神谷裕とは?21票差で4選した北海道10区議員|経歴・政策・現在の所属政党

神谷裕

神谷裕(かみや・ひろし)氏は、北海道10区を地盤とする衆議院議員です。長く国会議員秘書を務め、水産業界での勤務も経験した後、2017年に初当選。2024年に初めて小選挙区を制し、2026年にはわずか21票差で4期目の当選を果たしました。

2026年には政党再編が相次いだため、「現在は中道なのか」「公明党なのか」と所属が分かりにくくなっています。2026年10月2日時点の所属政党は「民主改革の会」、衆議院での会派は「中道」です。

神谷裕氏を簡単に見ると
  • 北海道10区選出の衆議院議員・当選4回
  • 2026年衆院選では74,908票を獲得し、21票差で当選
  • 現在の所属政党は民主改革の会、衆議院会派は中道
  • 国会議員秘書や日本鰹鮪漁業協同組合連合会での勤務経験を持つ
  • 農林水産業、地方財政、地域公共サービス、子育て・教育支援などを重点分野としている
目次

神谷裕の現在|民主改革の会所属・北海道10区の衆議院議員

神谷裕氏は1968年8月10日生まれ、東京都豊島区出身。2026年10月2日時点で58歳です。衆議院の議員情報では北海道第10区選出、当選4回とされています。

名前神谷 裕
読み方かみや ひろし
生年月日1968年8月10日
年齢58歳(2026年10月2日時点)
出生地東京都豊島区
議員種別衆議院議員
選挙区北海道第10区
当選回数4回
所属政党民主改革の会
衆議院会派中道
学歴千葉県立千葉西高校、帝京大学文学部
主な前職国会議員秘書、日本鰹鮪漁業協同組合連合会、国務大臣秘書官
家族妻、息子2人
公式サイト神谷ひろし公式サイト
公式X@kamiyahokkaido

「中道」は政党名ではなく現在の衆議院会派

神谷氏の所属は2026年に大きく変わりました。2月の第51回衆院選には中道改革連合から立候補しましたが、その後、中道改革連合は分裂・再編へ進みます。

2026年9月24日、立憲民主党出身者を中心とする新党「民主改革の会」が議員総会を開き、FNNが報じた参加議員18人の中に神谷氏も含まれています。

翌25日に公表された公明党の発表では、公明党系議員、民主改革の会、中道に残る議員らが、衆議院で統一会派「中道」を結成しました。

所属を整理すると

現在の「政党」と「会派は別です。

  • 2026年衆院選:中道改革連合
  • 現在の所属政党:民主改革の会
  • 現在の衆議院会派:中道

神谷氏は立憲民主党出身の議員であり、公明党所属の議員ではありません。

中道改革連合の分裂が具体化していた2026年9月、北海道で築いた協力関係について神谷氏は次のように話しています。

「どういう形になるかは別にして、この協力関係は存続させようと一致した」

出典:STVニュース北海道

中道改革連合への参加を表明した2026年1月には、本人の公式Xでも自身の判断を発信していました。

党の再編が進んだ9月にも、北海道での協力を続ける考えを公式Xで示しています。

 

2026年衆院選は21票差|北海道10区で4選

神谷氏の直近の選挙で特に目を引くのが、2026年2月8日に行われた第51回衆議院議員総選挙です。

北海道選挙管理委員会の確定結果では、神谷氏が74,908票、自民党の渡辺孝一氏が74,887票でした。

その差はわずか21票です。 得票率はいずれも表示上50.0%となるほどの接戦でした。

2026年・北海道10区の確定結果
候補所属得票数結果
神谷裕中道改革連合74,908票当選
渡辺孝一自由民主党74,887票比例当選

小選挙区の差は21票。北海道10区の有権者数は259,676人、投票率は60.01%でした。

2017年から4回連続で当選

神谷氏は2014年の第47回衆院選で初めて国政選挙に挑戦しましたが、このときは落選しました。その後の当選歴は、本人公式プロフィールで次のように整理されています。

年衆院選結果
2014年第47回落選
2017年第48回比例北海道で初当選
2021年第49回比例北海道で2選
2024年第50回北海道10区で3選
2026年第51回北海道10区で4選

