西岡義高(にしおか・よしたか)氏は、国民民主党所属の衆議院議員です。2024年の衆院選で初当選し、2026年の衆院選でも比例南関東ブロックで当選して2期目に入りました。
政治活動の拠点は神奈川18区(川崎市中原区・高津区)。20年以上の会社員生活を経て政治の世界に入り、「手取りを増やす」「教育への投資」「インテリジェンス機能の強化」「特別市制度」などを政策に掲げています。
※この記事は2026年9月25日時点で公表されている情報をもとにしています。
- 1977年5月4日生まれ、横浜市出身
- 駒澤大学文学部歴史学科を卒業後、自動車ディーラーや輸入食品、ワイン関連企業などで勤務
- 2024年・2026年の衆院選で比例南関東ブロックから2期連続当選
- 神奈川18区総支部長として川崎市中原区・高津区を中心に活動
- 文部科学委員会理事などを務め、教育・地方制度・インテリジェンス政策にも関与
西岡義高は現在、何をしている政治家?
2026年9月時点の西岡氏は、比例南関東選出の国民民主党所属衆議院議員です。衆議院の議員プロフィールでは、2026年8月20日現在で当選2回、文部科学委員会理事、地域活性化・こども政策・デジタル社会形成に関する特別委員とされています。
同プロフィールには国民民主党政務調査会副会長との記載もあります。本人の公式サイトでは、2026年5月に国民民主党神奈川県連副代表へ就任したことも掲載されています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 氏名 | 西岡 義高(にしおか よしたか) |
| 生年月日 | 1977年5月4日 |
| 年齢 | 49歳(2026年9月25日時点) |
| 出身 | 神奈川県横浜市 |
| 所属政党 | 国民民主党 |
| 議員 | 衆議院議員 |
| 選出 | 比例南関東ブロック |
| 政治活動の地域 | 神奈川18区(川崎市中原区・高津区) |
| 当選回数 | 2回 |
| 主な国会役職 | 文部科学委員会理事、地域活性化・こども政策・デジタル社会形成に関する特別委員 |
| 前職 | 会社員 |
| 最終学歴 | 駒澤大学文学部歴史学科卒業 |
| 公式サイト | 西岡義高公式サイト |
| 公式X | @nishioka_18 |
現在の議席は「神奈川18区選出」ではなく「比例南関東選出」です。一方、国民民主党の神奈川18区総支部長として中原区・高津区を地盤に活動しているため、この2つは分けて見る必要があります。神奈川18区が中原区・高津区で構成されることは、川崎市選挙管理委員会の区割り情報でも示されています。
国会以外では国際議員交流にも参加しています。2026年8月には、アジア太平洋国会議員連合(APPU)第54回総会で日本議員団を代表してカントリーレポートを報告したことを公式Xで発信しました。
西岡義高の経歴|就職氷河期の会社員から国政へ
西岡氏は横浜市で育ち、横浜市立名瀬小学校、名瀬中学校、神奈川県立岡津高校を経て、2000年に駒澤大学文学部歴史学科を卒業しました。
大学卒業は、本人が公式サイトで「就職氷河期のど真ん中」と表現する時期でした。その後は、自動車ディーラー、輸入食品、ワイン関連の中小企業などで勤務。国会議員になるまで長く民間企業で働いています。
| 年 | 主な経歴 |
|---|---|
| 1996年 | 神奈川県立岡津高校卒業 |
| 2000年 | 駒澤大学文学部歴史学科卒業 |
| 大学卒業後 | 自動車ディーラー、輸入食品、ワイン関連の中小企業などに勤務 |
| 2023年 | 神奈川県議選・横浜市泉区から国民民主党公認で出馬、次点で落選 |
| 2024年7月 | 国民民主党衆議院神奈川県第18区総支部長に就任 |
| 2024年10月 | 第50回衆院選で比例南関東から初当選 |
| 2025年 | 文部科学委員会理事、国民民主党国会対策副委員長などを歴任 |
