許斐亮太郎(このみ・りょうたろう)氏は、NHKの報道カメラマンとして25年間働いた後、国民民主党から国政へ進んだ衆議院議員です。2024年の衆院選で初当選し、2026年の衆院選でも比例九州ブロックで当選。現在は2期目を務めています。
政治家になる前には国会や災害現場を取材する側にいました。この記事では、その経歴から現在の役職、福岡4区の事務所、政策、国会で取り上げているテーマ、選挙結果、妻・家族について公表されている範囲まで整理します。
※所属・役職などは2026年9月25日時点の公開情報を基準にしています。
許斐亮太郎の現在|国民民主党の衆議院議員で2期目
- 国民民主党所属の衆議院議員
- 比例九州ブロック選出、当選2回
- 国民民主党福岡県第4区総支部長
- 衆議院総務委員会理事
- 衆議院沖縄及び北方問題に関する特別委員会理事
衆議院の議員プロフィールでは、許斐氏は比例代表九州ブロック選出、国民民主党・無所属クラブ所属、当選2回とされています。
2026年9月17日現在の衆議院総務委員会名簿では理事を務めています。沖縄及び北方問題に関する特別委員会でも理事です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 氏名 | 許斐亮太郎(このみ りょうたろう) |
| 生年月日 | 1974年2月7日 |
| 年齢 | 52歳(2026年9月25日時点) |
| 出身地 | 福岡県福岡市東区 |
| 所属政党 | 国民民主党 |
| 議員種別 | 衆議院議員 |
| 選挙区 | 福岡4区/比例九州ブロック |
| 当選回数 | 2回 |
| 前職 | NHK報道カメラマン、国会・政治担当デスク |
| 現在の委員会役職 | 総務委員会理事、沖縄及び北方問題に関する特別委員会理事 |
| 公式サイト | このみ亮太郎公式サイト |
| 公式X | @KonomiRyotaro |
「25年間の報道現場」から「国会議員」へ立場を変えた経歴が、許斐氏のプロフィールで特に大きな特徴です。
公式Xでは国会活動だけでなく、福岡県内での政治活動や県政をめぐる情報についても発信しています。
許斐亮太郎の事務所は福津市|福岡4区はどこ?
許斐氏の公式サイトには、地元事務所の連絡先として福岡県福津市中央1-19-7-203が掲載されています。
所在地:福岡県福津市中央1-19-7-203
電話:090-2166-1194
県連事務所・北九州:093-383-7157
メール:konomi.fukuoka4@gmail.com
所在地と連絡先は本人公式サイトで公開されています。福岡県が公表する政治資金収支報告書の一覧でも、「このみ亮太郎後援会」の所在地として同住所が掲載されています。
なお、通常の活動拠点として公開されている「事務所」と、選挙期間中に設置される「選挙事務所」は同じ意味とは限りません。常設の連絡先として公式に案内されているのは上記の福津市の事務所です。
福岡4区は宗像市・福津市・古賀市など
国民民主党の議員ページによると、許斐氏が活動基盤とする福岡4区には次の地域が含まれます。
- 福岡市東区の一部
- 宗像市
- 古賀市
- 福津市
- 糟屋郡
許斐氏自身は比例九州ブロック選出の衆議院議員ですが、選挙では福岡4区との重複立候補を続けています。
NHK報道カメラマン25年から国会へ|経歴・学歴
許斐氏は福岡市で生まれ、福岡県立福岡高校から東北大学へ進学しました。大学だけでなく東北大学大学院農学研究科まで修了しています。
| 時期 | 経歴 |
|---|---|
| 1974年 | 福岡県福岡市東区に生まれる |
| 小学校 | 香住ヶ丘小学校 |
| 中学校 | 香椎第三中学校 |
| 高校 | 福岡県立福岡高等学校 |
| 大学 | 東北大学農学部 |
| 大学院 | 東北大学大学院農学研究科 |
| 1999年 | NHK入局 |
| NHK時代 | 報道カメラマン、国会・政治担当デスクなどを経験 |
| 2024年 | 国民民主党から福岡4区で衆院選に立候補し、比例九州で初当選 |
| 2026年 | 第51回衆院選で比例九州から2期目の当選 |
本人公式プロフィールには、教員免許(高校・理科)と家畜人工授精師の資格も掲載されています。趣味は磯遊び・川遊び、ジョギングです。
NHKでは報道カメラマンとして25年間勤務
1999年にNHKへ入り、報道カメラマンとして各地を取材しました。衆議院プロフィールには「NHK報道カメラマン、国会・政治担当デスク」という職歴が記載されています。
