赤澤亮正は現在何大臣?経歴・評判・トランプ関税交渉を解説

赤澤亮正

赤澤亮正(あかざわ・りょうせい)氏は、鳥取2区選出の自民党衆議院議員です。石破内閣では経済再生担当大臣として日米関税交渉を担当し、その後は高市内閣で経済産業大臣に就任。2026年9月17日に発足した第2次高市改造内閣でも留任しました。

運輸省出身で、米コーネル大学のMBAを取得。国政では8回当選し、財務副大臣などを経て閣僚となっています。この記事では、現在の役職、トランプ関税交渉で何をしたのか、経歴・学歴、評判をめぐる論点、派閥、選挙、妻や家族まで、赤澤氏の全体像を整理します。

赤澤亮正氏を簡単に見ると
  • 自由民主党・衆議院議員、鳥取県第2区選出
  • 2026年2月の衆院選で当選し、当選8回
  • 2026年9月現在は経済産業大臣
  • 石破内閣では経済再生担当大臣としてトランプ政権との関税交渉を担当
  • 東京大学法学部卒業後に運輸省へ入り、米コーネル大学でMBAを取得
  • かつて石破茂氏の水月会で活動したが、現在は無派閥と位置付けられている
目次

赤澤亮正のプロフィール

名前赤澤亮正(あかざわ りょうせい)
生年月日1960年12月18日
年齢65歳(2026年9月18日時点)
出生地東京都
所属政党自由民主党
議員衆議院議員
選挙区鳥取県第2区
当選回数8回
現在の主な役職経済産業大臣
初当選2005年
学歴東京大学法学部、米コーネル大学経営大学院MBA
前職運輸省・国土交通省職員、日本郵政公社
主な閣僚歴経済再生担当大臣、経済産業大臣
公式サイト赤沢りょうせい公式WEBサイト
公式X@ryosei_akazawa

国会や政府の表記は「赤澤亮正」ですが、本人の公式サイトや公式Xでは「赤沢りょうせい」という表記も使われています。経歴と当選回数は衆議院の議員プロフィールでも公表されています。

 

赤澤亮正は現在何大臣?第2次高市改造内閣でも経済産業大臣

赤澤氏は、2026年9月17日に発足した第2次高市改造内閣で経済産業大臣に留任しました。

現在は「経済再生担当大臣」ではありません。経済再生担当大臣を務めたのは石破内閣の時期で、現在の中心的な役職は経済産業大臣です。

2026年9月現在の担当
  • 経済産業大臣
  • 原子力経済被害担当
  • GX実行推進担当
  • 産業競争力担当
  • 中東情勢に伴う重要物資安定確保担当
  • AX社会実装担当
  • 内閣府特命担当大臣(原子力損害賠償・廃炉等支援機構)

出典:首相官邸・第2次高市改造内閣 閣僚名簿

今回新たに加わった「AX社会実装担当」では、AIを実社会で活用する取り組みも担います。留任直後、赤澤氏は今後の仕事について次のように述べています。

「留任ですので、これまでやり続けてきたものをさらに発展させたい」

出典:ABEMA TIMES・2026年9月17日

経産相として扱う分野は、AI・半導体や中小企業政策だけではありません。エネルギー、GX、福島第一原発の廃炉・復興、経済安全保障、重要物資の供給網など、産業政策の広い範囲に及びます。

 

赤澤亮正はトランプ関税交渉で何をした?

赤澤氏の知名度を大きく高めた仕事の一つが、2025年の米トランプ政権との関税交渉です。当時は石破内閣の経済再生担当大臣で、米国の関税措置をめぐる政府間協議の担当閣僚に起用されました。

2025年4月から訪米を重ね、トランプ大統領、ベッセント財務長官、ラトニック商務長官ら米側の関係者と協議。日本政府は「関税より投資」という考え方を掲げ、関税率だけでなく、日本企業による米国投資や経済安全保障分野での協力も交渉材料としました。

「『関税より投資』という我が国の考え方を米側に一貫して主張し、粘り強く協議を重ねた」

出典:内閣府・赤澤内閣府特命担当大臣記者会見

交渉の節目となったのは2025年7月22日の日米合意です。赤澤氏はホワイトハウスでの協議を終えた後、公式Xに「任務完了」と投稿しました。

その後、2025年9月には投資イニシアティブに関する了解覚書(MOU)と共同声明が作成され、米側では関税措置に関する大統領令が署名されました。経緯や文書は内閣官房の日米関税交渉資料で公開されています。

