伊波洋一の政党は?沖縄の風・オール沖縄との関係、経歴や息子まで解説

伊波洋一

伊波洋一(いは・よういち)氏は、沖縄県宜野湾市出身の参議院議員です。宜野湾市役所職員、沖縄県議、宜野湾市長を経て2016年に国政へ進み、現在は沖縄県選挙区選出の参議院議員として活動しています。

政党については少し分かりにくい部分がありますが、2022年参院選には無所属で立候補し、2026年9月現在の参議院での所属会派は「沖縄の風」です。この記事では、オール沖縄や共産党との関係、宜野湾市長時代からの経歴、政策、選挙、妻と息子、中国との関わり、事務所や公式Xまで整理します。

名前伊波 洋一(いは よういち)
生年月日1952年1月4日
年齢74歳(2026年9月22日時点)
出身地沖縄県宜野湾市
議員種別参議院議員
選挙区沖縄県選挙区
所属会派沖縄の風
当選回数2回(2016年、2022年)
任期満了2028年7月25日
前職宜野湾市職員、沖縄県議会議員、宜野湾市長
学歴琉球政府立普天間高等学校、琉球大学理工学部
公式サイト伊波洋一オフィシャルサイト
公式X@ihayoichi
目次

伊波洋一は現在どの政党?共産党・オール沖縄との関係

伊波洋一氏について「何党なのか」を整理すると、2022年の参議院選挙では「無所属」として届け出ており、現在の参議院で所属している会派は「沖縄の風」です。

参議院の議員プロフィールでは、2026年9月20日現在の所属会派を「沖縄の風」としています。沖縄県選挙区選出で、当選2回、現在の任期は2028年7月25日までです。

現在の立場を整理
  • 2022年参院選の党派:無所属
  • 参議院での会派:沖縄の風
  • 選挙区:沖縄県選挙区
  • 当選回数:2回
  • 現在の委員会:総務委員会、行政監視委員会、デジタル社会の形成及び人工知能の活用等に関する特別委員会

伊波洋一は共産党所属ではない

伊波氏は日本共産党所属の国会議員ではありません。2022年参院選の沖縄県公式資料でも党派は「無所属」と記載されています。

共産党との接点があるのは、選挙での協力関係です。2022年参院選では、名護市辺野古の新基地建設反対などで連携する「オール沖縄」側の候補として立候補し、立憲民主党、共産党、社民党、沖縄社会大衆党、にぬふぁぶしから支持・支援を受けました。これは2022年4月の琉球新報でも報じられています。

つまり、「共産党の議員」なのではなく、無所属で選挙に出て、共産党を含む複数の政党・政治団体とオール沖縄の枠組みで協力してきた政治家という関係です。「沖縄の風」も政党名ではなく参議院の会派名です。

最近の地域活動では、2026年4月に宮古島で開いた「イハ洋一と語る会」について、本人のXでも報告しています。

 

伊波洋一の経歴|宜野湾市職員から県議、市長、参議院へ

伊波氏は1952年に宜野湾市で生まれ、普天間高校から琉球大学理工学部へ進学しました。大学卒業後は1974年に宜野湾市役所へ入り、約22年間にわたって自治体職員として勤務しています。

時期主な経歴
1974年琉球大学理工学部卒業、宜野湾市役所入所
1996年宜野湾市役所を退職、沖縄県議会議員に初当選
2000年沖縄県議会議員2期目当選
2003年県議を辞職し、第13代宜野湾市長に就任
2007年宜野湾市長に再選
2010年宜野湾市長を退職
2016年参議院沖縄県選挙区で初当選
2022年参議院沖縄県選挙区で再選

県議時代には文教厚生委員会に所属し、県立病院や平和祈念資料館などの問題を扱いました。詳しい略歴は本人公式プロフィールと参議院公式プロフィールに掲載されています。

 

宜野湾市長時代に何をした?普天間基地問題と市政

伊波氏の政治経歴で大きな位置を占めるのが、2003年から2010年までの宜野湾市長時代です。宜野湾市には市域の中央部に米軍普天間飛行場があり、市長として基地問題への対応を続けました。

