菊田真紀子氏は、新潟県を地盤に国政選挙を重ね、外務大臣政務官や衆議院の委員長、立憲民主党の党役職などを歴任してきた衆議院議員です。
2026年の衆院選では新潟2区の小選挙区で敗れたものの、北陸信越比例ブロックで復活当選し、衆議院議員として9期目に入りました。さらに同年9月には政党再編があり、現在の所属を理解するには「政党」と「衆議院の会派」を分けて見る必要があります。
- 1969年10月24日生まれ、2026年9月30日時点で56歳
- 新潟県立加茂高校を卒業後、中国・黒龍江大学へ2年間留学
- 25歳で加茂市議に初当選し、2003年に衆議院へ初当選
- 外務大臣政務官、衆議院沖縄・北方問題特別委員長、懲罰委員長などを歴任
- 2026年衆院選は新潟2区で小選挙区敗退、北陸信越比例で復活し9選
- 2026年9月現在の所属政党は民主改革の会、衆議院の統一会派は「中道」
| 名前 | 菊田真紀子(きくた まきこ) |
|---|---|
| 生年月日 | 1969年10月24日 |
| 年齢 | 56歳(2026年9月30日時点) |
| 出身 | 本人公式プロフィールでは群馬県藤岡市生まれ、新潟県加茂市育ち |
| 所属政党 | 民主改革の会 |
| 衆議院会派 | 中道 |
| 選出 | 比例代表・北陸信越ブロック |
| 国政での地盤 | 新潟2区 |
| 当選回数 | 9回 |
| 初当選 | 2003年衆院選 |
| 主な経歴 | 加茂市議、外務大臣政務官、衆議院沖縄・北方問題特別委員長、衆議院懲罰委員長など |
| 公式サイト | 菊田まきこ公式サイト |
| 公式X | @kikuta_official |
なお出生地は、本人公式プロフィールが「群馬県藤岡市生まれ、新潟県加茂市で育つ」としている一方、衆議院プロフィールは「新潟県加茂市に生まれる」と記載しています。本記事では、出生地と育った場所を分けて記している本人プロフィールを採用します。
菊田真紀子の夫は飯田慎一氏|死因はくも膜下出血と報じられた
菊田真紀子氏の夫は、外務省で勤務した飯田慎一氏です。飯田氏は外交官として大洋州外交や国際協力などに携わり、外務省の公表資料ではアジア大洋州局大洋州課長として日・パプアニューギニア投資協定交渉に参加した経歴も確認できます。
2021年10月31日、飯田氏は急逝しました。死因はくも膜下出血と報じられています。この日は衆議院選挙の投開票日でもあり、菊田氏は新潟4区で7選を決める一方、訃報を受けて急きょ東京へ戻りました。
「私は最愛の人を失いました」
出典:日刊スポーツ(菊田氏のSNSでの発言を報道)
当選の知らせと夫との死別が同じ日に重なったことになります。日刊スポーツによれば、菊田氏はその後、「一人ひとりすべての命を守るための仕事」に取り組むとの趣旨も発信しました。
夫の飯田慎一氏は外務省で外交実務を担当
外務省の2010年発表では、飯田慎一氏がアジア大洋州局大洋州課長としてパプアニューギニアとの投資協定交渉に出席しています。後年には領事局政策課長や在英国日本大使館の公使なども務めました。
菊田氏自身も2010年から外務大臣政務官を務めており、夫婦とも外交に関わる仕事をしていた時期がありました。
子供について公表されている情報は?
