橋本幹彦(はしもと・みきひこ)氏は、国民民主党所属の衆議院議員です。防衛大学校から航空自衛隊へ進み、航空機整備幹部として勤務した後、経営コンサルティング会社の取締役を経験して政界入りしました。
2024年の衆院選では埼玉13区で初当選。2026年の衆院選では小選挙区で2位となりましたが、比例北関東ブロックで当選し、現在2期目です。2026年9月の国民民主党代表選にも立候補し、その後は党幹事長代理に就いています。
- 国民民主党の衆議院議員・2期
- 現在の議席は比例北関東、政治活動の地盤は埼玉13区
- 千葉県立千葉高校、防衛大学校公共政策学科を経て航空自衛隊の幹部自衛官に
- 自衛隊退職後は経営コンサルティング会社で勤務し、最年少で取締役に就任
- 2026年9月から国民民主党幹事長代理
| 名前 | 橋本 幹彦(はしもと みきひこ) |
|---|---|
| 生年月日 | 1995年12月27日 |
| 年齢 | 30歳(2026年9月26日時点) |
| 出身 | 千葉県八千代市 |
| 所属政党 | 国民民主党 |
| 議員種別 | 衆議院議員 |
| 選挙区 | 比例北関東(政治活動の地盤は埼玉13区) |
| 当選回数 | 2期 |
| 現在の党役職 | 国民民主党 幹事長代理 |
| 国会での役職 | 安全保障委員会理事、政治倫理審査会幹事(2026年9月18日時点) |
| 高校 | 千葉県立千葉高等学校 |
| 大学・学校 | 防衛大学校 公共政策学科 |
| 前職 | 航空自衛隊、経営コンサルティング会社役員 |
| 公式サイト | 橋本みきひこ公式サイト |
| 公式X | @Hashimoto_Mkhk |
橋本幹彦の経歴・学歴|千葉高校から防衛大学校、自衛隊、コンサルへ
橋本氏の経歴は、高校時代に政治家を志し、防衛・民間企業の現場を経験してから政治へ進んだという流れになっています。
高校は千葉県立千葉高校|奨学金を受けながら通学
本人の公式プロフィールによると、2014年3月に千葉県立千葉高等学校を卒業しました。父親は非常勤教員で、教員としての月収が数万円の時期もあり、橋本氏と妹は奨学金を受けながら高校へ通ったと本人が説明しています。
高校3年生だった2013年には、政治家を志すようになりました。
「人を育てる日本を取り戻したい。人を大切にする世界をつくりたい」
出典:橋本みきひこ公式サイト
その時点で直ちに政治家になるのではなく、まず「国の最前線」と「ビジネスの世界」を経験してから政治へ進む道を選んだとしています。
防衛大学校から航空自衛隊へ|航空機整備幹部を経験
高校卒業後は防衛大学校の公共政策学科へ進学しました。防衛大学校62期を経て航空自衛隊の幹部自衛官となり、航空機整備部隊に所属しています。
公式プロフィールでは、部隊で人員や部品の不足を経験したことが、政治への志を強めた出来事として記されています。最終階級は3等空尉でした。
- 防衛大学校62期・公共政策学科
- 航空自衛隊の幹部自衛官に任官
- 航空機整備部隊で勤務
- 3等空尉で退職
自衛隊退職後は経営コンサルティング会社の取締役に
2019年10月から経営コンサルティング会社に入り、大企業から中小企業までの戦略策定・実行支援、利益成長、事業承継などの案件を担当しました。本人によれば、簿記の勉強から始め、その後社内最年少で取締役に就任しています。
現在も同社には顧問として関わっていると公式サイトに記載されています。なお、勤務していたコンサルティング会社の社名は、本人公式サイトや国民民主党の公式プロフィールでは公表されていません。ネット上の推測だけで特定の会社名と結び付けることはできません。
同じ2019年からは、中高生のキャリア教育を支援するNPOでの活動も始めています。
橋本幹彦の選挙結果|2024年初当選、2026年は比例復活で2期目
橋本氏が初めて選挙に挑んだのは、衆議院選ではなく2023年の千葉県議会議員選挙・成田市選挙区でした。
結果は8,149票で次点。選挙翌日に本人はnoteで結果を報告しています。
「いただいた8149票は希望です。」
出典:橋本幹彦公式note「希望の票(暫定版)」
同年7月、国民民主党は橋本氏を衆院埼玉13区の公認内定予定候補者に決定。活動の拠点を千葉県成田市から埼玉13区へ移しました。
| 選挙 | 選挙区 | 得票・結果 |
|---|---|---|
| 2023年 千葉県議選 | 成田市 | 8,149票・次点 |
| 2024年 衆院選 | 埼玉13区 | 61,436.745票・小選挙区当選 |
| 2026年 衆院選 | 埼玉13区/比例北関東 | 69,464票・小選挙区2位、比例北関東で当選 |
