松川るい氏は、23年間の外務省勤務を経て国政へ転じた、自民党の参議院議員です。外交・安全保障を中心に、経済安全保障、男性育休、女性活躍、大阪の政策などに関わってきました。
2023年には自民党女性局のフランス研修中に撮影された「エッフェル塔写真」が大きな批判を受けましたが、その後も参議院議員として活動を続けています。この記事では、現在の役職から夫・子供・国籍・実家、学歴と経歴、政治家として何をしてきたのか、政策、選挙結果、フランス研修や政治資金をめぐる問題まで整理します。
元外交官として外交・安全保障を政治活動の大きな軸としてきた参議院議員です。2026年は国会で内閣委員会理事を務めるほか、自民党大阪府連会長、党内閣第二部会長としても活動しています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名前 | 松川るい(まつかわ るい) |
| 本名 | 新居るい(あらい るい) |
| 生年月日 | 1971年2月26日 |
| 年齢 | 55歳(2026年9月24日現在) |
| 出身地 | 大分県 |
| 所属政党 | 自由民主党 |
| 議員 | 参議院議員 |
| 選挙区 | 大阪府選挙区 |
| 当選回数 | 2回(2016年、2022年) |
| 国会での役職 | 内閣委員会理事、予算委員会委員、憲法審査会委員 |
| 自民党での主な役職 | 内閣第二部会長、国際局長代理 |
| 大阪府連 | 自民党大阪府支部連合会 会長 |
| 前職 | 外務省職員 |
| 主な過去の役職 | 防衛大臣政務官・内閣府大臣政務官、自民党女性局長など |
| 公式サイト | 松川るい公式サイト |
| 公式X | @Matsukawa_Rui |
プロフィールの現職・当選歴は、参議院公式プロフィール、自民党公式プロフィール、自民党大阪府連の情報を基にしています。
松川るい議員の現在は?2026年の役職と活動
2026年9月24日現在、松川るい氏は大阪府選挙区選出の現職参議院議員です。参議院では内閣委員会理事、予算委員会委員、憲法審査会委員を務めています。
党では内閣第二部会長、国際局長代理。大阪では、2025年12月に自民党大阪府連会長へ正式に就任しました。大阪府連の公式ページでも、2026年6月現在の会長として掲載されています。
「府民の皆さま、府連の再生のために、働いて、働いて、働いてまいりたい」
出典:MBSニュース・大阪府連会長就任時の発言
府連会長としては、選挙対応だけでなく、地域組織の立て直しや災害時の連携にも携わっています。2026年9月に大阪府内で大雨への警戒が呼びかけられた際には、府連の災害対策本部長として情報を発信しました。
現在の松川氏を見るうえでは、国会議員としての活動と大阪府連会長としての活動が並行している点が以前との大きな違いです。
府連の立て直しについても、地方選挙を含めた組織再建を前面に出しています。
夫・子供・国籍・実家は?家族について公表されていること
- 本人が夫の存在についてインタビューで語っている
- 子供は2人で、本人は娘たちについても語っている
- 参議院公式プロフィール上の本名は「新居るい」
- 父親・母親の氏名や職業、実家の詳しい所在地は公式プロフィールでは公表されていない
- 日本国籍を有している
夫は新居雄介氏?一次情報で分かる範囲
松川氏は結婚しており、2015年のKUMONのインタビューでは「夫」について具体的な家庭内エピソードも語っています。参議院の公式プロフィールでは本名が「新居るい」と公表されています。
インターネット上では、夫を外務省の新居雄介(あらい・ゆうすけ)氏とする情報が広く掲載されています。新居雄介氏が外交官であり、2024年4月から駐イスラエル特命全権大使を務めていること自体は、外務省の在外公館長一覧で確認できます。
ただし、今回確認した松川氏本人・参議院・外務省の現行公式プロフィールには、新居雄介氏を松川氏の「夫」と実名で記載した箇所はありません。そのため、夫の実名については一次情報で確認できる範囲と、二次情報で紹介されている内容を分けて扱う必要があります。
子供は2人の娘
参議院と本人の公式プロフィールはいずれも、松川氏を「2児の母」としています。2015年のKUMONインタビューでは当時6歳と1歳の子供がいると紹介され、本人も「娘たち」と表現しています。
同インタビューでは、仕事と家庭の両立や男女の家事・育児分担について、自身の家庭での経験も交えて話していました。
「女性が活躍しやすい社会は、女性だけでなく男性、子ども、高齢者にとっても良い社会です。」
出典:KUMON now!松川るい氏インタビュー
子供の現在の学校など、本人が継続的に公表していない情報については、この記事では扱いません。
国籍は日本|「韓国籍」という情報に根拠はある?
松川るい氏は日本国籍を有しています。参議院議員の被選挙権は「満30歳以上の日本国籍を有する者」が要件であり、松川氏は2016年と2022年の参議院選挙で当選しています。
制度については参議院の選挙制度資料にも明記されています。松川氏を「韓国籍」とすることを裏付ける公的資料は確認されていません。
なお、「日本国籍を有する」という事実だけから、他国籍の有無についてまで推測することはできません。
実家や父親・母親は?