日米関税交渉の主な流れ
  • 2025年4月:赤澤氏が担当閣僚として対米交渉を開始
  • 2025年7月22日:日米両政府が関税・投資をめぐり合意
  • 2025年8月:米側の関税実施方法をめぐり日本側の理解との相違が表面化し、調整を継続
  • 2025年9月:MOU・共同声明を作成し、米側が関税措置に関する大統領令を発出
  • 2026年:合意の履行や戦略的投資について米政府との協議を継続

関税交渉は2025年の合意で完全に終わったわけではありません。2026年6月にも赤澤氏はラトニック商務長官とオンライン協議を行い、前年の日米合意を超える追加関税を日本に課さないとの認識を確認したと説明しています。経済産業省も6月2日・3日のオンライン会談を公表しています。

本人の公式Xでも、2026年6月の米側との協議について発信しています。

2026年3月の日米首脳会談にも同行し、戦略的投資イニシアティブやレアアース、エネルギー分野での協力について発信しました。

赤澤亮正の評判は?関税交渉をめぐる評価と批判の論点

赤澤氏については、日米関税交渉の結果だけでなく、合意までの進め方や情報発信も議論になりました。ここは「高評価」「低評価」と単純化するより、何が論点になったのかを分けて見る必要があります。

論点実際に起きたこと
交渉結果2025年7月に日米合意が成立し、9月にはMOUと共同声明が作成された
合意直後の文書7月時点では詳細な共同文書が直ちに公表されず、野党などから説明を求める声が出た
米側での実施8月には関税の扱いについて日本側の理解とのずれが生じ、赤澤氏が再び訪米して調整した
残った関税赤澤氏自身も、合意後も関税そのものは残っていると説明している
SNS発信米閣僚を「ラトちゃん」「ベッちゃん」と呼ぶ投稿など、くだけた発信をめぐり賛否や批判が出た

特に合意直後は書面化されていないことが国会や報道で論点となり、立憲民主党の野田佳彦氏らから説明を求める声が出ました。さらに、米側の大統領令の実施方法をめぐって日本政府の説明との食い違いが問題となり、赤澤氏が再訪米して修正を求める局面もありました。

一方、最終的には9月にMOUと共同声明がまとまりました。赤澤氏自身も退任時の会見で、成果を説明すると同時に、自動車などへの関税が残ったことも明言しています。

SNSでは米商務長官を「ラトちゃん」、財務長官を「ベッちゃん」と呼ぶなど独特の距離感で発信し、注目を集めました。野田氏からは、重要な外交交渉を扱う閣僚の発信として軽すぎるのではないかとの批判も出ています。

交渉の成果、残った関税、文書化までの過程、SNSでの発信は別々の論点であり、赤澤氏をめぐる評価もこれらのどこを重視するかによって分かれています。

赤澤亮正の経歴・学歴|東大から運輸省、コーネルMBAを経て政治家へ

赤澤氏は政治家になる前、約20年間にわたり運輸・国土交通行政に携わった官僚でした。東京大学法学部から運輸省に入り、米国留学と日米航空交渉も経験しています。

年経歴
1960年東京都に生まれる
1984年東京大学法学部卒業、運輸省入省
1989年米コーネル大学経営大学院へ留学
1991年コーネル大学でMBA取得
1994年運輸省国際航空課補佐官として日米航空交渉を担当
1996年北海道庁へ出向
2001年国土交通省大臣官房秘書課企画官
2004年日本郵政公社・海外事業部長
2005年衆院選・鳥取2区で初当選
2012年国土交通大臣政務官
2014年内閣府副大臣
2023年財務副大臣
2024年10月石破内閣で経済再生担当大臣として初入閣
2025年10月高市内閣で経済産業大臣
2026年2月衆院選で8選
2026年9月第2次高市改造内閣で経済産業大臣に留任

詳しい経歴は本人公式プロフィールと衆議院議員プロフィールで公表されています。

赤澤亮正の英語力は?米国MBAと日米交渉の経験

赤澤氏について「英語力」が注目される背景には、コーネル大学でMBAを取得した経歴と、官僚時代からの対米交渉経験があります。

1994年には運輸省国際航空課で日米航空交渉を担当。2025年には日米関税交渉の担当閣僚として米政府との協議を重ねました。TOEICなど公的な英語試験の点数は本人プロフィールでは公表されていませんが、英語圏での大学院留学と対米実務の経験は明らかになっています。

2025年5月の訪米時には、米財務省を訪れた様子を公式Xでも紹介しています。

東京生まれなのになぜ鳥取2区?

