河合道雄(かわい・みちお)氏は、教育・福祉分野の民間企業でキャリアを積んだ後、チームみらいから国政へ進んだ政治家です。
2025年の参議院選挙では神奈川県選挙区から立候補して落選しましたが、翌2026年の衆議院選挙で比例南関東ブロックから初当選。現在は衆議院議員として活動し、党ではチームみらい政務調査会長を務めています。
政治家になる前は株式会社LITALICOで、児童福祉向けサービスや教材、人材採用など幅広い仕事を経験していました。学生時代からHLAB、HarvardX、トビタテ!留学JAPANなど教育に関わる活動を続けており、現在の政策でも教育の個別最適化、福祉DX、AI時代の人材育成といったテーマを扱っています。
- 1990年7月12日、東京都杉並区生まれ
- 東京大学文学部卒業、京都大学大学院教育学研究科修了
- 学生時代からHLABなど教育分野で活動
- 株式会社LITALICOに2017年入社
- 2025年参院選・神奈川県選挙区に立候補するも落選
- 2026年衆院選・比例南関東ブロックで初当選
- チームみらい政務調査会長
- 教育、福祉、AI・テクノロジーを主要テーマとして活動
河合道雄の現在は?チームみらいの衆議院議員
2026年9月現在、河合道雄氏はチームみらい所属の衆議院議員です。選挙区は小選挙区ではなく、千葉県・神奈川県・山梨県で構成される比例南関東ブロックです。
衆議院の公式プロフィールでは、比例南関東選出、チームみらい所属、当選1回と掲載されています。
| 名前 | 河合 道雄 |
|---|---|
| 読み方 | かわい みちお |
| 生年月日 | 1990年7月12日 |
| 年齢 | 36歳(2026年9月現在) |
| 出身地 | 東京都杉並区 |
| 所属政党 | チームみらい |
| 議員種別 | 衆議院議員 |
| 選挙区 | 比例南関東ブロック |
| 当選回数 | 1回 |
| 初当選 | 2026年 |
| 党役職 | 政務調査会長 |
| 前職 | 教育関連企業勤務 |
| 公式プロフィール | チームみらい公式 |
| 公式X | @michio_mirai |
チームみらいの公式プロフィールでは、「一人ひとりが自分らしく生きることができる社会」を目指す考えを示しています。民間の教育・福祉分野から国会へ移った点が、河合氏の政治キャリアを理解するうえで大きな特徴です。
「未来が明るいと思えるように、精一杯尽力してまいります。」
出典:チームみらい公式プロフィール
国会だけでなく、党の全国キャラバンにも参加しています。2026年夏には各地でAI体験会と国政報告会を開催し、党の政策を直接説明する活動を続けました。
河合道雄の経歴|教育分野から政治家になるまで
河合道雄氏のキャリアには、大学時代から一貫して「教育の選択肢を広げる」というテーマがあります。
東京大学文学部から京都大学大学院へ
河合氏は東京大学文学部を卒業した後、京都大学大学院教育学研究科へ進みました。大学在学中の2011年には、大学生と高校生が共同生活や対話を通じて学ぶ教育プログラム「HLAB」の立ち上げに参加しています。
HLABの公式紹介では、2011年に共同創設し、2014年まで取り組んだ人物として紹介されています。
大学院在学中には米国のHarvardXでオンライン教材制作に関わり、「トビタテ!留学JAPAN」の効果測定にも携わりました。物理的な距離や所属に左右されにくいオンライン教育への関心は、後の教育政策にもつながっています。
「良いテーマであれば、物理的な距離を超えて教材をつくれる可能性を感じることができました」
出典:月刊 人材教育・GLOBAL HR FORUM JAPAN 2017
LITALICOに入社し、教育・福祉の事業に携わる
大学院修了後の2017年、河合氏は株式会社LITALICOへ新卒入社しました。
LITALICOの会社説明資料によると、最初は児童福祉向けSaaSの立ち上げに配属され、セールス、教材開発、カスタマーサクセスを経験。その後、メディアセールスを経て人材採用部に移り、新卒採用や新卒育成を担当しています。
- 児童福祉向けSaaSの立ち上げ
- 施設向けセールス
- 教材開発
- カスタマーサクセス
- メディアセールス
- 新卒採用・新卒育成
- 人事企画グループ・マネージャー
2024年のLITALICO資料では、新卒人材開発グループのマネージャー、新卒採用責任者として紹介されています。
発達支援から採用・人材育成まで経験したことが、後に国会で扱う特別支援教育、福祉DX、人材育成の議論と重なっています。
2026年8月には、教育AIサミット内の福祉DXサミットにも「元LITALICO」の衆議院議員として登壇しました。
河合道雄の学歴|高校は筑駒?開成?