2024年10月27日の衆院選では、埼玉県選挙管理委員会の開票結果で61,436.745票を獲得し、埼玉13区で1位となりました。同じ「橋本」姓の候補者がいたため按分票が発生し、得票数に小数点以下が付いています。
2024年の選挙期間中には、幸手・久喜・杉戸などを回る街頭活動を本人のXでも発信していました。
2026年2月8日の衆院選では、埼玉県選挙管理委員会の開票資料で69,464票。自民党の三ッ林裕巳氏の75,992票に次ぐ2位でした。
小選挙区では当選しませんでしたが、比例北関東ブロックで復活当選し、衆議院議員2期目に入りました。
橋本氏の政治活動の地盤は埼玉13区です。一方、現在の衆議院の議席は比例北関東で、衆議院の会派別議員一覧でも「(比)北関東・2期」と掲載されています。
2025年の「厳重注意」は何があった?自衛隊制服組の答弁要求をめぐる経緯
橋本氏について報じられた「厳重注意」は、2025年2月5日の衆議院予算委員会で、自衛隊の「制服組」を国会答弁に立たせるよう求めたことをめぐるものです。
橋本氏は自衛隊の運用について現場に即した議論を行うとして、陸上自衛隊教育訓練研究本部長、海上・航空自衛隊幹部学校長などの出席を要求しました。しかし、予算委員会理事会では制服組を答弁者とすることは認められませんでした。
衆議院予算委員会の会議録では、橋本氏は従来の運用について次のように述べています。
「今までの慣行というのがやはり議論の土台というのをゆがめてきたのではないか」
出典:衆議院・第217回国会 予算委員会第5号
これに対し、安住淳予算委員長は、制服組の答弁を認めない判断について文民統制(シビリアンコントロール)の観点や国会での長年の運用を挙げました。会議録では、安住氏はいったん「国民民主党を除く」と説明した後、質疑を止めて理事と確認し、国民民主党も合意していたと訂正しています。
翌2月6日、国民民主党の古川元久代表代行は、橋本氏の一連の言動を「問題のある行為だった」として、口頭で厳重注意したことを明らかにしました。
- 橋本氏:自衛隊運用を現場に即して議論するため制服組の答弁を要求
- 予算委員会理事会:制服組の答弁者としての出席を認めず
- 安住委員長:文民統制や国会での運用を理由として説明
- 国民民主党:翌日、橋本氏へ口頭で厳重注意
報じられた党の措置は「口頭での厳重注意」で、離党や議員辞職などの処分ではありません。また、厳重注意の対象となったのは元自衛官という経歴そのものではなく、この予算委員会での要求と一連の言動です。
橋本幹彦の政策・国会でやったこと|教育、所得、安全保障を軸に
橋本氏の公式サイトでは、政策を「人を育てる。所得を伸ばす。国を守る。」と整理しています。本人が掲げる政策と、国会で実際に法案提出まで行った仕事は分けて見ることができます。
| 分野 | 主な主張 |
|---|---|
| 教育・人への投資 | 教育・科学技術予算の倍増、教育費負担の軽減、奨学金免除や「仕送り控除」、リスキリング支援 |
| 経済・所得 | 燃料・電気代にかかる税負担の軽減、実質賃金上昇率2%達成までの消費税減税、賃金水準の引き上げ |
| 農業 | 野菜・果樹の価格転嫁対策、米・麦・大豆への「食糧安全保障基礎支払い」 |
| 安全保障 | 防衛分野の人員・兵站・研究開発への予算確保、食料・エネルギー安全保障、多角的外交 |
| 政治・行政改革 | 政治資金の透明化、公文書管理へのブロックチェーン活用 |
これらは橋本氏が掲げている政策であり、すべてが既に制度化・実現したという意味ではありません。
インテリジェンス法案を提出|「スパイ防止法」とは別の枠組みを主張
国会で橋本氏自身が提出者となった政策の一つが、「インテリジェンスに係る態勢の整備の推進に関する法律案」です。
2025年11月26日に橋本氏と福田玄氏が提出。その後、2026年3月10日には橋本氏、田中健氏、深作ヘスス氏の3人で改めて提出しました。
2026年4月22日の内閣委員会で、橋本氏は法案の目的を説明しています。
「インテリジェンスは、我が国及び国民の安全を守る施策の一つ」
出典:衆議院・第221回国会 内閣委員会第7号
法案では、情報収集・整理・分析・活用だけでなく、国民の自由と人権の尊重、国会による民主的統制、政治的中立、情報活動に従事する人の保護なども論点として掲げました。
「スパイ防止法」との違いについても本人はXで説明しています。
衆議院の審議経過では、2026年4月22日に内閣委員会で否決され、翌23日の本会議でも否決されています。賛成会派は中道改革連合・無所属と国民民主党・無所属クラブでした。
したがって、橋本氏らが法案を提出したことは事実ですが、この法案が成立したわけではありません。