赤澤氏は東京都生まれですが、政治家としての地盤は鳥取県西部です。背景には母方の鳥取とのつながりと、祖父で元自治大臣の赤沢正道氏の存在があります。

「祖父・正道が政治に情熱を傾け、母・薫子が青春を過ごしたこの地域に、赤沢の孫が帰って参りました。」

出典:赤沢りょうせい公式WEBサイト・プロフィール

官僚を辞めた後、2005年の衆院選で鳥取2区から初当選し、以後この選挙区を地盤として国政活動を続けています。

経済産業大臣としての政策・実績は?AI、半導体、中小企業、エネルギーを担当

赤澤氏が経済産業大臣として担当しているテーマは、企業支援から先端産業、エネルギー政策まで幅広くあります。

経産相として扱う主な政策
  • AI・半導体:国内投資やサプライチェーンの強化
  • 中堅・中小企業:生産性向上、省力化、事業承継、M&A、価格転嫁
  • 賃上げ:企業の「稼ぐ力」を高め、賃上げ原資につなげる施策
  • エネルギー・GX:安定供給、脱炭素投資、原子力・再生可能エネルギー
  • 福島:福島第一原発の廃炉と復興
  • 経済安全保障:レアアースなど重要物資の供給網強化
  • AX:AIを実社会の産業やサービスへ実装する政策

2025年10月の経産相就任会見では、中小企業について特に力を入れる姿勢を示しました。

「中小企業をしっかり全力で応援をしていきたい」

出典:経済産業省・赤澤経済産業大臣就任記者会見

その後も価格転嫁や取引適正化、生産性向上投資、事業承継などを経産省の政策として進めています。2026年の経済産業大臣年頭所感では、半導体やレアアースなどを特定国へ過度に依存しない供給網づくりにも言及しました。

AI・「AX社会実装」と革ジャンが話題になった理由

2026年に赤澤氏をめぐって「革ジャン」が話題になったのは、国産AI開発プロジェクト「FRONTia Project」のイベントです。

2026年7月16日のキックオフイベントには、黒い革ジャンで知られるNVIDIAのジェンスン・フアンCEOが出席。赤澤氏も黒い革ジャン姿で登壇しました。本人はフアン氏への敬意を表したものだと説明しています。

革ジャンは単独のファッション企画ではなく、AI・ロボティクス分野の産業政策を発信するイベントでの演出でした。第2次高市改造内閣では「AX社会実装担当」も加わり、AIを医療・介護、交通、建設、中小企業など実社会へ広げる政策にも関わります。

経済再生担当大臣時代は賃金政策や防災庁準備も担当

石破内閣で経済再生担当大臣だった時期には、日米関税交渉だけでなく、賃金政策や防災政策も担当しました。政府の「賃金向上推進5か年計画」の取りまとめや、2026年度中の防災庁設置に向けた準備などです。

防災庁設置準備については、2025年7月に本人のXでも発信しています。

赤澤亮正の派閥は?旧石破派との関係

赤澤氏は石破茂氏との関係が深い政治家として知られています。ただ、現在の赤澤氏を「石破派所属」とするのは実態とずれます。

かつて石破氏が率いた政策集団「水月会」では政策委員長を務めました。石破氏が2024年の自民党総裁選に出馬した際にも、赤澤氏は推薦人に名を連ねています。

石破氏との関係と現在の派閥
  • 旧石破派・水月会で活動した経歴がある
  • 水月会の政策委員長を務めた
  • 2024年自民党総裁選で石破茂氏の推薦人
  • 2024年の石破内閣発足時には「無派閥」と報道各社が分類
  • 2026年の第2次高市改造内閣でも無派閥として整理されている

石破内閣では初入閣して経済再生担当大臣となりましたが、石破政権終了後も高市内閣で経産相に起用され、2026年9月の内閣改造でも留任しています。石破氏との長い関係を持ちながら、高市政権でも閣僚を務めているのが現在の位置です。

