吉良よし子氏は、日本共産党に所属する参議院議員(東京選挙区・3期)です。2013年に30歳で初当選し、ブラック企業問題や学費・奨学金、学校給食、校則、子どもの権利などを継続して国会で取り上げてきました。
2025年7月の参議院選挙でも東京選挙区から出馬し、562,443票を獲得して3選。現在も文教科学委員会などで活動しています。
- 日本共産党所属の参議院議員
- 選挙区は東京都
- 2013年、2019年、2025年の参院選で当選
- 本名は「吉良佳子」
- 早稲田大学卒業後、印刷会社に勤務
- ブラック企業・教育費・校則・子どもの権利などを国会で追及
- 夫は日本共産党の目黒区議・松嶋祐一郎氏
- 2人の子供と暮らしている
| 名前 | 吉良よし子 |
|---|---|
| 本名 | 吉良佳子(きら よしこ) |
| 生年月日 | 1982年9月14日 |
| 出身地 | 高知県高知市 |
| 所属政党 | 日本共産党 |
| 議員 | 参議院議員 |
| 選挙区 | 東京都選挙区 |
| 当選回数 | 3回 |
| 初当選 | 2013年 |
| 高校 | 高知県立高知追手前高校 |
| 大学 | 早稲田大学第一文学部 |
| 前職 | 印刷会社勤務 |
| 公式サイト | 吉良よし子公式サイト |
| 公式X | @kirayoshiko |
吉良よし子の選挙区は東京|2025年参院選で3選
吉良よし子氏の選挙区は参議院東京都選挙区です。比例代表ではなく、東京都全体を一つの選挙区として争う選挙区選出議員です。
初当選は2013年。703,901票を獲得し、日本共産党が東京選挙区で12年ぶりに議席を獲得しました。2019年には706,532票で再選しています。
| 選挙 | 得票数 | 結果 |
|---|---|---|
| 2013年参院選・東京 | 703,901票 | 初当選 |
| 2019年参院選・東京 | 706,532票 | 再選 |
| 2025年参院選・東京 | 562,443票 | 3選 |
2025年7月20日投開票の参院選では、東京都選挙管理委員会の確定結果で562,443票を獲得し当選しました。東京都全体の得票順位では6位でした。東京都選挙管理委員会の開票結果でも確認できます。
選挙戦最終日には、自身の公式Xで一票と政治の関係について発信していました。
吉良よし子の現在|参議院議員3期目で何をしている?
2026年9月現在、吉良氏は日本共産党所属の現職参議院議員です。参議院の議員情報では、2026年7月14日時点で次の委員会に所属しています。
- 文教科学委員会
- 決算委員会
- こども・子育て・若者活躍に関する特別委員会
党内では、公式サイトによると常任幹部会委員、政策委員会副責任者、人権委員会委員、ジェンダー平等委員会副責任者、子どもの権利委員会責任者などを務めています。参議院公式プロフィールにも3回の当選歴と現在の委員会が掲載されています。
近年も教育、子どもの権利、労働問題に加え、平和・安全保障をめぐる街頭活動などを続けています。
吉良よし子の経歴・学歴|若い頃は印刷会社の会社員
吉良氏は1982年9月14日、高知県高知市生まれです。高知県立高知追手前高校から早稲田大学へ進学し、2005年3月に第一文学部を卒業しました。
大学卒業後は東京都豊島区内の印刷会社に就職。約4年間、企業が環境・労働・人権などへの取り組みをまとめるCSR(企業の社会的責任)報告書の作成支援に携わりました。
| 2001年 | 高知県立高知追手前高校卒業 |
|---|---|
| 2005年 | 早稲田大学第一文学部卒業 |
| 2005年 | 東京都内の印刷会社へ就職 |
| 2009年 | 東京都議選・豊島区選挙区に出馬 |
| 2013年 | 参院選東京選挙区で初当選 |
| 2019年 | 参院選で再選 |
| 2025年 | 参院選で3選 |
政治家を志した背景として、就職活動や会社員時代の経験があります。公式プロフィールでは、企業の社会的責任を扱う仕事をするなかで、雇用を含む企業の責任を実現するには政治のルールそのものを変える必要があると考えた経緯を紹介しています。
「わたしの原点は『平和』です。」
出典:吉良よし子公式サイト・プロフィール
小学生のころに戦争や空襲を扱った絵本を読み、戦争への恐怖を感じたことも政治観の原点として挙げています。
2025年には、就職氷河期世代としての経験を「政治家としての原点」とする投稿もしています。
吉良よし子がやったこと・実績は?
