今井絵理子氏は、SPEEDのメンバーとして一世を風靡した後、2016年に国政へ進んだ自民党の参議院議員です。芸能界から政治家になった経緯には、聴覚障がいのある長男の子育てを通して経験したことが深く関わっています。
現在の役職や任期、選挙区に加え、息子の今井礼夢さん、元夫のSHOGOさん、橋本健氏との関係、SPEED時代、政治家として取り組んできた政策、フランス研修をめぐる批判まで、今井氏の人物像を整理します。
元SPEEDの歌手で、現在は自民党所属の参議院議員。長男の聴覚障がいをきっかけに手話や障がい児支援へ関わるようになり、国政では障がい者政策、手話、子育て、防災、沖縄などを継続的なテーマとしています。参議院議員は現在2期目です。
| 名前 | 今井 絵理子(いまい えりこ) |
|---|---|
| 生年月日 | 1983年9月22日 |
| 年齢 | 42歳(2026年9月18日時点) |
| 出身地 | 沖縄県那覇市 |
| 所属政党 | 自由民主党 |
| 議員 | 参議院議員 |
| 選挙区 | 比例代表(全国比例) |
| 当選回数 | 2回 |
| 初当選 | 2016年 |
| 現在の任期 | 2028年7月25日まで |
| 学歴 | 八雲学園高等学校卒業 |
| 前職・経歴 | 歌手・SPEEDメンバー |
| 主な政府役職歴 | 内閣府大臣政務官、内閣府大臣政務官兼復興大臣政務官 |
| 公式サイト | 今井絵理子オフィシャルサイト |
| 公式X | @Imai_Eriko0922 |
今井絵理子は現在何をしている?役職・選挙区・任期
2026年9月18日時点で、今井絵理子氏は自由民主党所属の参議院議員です。自民党の現職議員プロフィールでは、党内で「NPO・NGO関係団体委員長」「青年局長代理」「政務調査会副会長」を務めています。
参議院では、2026年7月14日時点で内閣委員会の理事、予算委員会委員、沖縄・北方問題及び地方に関する特別委員会の理事を務めています。
- 参議院議員・2期目
- 選出は沖縄選挙区ではなく全国比例
- 自民党政務調査会 副会長
- 自民党青年局長代理
- NPO・NGO関係団体委員長
- 参議院内閣委員会 理事
- 参議院予算委員会 委員
- 沖縄・北方問題及び地方に関する特別委員会 理事
選挙区は沖縄ではなく全国比例
今井氏は沖縄県出身で、沖縄に関する政治活動も多いため、沖縄選挙区の議員と思われることがあります。しかし、今井氏の選挙区は参議院の比例代表です。
比例代表では全国の有権者が政党名または候補者名を書いて投票します。特定の都道府県だけを選挙区とする議員ではありません。
任期はいつまで?2025年参院選では改選対象ではない
今井氏は2022年の第26回参議院議員通常選挙で再選しました。参議院議員の任期は6年で、参議院の現職議員一覧では任期満了日は2028年7月25日とされています。
2025年の参院選で落選したわけではありません。2025年は今井氏の改選年ではなく、次に任期満了を迎えるのは2028年です。
「今井絵理子の選挙はいつ?」という点については、通常であれば2028年の参議院選挙で再び改選対象となります。具体的な公示日・投開票日は今後決まります。
派閥は麻生派・志公会との関係が続いてきた
自民党内では麻生太郎氏の派閥「志公会(麻生派)」のメンバーとして活動してきました。志公会の過去の活動記録にも今井氏がメンバーとして掲載され、2024年にも麻生派所属と報じられています。
一方、現在の自民党公式プロフィールでは派閥名をプロフィール項目として表示していないため、現在の党内ポストを知る場合は、政務調査会副会長など公式に掲載されている役職を見る方が分かりやすいでしょう。
今井絵理子はなぜ政治家になった?原点は息子と手話
今井氏が芸能界から政治家へ進んだ背景で大きかったのが、2004年に生まれた長男が聞こえないことを知った経験でした。
本人は2016年2月の参院選出馬会見で、21歳で息子を出産したことで、それまで知らなかった障がいや子育てをめぐる問題に初めて触れたと説明しています。同じ境遇の母親や障がいのある子どもたちと出会い、「声を政策につなげたい」と考えるようになりました。
「私は、『政治は希望』だと思います。」