菊田氏の子供について、本人の現行プロフィールや衆議院プロフィールには記載がありません。公開情報だけから「子供がいる」「いない」と断定できる根拠は確認できないため、推測で家族構成を補うのは避ける必要があります。
学歴と若い頃|加茂高校から中国・黒龍江大学へ留学
菊田氏の最終的な国内学歴は新潟県立加茂高校です。公式サイトによると高校ではバレーボール部の主将を務め、1988年3月に卒業しました。
高校卒業後は日本の大学へ進むのではなく、1988年9月から1990年8月まで中国の黒龍江大学へ留学しています。本人へのインタビューでは、中国語を学ぶために渡航したことや、当時は日本からの留学生が少なく、生活環境や価値観の違いに戸惑ったことを語っています。
「お互いの違いを受け入れていく姿勢を学んでいきました」
出典:学生新聞オンライン・菊田真紀子氏インタビュー
同じインタビューでは、中国で暮らしたことで、日本の表現・報道の自由を改めて意識したとも説明しています。「中国留学」という経歴だけを取り出して政治的立場を判断するより、本人がそこで何を経験したと語っているかを見る方が具体的です。
- 1969年:3人姉妹の長女として誕生
- 新潟県加茂市で育つ
- 1988年:新潟県立加茂高校卒業
- 1988~1990年:中国・黒龍江大学へ留学
- 1995年:25歳で加茂市議会議員に初当選
本人公式プロフィールでは、25歳での加茂市議初当選を「全国最年少」と紹介しています。市議は2期務め、その後、活動の舞台を国政へ移しました。
2026年衆院選は新潟2区で敗れ、比例北陸信越で復活当選
2026年2月8日の衆院選で、菊田氏は中道改革連合から新潟2区に立候補しました。
| 候補者 | 届出政党 | 得票 | 結果 |
|---|---|---|---|
| 国定勇人 | 自由民主党 | 111,803票 | 小選挙区当選 |
| 菊田まきこ | 中道改革連合 | 85,602票 | 比例復活 |
| 平井えりこ | 参政党 | 21,633票 | 落選 |
| 金井のりこ | 日本維新の会 | 9,241票 | 落選 |
小選挙区では国定勇人氏に及びませんでしたが、菊田氏は北陸信越比例ブロックにも重複立候補していました。中道改革連合の比例名簿では同順位グループに入り、惜敗率76.6%で比例当選しています。
「2026年に落選して議員ではなくなった」という状態ではありません。 小選挙区では敗れましたが、比例代表で復活し、現在も衆議院議員です。
比例復活が「おこぼれ」と呼ばれたのはなぜ?
2026年の北陸信越比例では、通常とは少し異なる議席配分が起きました。
共同通信の報道によると、自民党は得票上は5議席を得られる状況でしたが、比例名簿に載せた小選挙区との重複候補17人が全員小選挙区で当選。比例単独候補が3人しか残らなかったため、自民党が受け取れなかった2議席が他党へ回り、中道改革連合は比例で4議席を獲得しました。
- 自民党は北陸信越比例で得票上5議席相当
- しかし当選資格のある名簿候補が3人しか残らなかった
- 受け取れない議席は選挙制度のルールに基づいて他党へ配分
- その結果、中道改革連合の獲得議席は4議席になった
- 菊田氏はその比例名簿から復活当選した
ネット上で「おこぼれ当選」と表現されることがありますが、「おこぼれ」は選挙制度上の正式名称ではありません。候補者不足によって議席を受け取れない政党が生じ、法定の配分手続きによって別の政党へ議席が移ったというのが実際の経緯です。菊田氏自身に選挙違反などがあったため生じたものでもありません。
比例北陸信越の結果はTBS NEWS DIGの比例開票結果、候補者不足の経緯は共同通信配信の記事でも確認できます。
国定勇人氏とは2021年にも接戦
菊田氏と国定氏の対決は2026年が初めてではありません。2021年の旧新潟4区では、菊田氏97,494票、国定氏97,256票で、わずか238票差でした。このときは菊田氏が小選挙区で当選し、国定氏が比例復活しています。
| 選挙 | 菊田氏の結果 | ポイント |
|---|---|---|
| 2021年・新潟4区 | 97,494票・小選挙区当選 | 国定勇人氏との差は238票 |
| 2024年・新潟2区 | 123,334票・小選挙区当選 | 区割り変更後の新潟2区で当選 |
| 2026年・新潟2区 | 85,602票・比例復活 | 国定勇人氏が小選挙区当選 |
過去の地域での選挙活動は公式Xにも残っています。2018年には選挙区内を街宣車で回る予定を投稿していました。
同じ2018年の新潟県知事選では、野党各党・会派による街頭演説会への参加も告知しています。
菊田真紀子は現在何党?所属政党は「民主改革の会」