| 2026年2月 | 第51回衆院選で比例南関東から2期目の当選 |
| 2026年5月 | 国民民主党神奈川県連副代表に就任 |
37歳で長女が生まれたことが政治を志す転機に
政治家を目指したきっかけとして本人が挙げているのが、37歳で長女を授かった経験です。それまで将来に悲観的だったと振り返り、生まれたばかりの子どもを前にした心境を次のように記しています。
「この小さな命を、なんとしても守り抜かねばならない」
出典:西岡義高公式サイト「政治家を志す私の思い」
2023年4月には神奈川県議選の横浜市泉区へ出馬。神奈川県選挙管理委員会の記録では8,565票で次点となりました。翌2024年に国政へ転じ、神奈川18区総支部長に就任しています。
2024年の初当選後には、当選証書を受け取った際の様子を本人のXでも発信しています。
2024年・2026年衆院選|神奈川18区で戦い、比例で2期連続当選
西岡氏は2024年、2026年の衆院選ともに神奈川18区から立候補し、比例南関東との重複立候補で当選しています。
| 選挙 | 得票 | 結果 |
|---|---|---|
| 2023年 神奈川県議選・横浜市泉区 | 8,565票 | 次点・落選 |
| 2024年 衆院選・神奈川18区 | 52,596票 | 小選挙区2位、比例南関東で初当選 |
| 2026年 衆院選・神奈川18区 | 49,861票 | 小選挙区3位、比例南関東で再選 |
2024年の神奈川18区では、立憲民主党のそうの創氏が68,632票、西岡氏が52,596票、自民党のやまぎわ大志郎氏が52,593票でした。西岡氏と山際氏の差はわずか3票です。数字は川崎市選挙管理委員会の2024年開票結果で公表されています。
2026年2月8日の第51回衆院選では、山際氏76,615票、そうの氏52,074票、西岡氏49,861票という結果でした。西岡氏は小選挙区では当選しなかったものの、比例南関東で復活当選しています。川崎市の開票結果と国民民主党の第51回衆院選結果の双方で確認できます。
2026年現在も国会議員を務めており、当選回数は2回です。
2026年の衆院選期間中も、本人の公式Xでは神奈川18区での選挙活動が発信されていました。
西岡義高の政策と実際の国会活動|手取り・教育・安全保障・特別市
西岡氏の公式サイトでは、政策を大きく「もっと手取りを増やす」「自分の国は、自分で守る」「『多摩川格差』解消へ」の3本柱に整理しています。
ここでは公約だけを並べるのではなく、国会で実際に行った質疑や法案への関与と合わせて見ていきます。
「手取りを増やす」|減税と成長投資を掲げる
経済政策では、住民税の控除額を110万円から178万円へ引き上げること、所得税の基礎控除に設けられている所得制限の撤廃、年少扶養控除の復活などを掲げています。企業投資では、戦略・成長分野を対象とする「ハイパー償却税制」の導入を主張しています。
こうした政策の背景について、西岡氏は自身の政治観を次の言葉で表しています。
「政治の役割は『国民のふところ』を豊かにすること」
出典:西岡義高公式サイト「政治家を志す私の思い」
これは西岡氏が掲げている政策であり、控除拡大などの全項目が西岡氏個人によって実現済みという意味ではありません。
教育政策|教育国債と教員の働き方改革
教育分野では、年間5兆円規模の「教育国債」による教育・科学技術予算の拡大を掲げています。
2025年4月10日には衆議院本会議で教職員給与特措法改正案について会派を代表して質問。教員不足や長時間勤務、教職員定数について取り上げました。
「業務を減らすことと、人を増やすことを同時に進めなければなりません」
出典:国民民主党・衆議院本会議質疑(2025年4月10日)
2025年11月の文部科学委員会では、性教育における「はどめ規定」や原子力科学技術などについて質問。その際の質疑動画を公式Xでも紹介しています。
スパイ防止法・インテリジェンス政策では何をしている?
