浜地雅一(濵地雅一)氏は、福岡市出身の弁護士で、比例九州ブロック選出の衆議院議員です。
2026年は所属をめぐる動きが大きく、2月の衆院選では中道改革連合から当選した一方、9月には公明党へ復党しました。現在の所属政党と衆議院の会派名が異なるため、古いプロフィールだけを見ると分かりにくい状態になっています。
この記事では、その「公明党と中道の関係」を最初に整理したうえで、学歴や前職、弁護士から政治家になった経緯、6回の当選歴、社会保障・外交安全保障などの国会活動、東京・福岡の事務所、家族について公表されている範囲まで見ていきます。
| 名前 | 濵地 雅一(浜地 雅一) |
|---|---|
| 読み方 | はまち まさかず |
| 生年月日 | 1970年5月8日 |
| 年齢 | 56歳(2026年10月1日時点) |
| 出身地 | 福岡県福岡市 |
| 所属政党 | 公明党 |
| 衆議院会派 | 中道 |
| 選挙区 | 比例九州ブロック |
| 当選回数 | 6回 |
| 学歴 | 早稲田大学法学部卒業 |
| 前職・資格 | 弁護士。証券会社、不動産・建設会社勤務などを経験 |
| 公明党役職 | 中央幹事 |
| 公式サイト | 衆議院議員 濵地雅一 公式サイト |
| 公式X | @hamachi_m |
公明党の公式ページでは「濵地」、衆議院のページでは「浜地」と表記されています。読み方はいずれも「はまち まさかず」です。基本情報は公明党の所属議員プロフィールや衆議院議員プロフィールで公開されています。
浜地雅一は現在、公明党所属で衆院会派は「中道」
2026年10月1日時点で最も整理しておきたいのが、浜地雅一氏の所属です。
- 所属政党:公明党
- 衆議院の会派:中道
- 選挙区:比例九州ブロック
- 当選回数:6回
- 公明党役職:中央幹事
- 衆議院・厚生労働委員会:理事
「中道」と表示されていても、現在の所属政党が中道改革連合という意味ではありません。公明党の最新の所属議員ページには浜地氏が掲載されており、衆議院では統一会派「中道」のメンバーとして掲載されています。
この状態になったのは、2026年に政党と会派の再編が続いたためです。
- 2026年1月、公明党出身の衆院議員らが中道改革連合に参加
- 2月8日の衆院選で、浜地氏は中道改革連合の比例九州名簿から6選
- 9月、中道改革連合が「新たな形態」へ移行し、公明党出身者が離党
- 9月24日、浜地氏を含む公明党出身の衆院議員28人の公明党への復党が承認
- 同日、公明党出身者や「民主改革の会」所属議員らが衆院統一会派「中道」を結成
公明党は2026年9月25日の発表で、浜地氏を含む28人の復党承認を公表しています。衆院会派についても、統一会派「中道」の結成が発表され、衆議院の会派別議員一覧にも浜地氏が掲載されています。
再編が進んでいた9月10日には、本人のXでも中道改革連合の今後と沖縄での活動について発信していました。
浜地雅一の経歴・学歴|民間企業から弁護士、国政へ
学歴は早稲田大学法学部
浜地雅一氏は福岡市で生まれ、1994年3月に早稲田大学法学部を卒業しました。
高校については、今回確認した公明党・本人公式サイト・首相官邸などの公的プロフィールには学校名の記載がありません。公表資料で明確に確認できる学歴は「早稲田大学法学部卒業」です。
UBS証券、不動産・建設会社を経て法曹の道へ
大学卒業後の経歴は、政治家一筋ではありません。本人公式プロフィールによると、1994年4月にUBS証券へ入社。その後、大手マンション開発販売会社、福岡の地場建設会社で勤務しました。
| 時期 | 経歴 |
|---|---|
| 1994年3月 | 早稲田大学法学部卒業 |
| 1994年4月 | UBS証券入社 |
| 1997年4月 | 大手マンション開発販売会社へ |
| 1999年11月 | 地場建設会社へ |
