山崎正恭(やまさき・まさやす)氏は、高知県の中学校教員や県教育委員会、中学校教頭を経て政界に入り、現在は衆議院議員を務めています。
2026年には中道改革連合から衆院選に出馬して3期目の当選を果たした後、同党を離党して公明党へ復党しました。現在の所属政党と衆議院での会派が異なるため、ニュースや国会の議員一覧を見て「公明党なのか、中道なのか」と分かりにくく感じる人もいるでしょう。
- 所属政党:公明党
- 衆議院会派:中道
- 選挙区:比例四国ブロック
- 衆議院当選:3回
- 公明党役職:中央幹事、四国方面本部長
- 政治家になる前は教育現場で24年間勤務
この記事では、山崎氏の現在の所属、選挙歴、教員から政治家になるまでの経歴、教育を中心とした実績、農業・防災などの政策、家族や人物像、高知事務所と議員会館までまとめます。
山崎正恭氏のプロフィール
| 名前 | 山崎正恭(やまさき まさやす) |
|---|---|
| 生年月日 | 1971年3月5日 |
| 年齢 | 55歳(2026年10月5日時点) |
| 出身地 | 高知県高知市 |
| 所属政党 | 公明党 |
| 衆議院会派 | 中道 |
| 議員種別 | 衆議院議員 |
| 選挙区 | 比例四国ブロック |
| 当選回数 | 3回 |
| 衆院初当選 | 2021年 |
| 前職 | 中学校教員、高知県教育委員会勤務、中学校教頭、高知県議会議員 |
| 党役職 | 公明党中央幹事、四国方面本部長 |
| 学歴 | 高知小津高校、中京大学、鳴門教育大学大学院 |
| 公式サイト | 山崎正恭公式ウェブサイト |
| 公式X | @masayasu211bob |
公明党の公式議員プロフィールでも、山崎氏は「四国B」選出の衆議院議員として掲載され、党役職は「中央幹事、四国方面本部長」となっています。
山崎正恭氏は現在公明党|「中道」は衆議院の会派
2026年10月5日時点で、山崎正恭氏の所属政党は公明党です。
一方、衆議院の公式サイトでは山崎氏の会派が「中道」となっています。これは誤記ではなく、「政党は公明党、衆議院で所属する会派は中道」という状態です。
2026年2月の第51回衆議院総選挙では、中道改革連合の比例四国ブロック名簿から出馬して3期目の当選を果たしました。その後、9月16日に中道改革連合を離党。本人は翌17日に公式サイトで離党と公明党への復党方針を発表しました。
本人のXでも、この時の判断について発信しています。
公明党は9月24日、中道改革連合を離党した公明党出身の衆院議員28人について復党を承認。公明党の発表には山崎氏の名前も含まれています。
衆議院では公明党出身議員らを含む統一会派「中道」が組まれ、衆議院の会派別議員一覧でも、比例四国・当選3回の山崎氏が「中道」の所属議員として掲載されています。
- 2月8日:中道改革連合から比例四国で3期目当選
- 9月16日:中道改革連合を離党
- 9月24日:公明党への復党が承認
- 9月24日:衆議院で統一会派「中道」が発足
- 10月3日:公明党全国大会後、中央幹事・四国方面本部長に就任
10月3日の公明党全国大会では岡本三成氏が新代表に選出され、山崎氏も中央幹事と四国方面本部長に就いたことを発表しています。
山崎正恭氏の選挙区は比例四国|衆院3期の当選歴
山崎氏の衆議院での選挙区は、徳島・香川・愛媛・高知の4県からなる比例四国ブロックです。
高知1区や高知2区といった小選挙区選出の議員ではありません。公明党公式プロフィールでも選挙区は「四国B / -」と記載されています。
| 年 | 選挙 | 立場 | 結果 |
|---|---|---|---|
| 2019年 | 高知県議選・高知市選挙区 | 公明党 | 初当選 |
| 2021年 | 第49回衆院選・比例四国 | 公明党 | 衆院初当選 |
| 2024年 | 第50回衆院選・比例四国 | 公明党 | 2期目当選 |
| 2026年 | 第51回衆院選・比例四国 | 中道改革連合 | 3期目当選 |
政界入りは2019年の高知県議選です。高知市選挙区から立候補し、8,095票を得て初当選しました。
国政へ転じた2021年の衆院選では公明党の比例四国候補として初当選。2024年にも同じ比例四国で再選されました。
2026年の衆院選では状況が変わり、中道改革連合の比例四国名簿1位で出馬。同党の四国ブロック得票は299,777票、得票率18.23%で1議席を獲得し、山崎氏が3回目の当選を果たしました。結果は2026年衆院選の比例四国結果でも確認できます。