大学以降の学歴は、公的プロフィールでもはっきりしています。
| 学校 | 公表状況 |
|---|---|
| 高校 | 公式プロフィールでは学校名の記載なし |
| 東京大学 | 文学部卒業 |
| 京都大学大学院 | 教育学研究科修了 |
インターネット上には河合氏の出身高校を筑波大学附属駒場中学校・高等学校、いわゆる「筑駒」とする記事があります。
ただ、衆議院やチームみらいなどの公式プロフィールには高校名が記載されていません。本人や学校などの一次資料で裏付けられる情報が公表されるまでは、「筑駒出身」と断定せず扱うのが安全です。
「開成高校」とする検索も見られますが、河合氏が開成高校出身だと裏付ける信頼性の高い公表資料は見当たりません。東京大学文学部と京都大学大学院教育学研究科については、衆議院公式プロフィールにも掲載されています。
2025年参院選では神奈川から出馬、2026年衆院選で初当選
河合氏が最初に国政選挙へ挑戦したのは2025年7月の第27回参議院議員通常選挙です。
チームみらい公認で神奈川県選挙区から立候補し、139,475票を獲得しました。定数4に対して16人が立候補する選挙となり、河合氏は9位で落選しています。
この時点では神奈川県選挙区の参議院候補でしたが、現在は参議院議員ではありません。
2026年衆院選は比例南関東から立候補
転機となったのが、2026年2月8日投開票の衆議院議員総選挙でした。
河合氏はチームみらいの比例南関東ブロック名簿から立候補。南関東ブロックでチームみらいは682,469票、得票率9.20%を獲得し、3議席を得ました。
河合氏、山田えり氏、小林しゅうへい氏の3人が当選し、河合氏はここで初めて国会議員になりました。当選回数は1回です。
| 選挙 | 立候補先 | 結果 |
|---|---|---|
| 2025年参院選 | 神奈川県選挙区 | 139,475票・落選 |
| 2026年衆院選 | 比例南関東ブロック | 初当選 |
2026年衆院選の結果はチームみらいの選挙結果ページでも公表されています。
河合道雄の政策は?教育・福祉・AIが中心
河合氏の政策分野を理解するうえで中心になるのが教育と福祉です。そこへチームみらいが重視するAI・デジタル技術を組み合わせています。
- 一人ひとりに合わせた個別最適な教育
- 不登校の児童・生徒の学習と進路支援
- 特別な教育的支援が必要な子どもへの対応
- AIを活用した学習支援
- 教員の業務DX・負担軽減
- 福祉サービスのDX
- AI時代の人材育成
- 科学技術・研究基盤の強化
「オーダーメイド」の教育を目指す
河合氏は教育について、全員に同じ学び方を当てはめるのではなく、子どもの得意・不得意や認知特性に合わせて教育内容を変える「個別最適の学び」を重視しています。
「一人ひとりに応じたオーダーメイドの学習カリキュラムをつくる」
出典:FNNプライムオンライン・河合道雄氏インタビュー
LITALICOで発達障害のある子ども向け教材の開発に携わった経験もあり、文字から理解しやすい子、音声から理解しやすい子など、認知特性の違いを教育制度へ反映させることを課題として挙げています。
AIで学習支援、校務DXで教員の負担を減らす
AIについても、単に学校へ新しい機器を入れるという話ではありません。学習コンテンツの提案、学習計画づくり、学習の伴走などへ使い、子どもごとに異なる学び方を実現する手段として位置付けています。
教員については、採点、保護者との連絡、プリント作成、労務管理などの業務をDXで効率化し、児童・生徒の関心や進路に向き合う時間を確保する考えを示しています。
2026年8月には大学生との「AI時代における学びの再定義」をテーマにした議論にも参加しました。
国会議員として何をしている?文教からAI・経済安全保障まで質疑
