、道路や地域インフラに関する県議会側からの要望を受ける様子なども公式Xで発信しています。

 

吉田宣弘の経歴|市役所・民間企業・議員秘書から国政へ

吉田氏は政治家になるまでに、地方自治体、民間企業、国会議員秘書を経験しています。首相官邸が大臣政務官就任時に公表した経歴を中心に時系列で整理すると、次のようになります。

年経歴
1967年熊本県荒尾市に生まれる
1992年九州大学法学部卒業
1993年大牟田市役所に入所
2004年株式会社三井三池製作所に入社
2007年参議院議員秘書として勤務
2014年第47回衆院選・比例九州で初当選
2017年第48回衆院選では当初落選
2019年福岡県議会議員選挙・久留米市選挙区で当選
2021年2月2017年衆院選名簿から繰り上げ当選、衆院へ復帰
2021年10月第49回衆院選で当選、3回目
2023年経済産業・内閣府・復興大臣政務官に就任
2024年第50回衆院選で当選、4回目
2026年2月第51回衆院選で当選、5回目
2026年9月公明党へ復党

国政だけを一直線に歩んできたわけではありません。2017年衆院選後は国会を離れ、2019年に福岡県議となりました。その後、2021年2月に衆議院へ戻っています。

2023年9月には第2次岸田第2次改造内閣で、経済産業大臣政務官、内閣府大臣政務官、復興大臣政務官を兼務しました。経済安全保障、中小企業支援、GX、東日本大震災からの復興などを担当しています。

政務官時代には海外での経済外交にも参加しています。2024年9月のASEAN関連会合では日ASEAN経済大臣会合の共同議長を務め、AI分野の協力や次世代自動車産業のサプライチェーン連携などを提案したと本人公式サイトで報告しています。

吉田宣弘の選挙区は比例九州|衆院当選は5回

吉田宣弘氏は小選挙区選出ではなく、衆議院の比例九州ブロック選出です。衆議院公式プロフィールでは、当選歴を「47、48繰、49、50、51」の5回としています。

選挙所属結果
2014年・第47回衆院選公明党比例九州で初当選
2017年・第48回衆院選公明党選挙時は落選。その後2021年2月に繰り上げ当選
2021年・第49回衆院選公明党当選・3回目
2024年・第50回衆院選公明党当選・4回目
2026年・第51回衆院選中道改革連合当選・5回目

2017年は落選したが、2021年に繰り上げ当選

選挙歴で特徴的なのが第48回衆院選です。吉田氏は2017年、公明党の比例九州・沖縄ブロック名簿4位でしたが、その時点では議席を得られませんでした。

その後、同じ比例名簿から当選していた遠山清彦氏の議員辞職に伴い、中央選挙管理委員会が2021年2月9日に吉田氏の繰り上げ当選を決定しました。吉田氏は当時務めていた福岡県議を辞職し、約3年ぶりに衆議院へ復帰しました。詳細は当時の繰り上げ当選発表に掲載されています。

2026年衆院選は中道改革連合から5選

第51回衆院選では、中道改革連合の比例九州候補として名簿に登載され、2026年2月8日の投開票で5回目の当選を果たしました。

2026年衆院選では中道改革連合から当選しましたが、現在の所属政党は公明党です。 選挙当時の所属と現在の所属を分けて見る必要があります。

吉田宣弘が国会・政務官で取り組んできた政策や仕事

国会活動で継続して扱ってきた主なテーマ
  • 奨学金など教育費負担の軽減
  • 半導体・経済安全保障
  • 中小企業の価格転嫁・賃上げ環境
  • GX・再生可能エネルギー
  • 九州の道路・物流インフラ
  • 災害復旧・被災者支援
  • 水俣病の救済・支援

奨学金|自身も大学時代に利用

初当選後の国会では、奨学金制度を繰り返し取り上げています。2015年3月の衆議院文部科学委員会では、自身も大学時代に奨学金を利用した経験を明かしました。

「私自身、大学生の時代に奨学金を受けさせていただいて、その恩恵にあずかることができました。」

出典:衆議院・第189回国会 文部科学委員会

その後も、無利子奨学金の対象になりながら予算上の理由で貸与を受けられない「残存適格者」の解消や、所得連動返還型制度などについて国会で質疑しています。2017年には給付型奨学金制度の創設を扱った法案審議にも参加しました。