出典:自由民主党・参院選立候補にあたっての記者会見
出馬を直接持ちかけたのは山東昭子参議院議員でした。今井氏は同じ会見で、山東氏の人柄や思いに共感して自民党から立候補することを決めたと話しています。
歌手時代からの知名度だけで突然政治へ転身したというより、息子の子育てを通じて始めた手話・障がい者支援の活動が政治参加へつながったというのが、本人が説明している経緯です。
2026年2月には石垣島で聴覚障がい者の会や手話サークルと交流したことを公式Xで発信しています。
今井絵理子の息子は現在?プロレスラーの今井礼夢
今井氏には長男が1人います。名前は今井礼夢(いまい・らいむ)さんで、2004年10月18日生まれ。2026年9月18日時点では21歳です。
礼夢さんは先天性難聴で、今井氏は2008年の「24時間テレビ」で息子の聴覚障がいを公表しました。その際に伝えた言葉は、現在の本人公式サイトにも残されています。
「障がいは個性、不便だけど不幸ではない」
出典:今井絵理子オフィシャルサイト
ネット上では「息子の病気」と表現されることもありますが、本人や所属団体のプロフィールでは聴覚障がい、先天性難聴と説明されています。
礼夢は現在もプロレスラーとして活動
礼夢さんは2020年12月にプロレスラーとしてデビューしました。現在は川崎市を拠点とするプロレスリングHEAT-UPに所属しています。
HEAT-UPの公式プロフィールでは、2020年12月7日にTAMURA選手とのシングルマッチでデビューした経歴が掲載されています。2026年7月にも「週刊プロレス」のHEAT-UP特集に登場しており、プロレス活動を続けています。
- 2004年10月18日生まれ
- 先天性難聴
- 今井絵理子氏の長男
- 2020年12月にプロレスデビュー
- プロレスリングHEAT-UP所属
- 2024年には川崎西税務署の広報大使に就任
現在の旦那は?元夫SHOGOと橋本健との関係
元旦那は175RのSHOGO
今井氏の元夫は、ロックバンド「175R」のボーカルSHOGOさんです。2人は2004年6月に結婚し、同年10月に礼夢さんが生まれました。
2007年9月に離婚を発表。離婚時には2人の連名で、将来像や家庭像の違いについて説明しています。
「2人で何度も話し合い、離婚という道を選ぶことになりました」
出典:日刊スポーツ・今井絵理子とSHOGO離婚報道
長男の親権は今井氏が持ちましたが、離婚発表では「愛する我が子は、2人で助け合いながら育てていきます」とも説明していました。
橋本健との交際は本人が公表
今井氏と元神戸市議の橋本健氏との関係が大きく報じられたのは2017年です。当時、橋本氏には妻子がいたため、新幹線内で手をつないでいる写真などの報道をめぐって批判が起きました。
その後、橋本氏の離婚成立後の2018年10月、今井氏自身が公式ブログで交際を公表しました。
「現在、私今井絵理子は元神戸市会議員の橋本健さんとお付き合いさせていただいております。」
出典:今井絵理子オフィシャルブログ「ご報告」
同じブログでは、橋本氏から夫婦関係が破綻し離婚調停中だと聞いていたと説明し、「略奪」「不倫」という見方を否定しています。これは今井氏本人による説明であり、2017年当時の報道との間には見解の違いがありました。
橋本健とは再婚した?2026年現在も入籍の公表はない
2022年の参院選後、今井氏は自身を支えた人について橋本氏を「パートナー」と表現しています。2025年にも日刊スポーツが橋本氏を「今井絵理子氏のパートナー」と報じ、2026年6月の週刊女性PRIMEも関係が続いていると伝えています。
ただし、2026年9月時点で今井氏が橋本氏との再婚や入籍を公式発表した事実は確認されていません。
そのため、橋本氏を「現在の旦那」と断定するより、公に確認できる関係は「パートナー」とするのが現在の公表内容に沿っています。
SPEED時代・若い頃と学歴
今井氏は1983年、沖縄県那覇市生まれ。沖縄アクターズスクールを経て、1996年8月にSPEEDのメンバーとして「Body & Soul」でデビューしました。
SPEED公式サイトによると、グループは1995年に日本テレビ系「THE夜もヒッパレ!」で活動を始め、1996年に正式デビュー。「STEADY」「White Love」「my graduation」などのヒット曲を生みました。