西岡氏は2025年に、国民民主党安全保障調査会の「スパイ防止法等インテリジェンスのあり方検討ワーキングチーム」座長を務めました。本人サイトでも「スパイ防止を含むインテリジェンス態勢整備推進法」の制定と、情報収集・評価体制の強化を政策に掲げています。
ここで注意したいのは、国会へ提出された法案の正式名称は「スパイ防止法」ではなく、「インテリジェンスに係る態勢の整備の推進に関する法律案」だったことです。
第219回国会の衆議院議案情報では、法案の提出者は橋本幹彦氏と福田玄氏で、西岡氏は「議案提出の賛成者」に名前を連ねています。この法案は審査未了となりました。
2026年3月には同名の法案があらためて提出されました。こちらも衆議院の議案情報上、西岡氏は提出の賛成者です。法案は4月23日の衆議院本会議で否決されているため、2026年9月現在、成立した法律ではありません。
2026年5月21日の衆議院特別委員会では、外国からの不当な干渉への対応などをめぐる質疑の中で、インテリジェンス政策について次のように発言しています。
「インテリジェンスの機能強化につきましては、今、かつてないほどに世論の関心も高まっております」
出典:衆議院会議録・地域活性化・こども政策・デジタル社会形成に関する特別委員会
治安分野では、2026年6月に国民民主党が提出した「自動車盗難対策法案」「組織犯罪厳罰化法案」「自動車ヤード規正法案」にも政調副会長として参加しています。提出時のメンバーは国民民主党の法案提出資料で公表されています。
「多摩川格差」と特別市制度|2026年に法案提出者となる
地元・川崎に関係する政策として西岡氏が力を入れているのが「特別市制度」です。指定都市が都道府県に包括されない一層制の自治体となり、現在は県が担っている権限や財源の一部を都市側へ移す仕組みを想定しています。
本人は、東京23区側との行政サービスや財源面の差などを念頭に「多摩川格差」という言葉を使い、川崎市にも特別市を選択できる制度を設けることを訴えています。
このテーマでは政策を掲げるだけでなく、2026年6月24日、西岡氏と臼木秀剛氏が「特別市の設置に係る制度の整備の推進に関する法律案」を提出しました。衆議院の議案審議経過では、西岡氏が正式な議案提出者として記載されています。
7月13日の委員会審議では、特別市についてこう説明しました。
「地域の実情に応じて選択できる新たな大都市制度」
出典:衆議院会議録・2026年7月13日特別委員会
特別市法案は第221回国会では成立せず、衆議院の議案情報上は「閉会中審査」となっています。同じ6月24日に西岡氏らが提出した「大都市地域における特別区の設置に関する法律の一部を改正する法律案」は、7月15日の衆議院本会議で否決されました。
妻・子供など家族は?空手黒帯という一面も
西岡氏の公式プロフィールには、家族について「妻、子ども2人」と記載されています。家族の氏名など詳しい個人情報は公式プロフィールでは公表されていません。
- 妻、子ども2人
- 37歳で長女を授かった経験が政治を志す転機になった
- 父親の介護に関わった経験がある
- 趣味は史跡巡り、古武術研究
- 新極真空手の黒帯
- PTA会長の経験・活動をプロフィールに掲載
- 高校地理歴史の教員免許、日商簿記2級、1級小型船舶操縦士免許などを取得
空手では、2007年の関東交流大会一般軽量級優勝をはじめ、カラテドリームカップや全中部空手道選手権大会などで入賞歴があります。政治家になる前の職歴だけでなく、食品表示診断士、日本紅茶協会認定ティーアドバイザー、総合護身インストラクターなど、取得資格の幅が広いのもプロフィールの特徴です。
地元では国会報告だけでなく地域行事にも参加しており、2026年8月には高津区の川崎市民プラザで開かれた「橘ふるさと祭り」などを訪れた様子を投稿しています。
公式サイトでは、会社員、子育て、父親のケアなどを経験してきた立場を、自身の政治活動と結び付けて表現しています。
「生活を営む『当事者』であることが私の誇りです」
出典:西岡義高公式サイト「政治家を志す私の思い」
「西岡義高 税理士」は同姓同名の別人
「西岡義高」という名前では、和歌山県の会計事務所で税理士として活動する人物の情報も見つかりますが、国民民主党の衆議院議員・西岡義高氏とは別人です。
和歌山県の西岡会計事務所は、代表を「西岡義高」とし、1967年4月に税理士登録したと公表しています。
政治家の西岡氏は国民民主党の2026年衆院選候補者ページで1977年5月4日生まれとされています。税理士登録年の10年後に生まれているため、同一人物ではありません。
政治家の西岡氏の公式経歴は「元会社員」で、自動車ディーラー、輸入食品、ワイン関連企業などで働いた経歴が公表されています。税理士として勤務したとの記載はありません。
西岡義高の事務所・公式X
西岡氏は川崎市中原区に地元事務所を置き、国会では衆議院第二議員会館を事務所としています。所在地は本人公式サイトで公表されています。
| 窓口 | 所在地・URL |
|---|---|
| 地元事務所 | 〒211-0065 神奈川県川崎市中原区今井仲町11-11 1階 |
| 国会事務所 | 〒100-8982 東京都千代田区永田町2-1-2 衆議院第二議員会館207 |
| 公式サイト | 西岡義高公式サイト |
| 公式X | @nishioka_18 |
| 衆議院プロフィール | 衆議院・西岡義高君 |
公式Xでは、国会質疑や政策だけでなく、神奈川18区での地域活動や国政報告会の情報も発信しています。2026年1月には、地元活動に密着した動画の公開も案内していました。