赤澤亮正の選挙区は鳥取2区|2026年の衆院選で8選

赤澤氏の選挙区は衆議院・鳥取県第2区です。米子市、境港市、東伯郡、西伯郡、日野郡など鳥取県西部を中心とする選挙区で、2005年に初当選しました。

2026年2月8日の衆院選では、67,736票を獲得して8回目の当選となりました。

選挙赤澤氏の得票結果
2026年衆院選67,736票当選・8選
2024年衆院選81,526票当選・7選
2021年衆院選75,005票当選・6選

2026年の確定結果は鳥取県選挙管理委員会の開票結果で公表されています。対立候補は中道改革連合の湯原俊二氏が36,132票、日本共産党の福住英行氏が4,862票でした。

過去の選挙が常に大差だったわけではありません。2009年衆院選では湯原氏との票差が626票まで縮まったこともあり、その後も鳥取2区で選挙を重ねてきました。歴代結果は鳥取県選挙管理委員会の衆院選記録に掲載されています。

赤澤亮正の妻・子供・家族は?妻は千晶さん

赤澤氏の妻は千晶さんです。政治家の家族として常時メディアへ出ているわけではありませんが、選挙では赤澤氏を支える姿が報じられています。

2024年の衆院選では、当時経済再生担当大臣だった赤澤氏が公務や他候補の応援で選挙区に滞在できる日が限られ、千晶さんが選挙カーに乗って活動しました。

また、長男の亮太さんも決起集会で演説したことがBSS山陰放送で報じられています。

公表・報道されている家族情報
  • 妻:千晶さん
  • 子供:長男・亮太さんの存在が報道されている
  • 祖父:赤沢正道氏(元自治大臣)
  • 母:薫子さん。本人プロフィールで鳥取とのつながりが紹介されている

子供の総数など、本人が公表していない家族の私生活については明確な情報がありません。公開情報から分かる範囲では、妻の千晶さんと長男の亮太さんが選挙活動に関わったことが確認されています。

赤澤亮正の手術・病気は?本人が公表した範囲

赤澤氏は2025年末から2026年初めにかけて入院し、手術を受けたことを本人が公表しています。

「健康管理の目的で軽微な手術を受けるため年末年始にかけて入院」

出典:赤沢りょうせい公式WEBサイト・令和8年年頭のご挨拶

本人は同じ文章の中で、手術は無事終了し、術後の経過も順調だと説明しています。具体的な病名は公表しておらず、「軽微な手術」という本人の説明以上の診断内容は明らかになっていません。

その後も経済産業大臣として公務を続け、2026年9月の内閣改造でも留任しています。

赤澤亮正の人物像|「カブトムシ」の愛称や革ジャン、地元での発信

閣僚としての硬い経歴とは対照的に、赤澤氏はSNSで比較的くだけた表現を使うことがあります。日米関税交渉でもハッシュタグや愛称を多用し、その発信スタイル自体が話題になりました。

高市早苗氏が呼ぶ「カブトムシ」「オオカブトムシ」

赤澤氏には「カブトムシ」という変わった愛称があります。高市早苗氏が2025年、自身が以前から赤澤氏を愛情を込めて「カブトムシ」と呼び、本人も納得していると明かしました。

赤澤氏が日米関税交渉を任された後、高市氏は愛称を「オオカブトムシ」へ変更したとも説明しています。このエピソードは日刊スポーツなどで報じられました。

地元・鳥取ではラジオ出演なども

国政や外交だけでなく、選挙区での活動も公式Xで継続的に発信しています。2025年12月には、米子市のコミュニティFM「DARAZ FM」に出演した様子を投稿しました。

著書には2026年の『トランプ関税 交渉の記録』も

赤澤氏は政治・政策に関する本も執筆しています。これまでに『テロ等準備罪』『石破茂と水月會の日本創生』『日本人は食べていけるのか?』などを刊行してきました。

2026年8月には、自身が担当した日米交渉を扱う『トランプ関税 交渉の記録』を刊行しています。関税交渉については、政府資料だけでなく、担当者自身の視点から記録を残す形となりました。

運輸官僚として日米航空交渉を経験し、国会議員としては鳥取2区で8回当選。石破内閣で初入閣した後、高市内閣では経済産業政策を担っています。2026年9月からはAX社会実装も担当に加わり、日米通商と国内産業政策の両方を担当する閣僚として活動を続けています。

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