輿水恵一(こしみず・けいいち)氏は、キヤノン勤務、さいたま市議を経て国政へ進み、総務大臣政務官や復興副大臣を務めてきた衆議院議員です。
2026年は政党再編に伴って所属が大きく動き、古いプロフィールには「中道改革連合」と残っているものもあります。2026年10月1日時点では所属政党が公明党、衆議院で所属する会派は「中道」です。この記事では、この違いを含め、選挙区・選挙結果、経歴、政策、復興副大臣としての仕事、茨城との関係、事務所、「事故」に関する情報まで時点を分けて整理します。
- 衆議院議員・当選5回
- 選挙区は比例代表・北関東ブロック
- 2026年9月24日に公明党への復党が承認
- 衆議院で所属する会派は「中道」
- 前職はキヤノン社員、さいたま市議を3期経験
- 元総務大臣政務官、元復興副大臣
- 医療・介護、難病対策、ICT、環境、防災などを国会で扱ってきた
| 項目 | プロフィール |
|---|---|
| 名前 | 輿水 恵一 |
| 読み方 | こしみず けいいち |
| 生年月日 | 1962年2月4日 |
| 年齢 | 64歳(2026年10月1日時点) |
| 出身地 | 山梨県北杜市・清里 |
| 所属政党 | 公明党 |
| 衆議院会派 | 中道 |
| 議員種別 | 衆議院議員 |
| 選挙区 | 比例代表・北関東ブロック |
| 当選回数 | 5回 |
| 学歴 | 山梨県立甲府南高校、青山学院大学理工学部 |
| 前職 | キヤノン株式会社、さいたま市議会議員 |
| 主な役職歴 | 総務大臣政務官、復興副大臣 |
| 公式サイト | 輿水恵一公式サイト |
| 公式X | @koshimizu_k1 |
輿水恵一の現在|公明党に復党、衆議院では会派「中道」
現在の所属を理解するうえでは、「政党」と「衆議院の会派」は別と考える必要があります。
2026年2月8日の第51回衆議院議員総選挙で、輿水氏は中道改革連合の比例北関東候補として当選しました。その後、中道改革連合を離党した公明党出身の衆院議員28人について、公明党が2026年9月24日に復党を承認。その中に輿水氏も含まれています。
公明党の現行の所属議員プロフィールにも衆議院議員として掲載されています。したがって、2026年10月1日時点の所属政党は公明党です。
国会では、公明党出身議員と民主改革の会などが9月24日に統一会派「中道」を結成しました。衆議院の会派別議員一覧でも、輿水氏は「中道」、比例北関東、当選5回と掲載されています。
衆議院の個別プロフィールには「中道改革連合・無所属」と記載されていますが、同ページは「令和8年4月現在」の情報です。9月の離党・復党後は、公明党の現行プロフィールと衆議院の最新会派一覧を合わせて見る必要があります。
復党後の9月27日には、本人のXで北関東各地を回り、地元で経緯を説明した様子を発信しています。
中道改革連合所属時の2026年4月、公明党茨城県本部の政経フォーラムでは、地域での政治活動について次のように述べていました。
「どこまでも現場目線で地域のために働いていく」
出典:公明党「現場目線で地域に貢献」
公明党は10月3日に全国大会を開き、新体制を発足させる方針を公表しています。復党直後のため、輿水氏の新たな党内役職については、正式発表後の情報と区別して見る必要があります。
選挙区は比例北関東|茨城・栃木・群馬・埼玉が対象
輿水氏の選挙区は、小選挙区ではなく比例代表の北関東ブロックです。対象地域は茨城県・栃木県・群馬県・埼玉県の4県。公明党のプロフィールでも北関東選出の衆議院議員として掲載されています。
出身地は山梨県ですが、さいたま市議を9年間務めた経歴があり、国政進出後は北関東4県を活動地域としてきました。
茨城との関係が深いのはなぜ?
