河西宏一(かさい・こういち)氏は、東京大学工学部を卒業し、パナソニックでカーナビの設計・開発に携わった経歴を持つ衆議院議員です。国会ではAI、安全保障、若者政策、政治改革などを扱ってきました。
2026年は中道改革連合の結党、衆院選での3選、同党の「新たな形態」への移行、公明党への復党と所属をめぐる動きが続きました。古いプロフィールだけを見ると現在の所属が分かりにくいため、この記事では2026年10月3日時点の河西氏の現在地から、経歴・学歴、学生局長時代、政策、選挙、家族まで整理します。
- 公明党所属の衆議院議員
- 選挙区は小選挙区ではなく比例東京ブロック
- 2021年に初当選し、2026年の衆院選で3期目
- 東京大学工学部卒、松下電器産業(現パナソニック)出身
- 公明党で学生局長、青年局長などを歴任
- AI・科学技術、安全保障、若者政策などを継続的に扱う
- 2026年9月に公明党へ復党した一方、衆議院での会派は「中道」
河西宏一のプロフィール|現在は公明党所属の衆議院議員
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名前 | 河西 宏一 |
| 読み方 | かさい こういち |
| 生年月日 | 1979年6月25日 |
| 年齢 | 47歳(2026年10月3日時点) |
| 出生地 | 新潟県長岡市 |
| 育った地域 | 東京都杉並区、神奈川県鎌倉市 |
| 所属政党 | 公明党(2026年9月24日復党承認) |
| 衆議院会派 | 中道 |
| 議員種別 | 衆議院議員 |
| 選挙区 | 比例東京ブロック |
| 当選回数 | 3回(第49・50・51回総選挙) |
| 初当選 | 2021年10月 |
| 学歴 | 創価中学校・高校、東京大学工学部応用物理学科 |
| 前職 | 松下電器産業(現パナソニック)社員、団体職員、政党職員 |
| 国会での役職 | 衆議院安全保障委員会理事、憲法審査会委員 |
| 公式サイト | 河西宏一公式ウェブサイト |
| 公式X | @kasai_koichi |
生年月日や学歴、当選回数は衆議院の議員プロフィールでも公表されています。なお、衆議院の個人プロフィールにある党歴などは「令和8年4月現在」が基本で、2026年9月の政党再編は反映されていない項目があります。
河西宏一は現在、公明党?中道?所属が分かりにくい理由
2026年10月時点のポイントは、党籍は公明党、衆議院で所属する会派は「中道」という点です。政党と国会会派が同じ名称ではありません。
河西氏は2026年1月に中道改革連合の結党へ参加し、結党時には馬淵澄夫氏とともに共同選挙対策委員長へ就任しました。2月の衆院選後は選挙対策委員長代行を務めています。役員人事は中道改革連合の結党大会発表と2月18日の役員一覧に残っています。
- 2026年1月:中道改革連合の結党に参加
- 2026年2月8日:中道改革連合から比例東京で出馬し3選
- 2026年9月:中道改革連合が政党の枠を離れる「新たな形態」への移行を決定
- 2026年9月24日:公明党が河西氏を含む28人の復党を承認
- 現在:公明党所属。衆議院では統一会派「中道」に参加
公明党は9月24日、中道改革連合に参加していた公明党出身の衆院議員28人全員について復党を承認しました。河西氏もその一人です。一方、衆議院の会派別議員一覧では、河西氏は現在も「中道」に掲載されています。
「公明党に戻ったのに、なぜ会派は中道なのか」という疑問は、政党再編と国会会派の再編を分けると理解しやすくなります。公明党側は、新党と公明党が基本政策の合意を前提に衆院で統一会派「中道」を組む方針を説明しています。
中道で得た比例議席をめぐっては、河西氏自身も「中道に投じた一票が、なぜ公明党の議席になるのか」という疑問を自身のnoteで取り上げました。基本政策は変えず、公明党で政策を進めるというのが本人の説明です。
「政策の推進で結果を出し、次の選挙で判断していただきます。」
出典:河西宏一公式note「基本政策を、変えないために」
復党をめぐる本人の説明は、公式Xからも発信されています。
2026年10月1日時点では、衆議院で安全保障委員会理事を務め、憲法審査会にも所属しています。公明党公式サイトの常任役員会ページでは事務総局次長として掲載されています。
河西宏一の経歴・学歴|東大工学部からパナソニック、公明党職員へ
| 時期 | 主な経歴 |
|---|---|
| 1979年 | 新潟県長岡市に生まれる。その後、東京都杉並区や神奈川県鎌倉市で育つ |
| 中学・高校 | 私立創価中学校、創価高等学校 |
| 大学 | 東京大学工学部応用物理学科 |
| 大学卒業後 | 松下電器産業(現パナソニック)へ入社 |
| 民間企業時代 | トヨタ向けカーナビの設計・開発などに従事 |
| その後 | 団体職員、公明党職員 |