四国4県を活動地域とする山崎氏は、国会開会中以外にも各県を回っています。2026年3月には愛媛県内で地域を回った様子を公式Xで発信しました。
元中学校教頭まで24年|山崎正恭氏の学歴・経歴
山崎氏の政治活動で特に比重が大きい教育政策には、24年間にわたる教育現場での経験があります。
高知市で生まれ、浦戸小学校、南海中学校、高知小津高校へ進学。1993年3月に中京大学を卒業しました。
大学卒業後は中学校教員となり、田野中学校、室戸中学校、野市中学校、安芸中学校で勤務しました。その後、鳴門教育大学大学院へ進み、2010年3月に修了しています。
大学院修了後は高知県教育委員会での勤務を経験し、野市中学校では教頭を務めました。詳しい略歴は本人公式プロフィールに掲載されています。
中学校教員 → 鳴門教育大学大学院 → 高知県教育委員会 → 中学校教頭 → 高知県議 → 衆議院議員
国会でも、学校教育を一律の形に当てはめるのではなく、子どもの特性に応じた選択肢を増やす姿勢を示しています。2026年4月の衆議院文部科学委員会では、デジタル教科書をめぐる質疑の中で次のように述べました。
「多様な学びのスタイルを準備していくということが大事だと思います」
出典:衆議院・文部科学委員会会議録(2026年4月24日)
山崎正恭氏が取り組んできた主な実績
山崎氏の実績を見ると、教育分野では単に政策を掲げるだけでなく、不登校支援、子どもの性暴力防止、高校授業料支援、学校給食費の負担軽減などの制度づくりに党の実務担当として関わってきました。
不登校対策「COCOLOプラン」の提言に参加
公明党は2022年3月に不登校支援プロジェクトチームを設置し、山崎氏は当時、事務局長を務めました。各地の学校や関係団体への視察・ヒアリングを重ね、2023年1月と3月に政府へ提言しています。
文部科学省が2023年3月に策定した不登校対策「COCOLOプラン」をめぐり、本人公式サイトでは「保護者の会」や「スペシャルサポートルーム」、学習成果を成績評価へ反映する仕組みなどを提言してきたと説明しています。
「公明党の全国三千人の議員ネットワークを駆使して、すぐに取組を開始していきたい」
出典:衆議院・文部科学委員会会議録(2023年5月19日)
2026年にも、子どもの自殺防止やいじめ対策などを文部科学委員会で扱うことを公式Xで告知しています。
夏休み明けを前にした2026年8月には、元中学校教員として、不登校に悩む子どもへ直接メッセージを発信しました。
「学校に行けない自分を、責めなくていい。逃げてもいい。立ち止まってもいい。」
出典:山崎正恭公式サイト「もうすぐ9月1日、2学期スタート」
高校授業料支援と小学校給食費の負担軽減
2026年度から拡充された高校授業料支援では、自民党・公明党・日本維新の会による協議に公明党側の実務者として参加しました。
私立高校への支援上限は、所得制限なしで全国平均授業料相当の年45万7,200円まで引き上げられました。山崎氏は授業料だけでなく、「高校生等奨学給付金」の拡充や公立高校への支援も協議で求めています。
公立小学校の給食費についても3党協議の実務者として参加。2026年度から児童1人当たり月5,200円を基準に国が支援する仕組みとなりました。基準額以下なら保護者負担はゼロとなりますが、実際の給食費が基準額を上回る地域では差額が残る場合があります。
- 不登校対策「COCOLOプラン」に向けた党提言
- こども性暴力防止法・日本版DBSを検討した党PTで事務局次長
- 高校授業料支援拡充の3党協議に実務者として参加
- 公立小学校給食費の負担軽減をめぐる3党協議に参加
各取り組みの経緯は山崎正恭公式サイトの実績・取り組みでも公開されています。
高知県議時代には「心の教育センター」の休日相談を提案
国政に入る前の高知県議時代には、不登校やいじめ、家庭の悩みを相談できる県の「心の教育センター」を取り上げました。
2019年6月の県議会で土日の開所を提案し、2020年4月から日曜日の開所が始まりました。本人公式サイトによると、開所後の日曜日の相談件数は平日の約1.6倍になったとされています。
山崎正恭氏の政策|教育・農業・防災・四国経済が柱
現在の公式サイトで山崎氏が掲げている政策は、教育だけではありません。四国で暮らし続けられる地域をどうつくるかという視点から、食料、災害、地域経済、高齢化などを扱っています。