政治家として初めて国会に登院した2024年11月、かつて取材する側として訪れていた国会へ議員として入ることについて、福岡TNCの取材にこう話しました。
「身の引き締まる思い」
出典:福岡TNCニュース・2024年11月11日
取材対象だった国会で、今度は自ら質問や立法に関わる側へ回った形です。
NHKでの経験は総務委員会の質問にも表れている
2026年3月12日の衆議院総務委員会では、NHKの受信料制度、コンプライアンス、取引先への価格転嫁などを質問しました。
「NHKの信頼なくして受信料制度はあり得ません。」
出典:衆議院・総務委員会会議録(2026年3月12日)
元NHK職員という経歴と、現在所属する総務委員会で扱う放送行政が直接つながる場面の一つです。
許斐亮太郎の政策|減税・子育て・安全保障・福岡4区
許斐氏は政治家を目指した理由について、公式サイトで政治資金の透明化や経済格差への対応などを挙げています。目標として掲げる言葉は次の通りです。
「誰もが自分らしい生き方ができる社会」
出典:このみ亮太郎公式サイト
本人公式サイトの政策ページでは、大きく経済・減税、人づくり、安全保障、地元福岡4区の地域政策などを掲げています。
| 分野 | 本人公式サイトに掲載されている主な内容 |
|---|---|
| 経済・減税 | 積極財政、生活減税、賃金上昇につながる人・デジタル・インフラへの投資 |
| 子育て・教育 | 子育て・教育支援の所得制限撤廃、教育国債、高校教育の負担軽減 |
| 安全保障 | 防衛に加え、食料・エネルギー・医薬品を含む総合的な安全保障体制 |
| 防災 | 「想定外」で済ませない危機対応の法制度づくり |
| 福岡4区 | 子どもの居場所、地域資源のブランド化、公共交通、教育・医療、地域経済の活性化 |
地元政策では福岡4区を「日本最強のライフタウン」にするという表現を使い、子どもの居場所づくりや公共交通、医療・教育環境などを挙げています。
2024年の候補者アンケートでは「景気対策」を最重視
政治課題への立場については、2024年衆院選時の日本テレビ・候補者アンケートも参考になります。これは2024年時点の回答であり、その後の政策変更とは分けて見る必要があります。
- 特に重視する政策:景気対策
- 政治リーダーに最も必要な資質:説明力
- 選択的夫婦別姓:やや賛成
- 緊急避妊薬を入手しやすくすること:やや賛成
- 女性候補者の割合を法律で一定以上にすること:やや賛成
- 同性婚の法制化:どちらとも言えない
- 女性天皇:どちらとも言えない
「保守」「リベラル」といった一つのラベルだけではなく、個別の政策ごとに回答が異なっています。
国会で何をしている?許斐亮太郎が取り上げた主なテーマ
政策として掲げている内容と、実際の国会活動は分けて見る必要があります。許斐氏は2026年の国会で、放送行政だけでなく、ひとり親支援、農林水産、防災・地方制度などを取り上げています。
- ひとり親控除、児童扶養手当など子育て世帯への支援
- NHKの受信料制度、コンプライアンス、放送業界の価格転嫁
- 家畜伝染病や農林水産分野の危機管理
- 地方制度、副首都構想と大規模災害への備え
- 沖縄・北方問題
災害取材の経験から「想定外を想定する」と主張
2026年7月14日の衆議院特別委員会では、副首都構想と大規模災害への備えについて質問しました。許斐氏はNHK時代に多くの被災地を取材した経験に触れています。
「日頃から想定外を想定すること、これに尽きると思います。」
出典:衆議院・地域活性化・こども政策・デジタル社会形成に関する特別委員会会議録
この質疑では南海トラフ地震などを念頭に、首都中枢機能のバックアップ先を考える際の災害リスクを質問しています。報道カメラマンとして災害現場を経験したことを、国会での危機管理の議論に持ち込んでいます。
ひとり親支援では税制と社会保障の両面を質問
2026年3月5日の衆議院本会議では地方税法改正案をめぐり、ひとり親控除だけでなく、年少扶養控除、養育費、児童扶養手当などを含む支援について政府の方針を質問しました。
このテーマには、自身が母子家庭で育った経験も関係しています。家族について本人が公に語っている内容は後述します。
2024年・2026年の衆院選結果|2回とも比例九州で当選
許斐氏は国政選挙に2回出馬し、どちらも福岡4区と比例九州ブロックへ重複立候補しています。
| 選挙 | 福岡4区での得票 | 結果 |
|---|---|---|
| 2024年 第50回衆院選 | 40,753票 | 小選挙区2位、比例九州で初当選 |
