江原くみ子氏は、国民民主党所属の参議院議員(埼玉県選挙区)です。政治活動では「江原くみ子」の表記を使っていますが、本名は江原久美子。2025年の参議院選挙で国政へ進む前は、深谷市議と埼玉県議を務めてきました。
経歴をたどると、地元金融機関での勤務、環境政策を学ぶための大学編入と大学院進学、ドイツ留学、衆議院議員秘書と、地方議員になるまでにも複数の転機があります。この記事では、学歴・前職から現在の役職、政策、選挙、怪我、家族、人物像までを一つの記事に整理します。
- 埼玉県深谷市生まれ・深谷育ち
- 信用金庫勤務後、環境政策を学ぶため大学へ編入
- 深谷市議1期、埼玉県議3期を経験
- 2025年参院選・埼玉県選挙区で初当選
- 国民民主党で政務調査会副会長などを担当
- 単身者の住まい、現役世代の手取り、教育、埼玉の地域政策などを掲げる
江原くみ子のプロフィール|本名は江原久美子
| 名前 | 江原くみ子 |
|---|---|
| 本名 | 江原久美子 |
| 読み方 | えはら くみこ |
| 生年月日 | 1970年11月15日 |
| 年齢 | 55歳(2026年9月24日時点) |
| 出身地 | 埼玉県深谷市 |
| 所属政党 | 国民民主党 |
| 議員種別 | 参議院議員 |
| 選挙区 | 埼玉県選挙区 |
| 当選回数 | 1回 |
| 初当選 | 2025年 |
| 主な議員歴 | 深谷市議1期、埼玉県議3期 |
| 前職 | 埼玉縣信用金庫、衆議院議員秘書など |
| 公式サイト | 江原くみ子公式サイト |
| 公式X | @ekumikoyo |
参議院公式プロフィールでも、本名「江原久美子」・埼玉県選挙区・当選1回と掲載されています。現職情報は参議院公式プロフィールで確認できます。
江原くみ子の経歴|信用金庫勤務から市議・県議・参議院へ
江原くみ子氏の経歴で特徴的なのは、学校を卒業してそのまま政治の世界へ入ったのではなく、金融機関で働いた後に退職し、環境政策を学ぶため再び大学へ進んでいることです。
| 年 | 経歴 |
|---|---|
| 1989年 | 埼玉県立熊谷女子高等学校卒業 |
| 1992年 | 明治大学短期大学卒業、埼玉縣信用金庫へ勤務 |
| 1998年 | 廃棄物問題を研究するため大阪外国語大学の開発・環境専攻へ編入 |
| 2001年 | 法政大学大学院社会科学研究科政策科学専攻・環境コースへ進学。ケルン大学へ留学 |
| 2004年 | 法政大学大学院修了 |
| 2007年 | 衆議院議員秘書を経て深谷市議会議員に初当選 |
| 2011年 | 埼玉県議選に挑戦し232票差で落選 |
| 2015年 | 埼玉県議会議員に初当選 |
| 2019年 | 埼玉県議に再選 |
| 2023年 | 埼玉県議3期目 |
| 2025年 | 参議院議員選挙・埼玉県選挙区で初当選 |
熊谷女子高・明治大学短大を卒業後、埼玉縣信用金庫へ
高校は埼玉県立熊谷女子高等学校。その後、明治大学短期大学を1992年に卒業し、地元の埼玉縣信用金庫に就職しました。
本人のプロフィールによると、最初の配属は籠原支店で、仕事は融資分野が中心でした。その後は本部融資部にも約6年間勤務しています。金融の仕事をするなかで環境政策への関心を強め、会社を辞めて学び直す道を選びました。
大阪外国語大学へ編入し、法政大学大学院・ドイツ留学へ
1998年、廃棄物問題を研究するため大阪外国語大学の開発・環境専攻へ編入。2001年には法政大学大学院社会科学研究科政策科学専攻・環境コースへ進み、ドイツのケルン大学にも留学しました。
大学・大学院・留学はいずれも奨学金を活用し、本人公式サイトでは大学院修了後に奨学金を完済したことも明記されています。
衆議院議員秘書から深谷市議へ
その後は衆議院議員秘書を経験し、2007年に深谷市議会議員へ初当選しました。市議は1期。2011年には埼玉県議選へ進みましたが、本人公式サイトによると232票差で落選しています。
落選後の4年間について、本人は一人で各地を回り、ポスター掲示をお願いする日々を送ったと振り返っています。2015年の県議選で初当選し、その後3期連続で埼玉県議を務めました。
