2024年に国政へ初挑戦し、2026年の衆議院選挙で2期目に入った森ようすけ氏(漢字表記:森洋介)。環境省、外資系戦略コンサルティング会社、起業を経て、国民民主党の候補者公募から政治の道へ進んだ経歴を持つ衆議院議員です。
ここでは、森ようすけ氏の現在の立場から、妻・子供・親などの家族、学歴と会社経営までの経歴、東京13区での選挙結果、本人が掲げる政策と実際の国会活動まで、公開資料をもとに整理します。
森ようすけは何者?現在は国民民主党の衆議院議員
森ようすけ氏は、国民民主党に所属する32歳の衆議院議員です。1994年7月15日に大阪府茨木市で生まれ、現在は東京都第13区を活動基盤としています。
衆議院では比例東京ブロック選出の2期目。2026年9月時点では、党本部の広報局長、国民民主党東京都連会長を務め、衆議院では内閣委員会理事に就いています。党役職は国民民主党の党役員一覧、委員会での役職は衆議院・内閣委員会委員名簿に掲載されています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 氏名 | 森 洋介(もり ようすけ) |
| 国会での表記 | 森ようすけ |
| 生年月日 | 1994年7月15日 |
| 年齢 | 32歳(2026年9月時点) |
| 出身地 | 大阪府茨木市 |
| 所属政党 | 国民民主党 |
| 議員種別 | 衆議院議員 |
| 活動する選挙区 | 東京都第13区 |
| 衆議院での選出 | 比例東京ブロック |
| 当選回数 | 2回 |
| 初当選 | 2024年10月 |
| 現在の主な役職 | 国民民主党広報局長/東京都連会長/衆議院内閣委員会理事 |
| 主な前職 | 環境省職員/ローランド・ベルガー社員/会社経営者 |
| 公式サイト | 森ようすけ公式サイト |
| 公式X | @mori_yosuke_ |
経歴や当選回数については、衆議院の議員プロフィールと国民民主党の議員プロフィールにも掲載されています。
2026年4月には、国民民主党東京都連の臨時大会で東京都連会長に選任されたことを本人のXでも報告しています。
森ようすけの妻・子供・親は?家族について分かっていること
森ようすけ氏は結婚しており、妻と娘の3人家族です。これは本人公式サイトのプロフィールに明記されています。
- 妻:結婚していることは本人が公表
- 子供:娘が1人
- 兄弟:6歳上の姉、4歳上の兄がおり、3人きょうだいの末っ子
- 出身家庭:大阪府茨木市で育つ
- 政治家の親族:本人は国会で、家族・親族に政治家はいないと説明
妻の氏名や職業、年齢などは本人の公式プロフィールには掲載されていません。 娘についても氏名などの詳細は示されておらず、家族のプライバシーに関わる部分は限定的な公表にとどまっています。
森氏自身は、大阪府茨木市で3人きょうだいの末っ子として育ちました。公式サイトによると、6歳上の姉と4歳上の兄がおり、母親との幼少期の思い出も紹介しています。
政治家一家の出身ではありません。2025年5月の衆議院政治改革に関する特別委員会では、自身の政治経験を説明する中で次のように話しています。
「政治家の家系でいうと、家族、親族に政治家というのは全くいなくて」
出典:衆議院・政治改革に関する特別委員会会議録
2026年7月15日に32歳を迎えた際には、妻と娘との家庭内のやり取りを交えた投稿もしています。
森ようすけの選挙区は東京13区|2024年・2026年の選挙結果
森ようすけ氏が活動するのは東京都第13区です。現在の区割りでは足立区内の地域から構成され、本人公式サイトでは「足立区東側」と案内されています。
ここで混同しやすいのが、「活動する選挙区は東京13区」ですが、衆議院での選出は「比例東京」という点です。
森氏は2024年と2026年の衆院選で東京13区から立候補し、いずれも自民党の土田慎氏に次ぐ2位でした。そのうえで比例東京ブロックで当選しています。
| 衆院選 | 森ようすけ氏の得票 | 東京13区 | 1位候補 | 最終結果 |
|---|---|---|---|---|
| 2024年10月27日 | 58,385票 | 2位 | 土田慎氏 75,050票 | 比例東京で初当選 |
| 2026年2月8日 | 66,140票 | 2位 | 土田慎氏 94,680票 | 比例東京で再選 |
得票数は東京都選挙管理委員会の2024年開票結果と、2026年開票結果によるものです。
2026年も小選挙区そのものを制したわけではありません。 東京13区では2位となり、比例東京で議席を得て2期目に入りました。