2004年の沖縄国際大学ヘリ墜落事故

2004年8月13日、米海兵隊のCH-53D大型輸送ヘリコプターが普天間飛行場に隣接する沖縄国際大学へ墜落・炎上しました。伊波氏はその後、普天間飛行場の危険性を訴え、市長在任中に3回の訪米要請行動を行っています。

2009年には衆議院外務委員会へ参考人として出席し、普天間飛行場や辺野古移設について意見を述べました。

「国外への部隊移転を通して普天間問題を解決していきたい」

出典:衆議院・第171回国会 外務委員会

医療・行政IT化や西海岸開発にも取り組んだ

市長時代の仕事は基地問題だけではありません。参議院の公式プロフィールには、行政のIT化、教育・福祉・医療の充実、宜野湾市西海岸への大型店舗・ホテルなどの誘致に取り組んだ経歴も記載されています。

本人公式プロフィールでは、県内市町村で初めて中学生までの入院医療費無料化を実施したことも、市長時代の取り組みとして紹介しています。

宜野湾市長時代の主な活動
  • 普天間飛行場問題をめぐり3回訪米
  • 国会の安全保障委員会・外務委員会などで地元の状況を説明
  • 行政のIT化
  • 教育・福祉・医療施策
  • 宜野湾市西海岸地域への大型店舗・ホテルなどの誘致

参議院の選挙区と選挙結果|2016年初当選、2022年再選

伊波氏の参議院での選挙区は沖縄県選挙区です。比例代表ではありません。

2016年に初当選し、2022年の第26回参議院議員通常選挙で2期目の当選を果たしました。2022年は自民党新人の古謝玄太氏との接戦となりました。

候補者党派得票数結果
伊波洋一無所属274,235票当選
古謝玄太自由民主党271,347票落選
河野禎史参政党22,585票落選
山本圭NHK党11,034票落選
金城竜郎幸福実現党5,644票落選

伊波氏と古謝氏の票差は2,888票でした。得票数は沖縄県選挙管理委員会の第26回参院選結果によるものです。

投開票翌日には、本人の公式Xでも選挙結果について発信しました。

伊波洋一の政策・国会活動|基地問題だけではない

伊波氏の政策では普天間・辺野古や安全保障が目立ちますが、本人公式サイトには沖縄振興、県民所得、公共交通、離島振興、子どもの貧困、社会保障、ジェンダー、環境政策など幅広い項目が掲げられています。

公式政策ページでは、自身の国会活動について次の言葉を掲げています。

「政府の立場を沖縄に押し付けるのではなく、沖縄の声を国会へ届けます。」

出典:伊波洋一オフィシャルサイト「政策・理念」

普天間・辺野古、PFAS、日米地位協定

基地政策では、名護市辺野古での新基地建設に反対し、普天間飛行場の閉鎖・返還を求める立場を続けています。日米地位協定の抜本改定や、米軍基地周辺で問題となってきたPFAS汚染への対応も政策項目に含めています。

2020年4月の参議院外交防衛委員会では、普天間飛行場からPFOSを含む泡消火剤が流出した問題を取り上げました。米軍施設内の管理状況や過去の流出事故に関する報告書、基地への立ち入り調査について政府へ質問しています。質疑全文は国会会議録検索システムで読むことができます。

台湾有事と先島諸島の住民避難計画

近年の国会活動で繰り返し取り上げているのが、宮古島、石垣島、与那国島など先島諸島への自衛隊配備と、有事を想定した住民避難計画です。

2025年12月の参議院総務委員会では、島外避難計画について住民の意見を反映するよう求め、次のように述べました。

「私は、先島への自衛隊配備による島々の軍事化こそ見直されるべきだと考えます」

出典:国会会議録・第219回国会 参議院総務委員会

2026年3月の総務委員会でも、台湾をめぐる武力紛争に日本が軍事介入することに反対し、外交による緊張緩和を主張しました。これに対し林芳正総務相は、政府が進める先島地域の避難訓練について、住民の安全確保を目的とする国民保護の取り組みであり、軍事作戦の円滑な実施を目的としたものではないと答弁しています。双方のやり取りは2026年3月31日の参議院総務委員会会議録に残っています。