半導体・経済安全保障と中小企業支援

経済産業大臣政務官時代の大きな担当分野が、経済安全保障と半導体、中小企業支援でした。

「半導体の安定確保は急務です。」

出典:公明新聞・政務官インタビュー

同インタビューでは、熊本で進む半導体工場整備などを挙げながら、国内サプライチェーンの確保を進める考えを示しました。中小企業については、下請け取引の適正化、物価高を踏まえた価格転嫁、税制・補助金を通じた賃上げ環境の整備、インボイス制度に伴う負担軽減を担当課題として挙げています。

GXでは、官民投資の促進、水素、再生可能エネルギーにも言及しており、政務官として産業政策と脱炭素政策の双方を担当しました。

下関北九州道路など九州の交通インフラ

吉田氏は九州の交通・物流インフラも国会で取り上げてきました。2016年11月の国土交通委員会では、関門トンネルと関門橋に交通が集中していることや、熊本地震時に本州から救援車両が入った経験を挙げ、下関北九州道路について質問しています。

「大規模災害時における本州と九州の連絡強化は必要不可欠です。」

出典:衆議院・第192回国会 国土交通委員会

道路整備を単なる移動手段ではなく、物流と災害時の代替ルート確保という観点から論じている点が、当時の質疑内容に表れています。

2025年8月の熊本豪雨では、国道266号や国道57号など被災した道路の復旧状況を現地で確認し、公式Xでも発信しました。

熊本との関わり|豪雨・地震・水俣病への対応

吉田氏は熊本県荒尾市の出身で、現在の地元事務所も熊本市に置いています。熊本では道路整備だけでなく、豪雨、地震、水俣病など幅広い地域課題に関わっています。

2025年8月豪雨では党対策本部長として現地へ

2025年8月、九州北部を記録的な大雨が襲った際には、公明党の「令和7年8月大雨対策本部」の本部長となり、熊本県内の被災地を視察しました。上天草市では浸水被害を受けた住民や事業者から状況を聞いています。

発災直後から現地へ向かう様子も本人のXで発信されていました。

水俣病70年の慰霊式にも参列

水俣病が公式確認から70年を迎えた2026年5月には、熊本県水俣市で開かれた犠牲者慰霊式に参列しました。

「悲劇を繰り返さないよう水俣病に苦しむ全ての人々に寄り添いながら、救済と支援を国に働き掛けていく」

出典:公明新聞・水俣病70年慰霊式

2026年7月の熊本地震では宇城市を視察

2026年7月28日には熊本県熊本地方でマグニチュード7.1の「令和8年熊本地震」が発生し、宇城市と氷川町で最大震度7を観測しました。

吉田氏は翌日、被害の大きかった宇城市を中心に現地を回り、道路の損壊、停電・断水、ガソリン供給、医療体制などの状況を確認。現地から災害対策会議にも参加したことをXで報告しています。

災害対応は2025年の豪雨から2026年の地震まで継続して扱っているテーマで、道路やライフライン、事業者支援を含めた現場確認を重ねています。

2026年現在の国会活動|経済産業・安全保障委員会に所属

2026年秋の吉田氏は、衆議院の経済産業委員会と安全保障委員会に所属しています。衆議院の委員名簿では、経済産業委員会は2026年9月25日現在、安全保障委員会は9月18日現在、ともに会派「中道」の委員として掲載されています。

経済分野では、過去に政務官として扱った経済安全保障や産業競争力、中小企業政策との接点が続いています。2025年11月の国会質疑でも、日本の技術力や国際競争について取り上げました。

2026年6月には長崎県佐世保市の中古車販売・整備会社を訪れ、原油高によるエンジンオイルなどの価格上昇と、価格転嫁の難しさについて事業者から聞き取りを行っています。

「現場の声を政府に届け、必要な支援が行き渡るよう取り組む」

出典:公明新聞・原油高の現場調査
吉田宣弘氏の現在地

2026年2月に中道改革連合から比例九州で5回目の当選を果たし、9月24日に公明党へ復党しました。現在は公明党所属の衆議院議員として、衆院会派「中道」に参加し、経済産業委員会と安全保障委員会で活動しています。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次