2026年の初当選後、河合氏は国会の委員会で教育・福祉だけでなく、AI、人材育成、著作権、エネルギー、バイオセキュリティなどへテーマを広げています。
初めての国会質問は文部科学委員会
2026年3月4日の衆議院文部科学委員会が、河合氏にとって国会議員として初めての質問機会となりました。
「本日、国会議員として初めての質問の機会となります。」
出典:チームみらい公式・衆議院文部科学委員会質疑録
この質疑では、子ども一人ひとりの能力や状況に合わせる教育課程、特別な配慮が必要な児童・生徒、不登校などを扱いました。
4月には、発達支援を含めた特別な教育的支援を必要とする児童・生徒について、学校間や関係機関の情報連携も取り上げています。
AI時代の雇用・人材育成も国会で取り上げる
6月10日の衆議院経済産業委員会では、AIによって雇用構造が変化する中で、若い世代をどう育成するかを議論しました。
「まずは、AI時代の人材育成についてお伺いをしてまいります。」
出典:チームみらい国会記録・衆議院経済産業委員会
同じ経済産業委員会では、合成核酸の受託合成をめぐるバイオセキュリティ、AIの進歩を踏まえた経済安全保障なども質問しています。
7月15日の質疑では、6月に一度取り上げたバイオセキュリティ問題について再度政府の対応を確認しており、一回の質問で終わらせず継続的に扱っています。
河合道雄の父親は河合隼雄?家族・結婚について
河合道雄氏については、「父」「親」「河合隼雄」といった情報を探す人もいます。
河合氏が心理学者・河合隼雄氏の息子だと裏付ける公式情報はありません。姓が同じというだけで親族関係を結び付けることはできません。
衆議院、チームみらいなどの公式プロフィールでも父親・母親の氏名は公表されておらず、父親の職業などについても信頼できる一次資料は見当たりません。
結婚や妻について公表されている?
結婚、妻、子供についても、公式プロフィールでは情報が公開されていません。
- 父親・母親の氏名:公式な公表は見当たらない
- 河合隼雄氏との親子関係:裏付ける資料なし
- 結婚・妻:公式プロフィールでの公表なし
- 子供:公式プロフィールでの公表なし
家族に関して本人が明らかにしている具体的なエピソードの一つが、戦争で亡くなった親族についてです。終戦から81年となった2026年8月15日、祖父の兄が戦地で亡くなり、遺骨がまだ戻っていないことをXで明かしました。
河合道雄の人物像|お笑い・生花・マンガが趣味
政治や教育以外では、本人のXプロフィールでお笑い、生花、マンガ鑑賞を趣味として挙げています。
大学時代からHLABを立ち上げ、京都大学大学院、HarvardX、LITALICOへ進んだ経歴を見ると、研究者として一つの領域へ進むというより、教育の現場、事業、テクノロジーを行き来してきたことが分かります。
共著には『フォルケホイスコーレのすすめ:デンマークの「大人の学校」に学ぶ』があり、学校を卒業した後も学び続けられる社会や、多様な学び方への関心が以前から続いています。
衆議院議員になってからも大学生との教育議論や福祉DXイベント、全国キャラバンへの参加など、国会外で教育・テクノロジーに触れる活動を続けています。
現在は教育・福祉の経験を国政へつなげる立場に
河合道雄氏は、2025年の参院選では国会議員になれなかったものの、約7か月後の2026年衆院選で初当選しました。
現在は比例南関東選出の衆議院議員、チームみらい政務調査会長として、教育や福祉に加え、AI、人材育成、経済安全保障などへ活動領域を広げています。
LITALICOで経験してきた発達支援・児童福祉・教材開発、HLABやHarvardXで取り組んだ教育活動が、国会での質問テーマと直接重なる点は河合氏の経歴上の特徴です。
党の全国キャラバンでは、AI体験会と国政報告会を組み合わせながら各地を回っています。国会活動と並行して、テクノロジーを身近に体験してもらう活動も現在進行形で続けています。

