尾崎正直官房副長官の経歴は?高市早苗との関係・妻と実家まで解説

尾崎正直

高市早苗首相の政府行事や記者会見を通じて、名前を見る機会が増えた尾崎正直(おざき・まさなお)氏。高知県知事を3期務めたことで知られる一方、現在の役職や高市首相との関係、妻・子ども・実家、国政で掲げる政策などは情報が混在しています。

この記事では、2026年9月25日時点の首相官邸、衆議院、本人公式サイト、国会会議録、選挙資料などを軸に、尾崎氏の人物像を整理します。

項目内容
氏名尾崎 正直(おざき まさなお)
生年月日1967年9月14日(59歳)
出身地高知県高知市
所属政党自由民主党
議員種別衆議院議員
選挙区高知県第2区
当選回数3回
現在の役職内閣官房副長官
学歴土佐中学校、土佐高校、東京大学経済学部
主な前職大蔵省・財務省官僚、高知県知事(3期)
家族妻、長男、次男
身長177cm
公式サイト尾崎正直 Official Site
公式X@masaozaki

基本情報は本人公式プロフィールと衆議院の議員情報で公表されています。

目次

尾崎正直の現在は内閣官房副長官|高市早苗との関係は?

2026年9月現在、尾崎氏は第二次高市改造内閣の内閣官房副長官です。2025年10月21日の高市内閣発足時に就任し、2026年9月17日の内閣改造でも留任しました。首相官邸が公表した新体制にも「内閣官房副長官、尾崎正直、衆議院、留任」と明記されています。

尾崎氏は「内閣官房長官」ではなく「内閣官房副長官」です。 官房長官を補佐し、政府内の政策調整や危機管理、総理の外交日程など幅広い政務に関わる立場にあります。

高市早苗氏との公的な関係
  • 2025年の自民党総裁選で高市早苗氏の推薦人を務めた
  • 高市氏が首相に就任した2025年10月、内閣官房副長官に起用された
  • 2026年9月の第二次高市改造内閣でも留任した

2025年の総裁選については、自民党の高市早苗候補ページに推薦人として尾崎正直氏の名前が掲載されています。総裁選で高市氏を支援し、その後の政権で副長官を務めるという、政治・職務上の関係が一次情報で確認できる関係です。

2026年9月17日の留任時には、本人のXでも現在の立場について発信しています。

なお、公的資料から確認できるのは総裁選での支援や政府内での関係です。「長年の側近」といった私的な関係まで一次資料から断定できるわけではありません。

 

尾崎正直の妻・子どもは?実家や両親について分かっていること

尾崎氏の公式プロフィールでは、家族構成を「妻/長男/次男」と公表しています。つまり、妻と2人の息子がいる4人家族です。

家族について公表されている範囲
  • 妻:存在は公式プロフィールで公表
  • 子ども:長男・次男の2人
  • 息子の氏名・勤務先:公式プロフィールでは非公表
  • 出身地:高知市
  • 実家の詳しい所在地や両親の氏名・職業:公式資料では公表されていない

妻は2007年の知事選出馬に当初反対していた

家族について具体的な様子が分かる資料の一つが、尾崎氏自身の回顧録「至誠通天の記」です。2007年、財務省を辞めて高知県知事選へ出る決断を妻に伝えた際、妻は強く反対したと本人が振り返っています。当時、長男は小学4年生、次男は幼稚園児でした。

「妻子には申し訳ないことをした。」

出典:尾崎正直公式サイト「至誠通天の記・出馬」

回顧録には、東京で住宅ローンを抱え、幼い子どもたちがいる中での転身だったことや、長男が出馬を知って泣いたことも記されています。政治家になるという決断は、家族にとっても生活を大きく変える出来事でした。

妻の名前については本人公式プロフィールでは明記されていません。一方、2026年衆院選を取材した高知さんさんテレビの報道では、選挙活動を支える「妻の桂子さん」として紹介されています。公式プロフィールと報道で公表範囲が異なるため、年齢や職業など未公表の情報まで推測して広げるのは避けた方がよいでしょう。

実家は高知市?両親の詳しい情報は非公表

尾崎氏は高知市生まれです。ただし、「実家」が高知市のどの地域にあるのか、現在も同じ場所にあるのか、両親がどのような仕事をしていたのかといった情報は、本人の公式プロフィールや衆議院の経歴では公表されていません。

「高知市出身」という事実と、実家の所在地や両親についての未確認情報は分けて考える必要があります。

 

