石井準一の派閥・参院幹事長退任|妻や息子、青山学院との関係、経歴・選挙区

石井準一

石井準一氏は、千葉県議を5期務めた後、2007年から国政に移った自民党の参議院議員です。参院予算委員長、議院運営委員長、参院自民党国会対策委員長など、国会運営に関わる役職を長く経験し、2025年10月には参院自民党幹事長に就任しました。

ただし、参院幹事長は2026年9月に交代しており、現在の役職ではありません。 2026年9月30日時点の参議院の議員情報では、千葉県選挙区選出の4期目で、環境委員会、懲罰委員会、政治倫理審査会に所属しています。

石井準一氏を簡単に見ると
  • 千葉県茂原市出身の参議院議員
  • 千葉県議5期を経て、参院選に4回当選
  • 参院国対委員長、議院運営委員長、予算委員長などを歴任
  • 2025年10月~2026年9月は参院自民党幹事長
  • 旧・平成研究会系の人脈を持ち、2026年には40人超の「自由民主党参議院クラブ」を設立
  • 与野党間の調整や参議院運営に長く携わってきた政治家
名前石井 準一(いしい じゅんいち)
生年月日1957年11月23日
年齢68歳(2026年10月2日時点)
出身地千葉県茂原市
所属自由民主党/参議院「自由民主党・無所属の会」
議院参議院
選挙区千葉県選挙区
当選回数4回
初当選2007年
前職代議士秘書、千葉県議会議員
現在の参院所属環境委員会、懲罰委員会、政治倫理審査会
公式サイト石井準一オフィシャルサイト
公式X@Junichi141
目次

石井準一氏は現在どうしている?参院幹事長は2026年9月に交代

石井氏が大きく注目された役職が「参議院自由民主党幹事長」です。2025年10月8日、松山政司参院議員会長が石井氏を新たな参院幹事長に起用すると発表しました。それ以前には参院自民党国会対策委員長を務めています。

参院幹事長時代の2026年2月、少数与党が続く参議院について、石井氏は国会運営への姿勢を次のように語っています。

「参院が少数与党である状況は変わっていない。今まで以上に謙虚で丁寧な国会運営を心がけたい」

出典:共同通信配信・神戸新聞NEXT

その後、2026年9月16日の参院自民党人事で青木一彦氏が新たな参院幹事長に就任しました。自民党も新役員人事の公式発表で青木氏の就任を公表しています。

現在の立場

石井氏は参院幹事長を退任しましたが、参議院議員を辞職・引退したわけではありません。 2025年参院選で4選しており、任期満了は2031年7月28日です。「元参院幹事長の現職参議院議員」というのが2026年10月時点の位置付けです。

本人の公式Xでは2026年にも地元・千葉県の状況について発信を続けています。大雨被害を受けた地域について投稿した際の発信です。

高市早苗首相との関係と「更迭」報道

石井氏の参院幹事長交代をめぐっては、2026年度予算の参院審議などをめぐり、高市早苗首相との間に国会運営上の考え方の違いがあったとの報道が相次ぎました。テレビ朝日は、石井氏が野党側にも配慮しながら日程調整を進めたことなどを背景に、両者の「溝」が指摘されていたと報じています。

ただ、「高市首相が石井氏を更迭した」と確定した事実として書くことはできません。 高市首相自身は9月16日の取材で、参院役員の人事権は自分にはないと説明しています。

実際に参院側の人事を決めた松山政司参院議員会長も、「総合的に私が判断した。別に首相官邸がどうこうではない」と首相官邸からの介入を否定しました。したがって、報道された両者の意見の違いと、人事決定の主体は分けて見る必要があります。

もっとも、石井氏が高市政権そのものへの反対を打ち出していたわけでもありません。2026年4月の「参議院クラブ」設立会見では、次のように語っていました。

「これからも良き伝統を守りつつ、引き続き高市政権の政策を力強く前へ進めていきたい」

出典:TBS CROSS DIG
 

石井準一氏の派閥は?旧茂木派と「参議院クラブ」の関係

石井氏は自民党参議院内では、かつて平成研究会系の参院議員として活動してきました。平成研究会は竹下派、額賀派などを経て茂木敏充氏が会長を務めたため、現在の記事では石井氏を「旧茂木派」「参院平成研出身」と表現することがあります。

現在の党内人脈を見るうえで重要なのが、2026年4月15日に石井氏らが設立した「自由民主党参議院クラブ」です。旧茂木派や旧二階派などの参院議員を中心に、発足時点で40人以上が参加しました。

「我々の参議院クラブは派閥でないということをまず明確に申し上げておきたい。」

出典:テレビ朝日・参議院クラブ設立会見

石井氏の説明では、総裁選で特定候補への投票をメンバーに求めず、会費の徴収や定例会も設けず、他グループとの掛け持ちも認めます。従来型の派閥のように総裁選や人事で一体行動する組織ではなく、参院議員同士の関係づくりや経験の継承を目的とするグループと位置付けています。