| 2002年11月 | 司法書士試験合格 |
| 2006年11月 | 司法試験合格 |
| 2008年9月 | 弁護士登録 |
日本弁護士政治連盟のインタビューでは、33歳で法曹を目指した当時の考えを次のように話しています。
「これまでの経験を生かし、より多くの人の役に立ちたい。」
出典:日本弁護士政治連盟「弁護士議員に聞く」
弁護士として会社の破産や個人再生に関わる中で、個別事件の解決だけでなく法律や制度そのものに関わりたいと考えるようになり、党から候補者の打診を受けて国政を目指したと説明しています。
選挙歴|2009年の落選後、比例九州で6回当選
浜地氏が初めて衆院選に挑戦したのは2009年です。このときは公明党の比例九州名簿5位で、党の獲得議席は3議席だったため落選しました。
2012年の第46回衆院選で初当選。その後は比例九州で議席を重ね、2026年の第51回衆院選で6期目の当選となりました。
| 選挙 | 所属 | 結果 |
|---|---|---|
| 2009年 第45回衆院選 | 公明党 | 比例九州・落選 |
| 2012年 第46回衆院選 | 公明党 | 初当選 |
| 2014年 第47回衆院選 | 公明党 | 2選 |
| 2017年 第48回衆院選 | 公明党 | 3選 |
| 2021年 第49回衆院選 | 公明党 | 4選 |
| 2024年 第50回衆院選 | 公明党 | 5選 |
| 2026年 第51回衆院選 | 中道改革連合 | 6選 |
2026年の比例九州では、中道改革連合が1,181,743票、4議席を獲得し、浜地氏は名簿1位で当選しています。選挙そのものは中道改革連合から戦い、その後の9月に公明党へ戻ったという順番です。第51回衆院選の公的な開票資料は福岡県選挙管理委員会でも公開されています。
外務大臣政務官、厚生労働副大臣、衆院経済産業委員長を経験
国政では法務分野だけでなく、外交、安全保障、社会保障、経済産業にまたがる役職を経験してきました。
- 2015年10月:外務大臣政務官
- 2023年9月:厚生労働副大臣
- 2024年10月:衆議院経済産業委員長
- 2026年:衆議院厚生労働委員会理事
- 2026年:衆議院情報監視審査会委員
現在の厚生労働委員会での役職は衆議院の委員名簿、情報監視審査会については情報監視審査会委員名簿に掲載されています。
浜地雅一の政策・国会活動
浜地氏の近年の国会活動では、社会保障・医療、外交安全保障、経済・産業政策が目立ちます。弁護士としての法務経験に加え、厚生労働副大臣や外務大臣政務官、経済産業委員長を務めた経歴がそれぞれの分野につながっています。
- 医療保険・高額療養費など社会保障制度の議論
- 外交、安全保障、防衛装備移転をめぐる議論
- 成長戦略や経済・財政運営に関する発信
- 弁護士経験を背景とする法制度・司法分野の議論
社会保障・医療|制度維持と負担のあり方を国会で議論
2026年の浜地氏は、衆議院厚生労働委員会の理事を務めています。3月3日の予算委員会では、物価や賃金が上昇する局面で社会保障費をどう扱うかを取り上げる一方、歳出改革についても次のように述べました。
「私も、野方図に社会保障費を伸ばしてはならないと。当然、制度改革は必要でございます。」
出典:衆議院・第221回国会予算委員会第4号
同年4月には、当時所属していた中道改革連合など3党が高額療養費制度の見直しに関する法案を衆院へ提出し、浜地氏が筆頭提出者を務めました。患者の所得や療養による生活への影響を調査した上で、支給要件や支給額を検討する内容でした。
4月24日の厚生労働委員会では、国民健康保険の財政安定化基金を保険料抑制に活用する制度改正などについて質疑しています。会議録は衆議院・厚生労働委員会会議録で読むことができます。
この時期の健康保険法改正をめぐる動きについても、本人のXで発信しています。