経歴・学歴|土佐高校から東大、財務省、高知県知事へ

尾崎氏の経歴は、財務官僚→地方自治体の知事→国会議員→内閣官房副長官という流れです。中央省庁と地方行政の双方を経験している点が、現在の政治経歴につながっています。

時期経歴
1983年土佐中学校卒業
1986年土佐高校卒業
1991年東京大学経済学部卒業、大蔵省入省
1997年関東信越国税局行田税務署長
2001年在インドネシア日本国大使館一等書記官、財務省主計局主査
2005年財務省理財局計画官補佐
2006年内閣官房副長官秘書官
2007年財務省を退官、高知県知事に初当選
2007~2019年高知県知事を3期12年務める
2021年衆院選・高知2区で初当選
2022年デジタル大臣政務官兼内閣府大臣政務官
2024年国土交通大臣政務官兼内閣府・復興大臣政務官、第50回衆院選で2選
2025年自民党副幹事長などを経て内閣官房副長官
2026年第51回衆院選で3選、9月の内閣改造でも官房副長官に留任

詳細な公職歴は首相官邸のプロフィールと衆議院の議員情報にも掲載されています。

2007年の高知県知事選への出馬は、県内の経営者らからの要請を受けたことがきっかけでした。本人は当時の決断を次のように振り返っています。

「そこまでおっしゃるなら、やりましょう」

出典:尾崎正直公式サイト「至誠通天の記・出馬」

高知県知事時代に何をした?3期12年の実績を数字で見る

尾崎氏は2007年12月から2019年12月まで、高知県知事を3期務めました。本人公式サイトには、12年間の県政について「主な成果」として各種指標が掲載されています。

ここで注意したいのは、これらが尾崎氏本人の公式サイトが県政時代の成果として整理した数値であることです。県庁、市町村、民間事業者、国などが関わる施策も含まれており、すべてを一人の成果として扱うものではありません。

分野公表されている主な指標
県内経済県内総生産は2008~2016年に名目6.3%増。一人当たり県民所得は16.3%増
農業農業産出額等が1,026億円から1,201億円へ
地産外商外商支援による成約金額が2011年度3.4億円から2018年度42.4億円へ
観光県外観光客入込数が305万人から441万人へ
教育全国学力テストの小学校順位が37位から16位へ
防災南海トラフ地震対策行動計画上の想定死者数が約4万2,000人から約1万1,000人へ

出典となる知事時代の「主な成果」では、観光、産業振興、医療・福祉、教育、防災、インフラ、中山間地域対策などについて数値を公開しています。

南海トラフ地震対策は知事時代から継続するテーマ

特に一貫して扱ってきたのが南海トラフ地震への備えです。県政時代には避難路・避難場所、津波避難タワー、住宅耐震化、総合防災拠点などの整備を進めました。

約4万2,000人から約1万1,000人という数字は、実際の死者数ではなく、高知県の南海トラフ地震対策行動計画における想定死者数の変化です。対策を前提にした被害想定の数字として読む必要があります。

国政で掲げる政策|地方創生・事前防災・経済成長

国会議員になってからも、尾崎氏の発言には地方経済、防災、インフラ、成長投資が繰り返し登場します。2026年衆院選でも地方経済の活性化と事前防災を重点テーマとして挙げました。

地方創生は「地方で育ち、地方に定着できる」仕組みを重視

2025年2月の衆議院予算委員会では、国から地方へ単純に資金を配るだけではなく、人が地域に定着できる政策の必要性を訴えています。

「地方で育ち、地方で学び、その地域が好きになり、自然と定着する、こうした温かい政策が必要」

出典:衆議院予算委員会・2025年2月14日

高市政権では「地域未来戦略」にも関わっています。2026年8月には、関係副大臣等会議に副議長として出席したことを本人のXで紹介しています。

事前防災と防災庁の司令塔機能を重視

防災では、災害が起きてから復旧するだけでなく、被害を事前に減らす「事前防災」を重視しています。2025年2月の衆議院予算委員会分科会では、防災庁構想について各省庁を横断する司令塔機能の必要性を取り上げました。

「本気の事前防災、それをかなえる組織となりますように」

出典:衆議院予算委員会第八分科会・2025年2月27日

2026年衆院選でも、高知さんさんテレビの候補者企画に対して地方経済の活性化と事前防災の徹底を「県民との約束」として挙げ、防災庁と県が連携して事前シミュレーションを行う構想を説明しました。高知さんさんテレビの候補者インタビューで発言全文を確認できます。