2026年8月には、安全保障政策についての自身の見方を公式Xでも発信しています。

沖縄経済・雇用、鉄軌道と離島振興

経済分野では、県民所得の向上や雇用の質の改善、DXによる地元企業の生産性向上、観光の高付加価値化などを掲げています。沖縄本島を縦断する鉄軌道やLRTを含む公共交通ネットワークの整備も政策の一つです。

  • 非正規雇用から正規雇用への転換
  • ICT産業・スタートアップ支援
  • 鉄軌道・LRTを含む公共交通整備
  • 北部・離島の物流・移動コスト軽減
  • サトウキビ、畜産、漁業など一次産業への支援
  • 離島の医療・教育・情報格差の改善

本人公式サイトには、沖縄振興策として食肉加工施設、製糖工場、離島の情報通信基盤などに関する取り組みも掲載されています。

子どもの貧困、医療・福祉

社会政策では、子どもの貧困対策、ひとり親世帯やヤングケアラーへの支援、医療・介護体制の充実を掲げています。沖縄特有の無年金・低年金問題や国民健康保険財政への国の支援も政策項目です。

医療・福祉分野については、2022年の参院選期間中にも本人Xで具体策を発信していました。

環境・再生可能エネルギー

環境政策では、生物多様性の保全、カーボンニュートラル、再生可能エネルギーの推進、海岸漂着ごみ対策などを掲げています。

環境政策についてまとめた本人の発信もあります。

伊波洋一と中国の関係|訪中と「平和外交」への考え

伊波氏と中国との関係を見る際には、単純な政治的ラベルではなく、本人が実際に行っている活動と発言を分けて見る必要があります。

2022年の参院選出馬会見では、台湾情勢に関連して外交による問題解決を訴えました。

「中国との平和外交を通して問題を解決するのが基本的な方針でなければならない」

出典:琉球新報・2022年参院選出馬表明

2023年12月25日から30日には「沖縄平和友好訪中団」として北京を訪問しています。本人の公式YouTubeで公開された報告によると、中日友好協会や中国国際交流協会との意見交換、日本大使館や沖縄県北京事務所への訪問などを行いました。

訪中後の2024年1月25日には、呉江浩駐日中国大使とも会談しています。中国大使館の発表では、伊波氏が訪中の経験を紹介し、経済・人文交流を深めることへの期待を述べたとされています。

その一方、本人の政策ページには日中漁業協定の見直しを求める方針も記載されています。伊波氏の対中政策では、台湾情勢を含む安全保障問題で軍事的緊張を避ける外交を主張しながら、漁業など沖縄に関係する個別課題については交渉や制度見直しを求めています。

中国をめぐる主な活動・主張
  • 台湾情勢では外交による緊張緩和を主張
  • 2023年12月に沖縄平和友好訪中団として北京を訪問
  • 2024年1月に呉江浩駐日中国大使と会談
  • 公式政策では日中漁業協定の見直しも要求

伊波洋一の妻・息子は?家族について公表されている範囲

伊波氏の本人公式プロフィールには、家族について「妻と息子2人」と明記されています。

息子が2人いることは本人の公式情報で確認できますが、公式プロフィールでは息子の名前、年齢、職業などは公表されていません。妻についても氏名や詳しい経歴は掲載されていません。

家族・人物像で公表されていること
  • 家族:妻、息子2人
  • 趣味:読書、映画、琉球芸能鑑賞
  • 好きな食べ物:沖縄そば、豚肉料理

家族構成や趣味はいずれも伊波洋一オフィシャルサイトのプロフィールに掲載されている情報です。家族の詳細について、公表されていない情報を推測で補うことはできません。

伊波洋一の事務所・公式X

伊波氏の公式サイトには、宜野湾事務所と那覇事務所の2か所が掲載されています。公式Xは「@ihayoichi」で、公式サイトからもリンクされています。

宜野湾事務所 〒901-2203
沖縄県宜野湾市野嵩2丁目1−8 大川アパート
TEL&FAX:098-892-7734
那覇事務所 〒900-0004
沖縄県那覇市銘苅1-14-16 大盛産業ビル B102
TEL:098-860-0181
公式サイト 伊波洋一オフィシャルサイト
公式X @ihayoichi

国会での所属委員会や任期については参議院公式プロフィール、事務所やSNSについては本人公式サイトで最新情報を確認できます。

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