「政治に無関心でいられても、無関係ではいられないのです。」
出典:江原くみ子公式サイト
国政へ移った後も地元を歩いて意見を聞く活動を続けています。2026年8月には、自治会が管理する公園トイレなどについて地域住民と話した様子を公式Xで紹介しました。
現在は国民民主党の参議院議員|埼玉県選挙区で当選1回
2026年9月現在、江原くみ子氏は国民民主党所属の参議院議員です。参議院公式では「国民民主党・新緑風会」に所属し、埼玉県選挙区選出、当選1回とされています。
- 参議院 財政金融委員会
- 参議院 決算委員会
- 参議院 消費者問題に関する特別委員会
- 国民民主党 政務調査会副会長
- 国民民主党 第一部会副部会長
- 国民民主党 税務調査会副事務局長
- 国民民主党 地方制度調査会副会長
- 国民民主党埼玉県連 幹事長
参議院の委員会所属は参議院公式が2026年7月8日現在として掲載しているものです。党内役職は本人公式サイト、県連での役職は国民民主党埼玉県連に掲載されています。
党内では政策部門にも入り、2026年7月には憲法調査会・選挙制度調査会・地方制度調査会の合同会議に出席したことを発信しています。
2025年参院選で初当選|535,706票を獲得
国政への転機となったのが、2025年7月20日の第27回参議院議員通常選挙です。江原氏は国民民主党公認で埼玉県選挙区から立候補しました。
| 選挙 | 第27回参議院議員通常選挙 |
|---|---|
| 投開票日 | 2025年7月20日 |
| 選挙区 | 埼玉県選挙区 |
| 定数 | 4 |
| 党派 | 国民民主党 |
| 得票数 | 535,706票 |
| 結果 | 初当選 |
さいたま市が公表した選挙結果では、江原氏の県全体での得票は535,706票。埼玉県選挙区の改選4議席の一つを獲得しました。結果の詳細はさいたま市「第27回参議院議員通常選挙結果調」に掲載されています。
選挙期間中は県内各地を回り、所沢、川越、大宮、浦和、川口などで活動しました。公式Xには、寄居から県西部を回り、所沢駅で街頭演説を行う日程も残っています。
選挙中の怪我は?車いす・松葉杖を使っていた
2025年の参院選では、江原氏が車いすや松葉杖を使って選挙活動を続ける姿も見られました。選挙直前に足を負傷しており、2026年3月の写真付き記事でも、前年の選挙で怪我をして車いす・松葉杖を使用していたことが記録されています。
ネット上では「骨折」「アキレス腱」など複数の表現が使われていますが、公表されている一次資料から「骨折だった」と断定できる情報は確認できません。本人の2025年6月26日付X投稿では、駅頭活動へ向かう途中、知人を見つけて駆け寄ろうとした際に足を痛めた経緯が伝えられていました。
少なくとも、怪我を負った状態で参院選に臨み、車いす・松葉杖を使って活動していたこと自体は当時の記録から確認できます。
江原くみ子の政策・公約|3つの基本政策
江原氏の公式政策は、大きく「おひとりさま」「働きざかりと若者」「埼玉」の3本柱で構成されています。政策の詳しい内容は江原くみ子公式政策ページで公開されています。
| 基本政策 | 主な内容 |
|---|---|
| おひとりさまが安心して暮らせる社会 | 住宅確保、詐欺対策、孤独・孤立対策、見守り、認知症対策、終活支援 |
| 働きざかりと若者の味方に | 手取り増、可処分時間、教育費負担、奨学金、教員処遇、カスハラ、ケアラー支援 |
| 埼玉から日本を元気に | 物流、環境、防災、道路、農林水産業、県北・秩父地域の活性化 |
「おひとりさま」の住宅・孤独・詐欺問題
特に江原氏独自の色が出ているのが、一人暮らしの人が安心して生活できる社会づくりです。
- 高齢者など賃貸住宅を借りにくい人への入居支援
- 特殊詐欺や悪質商法への対策
- 孤独・孤立を防ぐ地域体制
- 認知症高齢者へのGPS端末普及
- 単身者向け見守りサービス
- 任意後見・公正証書・エンディングノートなど終活支援