比例北関東の活動に加え、2024年12月7日には公明党茨城県本部の代表に選出されました。2026年1月23日付で代表者は髙﨑進県議に変更されており、茨城県選挙管理委員会の政治団体異動資料にも記録されています。
現在も本人公式サイトには水戸事務所が掲載されており、茨城は北関東での主要な活動地域の一つです。
2026年衆院選の公示日には、本人のXでも北関東での街頭活動予定を発信しました。
衆院選の当落と当選回数
| 選挙 | 所属・比例ブロック | 結果 | 主な内容 |
|---|---|---|---|
| 2012年・第46回 | 公明党/北関東 | 当選 | 初当選 |
| 2014年・第47回 | 公明党/北関東 | 当選 | 2期目 |
| 2017年・第48回 | 公明党/北関東 | 落選 | 公明党は北関東で784,671票・2議席。輿水氏は名簿3位 |
| 2021年・第49回 | 公明党/北関東 | 当選 | 823,930票・3議席。名簿2位で国政復帰 |
| 2024年・第50回 | 公明党/北関東 | 当選 | 674,694票・3議席。名簿1位 |
| 2026年・第51回 | 中道改革連合/北関東 | 当選 | 1,174,717票・4議席。名簿2位で5期目 |
比例代表で表中に示した得票数は、輿水氏個人の得票ではなく、その選挙における政党・名簿届出政党等の北関東ブロック得票です。2026年の北関東ブロックが茨城、栃木、群馬、埼玉の4県で構成されることは、埼玉県選挙管理委員会の第51回衆院選資料にも示されています。
経歴|キヤノン18年、さいたま市議3期を経て国政へ
政治家になる前の経歴で目立つのが、理工系の大学を卒業し、民間企業で技術開発に携わった経験です。
| 時期 | 経歴 |
|---|---|
| 1962年 | 山梨県北杜市・清里に生まれる |
| 高校 | 山梨県立甲府南高等学校を卒業 |
| 1984年 | 青山学院大学理工学部卒業、キヤノン株式会社へ入社 |
| 1984~2002年 | キヤノンで約18年間勤務。本人プロフィールでは新技術開発に取り組んだと紹介 |
| 2003年 | さいたま市議会議員に初当選 |
| 2003~2012年 | さいたま市議を3期・9年間務める |
| 2015年10月 | 第3次安倍改造内閣で総務大臣政務官 |
| 2024年10月 | 第1次石破内閣で復興副大臣 |
| 2024年11月 | 第2次石破内閣でも復興副大臣を続投 |
| 2025年10月 | 本人公式プロフィールでは復興副大臣歴を同月までと記載 |
キヤノン在籍時期や市議時代については、本人が公開している経歴に詳しく記載されています。
国政では2015年10月、第3次安倍改造内閣で総務大臣政務官に就任しました。首相官邸の第97代内閣資料にも掲載されています。本人プロフィールでは情報通信技術政策を担当したとしています。
理工学部→メーカーの技術職→地方議員→国会議員という経歴を持ちます。後にICT・デジタル政策を継続して扱っている点は、国会での活動テーマにも表れています。
復興副大臣では何をした?福島の現場を継続して訪問
輿水氏は第1次石破内閣で2024年10月に復興副大臣へ就任し、第2次石破内閣でも続投しました。
副大臣在任中は福島県の浜通りをはじめ被災地域を繰り返し訪問しています。2025年2月8日には浪江町、南相馬市、富岡町、田村市で企業や施設を視察し、関係者と意見交換しました。
5月25、26日の復興庁の福島県訪問記録では、南相馬市、川内村、大熊町、楢葉町、田村市を訪問。大熊町の次世代グリーンCO2燃料技術研究組合など、産業創出やエネルギー分野の現場も視察しています。
- 福島の産業・なりわいの再生
- 浜通りへの移住・定住、交流人口・関係人口の拡大
- 福島イノベーション・コースト構想
- 被災地域の企業・研究施設・生活拠点の視察
- 原子力災害からの福島復興・再生
2025年4月の衆議院特別委員会では、浜通りの活性化について復興副大臣として答弁しました。
「交流人口や関係人口、さらに移住、定住人口の創出、拡大に向けた総合的な支援を進める」
出典:第217回国会・衆議院特別委員会会議録
復興庁の活動記録には2025年9月まで福島訪問が掲載されており、南相馬市ではロボット・宇宙関連企業の施設も視察しています。
主な政策・国会活動|難病、地域包括ケア、ICT、環境
輿水氏の国政での活動を追うと、医療・介護とICTを結び付けた政策、難病患者支援、環境・熱中症対策などが継続して登場します。
難病患者支援と地域包括ケア
公明党は2017年の選挙記事で、輿水氏が難病患者の声を国へ伝え、医療費助成対象となる指定難病について、従来の56疾病から約300疾病への拡大に取り組んだと紹介しています。