| 2021年 | 第49回衆院選・比例東京で初当選 |
| 2024年 | 第50回衆院選で2選 |
| 2026年 | 中道改革連合に参加、第51回衆院選で3選。9月に公明党へ復党 |
河西氏の経歴で特徴的なのは、応用物理を学んだエンジニア出身の国会議員という点です。本人サイトでは、トヨタ向けカーナビの設計・開発に携わった経験を紹介しています。
曽祖父が製薬、祖父が製鉄、父が建設、弟がアートディレクターという「技術者一家」で育ったとも説明しており、この経歴は後のAI・科学技術政策への関心にもつながっています。詳しい略歴は本人公式サイトで公開されています。
「河西宏一 カメラマン」は別人
河西宏一氏について調べると「カメラマン」という情報も出てきますが、政治家の河西宏一氏とは別人です。
- 政治家:河西宏一(かさい こういち)、1979年生まれ
- カメラマン:河西宏一(かわにし ひろかず)、1976年生まれ
カメラマンの河西宏一氏は、広告・雑誌・映像撮影などを手掛ける撮影者で、本人の公式プロフィールにも「かわにし ひろかず」と記載されています。
「河西宏一 学生部長」と検索されるのはなぜ?公明党では学生局長を経験
河西氏には「学生部長」という言葉とともに調べられることがありますが、公明党の公式記録で確認できる役職は「学生局長」です。
2023年12月の公明党の記事では「河西宏一学生局長」として紹介され、2024年9月にも学生局長としてのインタビューが掲載されています。
その後、2024年12月の青年委員会人事で青年局長へ就任し、学生局長には高橋光男参議院議員が就きました。
「変化を恐れないことが必要です。そのカギを握るのは青年世代です。」
出典:公明党「若者とともに希望ある未来を構築」
学生世代・若者の声を政策に反映する活動は、学生局長から青年局長へ役職が変わった後も続いています。2025年には政策アンケート「We connect」や、若者の政治参加をめぐる学生との意見交換にも関わりました。
創価学会との関係はどこまで公表されている?
河西氏が創価中学校・創価高校を卒業したことは、本人サイトと衆議院プロフィールの双方に記載されています。
また、国立国会図書館の書誌には、2007年に雑誌『第三文明』へ掲載された「座談会新聞 [創価学会]学生部座談会」の共同著者として「河西宏一」という氏名があります。ただし、国立国会図書館の書誌情報には生年月日や所属役職など本人を一意に特定する情報がありません。
この書誌だけを根拠に、現在の衆議院議員・河西宏一氏が「創価学会の学生部長だった」と断定することはできません。現在の本人公式サイトや衆議院プロフィールにも、創価学会での現職の役職は記載されていません。
河西宏一が掲げる政策|AI・人への投資・安全保障を重視
河西氏の公式サイトでは、「人と技術」を日本の重要な資源と位置付ける政策が前面に出ています。2026年の中道改革連合時代に掲げた5本柱も掲載されており、経済成長、社会保障、包摂社会、外交・防衛、政治改革を政策分野としています。
- AI・科学技術:人間中心のAI、研究開発、人材・技術への投資
- 経済:生産性向上、持続的な賃上げ、人への投資
- 社会保障:教育・医療・介護などベーシックサービスの充実
- 外交・安全保障:専守防衛を基本とし、外交と日米同盟を重視
- 情報空間:偽情報、なりすまし、外国勢力による介入への対策
- 政治改革:政治資金の透明化、選挙制度改革
AI政策では「人間中心」を軸にしてきた
河西氏は公明党時代、生成系AI利活用検討委員会の委員長を務め、2023年の「人間中心の信頼できる新たなAIビジョン」の策定に関わりました。2025年のAI関連法案の国会審議でも、AIの最終的な意思決定主体を人間とする考え方を繰り返し取り上げています。
「最終的な判断は人間だということをきちっと議事録に残していく」
出典:衆議院内閣委員会・2025年4月11日
AIを産業成長に利用するだけでなく、著作権侵害、偽情報、透明性などのリスク対策を同時に進める立場です。2024年の政治ドットコムのインタビューでも、AI政策について詳しく説明しています。
経済では人への投資と新しい財源づくりを主張
経済政策では、人材への投資、生産性向上、持続的な賃上げを重視しています。2025年には政府系ファンドを活用した新たな財源づくりについても発信しました。
本人のXでも「ジャパンファンド」構想について取り上げています。
安全保障では外交と国会による歯止めを重視
河西氏は現在、衆議院安全保障委員会の理事です。2026年3月の衆院本会議では、ホルムズ海峡をめぐる情勢などを取り上げ、自衛隊の対応を議論する前提として外交努力を求めました。
「最大限外交に力を尽くすことが大前提であります。」
出典:衆議院本会議・2026年3月26日
外交と対話を重視する考え方は、以前から公式Xでも発信しています。
