青島健太氏は、ヤクルトスワローズでプレーした元プロ野球選手で、引退後はスポーツライターやテレビキャスターとして活動し、現在は日本維新の会所属の参議院議員です。2026年9月18日には国土交通大臣政務官に就任しました。
野球選手からメディア、社会人野球の監督、埼玉県知事選を経て国政へ進んだ経歴を持ちます。この記事では、現在の役職から妻・子供、ヤクルト時代、選挙歴、政策、旧統一教会との接点、政治資金収支報告書をめぐる報道まで、公表資料をもとに整理します。
- 元ヤクルトスワローズの内野手
- 引退後はスポーツライター・テレビキャスターとして活動
- 2019年の埼玉県知事選に出馬し落選
- 2022年の参議院選挙で日本維新の会から比例代表で初当選
- 2026年9月、国土交通大臣政務官に就任
青島健太の現在|参議院議員から国土交通大臣政務官へ
青島健太氏は2026年9月20日現在、日本維新の会所属の参議院議員です。2022年7月の参議院議員通常選挙で比例代表から初当選し、1期目を務めています。
さらに2026年9月18日に発足した第2次高市内閣の改造に伴い、国土交通大臣政務官に就任しました。政務官名簿は首相官邸の大臣政務官名簿でも公表されています。
参議院では「埼玉選挙区」ではなく全国比例で当選しています。埼玉との結び付きが強いのは、6歳から埼玉県草加市で育ち、2019年には埼玉県知事選へ出馬した経歴があるためです。
| 名前 | 青島 健太(あおしま けんた) |
|---|---|
| 生年月日 | 1958年4月7日 |
| 年齢 | 68歳(2026年9月時点) |
| 出生地 | 新潟県新潟市 |
| 育った地域 | 埼玉県草加市 |
| 所属政党 | 日本維新の会 |
| 議員種別 | 参議院議員 |
| 選挙区 | 比例代表 |
| 当選回数 | 1回 |
| 現在の政府役職 | 国土交通大臣政務官 |
| 党役職 | 選挙対策副委員長 |
| 学歴 | 埼玉県立春日部高校、慶應義塾大学法学部政治学科 |
| 主な前職 | 東芝社員、プロ野球選手、スポーツライター、テレビキャスター |
| 公式サイト | 青島健太公式サイト |
| 公式X | @AoshimaKenta4 |
参議院の公式議員プロフィールでは、2026年9月19日時点で国土交通委員会と沖縄・北方問題及び地方に関する特別委員会への所属が掲載されています。
埼玉では党の地域活動にも携わっています。2025年1月には大宮駅前で行われた埼玉維新の会の活動について公式Xで発信しました。
青島健太と旧統一教会との接点は?2019年埼玉県知事選での経緯
青島健太氏と世界平和統一家庭連合(旧統一教会)をめぐっては、2019年の埼玉県知事選挙期間中に関連団体の集会へ参加し、選挙支援を求めたことを本人が明らかにしています。
- 2019年8月の埼玉県知事選期間中、約30人が集まる会合に参加
- 共同通信の国会議員アンケートには、選挙で「支援、協力を受けたことがある」と回答
- 献金や政治資金パーティー券購入については「ない」と回答
- 2022年のTBS取材には、その後は関係を断ったと説明
共同通信の国会議員アンケートで青島氏は、2019年8月、知人から紹介された約30人の集まりに一度参加し、自身の紹介と選挙支援の依頼をしたと回答しています。
TBSの取材では、その会場について次のように話しています。
「行ってみたら、統一教会の方々のお集まりの場でした」
出典:TBS NEWS DIG
同じ取材で青島氏は、その後にも接触があったものの「関係を断った」と説明しています。したがって、公表資料から読み取れるのは、2019年知事選での集会参加と支援をめぐる接点、そして本人が後に関係を断ったと説明していることです。
青島健太の妻・息子・娘|家族について公表されていること
青島健太氏は結婚しており、子供は娘1人と息子1人です。2019年の埼玉県知事選で使用されたプロフィール資料には「既婚。1女1男。愛犬家」と記載されています。