| 2026年 第51回衆院選 | 63,519票 | 小選挙区2位、比例九州で2期目当選 |
2024年の結果は福岡県選挙管理委員会の第50回衆院選資料でも公表されており、許斐氏は福岡4区で40,753票を獲得しました。比例九州ブロックで当選し、初めて国会議員となりました。
2026年2月8日の第51回衆院選では63,519票を獲得。小選挙区では届かなかったものの、国民民主党が公表した選挙結果では、比例九州ブロックの当選者として許斐氏が掲載されています。福岡県の公式結果資料は第51回衆議院議員総選挙のページで公開されています。
2回とも福岡4区の小選挙区では2位で、議席を得たのは比例九州ブロックです。「福岡4区選出」という表現だけを見ると小選挙区で当選したように受け取る可能性がありますが、衆議院での正式な選出区分は比例代表・九州です。
衆議院公式プロフィールの当選歴は「50、51」の2回となっています。
許斐亮太郎の妻・子どもは?家族について公表されていること
許斐氏の妻や子どもについては、情報の扱いに注意が必要です。
- 妻・配偶者:本人公式サイト、衆議院、国民民主党の主要プロフィールには記載なし
- 子ども:主要な公式プロフィールには記載なし
- 父親:本人が生後2か月のときに亡くなったと公表
- 母親:母子家庭で許斐氏を育てたことを本人が公表
「妻について公式な記載がない」ことと、「結婚していない」ことは同じではありません。2026年9月25日時点で確認できる本人公式サイト、国民民主党プロフィール、衆議院プロフィールには、配偶者や子どもの情報は掲載されていません。
生後2か月で父を亡くし、母子家庭で育った
一方、自身の生い立ちについては本人が詳しく公表しています。2026年3月の衆議院本会議では、ひとり親支援を質問する中で次のように述べました。
「私は母子家庭で育ちました。私が生まれて2か月で父を膵臓がんで亡くしました。」
出典:国民民主党・衆議院本会議質疑(2026年3月5日)
同じ質疑で、母親は再婚せず、幼稚園で働きながら自分を育てたと説明しています。母子家庭で育った経験を公にし、ひとり親世帯への税制・社会保障政策を国会質問のテーマにしています。
許斐亮太郎の評判を見る材料|選挙結果・国会活動・政策回答
政治家の「評判」は、SNS上の賛否だけで判断すると偏りやすいテーマです。許斐氏個人について、全国規模で継続的に実施されている公的な好感度調査や支持率調査は見当たりません。そのため、客観的に確認しやすい材料を分けて見る方が実態をつかみやすくなります。
- 選挙:2024年、2026年とも比例九州で当選
- 福岡4区での得票:40,753票から63,519票へ増加
- 国会活動:放送、地方税、農林水産、防災、沖縄・北方問題などを質問
- 政策:景気対策・減税、子育て・教育、安全保障、地域政策などを掲げる
- 過去の候補者アンケート:2024年時点で選択的夫婦別姓に「やや賛成」など個別政策への回答を公開
2024年から2026年にかけて福岡4区での本人得票は22,766票増えています。ただし、選挙ごとに候補者構成、投票率、政治情勢が異なるため、この数字だけをそのまま「支持率」や「評判」の上下に置き換えることはできません。
国会活動では、NHKでの職歴を生かした放送行政への質問や、災害現場の取材経験を踏まえた防災の議論が見られます。その一方で、本人が公式サイトで掲げる減税や教育政策については、今後どこまで制度化・実現に関与するかとは別に考える必要があります。
「評判が良い・悪い」と一括りにするのではなく、選挙結果、本人が掲げる政策、国会会議録で確認できる行動を分けて見ることができます。
許斐亮太郎の現在の活動を公式情報で確認するには
許斐氏は2026年9月現在、衆議院議員として2期目に入り、総務委員会と沖縄及び北方問題に関する特別委員会で理事を務めています。役職や委員会所属は国会会期などによって変わるため、最新情報は次の公式ページで確認できます。
- 衆議院・許斐亮太郎議員プロフィール:当選回数、会派、経歴、委員会など
- 国民民主党・許斐亮太郎議員ページ:選挙区、公式SNSなど
- このみ亮太郎公式サイト:政策、プロフィール、地元事務所
- 本人公式X:国会、福岡4区、地域活動などの発信
- 衆議院会議録:本人の実際の国会質問
NHKのカメラの後ろから政治や災害現場を取材してきた許斐氏は、現在は国会で質問する側に立っています。放送行政、防災、ひとり親支援、農林水産、福岡4区の地域課題など、これまでの職歴や生い立ちと重なるテーマも国会活動の中に現れています。