今井氏は1983年9月生まれなので、SPEEDとしてデビューした1996年は13歳になる年でした。SPEEDは2000年3月にいったん活動を終え、今井氏はその後ソロ歌手として活動しています。
芸能活動と並行して八雲学園高等学校を2002年3月に卒業しました。これは首相官邸の経歴にも明記されています。
大学については、参議院や首相官邸などの公的プロフィールに大学進学歴は掲載されていません。公的プロフィール上の学歴は八雲学園高等学校卒業です。
- 1996年:SPEEDとしてデビュー
- 2000年:SPEED活動終了後、ソロ活動へ
- 2002年:八雲学園高等学校卒業
- 2004年:長男・礼夢さんを出産
- 2008年:長男の聴覚障がいを公表
- NHK「みんなの手話」の司会、講演、福祉施設などでの活動を経験
- 2016年:参議院議員に初当選
選挙結果と政治家としての経歴
今井氏が初めて国政選挙に立候補したのは2016年です。自民党公認で全国比例に出馬し、初当選しました。
| 年 | 主な出来事 | 内容 |
|---|---|---|
| 2016年 | 参院選初当選 | 全国比例で約31万9千票 |
| 2019年 | 内閣府大臣政務官 | 第4次安倍第2次改造内閣 |
| 2022年 | 参院選再選 | 全国比例で148,630.162票 |
| 2024年11月 | 内閣府大臣政務官兼復興大臣政務官 | 第2次石破内閣 |
| 2026年 | 参議院2期目 | 党政調副会長、内閣委理事など |
2016年の初当選時は、本人公式プロフィールで31万9359票とされています。2022年は自治体が公表している比例代表の開票結果で148,630.162票を獲得し、2期目の当選となりました。
2019年には第4次安倍第2次改造内閣で内閣府大臣政務官に就任。2024年11月には第2次石破内閣で内閣府大臣政務官兼復興大臣政務官に就きました。
なお、これは現在の政府役職ではありません。2026年の自民党プロフィールでは政務官は「経歴」に入り、現在の主な役職には政務調査会副会長などが掲載されています。
今井絵理子の政策と実績|政治家として何をしてきた?
今井氏の政策は、本人の経験と結びついた障がい者施策・手話だけではありません。子育て、女性・若者、防災、沖縄振興までを主要テーマとして掲げています。
| 政策分野 | 主な内容 |
|---|---|
| 障がい者政策 | 社会のバリア解消、情報保障、特別支援教育 |
| 手話 | 手話の普及、手話通訳者の育成、情報アクセス |
| 子育て | 子育て環境、医療的ケア児や家族への支援 |
| 女性・若者 | DV・性暴力、孤独、政策決定への参加 |
| 防災 | 障がい者など避難行動要支援者への情報提供・避難支援 |
| 沖縄 | 沖縄振興、子どもの貧困、地域課題 |
詳しい政策は本人公式サイトの政策・実績ページで公開されています。
手話・障がい者政策は国会でも継続して扱っている
今井氏は国会で手話を併用した質疑を行い、聴覚障がい者の情報保障、難聴児支援、特別支援教育などを繰り返し取り上げてきました。
2025年には「手話に関する施策の推進に関する法律」が成立しました。この法案は内閣委員会の委員長提出によるもので、参議院では236対0の全会一致で可決され、今井氏も賛成票を投じています。
2026年4月14日の参議院内閣委員会では、手話通訳者を大学などで体系的に養成する課程の拡大、賃金・雇用の安定を政府に質問しました。障がいのある女性の視点を男女共同参画施策や政策決定へ反映する方法も取り上げています。
質疑項目は参議院の第221回国会・内閣委員会記録で公開されています。
石垣島で手話を使う人たちと交流した2026年2月の投稿も、現在まで続いている活動の一例です。
医療的ケア児・読書バリアフリー・電話リレーサービス
本人公式サイトでは、政治活動の実績として「医療的ケア児支援法」「読書バリアフリー法」「電話リレーサービス法」などへの取り組みを挙げています。
これらは今井氏一人で成立させた制度ではなく、超党派の議員立法や国会・政府での協議を通じて成立した法律・制度です。今井氏は障がい児者政策を担当する党内組織や議員連盟などを通じて関わってきました。