吉良氏が国会活動で長く扱ってきたテーマの一つが、若者の労働環境と教育費負担です。
- 違法な働かせ方を繰り返す企業の企業名公表
- 就活セクハラ・就活ハラスメント対策
- 大学学費・奨学金問題
- 学校給食の無償化
- 人権侵害につながる校則
- 教職員の長時間労働
- フリーランスの働き方
- コロナ後遺症
- 子どもの権利・意見表明
違法な働かせ方を繰り返す企業の社名公表
初当選時から掲げていた代表的なテーマが「ブラック企業ゼロ」です。
吉良氏は若者を使い潰すような長時間労働や違法労働を繰り返し国会で取り上げました。厚生労働省は2015年、違法な長時間労働を複数の事業場で繰り返す大企業について企業名を公表する仕組みを導入しました。
参議院公式プロフィールも、吉良氏の活動として「違法な働かせ方を繰り返す企業の企業名公表」を記載しています。制度そのものは行政によって運用されるものですが、吉良氏は国会質問などを通じて導入を求めた議員の一人です。
就活セクハラの相談窓口設置
就職活動中の学生が採用担当者などから性的な言動を受ける「就活セクハラ」も追及してきました。都道府県労働局で相談を受け付ける仕組みが整備され、企業側の対策も制度化が進んでいます。
「だからこそ、相談窓口があることを広く知らせたい。」
出典:日本共産党 JCP With You・吉良よし子インタビュー
学校給食無償化と教育費の負担軽減
教育分野では、大学の学費値下げや給付型奨学金、入学金廃止、学校給食無償化などを繰り返し要求しています。
2023年の参議院決算委員会では、学校給食、大学学費、子どもの医療費などを岸田文雄首相に質問しました。学校給食については、その後自治体で無償化が広がり、国でも制度化をめぐる議論が進みました。
校則と子どもの権利を国会で取り上げる
髪形や下着の色などを細かく指定する校則の問題にも早い段階から取り組み、文部科学省に実態や見直しを求めてきました。現在は党の子どもの権利委員会責任者も務めています。
2024年には「子どもの権利条約」批准30年をテーマに国会質問を行うことを告知し、学校での性暴力や理不尽な校則などを論点に挙げています。
吉良よし子の政策|教育・労働・ジェンダー・平和を重視
吉良氏の現在の政策は、これまで国会で取り組んできた教育・労働政策を軸に、物価高対策、社会保障、気候変動、ジェンダー平等、平和・安全保障などへ広がっています。
| 分野 | 主な主張 |
|---|---|
| 教育 | 大学学費の引き下げ、入学金廃止、給付型奨学金の拡充 |
| 労働 | 賃上げ、長時間労働是正、ハラスメント対策 |
| 子ども | 給食無償化、子どもの権利保障 |
| ジェンダー | 男女賃金格差是正、選択的夫婦別姓、同性婚 |
| 気候・エネルギー | 原発・化石燃料依存から再生可能エネルギーへの転換 |
| 社会保障 | 医療・介護の負担軽減、年金制度の改善 |
| 平和・安全保障 | 憲法9条を重視し、軍事力拡大に反対 |
詳しい政策は吉良よし子公式サイトの政策ページに掲載されています。
学費・奨学金
教育政策では「学費無償化をめざす」ことを掲げ、当面は大学の授業料を大幅に引き下げるとしています。奨学金についても給付型の拡充や返還負担の軽減を主張しています。
学費の引き下げは初当選後から繰り返し扱ってきたテーマです。
ジェンダー平等・同性婚・選択的夫婦別姓
吉良氏は男女間の賃金格差是正、選択的夫婦別姓、同性婚の法制化などを掲げています。性別や国籍、障害などによる差別や排外主義への反対も政策上の柱にしています。
2025年の東京プライドにも参加し、LGBTQ+を含む人々の平等について発信しました。
吉良よし子の夫は松嶋祐一郎|子供は2人
吉良よし子氏の夫は、日本共産党の目黒区議会議員・松嶋祐一郎氏です。