「責任ある積極財政」と成長投資

2026年衆院選の候補者アンケートでは、日本の潜在成長率の低迷を課題として挙げ、「責任ある積極財政」による産業政策と地方創生策を主張しました。財政規律にも配慮しながら、政府が成長分野への投資を後押しする考えです。

官房副長官としては、高市政権が掲げる戦略17分野の政策策定にも関わっていることを発信しています。

2026年9月には、政府の経済財政運営を扱う「骨太の方針」についても本人のXで解説しています。

選挙区は高知2区|2026年衆院選で3選

尾崎氏の衆議院小選挙区は高知県第2区です。2026年の区割りでは、高知市の一部に加え、土佐市、須崎市、宿毛市、土佐清水市、四万十市、高岡郡、幡多郡、吾川郡などを含みます。区域は高知県選挙管理委員会の候補者情報で確認できます。

選挙得票数得票率結果
2021年・第49回衆院選117,810票67.2%初当選
2024年・第50回衆院選102,501票70.3%2選
2026年・第51回衆院選102,523票69.5%3選

2026年2月8日の第51回衆院選では、共産党候補、国民民主党候補との3人の争いとなり、尾崎氏が102,523票を獲得しました。得票結果は第51回衆院選・高知2区の結果にも掲載されています。

選挙期間中には本人のXでも期日前投票を呼びかけ、国政での取り組みと高知の地域政策を結び付けて訴えました。

派閥は旧二階派|現在の位置づけと高市支持は分けて見る

尾崎氏は国会議員入り後、二階俊博氏が率いた二階派(志帥会)に所属していた議員として報じられてきました。二階派が解散した後は、報道で「旧二階派」と表記されています。

2026年4月には、旧二階派の若手有志による「次世代国土強靱化勉強会」で、尾崎氏が発起人の一人となったことを共同通信が報じています。共同通信配信の記事では、旧二階派の政策テーマだった国土強靱化を継承する勉強会とされています。

一方、2025年の自民党総裁選では高市早苗氏の推薦人となりました。「旧二階派だったこと」と「高市氏を総裁選で支援したこと」は別の事実であり、総裁選で高市氏を支持したことだけを根拠に「高市派へ移った」と表現するのは正確ではありません。

尾崎正直の評判・評価は?選挙結果と知事時代の評価を分けて見る

政治家の「評判」は立場によって大きく変わるため、ここでは書き手の評価ではなく、選挙結果と、知事退任時に公表された異なる立場からの評価を整理します。

選挙の数字から分かること

尾崎氏は高知2区で、2021年67.2%、2024年70.3%、2026年69.5%の得票率で3回連続当選しています。これは各衆院選で実際に投票された小選挙区票の得票率であり、世論調査による「支持率」と同じものではありません。

知事を退任した2019年の高知県知事選では、「尾崎県政をどう評価するか」が争点の一つになりました。

  • 浜田省司氏:尾崎県政を「高く評価できる」とし、産業振興計画、県民所得、南海トラフ地震対策、インフラ、教育などを理由として挙げました。2019年知事選候補者アンケート
  • 松本顕治氏:産業政策、医療福祉、耐震化などは評価する一方、学力テストを重視した教育行政や国政への姿勢などを批判しました。2019年知事選候補者アンケート

同じ12年間の県政でも、産業振興や防災を評価する見方がある一方、教育政策や国との向き合い方には批判もありました。「評判」を一つの言葉でまとめるより、どの政策や実績を評価対象にするかで見方が異なるというのが実際の状況です。

人物像|身長177cm、趣味は合気道・テニス・スキー

政治経歴以外のプロフィールも、本人公式サイトで比較的詳しく公表されています。

尾崎正直氏の人物プロフィール
  • 身長:177cm
  • 体重:75kg
  • 血液型:B型
  • 趣味:テニス、スキー、読書、合気道、映画鑑賞
  • 好きな言葉:「至誠通天」
  • 高知の好きなところ:「人が明るく、元気なところ」

身長について異なる数字が書かれているページもありますが、本人公式プロフィールの記載は177cmです。

「至誠通天」は公式プロフィールで好きな言葉として挙げているだけでなく、自身の回顧録のタイトルにも使っています。財務省、高知県政、国政と活動の場所を変えてきた過程については、本人の回顧録「至誠通天の記」で当時の判断や家族とのやり取りも読むことができます。

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