2019年の「読書バリアフリー法」をめぐっては、成立前に自身のブログでも法案について発信しています。
本人ブログ「読書バリアフリー法案」では、視覚障がいや肢体不自由などがある人も読書できる環境整備を進める法律として紹介していました。
防災では障がいのある人への情報保障を重視
災害時に避難情報が届きにくい人への支援も継続テーマです。公式政策では、避難行動要支援者名簿や個別避難計画の活用を掲げています。
2024年11月、内閣府大臣政務官だった時期には、沖縄北部の豪雨災害を受け、沖縄の12市町村長から要請を受けたことを発信しました。
沖縄では離島や地域生活の課題も扱う
今井氏は全国比例の議員ですが、出身地の沖縄振興も主要政策の一つです。2025年7月には与那国島を訪れ、比川集落の共同売店を視察しています。
車を運転できない高齢者の買い物環境という地域課題に対し、住民と行政が連携して運営する公設民営の店舗を紹介した投稿です。
障がい者政策以外の国会質問も行っている
障がい者支援だけを扱っているわけではありません。2026年5月19日の内閣委員会では国家情報会議設置法案について、省庁間の情報共有、必要な職員数、制度上の歯止めを参考人に質問しています。
質疑内容は参議院の質疑項目で公開されています。
2026年3月には、犯罪被害者や遺族への経済・生活・医療面の支援について警察庁から説明を受けたことも公式Xで発信しました。
フランス研修は何が問題になった?エッフェル塔写真への批判と本人の説明
今井氏をめぐる近年の論争で大きかったのが、2023年7月の自民党女性局によるフランス研修です。
自民党女性局は7月24日から28日にフランスを訪問。当時の党女性局の活動報告によると、3歳からの幼児教育、少子化対策、政治分野への女性参画などをテーマに、保育所やフランスの議員・関係機関を訪問しました。
ところが、参加議員らがエッフェル塔前で撮影した写真などがSNSに投稿されると、「観光旅行のように見える」「費用はどうなっているのか」といった批判が広がりました。
今井氏は批判に対し、自身のXで研修の目的や費用について反論しました。
「無駄な外遊ではありません。」
出典:日刊スポーツ・今井絵理子氏のフランス研修への説明
本人は、旅費について「党からの支出と参加者の相応の自己負担」で賄われたと説明しています。批判の中心は、研修そのものだけではなく、SNSへ掲載した写真と、研修内容・費用が外からどう見えるかという説明のあり方にもありました。
フランス研修の「報告書」はある?
「フランス研修の報告書が出ていない」という形で語られることがありますが、自民党女性局の公式サイトには研修目的、訪問先、保育所で聞き取った内容、フランスの国会議員や関係者との意見交換をまとめた公開ページがあります。
党側は研修成果を全国の女性局と共有し、政策に生かすと説明しました。これとは別に、批判する側から求められた詳細な費用内訳や「報告書」と呼べる文書の形式について議論が続いたため、「何も報告していない」という表現と「十分な説明があったか」という評価は分けて見る必要があります。
- 2023年7月24~28日に自民党女性局がフランスを訪問
- 幼児教育、少子化、女性の政治参加などを視察・意見交換
- エッフェル塔前などで撮影した写真が批判を集めた
- 今井氏は「無駄な外遊ではない」と反論
- 費用は党の支出と参加者の自己負担で賄ったと本人が説明
- 自民党女性局サイトには研修内容の概要が公開されている
2026年も国会と沖縄の両方で活動
2026年の今井氏は、国会では内閣委員会理事などを務めながら、障がい者政策だけでなく国家情報、犯罪被害者支援といった議題にも関わっています。
党務では政務調査会副会長や青年局長代理を務め、6月には自民党公式ページでも沖縄振興調査会による提言や青年局の活動が紹介されています。
地元・沖縄での政治活動も続けています。2026年8月27日には、沖縄県知事選挙の告示日に古謝玄太候補を応援することを公式Xで表明しました。
国会での現在の役割、長年続けてきた手話・障がい者政策、沖縄での活動という3つの軸は、SPEED時代から政治家へ転身した後の今井氏の活動を追ううえで、2026年現在も続いています。