2026年には自動車盗難対策法案も提出
2026年6月23日には、橋本氏ら4人が「自動車盗難対策等の推進に関する法律案」を提出しています。
自動車盗難の防止、盗難車の解体・流通・輸出への対策などを総合的に進める内容で、2026年7月に内閣委員会へ付託され、閉会中審査となっています。
橋本幹彦の妻・結婚・家族|父は非常勤教員、4人きょうだいの長男
橋本氏は本人公式サイトで、4人きょうだいの第1子として生まれたことを明らかにしています。末の弟とは10歳差で、弟は農業を志して農業大学校で学んでいると紹介されています。
父親については、橋本氏自身が非常勤教員だったと説明しています。高校時代には父の教員としての収入が月数万円ということもあり、橋本氏と妹が奨学金を受けて通学していたというエピソードが公式プロフィールに掲載されています。
- 4人きょうだいの第1子
- 父親は非常勤教員だったと本人が公表
- 妹がいることを本人が公表
- 末の弟は10歳年下
- 妻・結婚・子供については、本人公式サイトや党公式プロフィールで公表されていない
配偶者の有無について断定できる一次情報は公表されていないため、「結婚している」「独身である」のどちらかを決め付けることはできません。母親の詳しいプロフィールも公表されていません。
「橋本直久」氏との親族関係は公表されていない
2023年の国民民主党の地方選候補者一覧には、千葉県議選・成田市の橋本幹彦氏とは別に、佐倉市議選で推薦を受けた橋本直久氏も掲載されています。
ただし、党の候補者資料には両者の親族関係についての記載はなく、橋本幹彦氏本人の公式プロフィールでも橋本直久氏を父親や親族として紹介していません。同じ姓であることだけを根拠に親子・親族と断定できる情報はありません。
橋本幹彦の人物像|13歳の台湾研修と「誠実自然」
政治経歴とは別のエピソードとして、公式プロフィールには中学1年生だった13歳のとき、日台文化交流青少年スカラシップの作文部門で優秀賞を受け、台湾研修へ参加したことが記されています。
現地では李登輝元総統から学ぶ機会があり、本人は「誠実自然」という言葉が自身の生き方に浸潤していると説明しています。当時は杉原千畝や新渡戸稲造に憧れ、外交官を志していたといいます。
2026年の国民民主党代表選期間中には、組織を率いる立場について自身の考えるリーダー像をXでも発信しました。
橋本幹彦の事務所はどこ?久喜事務所の住所・電話番号
橋本氏の地元事務所は、国民民主党埼玉県第13区総支部・久喜事務所です。本人公式サイトに住所と電話番号が掲載されています。
| 名称 | 国民民主党埼玉県第13区総支部・久喜事務所 |
|---|---|
| 住所 | 〒346-0003 埼玉県久喜市久喜中央1-8-15 |
| 電話 | 0480-37-8330 |
| FAX | 0480-37-8331 |
| 幸手事務所 | 問い合わせは久喜事務所へ |
この所在地は本人公式サイトの事務所案内に加え、埼玉県選挙管理委員会が公表する政治団体情報でも国民民主党埼玉県第13区総支部の所在地として掲載されています。
2026年国民民主党代表選に立候補|現在は幹事長代理
橋本氏の直近の大きな政治活動が、2026年の国民民主党代表選への立候補です。8月7日に立候補を届け出し、玉木雄一郎氏との2人による代表選となりました。
立候補当日には、本人もXで届け出を報告しています。
代表選では、政策だけでなく党組織と人材育成の改革を大きなテーマとして掲げました。8月23日に滋賀県で開かれた党員・サポーター集会では、立候補の理由を次のように述べています。
「私が立候補したのは、国民民主党が自民党に代わる政権政党となるためである。」
出典:国民民主党「代表選2026 党員・サポーター集会in滋賀」
橋本氏は「国家ビジョン・組織・人財」の3点を挙げ、地方議員や党員・サポーターを含めた地域組織の強化、党運営と政策発信の役割分担などを提案しました。
代表選の期間中には、権限委譲と組織運営についてもXで発信しています。
| 2026年国民民主党代表選 | 獲得ポイント |
|---|---|
| 橋本幹彦 | 32ポイント |
| 玉木雄一郎 | 127ポイント |
9月6日の臨時党大会で、橋本氏は32ポイント、玉木氏は127ポイントを獲得し、玉木氏が代表に再選されました。
代表選から5日後の9月11日、国民民主党は新しい役員体制を決定。橋本氏は幹事長代理に就任しました。同職には足立康史氏も就いています。
2026年9月26日時点では、党の公式役員一覧にも橋本氏が幹事長代理として掲載されています。国会では安全保障委員会の理事を務めており、2期目の衆議院議員として国会活動と党組織の双方に関わっています。