松川氏はKUMONのインタビューで、両親から「自分は愛されている」という自己肯定感を育んでもらったことや、自身が姉妹だったことを語っています。
一方、父親・母親の氏名や詳しい職業、現在の実家所在地は、主要な公式プロフィールでは公表されていません。出身地については、参議院英語版プロフィールが大分県生まれとしています。「出身地」と「現在の実家」は同じ意味ではないため、混同しないほうが正確です。
学歴と経歴|四天王寺から東大、外務省、参議院へ
松川氏の政治家になる前のキャリアで大きな部分を占めるのが、約23年間にわたる外務省勤務です。
| 時期 | 学歴・経歴 |
|---|---|
| 1986年 | 四天王寺中学校卒業 |
| 1989年 | 四天王寺高等学校卒業 |
| 1993年 | 東京大学法学部第Ⅱ類卒業、外務省入省 |
| 1997年 | 米ジョージタウン大学国際関係大学院修了 |
| 1999~2002年 | 外務省条約局法規課課長補佐 |
| 2002~2004年 | アジア大洋州局地域政策課課長補佐 |
| 2004~2006年 | ジュネーブ軍縮代表部一等書記官 |
| 2009~2011年 | 国際情報統括官組織首席事務官 |
| 2011~2013年 | 日中韓協力事務局事務局次長 |
| 2014~2016年 | 外務省女性参画推進室長 |
| 2016年2月 | 外務省退職 |
| 2016年7月 | 参議院大阪府選挙区で初当選 |
| 2020年 | 防衛大臣政務官・内閣府大臣政務官 |
| 2022年7月 | 参議院大阪府選挙区で2期目当選 |
外務省では国際法、ASEAN・日中韓関係、軍縮、情報分析、女性外交など複数分野を経験しています。詳しい略歴は本人公式プロフィールに掲載されています。
外交官から政治家へ転じた理由について、本人は外務省での経験を踏まえて次のように説明しています。
「責任をもって判断し、最後に決めるのは政治であり、政治がしっかりしないといけない」
出典:松川るい公式サイト・メッセージ
外交を実務側から経験した後、最終的な意思決定を担う政治へ移ったというのが、本人が示している政界入りの背景です。
松川るい議員は何をした?政治家としての仕事・実績
松川氏の政治家としての活動は、外交・安全保障だけではありません。公式プロフィールで特に大きく掲げているのが、男性育休、若年層向け防衛白書、経済安全保障です。
男性育休をめぐる議員連盟と制度改正への提言
2019年には男性育休の「義務化」を掲げる議員連盟を立ち上げ、首相への提言などを行いました。本人の公式プロフィールは、2021年の育児・介護休業法改正につながった取り組みの一つとして紹介しています。
法改正そのものは政府・国会全体で成立させたものであり、松川氏は議員連盟を通じて男性の育児休業取得を促す制度づくりを働きかけた立場です。
防衛大臣政務官時代に「はじめての防衛白書」を提案
2020年から防衛大臣政務官を務めた際には、子供や若年層にも安全保障を理解してもらうための「はじめての防衛白書」を提案。防衛省で発刊され、その後書籍化されました。
ほかにも公式プロフィールでは、防衛産業の維持・強化、海外装備移転、自衛隊員の自殺事故防止に向けたカウンセリング普及などへの関与を挙げています。
2026年は経済安全保障を国会で議論
2026年6月9日の参議院内閣委員会では、経済安全保障をめぐる法案審議で、総合的な経済安全保障シンクタンクや官民協議会の運用について質問しました。
「官民協議会の活用自体が目的化しないように」
出典:国会会議録・参議院内閣委員会 2026年6月9日
2026年9月には、自民党大阪府連で複数分野の関係者と政策懇談を行ったことも本人のXで発信しています。
政策・政治姿勢|外交・安全保障、経済、大阪、子育て
松川氏の公式政策ページでは、大きく大阪、外交・安全保障、経済成長、子育て・女性活躍などのテーマを掲げています。
| 分野 | 主な主張・取り組み |
|---|---|
| 外交・安全保障 | 「自由で開かれたインド太平洋」、防衛力強化、宇宙・サイバー・電磁波領域、防衛産業強化 |
| 経済安全保障 | 重要技術の流出防止、サプライチェーン強靱化、基幹インフラ保護、AI・量子など重要技術の育成 |
| 大阪 | スタートアップ・中小企業支援、文化・アート、食などを通じた国際都市化 |
| 経済・デジタル | 人材・科学技術への投資、所得向上、行政デジタル化 |
| 子育て・女性 | 男性育休、女性の政治参加、男女の仕事と育児の両立 |
| 憲法 | 憲法改正を掲げ、前文、9条、緊急事態条項などを論点としている |
外交官時代から扱ってきた安全保障は、国会議員になった後も継続した政策分野です。2026年には党の「デジタル・ニッポン2026」でも、内閣第二部会長としてデジタル政策の議論に参加しています。
安全保障と経済を別々に扱うのではなく、技術・供給網・デジタルを安全保障政策へ組み込んでいることが、近年の活動で目立つテーマです。