- 教育:不登校・いじめ・虐待への対応、一人ひとりの強みを伸ばす公教育
- 農林水産業:食料安全保障、適正価格形成、環境負荷低減、デジタル化
- 防災:南海トラフ地震への備え、インフラ強靱化、避難所環境改善
- 四国経済:持続的な賃上げ、価格転嫁、観光・飲食業の振興
- 地域共生:人口減少・高齢化、孤独・孤立対策、健康寿命と社会参加
農業では「生産コストを価格に反映する仕組み」を重視
農業政策では、肥料・燃料・人件費などの生産コストを販売価格へ適切に反映できる仕組みと、食料安全保障の強化を重視しています。
2024年に食料・農業・農村基本法が25年ぶりに改正された際にも、山崎氏は農家が持続的に経営できる価格形成や、輸入途絶なども想定した食料安全保障を訴えていました。
南海トラフ地震を見据えた防災・減災
高知県を地盤とする議員として、南海トラフ地震への備えも継続的なテーマです。
西森雅和・高知県議とともに、災害発生時に航空機で物資や人員を運ぶ仕組みを高知県へ提案。2025年12月には、高知県と中日本航空の間で「災害時等における緊急・救援輸送に関する協定」が締結されました。
道路が災害で寸断された現場などにも足を運び、地域のインフラを支える建設業の役割を発信しています。
東京一極集中や首都機能のバックアップも国会で議論
2026年7月には「副首都法案」をめぐり、災害時の首都機能バックアップや、東京一極集中から多極分散型の経済圏へ転換する議論を国会で取り上げました。
質疑前には、審議延長を求めたことなどを公式Xで告知しています。
AI・データ活用では個人の権利保護も重視
教育以外では、生成AIや行政のデータ活用と個人情報保護についても国会で質問しています。
2026年4月の衆議院本会議では、データ活用そのものを否定するのではなく、個人情報を単なる経済資源として扱うことへの懸念を示しました。
「個人情報等のデータは、経済資源である以前に、国民一人一人の人格、生活、思想、行動に深く関わる情報です。」
出典:衆議院本会議会議録(2026年4月21日)
政治姿勢の軸に「生命と暮らし、平和」
山崎氏は公式サイトで、政治姿勢の根底に「生活と平和を守る人間中心の社会」を掲げています。
「政治の役割は、国家のために個人を犠牲にすることではなく、一人ひとりの命や暮らしを守ることにあります。」
出典:山崎正恭公式ウェブサイト・Q&A
山崎正恭氏の家族・人物像|妻と双子の子ども、母との5人家族
本人公式プロフィールでは、家族構成を「妻、一男一女(双子)、母の5人家族」と公表しています。
家族の氏名や詳しい職業などについては、公式プロフィールでは掲載していません。
- 趣味:スポーツ観戦、映画鑑賞
- 好きなスポーツ:野球、ソフトボール、レスリング
- 好きな言葉:七転八起
- 好きな本:小川三夫『不揃いの木を組む』
- 好きな食べ物:ビーフン、唐揚げ
スポーツとの関わりは趣味にとどまりません。高知県レスリング協会会長、高知県高校野球OB連盟会長、高知県中学生野球連盟会長などを務めています。
2026年7月には、母校・高知小津高校野球部の夏の大会壮行会に出席した様子も発信しました。
教員時代に出会った選手とのつながりも続いており、パリ五輪女子レスリング金メダリストの櫻井つぐみ選手の後援会では副会長を務めるなど、教育とスポーツの両方で高知の若い世代に関わってきた経歴があります。
山崎正恭氏の事務所・議員会館はどこ?
山崎氏には高知事務所と国会事務所があります。連絡先は本人公式サイトで公開されています。
| 事務所 | 住所・連絡先 |
|---|---|
| 高知事務所 | 〒781-8010 高知県高知市桟橋通4-12-36 ウインビル1F TEL:088-805-0607 FAX:088-805-0608 |
| 国会事務所 | 〒100-8982 東京都千代田区永田町2-1-2 衆議院第2議員会館1024号室 TEL:03-3508-7472 FAX:03-3508-3352 |
高知事務所のメールアドレスはinfo.masayasu.yamasaki@gmail.comです。住所や電話番号が変更される可能性もあるため、連絡前には公式プロフィールの連絡先を確認すると確実です。
2026年は衆院3期目の当選、中道改革連合からの離党、公明党への復党と政治的な立場が大きく動いた年になりました。10月からは公明党中央幹事・四国方面本部長として新たな党体制に入り、比例四国選出の衆議院議員として活動を続けています。