2026年9月30日時点で、菊田氏が参加している政党は民主改革の会です。衆議院では公明党などと統一会派を組み、会派名は「中道」となっています。
「民主改革の会」と「中道」は同じ意味ではありません。前者が現在参加している政党、後者が衆議院内で活動する統一会派です。
- 2026年衆院選:中道改革連合から立候補
- 9月:中道改革連合の解体に伴う政党再編が進行
- 立憲民主党出身議員を中心に「民主改革の会」が発足
- 菊田氏を含む18人が参加
- 衆議院では公明党側などと統一会派「中道」を結成
9月24日に開かれた民主改革の会の初の議員総会では、菊田氏を含む参加議員18人が公表されました。衆議院公式プロフィールも9月24日現在で菊田氏を「比例代表(北陸信越)選出、中道」と記載しています。
政党再編が具体化していた9月9日、本人のXでは、旧立憲系議員の今後の方針や、臨時国会で統一会派を組む方向について発信していました。
中道改革連合として最後となる議員総会についても、本人が司会進行を務めたことを公式Xで伝えています。
9月24日に始動した民主改革の会については、FNNプライムオンラインの参加議員一覧、統一会派「中道」についてはテレビ朝日の報道でも確認できます。
経歴|25歳の加茂市議から衆議院9期へ
菊田氏の政治経歴は地方議員から始まりました。25歳で加茂市議に初当選し、市議2期を経て2003年の衆院選で国政へ進んでいます。
| 時期 | 主な経歴 |
|---|---|
| 1995年 | 25歳で加茂市議会議員に初当選 |
| 1995~2000年 | 加茂市議を2期務める |
| 2003年 | 衆議院新潟4区で初当選 |
| 2010~2011年 | 外務大臣政務官 |
| 2017年 | 無所属で衆院選に出馬し6選 |
| 2019~2020年 | 衆議院沖縄及び北方問題に関する特別委員長 |
| 2020年 | 立憲民主党に入党 |
| 2024年 | 衆議院懲罰委員長 |
| 2026年 | 北陸信越比例で9選 |
外務大臣政務官として外交を担当
菊田氏は民主党政権下の2010年、外務大臣政務官に就任しました。国会の外務委員会で就任あいさつをした際には、担当分野を具体的に示しています。
「特に、担当でありますアジア大洋州や南部アジア、アフリカ諸国との関係を強化してまいります。」
出典:衆議院・第176回国会外務委員会会議録
この時期には経済外交も担当し、国連関連会合への出席など外交実務に関与しました。黒龍江大学への留学経験とは別に、国政では政府側の立場で外交政策を担った経歴があります。
2026年は予備費、ナフサ不足、液状化対策を国会で質問
現在の活動を見る例として、2026年6月3日の衆議院決算行政監視委員会があります。本人の活動報告によると、約3.1兆円の補正予算と予備費の扱い、ナフサ不足が中小企業へ与える影響、新潟市の液状化被害からの復旧などを政府に質問しました。
過去の肩書だけでなく、予算執行や地元の災害復旧、地域企業の課題を国会質問として扱っているのが2026年の具体的な活動例です。
菊田真紀子の政策・公約|2026年に掲げた主なテーマ
2026年衆院選で示した政策では、家計負担、農業、教育、社会保障、原発・エネルギー、外交・安全保障などを幅広く掲げています。以下は2026年の本人公式政策を整理したものです。
| 分野 | 主な主張 |
|---|---|
| 物価・家計 | 食料品の消費税ゼロ、社会保険料などの負担低減、賃上げ・中小企業支援 |
| 政治改革 | 政治資金規制の強化、議員定数の適正化 |
| 農業 | 農業予算の拡充、戸別所得補償制度による農家支援 |
| 教育 | 教育無償化の拡大、教育格差の是正、教員の長時間労働是正 |
| 医療・介護・保育 | 事業者の経営支援、賃上げ、人手不足対策 |
| 年金・高齢者 | 物価高に対応した年金、一人暮らし高齢者の見守り強化 |
| 拉致問題 | 政府の最優先課題とし、日朝首脳会談の実現を求める |
| エネルギー | 再生可能エネルギー拡大、原発に依存しない社会を目指す |
| 安全保障 | 専守防衛・非核三原則を堅持、防衛増税に反対 |
柏崎刈羽原発についての立場
原発政策では「再生可能エネルギーの最大化」「原発に依存しない社会」を掲げています。柏崎刈羽原発の再稼働については、実効性のある避難経路など確実な安全性を求めるとしています。
過去の政策では再稼働への反対をより明確に掲げた時期もありましたが、2026年の公約は上記の表現です。政策を確認する際は、過去の選挙公約と現在の表現を混同しないことが重要です。
教育政策では予算拡充を政府へ要請
教育分野については、2026年6月に文部科学大臣へ政策提言を申し入れたことを公式Xで報告しています。
企業・団体献金は禁止を主張