一方、参議院や本人公式サイトの公開プロフィールには、妻の氏名や職歴などの詳細は掲載されていません。娘についても、存在以外の詳しいプロフィールは公表資料ではほとんど触れられていません。
息子はデンマークの建設会社に勤務
息子については、青島氏自身が2024年6月6日の参議院国土交通委員会で具体的に触れています。建設分野の人材や環境性能を議論する中で、当時二十代後半だった息子について次のように発言しました。
「彼は今、デンマークの建設会社に勤務して、コペンハーゲンで働いています。」
出典:国会会議録・参議院国土交通委員会
この質疑では、息子が建築やエネルギー効率に関わる仕事をしていることも話題にしています。
「愛犬家」というプロフィールどおり、公式Xでは犬との日常が分かる投稿もあります。政治活動だけでは見えにくい一面を伝える発信の一つです。
青島健太の若い頃|春日部高校・慶應から東芝野球部へ
青島健太氏は1958年4月7日に新潟県新潟市で生まれ、6歳から埼玉県草加市で育ちました。埼玉県立春日部高校を1977年に卒業し、慶應義塾大学法学部政治学科へ進学しています。
大学では東京六大学野球で活躍しました。1979年秋には6本塁打、22打点を記録。卒業後の1981年に東芝へ入社し、社会人野球の東芝野球部でプレーしました。
1983年には都市対抗野球大会で東芝の優勝を経験しています。その後、1984年にドラフト外でヤクルトスワローズへ入団しました。
- 春日部高校で野球部に所属
- 慶應義塾大学で東京六大学野球に出場
- 東芝野球部で1983年の都市対抗優勝を経験
- 1984年、ドラフト外でヤクルトスワローズ入り
ヤクルトでは史上20人目の「初打席初本塁打」
プロ野球で最も知られる記録が、一軍初打席での本塁打です。1985年5月11日の阪神戦で代打として出場し、工藤一彦投手から本塁打を放ちました。
「史上20人目の初打席初ホームランを工藤一彦さんから打ちました。」
出典:SPORTS COMMUNICATIONS
NPB公式記録に掲載されている一軍通算成績は次のとおりです。
| 年度 | 試合 | 安打 | 本塁打 | 打点 | 打率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1985年 | 24 | 9 | 1 | 1 | .225 |
| 1986年 | 14 | 1 | 0 | 1 | .125 |
| 1987年 | 58 | 5 | 1 | 3 | .147 |
| 通算 | 96 | 15 | 2 | 5 | .183 |
一軍出場は1985~1987年で、現役生活そのものは1989年まで続けました。議員になった後も野球の話題には継続して触れており、2023年の阪神タイガースのリーグ優勝時にも公式Xで投稿しています。
引退後はスポーツライター・キャスターへ|サッカーとの関わりも
1989年にプロ野球を引退した青島健太氏は、すぐに政治家へ転身したわけではありません。1990年にはオーストラリアへ渡り、日本語教師として勤務。帰国後の1991年からスポーツライターやテレビ・ラジオのキャスターとして活動しました。
放送局のアナウンサーとして勤務した経歴ではなく、スポーツライターからテレビやラジオへ活動領域を広げたキャスターです。
サッカー選手ではなく、ワールドカップを取材するキャスター
青島氏とサッカーの関わりは、選手歴ではなくスポーツキャスターとしての取材が中心です。1994年アメリカ大会、1998年フランス大会、2002年日韓大会など、サッカー・ワールドカップの現場を取材しました。
オリンピックでも、1994年リレハンメル冬季大会をはじめ、アトランタ、長野、シドニー、ソルトレークシティ、アテネなどをキャスターとして取材しています。
セガサミー野球部の初代監督を務めた
選手としてだけでなく指導者としても野球に関わり、2005年から2007年にはセガサミー硬式野球部の初代監督を務めました。
セガサミーホールディングスが2026年限りで野球部の活動を終了すると発表した際、初代監督として取材に応じています。
「なんとか有終の美を飾ってもらいたい」
出典:日刊スポーツ