「エッフェル塔」問題は何だった?フランス研修と女性局長辞任
松川氏をめぐり大きな論争になったのが、2023年7月の自民党女性局フランス研修です。38人の研修団がフランスを訪れ、松川氏らがエッフェル塔前で塔をまねたポーズを取った写真をSNSへ掲載したことで、「観光旅行のように見える」などの批判が広がりました。
2023年に辞任したのは「参議院議員」ではなく、自民党の「女性局長」です。
参議院議員は辞職しておらず、その後も任期を継続しています。
研修中には、フランスの3歳からの幼児教育義務化や少子化対策、政治における女性参加について意見交換したとして、本人もXで活動内容を発信していました。
批判を受け、松川氏は8月中旬に女性局長の辞任を申し出ました。自民党は8月22日付で辞任を受理しています。
「自身の軽率さを深く反省し、国民の皆様に対して改めてお詫び申し上げます。」
出典:松川るい公式ブログ「女性局海外研修について」
松川氏はその後の説明で、研修は約5年ごとに行われてきた党の組織内研修で、本人負担と一般党費から支出され、政党助成金は使われていないとの党側の説明を紹介しています。子供にかかる費用については自己負担だったと説明しました。
また、研修報告書案については、女性局長として事務局と作成し、2023年9月上旬に党本部へ提出したとしています。研修で学んだフランスの幼児教育についても、本人のブログで詳しく報告しています。
研修自体の政策目的と、写真投稿の軽率さをめぐる批判は別の論点として、その後の本人説明では整理されています。
旧安倍派の政治資金問題では何を説明した?
松川氏は旧安倍派に所属しており、自民党派閥の政治資金パーティーをめぐる資金還流問題では、2024年12月18日に参議院政治倫理審査会へ出席しました。
松川氏は、事務所に還付金が滞留していたことを知らず、その資金を使っていなかったと説明しています。その一方で、事務所の管理責任については自身にあると述べました。
「事務所で起きたすべてのことは私の責任」
出典:テレビ朝日・参議院政治倫理審査会報道
同じ審査会で、松川氏は政治不信を招いたことについて謝罪し、派閥内で資金還流の慣行が続いた背景について「組織的な緩み」があったのではないかとも述べています。
本人は「知らなかった」と説明する一方、事務所で生じたことについて政治家本人として責任を認めた、というのが政倫審で示した説明です。
選挙区は大阪府|2016年・2022年の参院選と当選回数
松川氏の選挙区は参議院大阪府選挙区です。2016年に初当選し、2022年に再選しています。
| 選挙 | 結果 |
|---|---|
| 2016年参議院選挙・大阪府選挙区 | 761,424票で初当選 |
| 2022年参議院選挙・大阪府選挙区 | 725,243票で2期目当選 |
| 当選回数 | 2回 |
| 現在の任期満了 | 2028年7月25日 |
得票数は大阪府選挙管理委員会の2016年選挙資料と、2022年の開票結果によるものです。
2025年の参議院選挙では松川氏本人は改選対象ではありませんでした。2022年選出議員の任期は6年間で、松川氏の次の任期満了は2028年です。
大阪府連会長となった現在は、自身の国政選挙だけでなく、市町村議員選挙など大阪の党組織全体にも関わっています。2026年9月の交野市議選後には、同市で自民党議席を確保したことについて本人のXで発信しました。
松川るい議員についてよくある疑問
身長は何cm?
松川氏の身長は、参議院・自民党・本人公式サイトのプロフィールには掲載されていません。インターネット上には数値を記載したページもありますが、根拠となる本人発表や公的プロフィールが示されていない情報は断定できません。
奈良県出身という情報は正しい?
参議院の英語版公式プロフィールは、松川氏について1971年2月26日、大分県生まれと記載しています。中学・高校は大阪の四天王寺中学校・高等学校です。
したがって、少なくとも現在の参議院公式プロフィール上の出生地は大分県です。
自民党総裁選では誰に投票した?
総裁選については時期ごとに状況が異なります。2021年の自民党総裁選では、松川氏は自身のブログで高市早苗氏を支持すると公表しました。
2025年の総裁選では、投票直前の関西テレビの取材に対し、投票先をその時点では公表しないとしていました。
「最後の最後まで考えたいと思います」
出典:関西テレビ「newsランナー」2025年10月2日
その後の秘密投票で実際に誰へ投票したかについて、今回確認した公表資料だけから特定することはできません。
現在も参議院議員?辞職したという情報は?
現在も参議院議員です。2023年のフランス研修問題で辞任したのは自民党女性局長であり、議員辞職ではありません。
参議院公式ページは2026年9月22日現在、松川氏を大阪府選出の参議院議員として掲載しており、任期満了日は2028年7月25日です。現在は内閣委員会理事などを務めています。