派閥・グループを整理
  • 過去の系譜:参院平成研究会、旧茂木派系
  • 2026年4月~:「自由民主党参議院クラブ」を設立
  • 参加者:発足時40人超
  • 石井氏の説明:「派閥ではない」
  • 総裁選:グループとして投票先を縛らない方針

「参院のドン」と呼ばれる理由

2026年の報道では、石井氏に「参院のドン」「新・参院のドン」という呼称が使われることがあります。これは正式な肩書ではなく、メディア側が使っている表現です。

背景には、参院国対委員長、議院運営委員長、参院幹事長と、法案や日程、与野党協議に直接関わる役職を歴任したことに加え、40人超の参議院クラブを立ち上げた党内人脈があります。2026年9月の幹事長交代を報じたテレビ朝日も、石井氏について与野党双方に顔が広い人物として紹介しています。

 

石井準一氏の妻・息子・家族は?公表されている範囲を整理

石井氏の公式プロフィールや参議院の議員紹介には、妻や子供の氏名・年齢などの家族構成は掲載されていません。

妻については、2026年4月に「週刊文春」が、石井氏の妻がある会社の取締役を務めていると報じました。一方、息子について氏名や職業などを裏付けられる公的資料・本人発信は確認できません。 「息子がいる」とするネット上の記述だけから、子供の有無や人物像を断定することはできません。

家族について分かっていること
  • 妻については、2026年の報道で会社役員として言及されている
  • 妻の氏名・詳しい経歴は公式プロフィールでは公表されていない
  • 息子・娘など子供の詳細は信頼できる公開資料で裏付けられない
  • 父親・母親など実家の家族についても、公式プロフィールでは詳しく公表していない

文春が報じた「約1900万円」と妻の会社

家族情報と関連して報じられたのが、石井氏が代表を務める「自由民主党千葉県参議院選挙区第四支部」の事務所家賃です。

文春オンラインの2026年4月22日付記事は、同支部が2014年以降、石井氏の妻が取締役を務める会社に累計約1900万円の家賃を支払ったと報道しました。同記事によれば、会社の代表取締役は石井氏の秘書で、賃貸物件の土地・建物は石井氏本人の所有だとされています。

これに対して石井事務所は、事務所賃貸には「法令上の問題は全くありません」と回答し、今後は無償提供として処理することを検討すると説明しています。ここは文春側の「還流疑惑」という問題提起と、石井事務所側の説明を区別して読む必要がある部分です。

学歴は?「青山学院大学中退」は確定情報なのか

石井氏の学歴について、一次情報で明確なのは千葉県立長生高等学校を1976年に卒業したことです。参議院と本人公式サイトの双方が長生高校卒業を掲載しています。

大学については、2019年に掲載された千葉県議・雨宮しんご氏との対談で、大学在学中に浜田幸一元衆院議員の生き方に感銘を受け、大学を退学して浜田氏のもとへ入ったという経歴が紹介されています。

しかし、参議院公式プロフィール、石井氏公式サイト、確認できた本人インタビューには大学名が記載されていません。 インターネット上には「青山学院大学中退」とするページもありますが、青山学院大学だったと断定できる信頼性の高い一次資料は確認できませんでした。

学歴で確実に言える範囲

長生高校卒業 → 大学へ進学した後に中退 → 浜田幸一氏のもとで政治の世界へ、という流れまでは複数資料で一致しています。大学名については非公表として扱うのが安全です。

若い頃は浜田幸一氏のもとで11年間

石井氏の若い頃を語るうえで欠かせない人物が、元衆議院議員の浜田幸一氏です。前出の対談で石井氏は、浜田氏のもとに「書生」として入り、11年間過ごしたと振り返っています。

大学からそのまま議員になるタイプではなく、政治家の秘書として現場を経験した後、29歳だった1987年に千葉県議会議員へ初当選しました。県議を5期20年務めてから参議院へ進んでいます。

石井準一氏の経歴|県議5期から参議院4期へ

石井氏の政治経歴は、地方議会20年と参議院での国会運営ポストの二つに分けると把握しやすくなります。

年主な経歴
1957年千葉県茂原市に生まれる
1976年千葉県立長生高等学校卒業
若年期浜田幸一衆議院議員の秘書を務める
1987年29歳で千葉県議会議員に初当選
1987~2007年千葉県議を連続5期
2004年自民党千葉県連総務会長
2007年参議院議員に初当選
2012年参議院国土交通委員長
2016年参議院予算委員長
2019年参院3選、自民党幹事長代理
2022年参議院憲法審査会会長
2023年参議院議院運営委員長
2024年参議院自民党国会対策委員長
2025年7月参院4選
2025年10月参議院自民党幹事長
2026年4月自由民主党参議院クラブを設立
2026年9月参院幹事長を退任

参院で経験してきた予算委員長、議院運営委員長、国対委員長はいずれも、政策分野だけでなく議事日程や与野党協議、国会全体の運営と関係の深い役職です。石井氏が「国会運営」に関わる政治家として知られる背景には、この役職歴があります。