政治資金をめぐっては企業・団体献金の禁止を明確に主張しています。2026年1月の本人ブログでは、政策決定と政治献金の関係について次のように述べました。
「政策決定を正常に戻すには企業団体の政治献金を禁止する以外にありません。」
出典:菊田まきこ公式サイト「『政治とカネ』に終止符を。」
「中国」「親中」との見方は?留学歴と政策を分けて見る必要がある
菊田氏には中国・黒龍江大学への留学歴があり、外務大臣政務官時代にはアジア大洋州地域も担当しました。この経歴から中国との関係に関心を持たれることがあります。
ただし、中国留学の事実だけで「親中」などの政治的評価を確定することはできません。本人は留学体験について、中国と日本の価値観の違いや、当時の中国では表現・報道の自由に制約があったことも語っています。
現在の政策を見ると、日中関係だけを前面に出しているわけではなく、北朝鮮による拉致問題では日朝首脳会談を求め、安全保障では専守防衛と非核三原則を掲げています。外交姿勢を把握するには、留学歴よりもこうした具体的な政策や国会活動を併せて見る必要があります。
過去に議論になった「エステ報道」と国会発言
2011年のジャカルタ「エステ」報道は本人が否定
2011年3月、東日本大震災直後に外務大臣政務官としてインドネシアを訪問した際、「ジャカルタでエステや買い物をしていた」とする週刊・タブロイド系の報道が出ました。
当時の本人サイトに掲載された文章を引用した記録では、菊田氏側は報道内容を「事実ではない」と否定し、党を通じて正式に抗議したとしています。
- 2011年に「エステ・買い物」をしたとの報道が出た
- 菊田氏側は当時、その報道を事実ではないとして否定した
- 現在、当時の本人サイト原文は通常の公式サイト上では確認しにくい状態
- そのため、報道内容を確定した事実として扱うことはできない
古い記事やまとめサイトでは報道側の主張だけが引用される例もありますが、本人側が否定していた事実を省いて「エステに行った」と断定するのは適切ではありません。
2014年にはSMバーをめぐる表現が批判された
2014年10月の衆議院本会議では、当時の宮沢洋一経済産業相の政治資金を追及する中で、SMバーについて「口にするのも汚らわしいところ」と表現しました。
この言い回しについては、SMに対する偏見や職業蔑視につながるのではないかという批判が出ました。当時の反応はJ-CASTニュースなどが報じています。争点となったのは宮沢氏の政治資金支出だけでなく、菊田氏自身が用いた表現の是非でした。
実家・家族のルーツ|田中角栄の後援会「越山会」との関係
菊田氏は3人姉妹の長女として生まれ、新潟県加茂市で育ちました。政治との接点は本人の世代から突然始まったわけではありません。
朝日新聞ポッドキャストは、祖父と父がともに田中角栄元首相の後援会「越山会」の幹部だったと紹介し、菊田氏を「越山会直系」としてインタビューしています。
本人のプロフィールでも、尊敬する人物として田中角栄氏を挙げています。
一方、名前が似ている田中真紀子氏と菊田真紀子氏が親族であるとする記載は、今回確認した本人・公的プロフィールにはありません。田中角栄氏との接点として確認できるのは、祖父・父と越山会との関係です。
越山会との家族の関わりについては、朝日新聞ポッドキャスト「『選挙に強い』ってどういうこと?」で本人へのインタビューが公開されています。
人物像|趣味は散歩・料理・大相撲観戦
政治活動以外のプロフィールでは、趣味・好きなこととして散歩、料理、大相撲観戦を挙げています。座右の銘は「泰然自若」です。
菊田氏のイメージカラーとして目立つ黄色も本人の公式プロフィールに由来があります。初出馬時にカメラマンから「黄色が一番似合う」と言われたことをきっかけに、黄色をイメージカラーとして使うようになったと説明しています。
- 趣味・好きなこと:散歩、料理、大相撲観戦
- 尊敬する人:マザーテレサ、田中角栄
- 座右の銘:泰然自若
- イメージカラー:黄色
- 兄弟姉妹:3人姉妹の長女
菊田真紀子の事務所・公式X・ブログ・Instagram
菊田氏の地元事務所は新潟県三条市にあります。問い合わせ先は本人公式サイトで公開されています。
| 菊田まきこ事務所 | 〒955-0071 新潟県三条市本町6-13-3 |
|---|---|
| 地元事務所電話 | 0256-35-6066 |
| 国会事務所 | 衆議院第二議員会館802号室 |
| 公式サイト | 菊田まきこ公式サイト |
| 活動ブログ | 公式サイト・活動報告 |
| 公式X | @kikuta_official |
| kikuta_makiko |
2026年は衆院選で小選挙区から比例代表へ選出形態が変わり、9月には所属政党も再編されました。現在は北陸信越比例選出の9期目の衆議院議員として、民主改革の会に参加し、衆院会派「中道」で活動しています。