7月には特別国会を終え、厚生労働委員会理事として取り組んだ法案審議について投稿しています。
外交・安全保障|外務政務官を経験、反撃能力についても発言
浜地氏は2015年に外務大臣政務官へ就任しました。当時のインタビューでは、外交について「国と国」だけでなく人同士の関係を重視する姿勢を示しています。
「対話を第一に、文化・学術面の交流を重視しながら、公明党らしく平和外交を進めて信頼を築いてまいります。」
出典:公明党「平和外交を推進し国際社会で信頼築く」
安全保障では、2022年に策定された安全保障関連3文書をめぐる与党ワーキングチームにも参加しました。2023年4月の衆議院憲法審査会では、反撃能力と専守防衛の関係について説明する中で、次のように発言しています。
「先制攻撃は許されない」
出典:衆議院・第211回国会憲法審査会第7号
浜地氏はこの審査会で、反撃能力を相手側からの武力攻撃が発生した後の「反撃」として位置付け、専守防衛との関係について意見を述べています。
2026年4月に政府が防衛装備品移転をめぐる方針を決定した際にも、本人のXで見解を示しました。
経済・産業政策|経産委員長経験と成長戦略への発信
2024年10月には衆議院経済産業委員長に就任しています。証券会社や不動産・建設会社で勤務した経歴を持ち、国会では財務金融、経済産業などの分野にも関わってきました。
2026年7月には、政府が決定した「骨太の方針2026」「日本成長戦略」「地域未来戦略」について、本人のXで所感を発信しています。
2026年の国会では厚生労働分野を中心に活動
政府側では厚生労働副大臣を経験した浜地氏ですが、2026年の国会では厚生労働委員会の理事として法案審議に参加しています。
4月3日の厚生労働委員会で正式に理事へ指名され、その後、健康保険法改正、医療制度、予防接種法などを扱う委員会に参加しました。副大臣として厚労行政を担当した経験と、現在の委員会活動がつながっている分野です。
衆議院が公開している2026年4月3日の厚生労働委員会会議録では、浜地氏が理事に指名された経過も確認できます。
浜地雅一の事務所は東京と福岡の2カ所
浜地雅一氏の公式サイトには、国会事務所と福岡事務所の2カ所が掲載されています。
| 事務所 | 所在地 |
|---|---|
| 国会事務所 | 〒100-8981 東京都千代田区永田町2丁目2番1号 衆議院第一議員会館803号室 |
| 福岡事務所 | 〒812-0023 福岡県福岡市博多区奈良屋町11-6 NS奈良屋ビル2F |
所在地は本人公式サイトのOfficeページで公開されています。比例九州選出ですが、出身地でもある福岡市に地域事務所を置いています。
浜地雅一の家族について公表されている情報は限定的
浜地雅一氏の妻や子供など家族構成については、公的・公式プロフィールで具体的な情報は公表されていません。
公明党の所属議員プロフィール、本人公式プロフィール、衆議院の議員プロフィールには、生年月日、出身地、学歴、職歴、政治経歴などは掲載されていますが、配偶者や子供についての項目はありません。
妻や子供の人数、職業などを裏付けられる一次情報は、今回確認した公開資料では見当たりませんでした。ネット上の情報だけから具体的な家族構成を断定することは避ける必要があります。
2026年10月は公明党再始動の時期に当たる
浜地氏を含む衆院議員28人が公明党へ復党したのは2026年9月24日です。公明党は参院議員21人と合わせ、国会議員49人の体制となりました。
2026年10月3日には公明党全国大会を開き、新体制を発足させる予定と発表されています。10月1日時点の公明党公式プロフィールでは、浜地氏の党役職は「中央幹事」です。
衆議院では引き続き統一会派「中道」に所属し、厚生労働委員会理事として掲載されています。2026年前半の中道改革連合所属時代と、9月以降の公明党所属を区別して見ることが、現在の浜地雅一氏の立場を理解するうえで重要です。