地元での活動も継続しており、2025年には流山市内の施設を訪問した様子を公式Xで発信しています。

選挙区は千葉県|参院選4回の選挙結果

石井氏の選挙区は一貫して参議院・千葉県選挙区です。2007年の初当選から2013年、2019年、2025年と4回連続で当選しています。

参院選得票数結果
2007年541,701票当選(1期目)
2013年680,706票当選(2期目)
2019年698,993票当選(3期目)
2025年431,330票当選(4期目)

2007年の得票は八千代市が掲載する千葉県開票結果、2013年と2019年は千葉県選挙管理委員会の2013年結果・2019年結果によります。

直近の2025年参院選は定数3。国民民主党の小林さやか氏、立憲民主党の長浜博行氏に続き、石井氏が431,330票で3議席目に入りました。次点の中谷めぐ氏は405,400票でした。

直近の選挙結果

2025年は自民党から石井氏と豊田俊郎氏の2人が立候補し、石井氏は当選、豊田氏は277,723票で落選しました。石井氏自身は4期目に入り、任期は2031年7月28日までです。

2025年参院選の選挙期間中には、柏駅や船橋での活動を公式Xでも発信していました。

石井準一氏の政策・公約|経済、社会保障、地方創生、安全保障

石井氏の公式サイトの政策では、経済再生と社会保障、地方創生、教育、国土強靱化、外交・安全保障など幅広いテーマを掲げています。

2025年参院選時の候補者アンケートでは、特に重視する分野として景気対策を挙げました。さらに2026年2月25日の参議院本会議で行った高市首相への代表質問を見ると、石井氏が現在国政で扱っている論点がより具体的に分かります。

主な政策テーマ
  • 経済・物価:賃上げ、可処分所得の増加、投資による成長
  • 社会保障:医療・福祉の持続可能性と現役世代の負担
  • 地方創生:地域産業、人材育成、農林水産業、中小企業の支援
  • 国土強靱化:災害対応と防災体制の整備
  • 経済安全保障:レアアースなど重要資源の過度な海外依存の低減
  • 外交・防衛:日米同盟、防衛力、自衛隊の処遇、安全保障体制

社会保障について、石井氏は代表質問で制度維持だけを論じるのではなく、地域や置かれた状況にかかわらず医療・福祉へアクセスできることを前提に置いています。

「どこに住んでも、どんな状況でも、必要かつ適切な医療や福祉を受けられる日本であり続けなければなりません。」

出典:自由民主党・第221回国会 石井準一代表質問

同じ代表質問では、物価高への対応、給付付き税額控除、飲食料品の時限的な消費税率ゼロ、国土強靱化、外国人材、レアアースの供給網、防衛装備、自衛隊の憲法明記なども取り上げています。「一つの政策分野だけを専門にする」というより、党参院幹事長として政府方針全体を問い直す内容でした。

地方創生では農林水産業や中小企業も対象

地元・千葉との関係が深い政策では、地方大学と地域産業の連携、企業の本社機能の地方移転、農林水産業の生産力強化、中小企業のICT・IoT活用などを掲げています。公式サイトでは地方創生に関する政策を個別に掲載しています。

少子化をめぐっても、以前から議員活動の中で取り上げており、公式Xには「少子化を考える会」に関する発信があります。

石井準一氏の人物像|好きな言葉は「知行合一」

政策や党内人事とは別に、石井氏の公式プロフィールには尊敬する人物として山岡鉄舟、好きな言葉として「知行合一」が掲載されています。

公式サイトのトップページでは、自身の政治活動を表す言葉として次のフレーズを掲げています。

「感謝して、見極めて、創造する」

出典:石井準一オフィシャルサイト

長い議員歴の出発点が国会議員秘書で、その後に県議を20年務めたこともあり、石井氏の経歴は国政だけで完結していません。地元行事や各種団体の活動にも参加しており、2024年には歯科衛生士関係の行事について公式Xで紹介しています。

秘書・事務所はどこにある?

石井氏は国会と千葉の2拠点に事務所を置いています。公式サイトの案内では、国会事務所は参議院議員会館506号室、千葉事務所は千葉市中央区市場町にあります。

同ページでは秘書・正社員、アルバイト、社会人インターン、ボランティアも募集しています。若い頃に自身が議員秘書から政治の世界へ入った石井氏ですが、現在の事務所でも政治活動を支えるスタッフを幅広く募集する形を取っています。

参院幹事長退任後も千葉県選出の現職参議院議員

石井氏については、2025年の参院幹事長就任、2026年の「参議院クラブ」設立、そして9月の幹事長交代と、参議院自民党内での動きが続きました。

役職が変わった後も、千葉県選挙区選出・4期目の参議院議員である点は変わっていません。2026年9月30日時点では環境委員会、懲罰委員会、政治倫理審査会に所属しています。

2026年10月時点の石井準一氏
  • 参議院議員4期目、千葉県選挙区
  • 参院幹事長は2026年9月に退任
  • 参議院クラブを設立した中心人物
  • 環境委員会、懲罰委員会、政治倫理審査会に所属
  • 次の任期満了は2031年7月28日
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