- 免許返納後の移動を支える自動運転バスなどのDX
このテーマは公約だけでは終わっていません。2026年6月15日の参議院決算委員会では、身元保証人や緊急連絡先を用意できない単身者の賃貸住宅問題や、不動産の「押し買い」対策を政府に質問しました。参議院公式の決算委員会・主な質疑項目にも記録されています。
手取りだけでなく「可処分時間」も重視
働く世代向けでは、税負担の軽減や教育支援に加え、本人が「可処分時間」という表現を使っている点が特徴です。
「可処分所得も大切ですが、可処分時間も大事です。」
出典:江原くみ子公式政策ページ
本人は「可処分時間確保法」を掲げ、子育て、学び直し、仕事以外に使える時間を確保する仕組みを提案しています。ほかに高校までの教育費負担軽減、給食費・修学旅行費、給付型奨学金、教員の処遇改善、カスタマーハラスメント対策、ヤングケアラー・ダブルケアラー支援などを挙げています。
埼玉では物流・防災・一次産業を掲げる
埼玉県向けの政策では、交通の要衝という立地を生かした物流拠点、県北・秩父地域のリモート勤務支援、プラスチック対策、河川の治水、防災拠点となる体育館への空調導入、道路網整備、スマート農業、林業、陸上養殖などを掲げています。
党内でも政策協議に参加しており、2026年7月には第一部会の司会として、いわゆる「副首都法案」を協議したことを投稿しています。
江原くみ子は何をしてきた?県議会・国会での具体的な活動
政策として「実現したいこと」と、議会で実際に取り上げたことは分けて見る必要があります。江原氏については、地方議会時代から福祉、医療、生活環境を扱った議会記録が残っています。
- 地域包括ケアシステム
- 薬局・薬剤師を活用した認知症の早期発見
- 色覚の多様性への配慮、学校で使用する色チョーク
- 消防職員採用と色覚
- 若い世代への骨髄バンク普及
- 骨髄移植などで予防接種の効果を失った子どもの再接種支援
これらは2018年9月の埼玉県議会一般質問などで扱われました。質問と県側の答弁全文は埼玉県議会公式サイトに残っています。
参議院では税制、住宅、外資規制などを質問
国政入り後は活動範囲が広がっています。2026年3月23日には参議院本会議へ初登壇し、所得税法等改正案のほか、エネルギー価格、日米関係、年収の壁、年少扶養控除などを質問しました。
「初めての本会議登壇となります。」
出典:国民民主党・参議院本会議質疑全文
同じ質疑では、税制について働いた分だけ手取りにつながる仕組みを求め、基礎控除や年収の壁のあり方を取り上げています。
「働けば働いた分だけ手取りが増えるべき」
出典:国民民主党・参議院本会議質疑全文
2026年5月28日の財政金融委員会では、外国からの投資を審査する制度とスタートアップへの影響を質問。規制変更の情報を、法務部門を持たない小規模なスタートアップにも確実に届ける必要性を述べています。発言全文は国会会議録検索システムで公開されています。
2026年7月には、超党派の議員立法「特定空襲等被害者に対する一時金の支給等に関する法律案」の提出にも参加しました。法案は空襲などで心身に障害を負った一定の被害者への一時金などを定めるもので、江原氏は法案提出者側の議員として参加しています。これは成立済みの実績という意味ではなく、法案提出段階での活動です。
江原くみ子は結婚している?夫・子供・家族について
江原氏については「結婚」「夫」「家族」も関心を集めていますが、本人公式プロフィールでは夫や子供について公表されていません。
そのため、公表情報だけから「結婚している」「独身である」「夫がいる」と断定することはできません。
- 父
- 母
- 兄
- 姉
- 兄と姉はそれぞれ家庭を持って独立
- 本人は高齢の両親をフォローしながら実家で暮らしていると紹介
2026年8月の公式Xでも、両親と兄と一緒に先祖へのお参りに出かけたことを投稿しています。
なお、江原氏の公式YouTubeには「結婚生活支援事業」を扱った動画がありますが、これは行政の結婚支援政策についての発信であり、本人自身の婚姻状況を示すものではありません。