2017年と2021年は小選挙区で及ばなかったものの比例北海道ブロックで当選。2024年には立憲民主党候補として78,362票を獲得し、初めて北海道10区を制しました。2026年は中道改革連合へ移り、再び小選挙区で議席を得ています。2024年の得票は第51回衆院選の選挙区データに掲載された前回結果でも確認できます。

2026年衆院選の最終盤には、本人の公式Xでも選挙戦について発信しました。

 

北海道10区はどこ?空知・留萌の32市町村が選挙区

神谷氏が選出されている北海道10区は、空知・留萌地方を中心とする広大な選挙区です。本人公式サイトでは32市町村が選挙区域として掲載されています。

北海道第10区の32市町村

夕張市、岩見沢市、美唄市、三笠市、南幌町、由仁町、長沼町、栗山町、月形町、芦別市、赤平市、滝川市、砂川市、歌志内市、奈井江町、上砂川町、浦臼町、新十津川町、雨竜町、深川市、妹背牛町、秩父別町、北竜町、沼田町、留萌市、増毛町、小平町、苫前町、羽幌町、初山別村、遠別町、天塩町

出典:神谷ひろし公式サイト「北海道第10区 選挙区域」

都市部だけでなく、農業・林業・水産業を基幹産業とする自治体や人口減少が進む自治体を数多く含みます。神谷氏が農林水産政策、地方交付税、地域医療、公共交通などを繰り返し取り上げている背景には、この選挙区の地域事情があります。

2026年には北海道消防大会への出席についても公式Xで発信しています。広域の選挙区を回り、自治体・地域団体との活動を続けています。

神谷裕の事務所は東京と岩見沢

神谷氏の事務所は、東京の衆議院第二議員会館と北海道岩見沢市にあります。住所・連絡先は本人公式サイトで公開されています。

国会事務所〒100-8982 東京都千代田区永田町2丁目1-2
衆議院第二議員会館801号室
TEL:03-3508-7050
岩見沢事務所〒068-0024 北海道岩見沢市4条西4丁目12
TEL:0126-22-1100

神谷裕の経歴|国会議員秘書と水産業界を経て政治家へ

神谷氏は東京生まれですが、高校は千葉県立千葉西高校へ進学し、1987年に卒業。1992年に帝京大学文学部を卒業しました。

政治家になる前の経歴で長いのが、国会議員秘書としての期間です。公式プロフィールでは、1994年から2014年まで、別の勤務期間を除いて国会議員秘書を務めたとされています。

時期主な経歴
1987年千葉県立千葉西高校卒業
1992年帝京大学文学部卒業
1994~2014年国会議員秘書
2002~2007年日本鰹鮪漁業協同組合連合会
2012年国務大臣秘書官
2014年衆院選に出馬、落選
2017年衆議院議員初当選
2024年北海道10区で初の小選挙区当選
2026年4期目当選

2002年から2007年には日本鰹鮪漁業協同組合連合会に勤務しており、衆議院プロフィールでは課長を務めた経歴も記載されています。後に農林水産分野を継続的に扱う国会議員となった神谷氏にとって、水産業界での実務経験は政治家になる前の特徴的な経歴です。

本人は政治活動で目指す社会について、公式サイトで次のように掲げています。

「『自助ばかりを押し付ける社会』から人に優しい、『共に支え合う社会』を築いていきたい。」

出典:神谷ひろし公式サイト

神谷裕の政策|農林水産・地方財政・子育て支援を重視

神谷氏の政策は、北海道10区の農林水産業や自治体財政と密接に結び付いたものが多くあります。2026年衆院選の候補者アンケートでも、重点政策として「農林水産」と「子育て・教育」を挙げました。