指定難病制度の拡充自体は、難病法に基づく国の制度整備や専門家による疾病選定を通じて進められたものです。その中で、公明党は輿水氏による患者側からの働きかけを実績として挙げています。
医療・介護では、国政進出後の早い時期から地域包括ケアを担当しました。2014年には公明党の地域包括ケアシステム推進本部事務局長として、医療と介護を地域で一体的に提供する仕組みについて説明しています。
「各地域で現状と課題を丁寧に分析し、何をどうするのか具体的に決め、着実に進めることが必要です。」
出典:公明党・輿水恵一氏インタビュー「医療・介護総合確保法が成立」
ICT・AIを医療や人手不足対策へ
総務大臣政務官として情報通信技術政策を担当した後も、ICTは継続的な活動分野です。2016年には公明党内の「医療等現場におけるICT利活用推進委員会」の委員長を務め、医療・介護情報の連携について調査を進めました。
医療・介護のICT化を扱った当時の記事では、医療情報ネットワークの利便性と、利用者に効果を実感してもらうことの重要性に言及しています。
2026年にも、人手不足が続く医療・介護・保育・物流・建設などでAI・デジタル支援を社会実装するための予算について、本人のXで発信しています。
環境政策と熱中症対策
環境分野では、2023年の衆議院環境委員会で気候変動適応法改正案を取り上げ、自治体によって熱中症対策に差が生じないよう国へ対応を求めました。
「熱中症は人の命に関わることであることから、その対策において地域差をなくすことが重要であると思います。」
出典:本人公式サイト掲載・第211回国会環境委員会質疑
2026年の第221回国会では、少なくとも7月24日まで衆議院環境委員会の理事として活動していました。4月以降の環境委員会会議録にも理事として記載されています。9月28日現在の委員名簿では構成が変更されているため、過去の党役職や委員会役職を現在の役職として固定的に扱うのは適切ではありません。
環境教育については、学校などでの実践型の取り組みとしてキャップ回収運動に触れた投稿もあります。
防災とペット避難、空き家の利活用
防災では、避難所の生活環境とともに、災害時のペット同行・同伴避難についても発信しています。2025年には復興副大臣として災害・復興政策に関わり、2026年8月には関係団体による環境省への要望活動について投稿しました。
住宅政策では、以前から地方創生と空き家活用を国会で取り上げています。2022年の地方創生特別委員会でも地域の空き家活用に言及し、2026年9月には既存住宅の再利用と住宅取得支援、地域活性化について発信しました。
輿水恵一に「事故」の情報はある?
「輿水恵一 事故」という情報を探した場合に注意したいのは、事故・災害についての政治活動と、本人自身の事故歴を混同しないことです。
2026年10月1日時点で、衆議院、首相官邸、本人公式サイト、主要報道などを確認した範囲では、輿水氏本人が重大な交通事故などの当事者になったと裏付ける公表情報は見当たりません。
輿水氏は復興副大臣として東日本大震災・原子力災害からの復興を担当し、防災や避難環境についても活動していますが、これらは本人の事故情報とは別の話です。根拠のない事故歴を本人の経歴として扱うことはできません。
事務所・議員会館|第二議員会館307号室と水戸事務所
輿水氏の本人公式サイトの事務所案内には、国会事務所と水戸事務所が掲載されています。
| 事務所 | 所在地・連絡先 |
|---|---|
| 国会事務所 | 〒100-8982 東京都千代田区永田町2-1-2 衆議院第二議員会館307号室 TEL 03-3508-7076 FAX 03-3508-3766 |
| 水戸事務所 | 〒310-0905 茨城県水戸市石川2-4269-3 ファミーユ北條101号室 |
比例北関東は4県にまたがる広い選挙区ですが、水戸事務所が置かれていることからも、茨城で継続的に活動していることが分かります。
人物像|「地域に幸福の種をまく」と掲げる
本人公式サイトには、政策や役職とは別に「信念」と題した長文の自己紹介があります。そこで前面に出しているのは、個人の成功よりも地域社会と他者の幸福を重視するという考え方です。
「わが地域に幸福の種をまいて、一生を送りたい。」
出典:輿水恵一公式サイト「信念」
同じページでは、出会った人への感謝、人間の尊厳、平和と共生についても自身の言葉で記しています。国会活動では難病患者、医療・介護の現場、被災地域などから聞いた課題を政策へつなぐという形の活動が繰り返し見られます。
2026年は中道改革連合からの衆院選当選、公明党への復党と所属が短期間に変化しました。10月1日現在は公明党所属の比例北関東選出衆議院議員で、衆議院会派は「中道」。公明党は10月3日に全国大会を予定しており、復党後の党内体制については正式な発表に沿って更新していく必要があります。