若者の政治参加や意見反映にも取り組む
学生・青年分野では、教育費だけでなく若者自身が政治や政策づくりへ参加する仕組みも扱ってきました。2024年には学生との対話で被選挙権年齢引き下げや若者団体への支援制度について言及しています。
2025年には政策立案アンケート「We connect」を通じ、若者や現役世代の悩みを政策へ反映する活動を展開しました。2026年の選挙期間中も、目指す社会像についてXで発信しています。
河西宏一は国会で何をしてきた?主な質疑・提案
河西氏の活動は、党の政策発表だけでなく国会会議録からも追うことができます。以下は本人が国会で取り上げた主なテーマです。
| 時期 | 国会で扱った主な内容 |
|---|---|
| 2022年2月 | コロナ禍で経済的に困窮する学生への1人10万円の緊急給付金について質問 |
| 2024年12月 | 政治資金を監査する独立した第三者機関の権限や対象を質問 |
| 2025年 | AI関連法案で「人間中心」の原則、AIリスク、透明性などを議論 |
| 2026年5月 | 防衛装備移転について、法的根拠、国民への説明、国会への通知・関与を質問 |
| 2026年6月 | 国民投票・政治広告をめぐり、ネット広告の透明化や外国勢力による介入対策を提案 |
初当選直後の2022年2月には、衆議院予算委員会第四分科会で、困窮学生向けの緊急給付金を最初のテーマの一つとして取り上げました。
2024年12月には、政治資金問題を受けた第三者機関について政治改革に関する特別委員会で質問しています。
3期目に入った2026年は安全保障分野の比重が大きくなり、5月12日の安全保障委員会で、防衛装備移転に対する国会関与や事前通知のあり方をただしました。
この質疑については本人のXでも紹介しています。
憲法審査会では、2026年6月に政治広告や国民投票をめぐる情報環境を取り上げました。本人サイトでは、EUの政治広告透明化規則を参考にした「日本版TTPA」として、広告スポンサーや資金源、ターゲティング情報の表示などを提案したと説明しています。衆議院の第221回国会・憲法審査会会議日誌にも河西氏の資料提出記録があります。
河西宏一の選挙区は比例東京|2021年から3回連続で当選
河西氏は東京都内の特定の小選挙区から立候補している議員ではありません。衆議院の比例東京ブロック選出です。
| 衆院選 | 所属 | 結果 | 東京ブロックでの政党等得票 |
|---|---|---|---|
| 2021年・第49回 | 公明党 | 初当選 | 715,450票 |
| 2024年・第50回 | 公明党 | 2選 | 573,191票 |
| 2026年・第51回 | 中道改革連合 | 3選 | 1,119,155票 |
2021年の選挙では、公明党が東京ブロックで2議席を獲得し、河西氏は名簿順位2位で初当選しました。結果は公明党の第49回衆院選開票速報に掲載されています。
2024年も公明党から比例東京に立候補し2選。東京都選挙管理委員会によると、同党の東京ブロック得票は573,191票でした。2026年は中道改革連合から出馬し3選し、同党は東京ブロックで1,119,155票を獲得しています。2026年の確定結果は東京都選挙管理委員会で公表されています。
これらの数字は河西氏個人の得票数ではなく、比例東京における政党・名簿届出政党等への得票です。
2026年の解散・総選挙を迎えた際には、公式Xでも選挙について発信していました。
河西宏一の妻・子供・身長|2児の父で妻は手話通訳士
家族については本人が公式サイトで公表しており、妻と2人の子供がいる4人家族です。妻については手話通訳士と紹介しています。
- 妻は手話通訳士
- 子供は2人
- 身長187.5cm
- 座右の銘は「真剣勝負」
- 曽祖父、祖父、父、弟を含め、技術・ものづくりに関わる家族環境で育った
本人は政策活動を語る際にも、エンジニア出身であることと並んで「2児の父」であることを紹介しています。
「不安より、希望が先立つ人生を」
出典:河西宏一公式ウェブサイト
選挙期間中の公式Xでも、父親としての立場に触れながら政策を発信しています。
河西宏一に柔道歴はある?
河西氏について「柔道」と調べられることもありますが、本人公式サイトや衆議院プロフィールには柔道歴の記載は見当たりません。現時点で、河西氏の競技歴として柔道を断定できる一次情報は確認できませんでした。
河西宏一の議員会館・事務所と公式SNS
河西氏の国会事務所は、本人公式サイトで次のように案内されています。
〒100-8982
東京都千代田区永田町2-1-2
衆議院第2議員会館503号室
2026年は政党再編によってプロフィール上の所属表記が短期間に変化しました。所属政党については公明党の最新発表、国会での会派については衆議院の会派別名簿を見ると、それぞれの現在地を確認できます。