プロ野球選手、スポーツメディア、社会人野球監督という複数の立場を経験してから、政治の世界へ進むことになります。
政治資金収支報告書をめぐる2025年の訂正
2025年12月には、青島健太氏の資金管理団体の2024年分政治資金収支報告書をめぐる報道がありました。
共同通信などによると、資金管理団体「青く健やかな明日をつくる会」が、キャバクラやガールズバーでの支出として計11万7400円を政治資金から支出した形で記載していました。
- 対象となった金額は計11万7400円
- 事務所は、秘書が支援者らと利用したものと説明
- 青島氏本人は同席していなかったと説明
- 政治資金で支払う意図はなく、誤って計上したとして2025年12月8日に収支報告書を訂正
青島氏本人が店を利用したとする報道ではなく、事務所は本人は同席していなかったと説明しています。事務所は政治資金として支出する意図はなかったとし、収支報告書を訂正しました。経緯は共同通信配信記事やテレビ朝日の報道で伝えられています。
青島氏は訂正後、公式Xで謝罪しました。
「訂正したことを報告しお詫び申し上げます」
出典:テレビ朝日(青島氏のX投稿を報道)
政治家への転身|2019年埼玉県知事選の落選から2022年参院選初当選まで
青島健太氏が初めて大きな選挙へ立候補したのは、2019年の埼玉県知事選挙です。無所属で出馬し、自民党と公明党の推薦を受けました。
結果は86万6021票。大野元裕氏の92万3482票に届かず、5万7461票差で落選しました。得票数はさいたま市選挙管理委員会が公開する開票結果でも確認できます。
2022年は日本維新の会から比例代表で初当選
国政への転機となったのが2022年の第26回参議院議員通常選挙です。今度は日本維新の会の比例代表候補として出馬しました。
| 選挙 | 立場 | 得票 | 結果 |
|---|---|---|---|
| 2019年 埼玉県知事選 | 無所属 | 866,021票 | 落選 |
| 2022年 参議院選 | 日本維新の会・比例代表 | 33,553票 | 初当選 |
日本維新の会が公表した2022年参院選の結果によると、青島氏の個人得票は3万3553票でした。
選挙期間中には、スポーツを自身の政治テーマの一つとして打ち出しながら活動する様子も公式Xで発信しています。
青島健太の政策|健康・スポーツ、教育、国土交通を軸に活動
青島健太氏が公式サイトで前面に掲げている言葉の一つが、スポーツ分野での経験ともつながる健康政策です。
「健康は最大の社会保障」
出典:青島健太公式サイト
本人の理念・政策ページでは、健康とスポーツだけでなく、教育、経済、環境、憲法など複数の分野について立場を示しています。
- 健康・スポーツ:運動やスポーツを通じた健康づくりを社会保障費の抑制や健康寿命の延伸につなげる
- 教育:幼児教育から大学までの教育費負担軽減・無償化を掲げる
- 経済・地域:中小企業や農林水産業への支援、地域活性化を重視
- 環境:再生可能エネルギーやデジタル技術を活用した脱炭素化を掲げる
- 憲法・安全保障:国民主権・基本的人権・平和主義を維持しつつ、自衛隊の存在を憲法に明記する立場
国土交通委員会では建設業や自転車政策を取り上げる
参議院では国土交通委員会で活動してきました。2024年6月の委員会では、建設業の担い手不足や賃金、労働環境などを取り上げています。家族の項目で触れたデンマークの建設業の事例も、この質疑の中で紹介されたものです。
自転車を都市交通として活用する政策にも関心を示し、本人公式サイトではデンマーク・コペンハーゲンの事例を踏まえた自転車走行環境についての政策発信も行っています。
2024年6月の国土交通委員会で質問に立った際には、その様子を公式Xにも掲載しました。
2026年9月からは国土交通大臣政務官として、議員側だけでなく政府側の立場でも国土交通行政に携わります。プロ野球選手、スポーツキャスター、社会人野球監督を経て国政へ進んだ青島氏にとって、スポーツ・健康政策と国土交通分野が現在の政治活動の大きな柱となっています。