神谷裕氏が掲げる主な政策分野
  • 農林水産業:価格・所得支援、担い手確保、食料安全保障
  • 地域政策:地域医療、公共交通、地方への財源・権限移譲
  • 地方財政:地方交付税など安定した一般財源の確保
  • 雇用:安定雇用、所得向上、最低賃金
  • 子育て・教育:授業料負担の軽減、奨学金負担の軽減、子育て支援
  • エネルギー:再生可能エネルギーとエネルギーの地産地消

農林水産業では生産者の所得と国の責任を追及

2026年衆院選の候補者アンケートでは、農林水産業を地域の基幹産業と位置付け、現場の状況に応じた価格・所得支援や担い手確保、食料安全保障の強化を掲げました。

主張だけでなく、国会でも農政を継続的に取り上げています。2026年5月13日の衆議院農林水産委員会では、米政策をめぐり、国がどこまで責任を持つのかを農林水産大臣に質問しました。

「農家の皆さんからすると、国の責任が外れるということはかなり大きなこと」

出典:衆議院・農林水産委員会会議録(2026年5月13日)

地域の農業イベントを回る中でも、生産者から米価や経営について話を聞いている様子を発信しています。

地方財政・地域医療・雪国の負担も国会で質問

2026年3月5日の衆議院本会議では、地方財政計画や地方税・地方交付税をめぐる代表質問に立ちました。北海道のような雪国で必要となる除排雪費用、地域医療、公務員や会計年度任用職員の処遇、地方交付税などを取り上げています。

地方交付税については、財源不足が生じた場合の対応として次のように述べました。

「安定的に交付税総額の確保を図る必要がある」

出典:衆議院本会議・地方税財政関連法案に関する神谷裕氏の質問

子育て・教育では授業料や奨学金の負担軽減を掲げる

子育て・教育では、授業料の段階的な無償化、奨学金返済負担の軽減、子ども手当の引き上げなどを掲げています。公式サイトでは安定雇用や最低賃金の引き上げも併せて掲げ、雇用・所得政策と子育て政策を一体で扱っているのが政策構成の一つです。

このほか、本人公式サイトでは再生可能エネルギーの導入と「エネルギーの地産地消」、中小・零細事業者への支援、社会の再分配機能の強化なども政策として掲載しています。

神谷裕の妻・子供は?妻と息子2人の4人家族

神谷氏の家族について、本人公式プロフィールでは「妻・2男の4人家族」と公表されています。

家族について公表されていること
  • 配偶者:妻
  • 子供:息子2人
  • 家族構成:4人家族

妻や息子の氏名、勤務先などについては、公式プロフィールでは公表されていません。

政治家本人の活動とは異なり、家族は公人ではありません。公開されている範囲を超えて、ネット上の同姓同名人物などを家族と結び付ける根拠はありません。

現在の国会活動|総務委員会と沖縄・北方問題特別委員会を担当

政党再編後も神谷氏は衆議院議員として活動を続けています。2026年秋の衆議院の委員名簿では、総務委員会の委員を務めています。

衆議院・総務委員会の委員名簿では会派が「中道」と表示され、神谷氏の名前が委員として掲載されています。

北海道選出議員として関係の深い北方領土問題などを扱う沖縄及び北方問題に関する特別委員会では理事です。同特別委員会の最新委員名簿でも、会派「中道」の理事として掲載されています。

2026年秋の主な国会での担当
  • 衆議院 総務委員会:委員
  • 沖縄及び北方問題に関する特別委員会:理事
  • 衆議院会派:中道

農林水産分野での国会質疑に加え、現在は地方自治・地方財政を扱う総務委員会、北海道とも関係が深い北方問題の特別委員会で活動しています。2026年9月の政党再編後は、民主改革の会に所属しながら、衆議院では統一会派「中道」の一員として活動する形となっています。

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