松嶋氏は1982年に兵庫県尼崎市で生まれ、京都造形芸術大学を卒業。出版プロダクション勤務などを経て、2015年に目黒区議へ初当選しました。日本共産党目黒区議団のプロフィールにも妻が吉良よし子氏であることが明記されています。
2人は2014年12月20日に結婚。現在は2人の息子がいます。吉良氏の2025年の公式資料には、夫と小学生、4歳の子供と暮らしていると記載されていました。
「二人で笑いお互いを思いやり、尊重し」
出典:J-CASTニュース・結婚時の本人コメント
- 夫:松嶋祐一郎氏(目黒区議)
- 結婚:2014年12月
- 子供:男の子2人
- 吉良氏の公式サイトも「夫と2人の子どもと暮らす」と紹介
「キス」と話題になった相手も現在の夫
吉良氏について調べると、過去の「キス」の話題が出てくることがあります。
これは2014年、週刊新潮が吉良氏と松嶋祐一郎氏の交際を報じ、駅や公道などでキスをしている写真を掲載したことによるものです。同誌に記事が掲載されたことは国立国会図書館の雑誌記事情報にも残っています。
キスの相手は後に夫となった松嶋氏です。2014年12月には2人が結婚したことを本人が公表しており、J-CASTニュースも、以前から交際していた松嶋氏との結婚として報じています。
吉良よし子の本名は「吉良佳子」|国籍や先祖は?
参議院の公式プロフィールには、本名は「吉良佳子」と明記されています。「よし子」は政治活動上の表記で、読み方はいずれも「よしこ」です。
1982年に高知県高知市で生まれたことも参議院が公表しています。
「吉良」という姓から『忠臣蔵』の吉良上野介や、『ジョジョの奇妙な冒険』に登場する吉良吉影との関係を連想されることがありますが、公式プロフィールや本人の公表情報に、吉良上野介の子孫であるとの記載はありません。姓が同じというだけで血縁関係を断定することはできません。
若い頃の写真や「写真集」はある?
吉良氏の公式サイトには、幼少期や学生時代、会社員時代などの写真を交えたプロフィールが掲載されています。子どものころから児童文学や演劇に親しみ、大学時代には合唱サークルで指揮者も経験したと紹介されています。
また、公式サイトのダウンロードページでは、公式写真のJPGデータや過去の国会報告、リーフレットなどが公開されています。
少なくとも本人公式サイトや参議院プロフィールでは、一般に販売される芸能人のような「写真集」は案内されていません。若い頃を含む写真を探す場合は、公式プロフィールや過去のリーフレットが一次資料になります。
吉良よし子をめぐる評価・批判の主な論点
吉良氏を評価する側からは、ブラック企業、就活ハラスメント、校則、学費、学校給食など、若者や子どもに関係する課題を長期間扱ってきたことが挙げられます。参議院公式プロフィールにも、これらのテーマが議員活動として列挙されています。
政策への批判や意見の違いが生じやすいのは、安全保障、原発、経済政策などです。吉良氏は日本共産党の立場から、憲法9条を重視した安全保障政策、原発ゼロ、消費税減税、富裕層・大企業への負担強化などを主張しています。
とくに安全保障では軍事力の拡大に反対しており、防衛力の強化を必要と考える立場とは政策上の隔たりがあります。原発についても再稼働ではなく原発ゼロと再生可能エネルギーへの転換を主張しているため、エネルギー安定供給やコストをめぐって異なる立場から議論があります。
吉良氏は2025年参院選で3期目の議席を獲得し、現在も東京選挙区選出の参議院議員として活動しています。初当選時からの労働問題に加え、現在は教育無償化、子どもの権利、ジェンダー平等、気候変動、平和・安全保障まで活動分野を広げています。
2025年の選挙期間中には、子どもの通学交通費の負担軽減も取り上げました。
参議院議員3期目となった現在は、文教科学委員会、決算委員会、こども・子育て・若者活躍に関する特別委員会を中心に国会活動を続けています。