人物像|人見知りだった子供時代、ハンドボール、ドイツ留学
政治経歴だけを見ると地方議員経験の長い政治家ですが、本人プロフィールには私生活や若い頃のエピソードもかなり詳しく書かれています。
子供の頃はかなりの人見知り
本人によると、幼少期は登園拒否を経験するほど人見知りで内気な子供でした。高校ではハンドボール部に所属。東ドイツの若者との文通をきっかけに、ドイツの文化やドイツ語へ興味を持ったとしています。
大学時代にはスキー倶楽部に所属し、アルバイト代を使って夏冬ともスキーに出かけていたとのこと。後のドイツ留学につながる海外への関心は、高校時代から続いていました。
料理・パン作りが好き、骨髄ドナー普及にも参加
好きな食べ物として、ご飯、餃子、茶碗蒸し、ベビースターラーメンを挙げています。料理、特にパン作りが好きで、公式Xでは朝食の投稿も頻繁に見られます。
友人を急性白血病で亡くしたことをきっかけに骨髄ドナー登録説明員の資格を取得し、献血会場などで登録者を増やす活動にも参加。地元深谷市では女性消防団にも所属しています。
選挙で落選した2011年から県議初当選までの4年間、一人でポスター掲示をお願いして地域を回ったというエピソードも本人プロフィールに記されています。
江原くみ子の評価・評判に関わる客観材料
政治家の「評判」は支持する政策や価値観によって変わるため、単純な良し悪しでは整理できません。江原氏について公開情報から確認できる材料には、選挙結果、議会活動、候補者アンケートで示した政策姿勢があります。
選挙面では、2025年参院選で535,706票を獲得して初当選しました。地方政治では深谷市議1期と埼玉県議3期を経験しており、国政入り後も住宅、税制、消費者問題などを国会で取り上げています。
2025年参院選の候補者アンケートで示した立場
日本テレビの2025年参院選候補者アンケートでは、最も重視する政策として「景気対策」を選択しています。個別テーマへの回答は次の通りでした。これは2025年7月時点の回答であり、その後の政策変更まで示すものではありません。
| 論点 | 2025年の回答 |
|---|---|
| 選択的夫婦別姓 | やや賛成 |
| 同性婚の法制化 | どちらとも言えない |
| 物価高対策としての消費税率引き下げ | 賛成 |
| 食料自給率維持のための生産者保護 | 賛成 |
| 原子力発電 | 「今後も活用」に近い |
| 日本の防衛力のさらなる強化 | やや賛成 |
回答全体は日本テレビ「zero選挙2025」候補者アンケートで公開されています。
江原氏を「保守」「リベラル」の一語だけで分類すると、こうした個別政策への回答の違いが見えにくくなります。例えば選択的夫婦別姓には「やや賛成」と回答する一方、自衛隊の憲法明記は「どちらとも言えない」、防衛力強化には「やや賛成」と答えています。
江原くみ子の事務所・議員会館・公式SNS
江原氏は深谷市の地元事務所と、東京都千代田区の参議院議員会館に国会事務所を置いています。住所・電話番号は本人公式サイトで公開されています。
| 江原くみ子事務所 | 〒366-0824 埼玉県深谷市西島5丁目8-17 Y’s Precious Ⅰ 101 |
|---|---|
| 地元事務所TEL | 048-598-6706 |
| 国会事務所 | 〒100-8962 東京都千代田区永田町2-1-1 参議院議員会館811号室 |
| 国会事務所TEL | 03-6550-0811 |
公式Xは@ekumikoyo。ほかにYouTube、Instagram、Facebook、TikTokなどでも情報発信しています。政治活動だけでなく、地元での活動や日々の食事なども投稿しています。
「江原久美子 岡山」は別人なので注意
岡山の文化・芸術分野で活動する「江原久美子」氏は、政治家の江原くみ子氏とは別人です。
岡山で文化芸術に携わる同姓同名の江原久美子氏は1968年岡山生まれで、ベネッセアートサイト直島や岡山大学国吉康雄研究寄付講座などで活動してきた人物です。政治家の江原くみ子氏は1970年埼玉県深谷市生まれであり、経歴も異なります。