本人も2026年選挙後、小選挙区での結果について率直に記しています。
「前回の票数を上回る66,140票を賜ったものの、小選挙区での勝利には届かず」
出典:森ようすけ本人ブログ「当選証書を受け取りました。」
初当選した2024年には、当選証書を受け取ったことも公式Xで報告しました。
森ようすけの経歴・学歴|洛星から上智・一橋、環境省・コンサル・起業へ
森ようすけ氏の経歴は、政治家になる前に行政・大企業向けコンサルティング・中小企業経営を経験している点に特色があります。
| 時期 | 主な経歴 |
|---|---|
| 1994年 | 大阪府茨木市に生まれる |
| 2006年~ | 洛星中学校・高等学校へ進学 |
| 2013年~ | 上智大学経済学部経済学科 |
| 2017年~ | 一橋大学国際・公共政策大学院 |
| 2018年~ | 環境省で気候変動・カーボンニュートラル政策を担当 |
| 2021年~ | ローランド・ベルガーへ転職 |
| 2022年~ | 中古農機具・建設機械の買取販売会社を創業 |
| 2024年 | 国民民主党の公募を経て東京13区総支部長に就任 |
中学・高校は洛星、大学は上智大学
中学・高校は京都の洛星中学校・高等学校です。本人公式サイトによると、中高6年間は卓球部に所属し、京都府大会にも出場しました。
高校3年の秋から本格的に受験勉強を始め、上智大学経済学部経済学科へ現役で進学。大学ではビッグバンドでドラムを担当し、テニスサークルにも参加していました。
学業では計量経済学やファイナンスを扱うゼミに所属し、ESG・非財務情報と企業株価の関係などを研究しています。
一橋大学大学院では公共政策と計量経済学を学ぶ
上智大学卒業後は一橋大学国際・公共政策大学院へ進みました。2026年の一橋新聞WEBのインタビューでは、公共経済プログラムで計量経済学を学び、現在も税や社会保障政策を考える際に役立っていると話しています。
政策を学んだ大学院、政策を作る環境省、その後の民間企業と起業という順に、扱う仕事の立場を変えていった経歴です。
環境省では地球温暖化対策推進法の改正などを担当
環境省では、気候変動・カーボンニュートラル分野を担当しました。本人公式サイトでは、地球温暖化対策推進法の改正、再生可能エネルギーを含む電力分野の脱炭素化、カーボンプライシングの検討などに携わったとしています。
法律改正業務や大臣への説明などを経験する一方、「役人の経験しかなければ机上の政策になってしまうのではないか」という問題意識から、2021年に民間へ転じました。
ローランド・ベルガーを経て中古農機具の会社を創業
転職先は外資系戦略コンサルティング会社の株式会社ローランド・ベルガー。大手製造業や自動車関連企業の中期経営計画、組織改編などの支援を担当しました。
2022年には株式会社クロスバトンズを創業。設立当時の会社発表では森洋介氏が代表取締役社長を務め、中古農業機械などの買取・販売事業を展開していました。会社概要は株式会社クロスバトンズの当時のプレスリリースでも確認できます。
本人公式サイトによれば、全国の農家への営業だけでなく、農機具の陸送や整備にも自ら携わり、創業2年目には売上1億円に達したとしています。
農機具の整備経験は、政治活動を始めた後にも意外な形で登場します。2024年には街宣車を自分で製作した様子を投稿しました。
国民民主党の公募から政治家へ
会社経営を通じて社会保険料や中小企業の負担を実感したこと、子供を持つ父親として少子化政策を意識したことなどから政治への挑戦を決め、国民民主党の候補者公募に応募。2024年5月に東京都第13区総支部長へ就任しました。
政治へ進んだ原動力について、2026年の一橋新聞WEBのインタビューでは端的にこう表現しています。
「政治家としての活動のモチベーションは『社会制度に対する怒り』です」
出典:一橋新聞WEB・森洋介衆議院議員インタビュー
森ようすけの政策は?掲げていることと国会で取り組んだこと
森ようすけ氏の政策では、税・社会保険料による現役世代の負担、子育て・障がい福祉、経済安全保障、政治改革などが扱われています。
- 住民税の控除額を178万円へ引き上げ
- 所得税の基礎控除や障がい児福祉の所得制限撤廃
- 年少扶養控除の復活、児童手当の拡充
- 消費税を一律5%へ引き下げ、インボイス制度を廃止
- 社会保険料還付制度、130万円の壁突破給付の創設
- 賃上げする中小企業の事業主負担軽減
- 再エネ賦課金の廃止などによる生活コスト軽減
- 中低所得者向け家賃控除や子育て世帯向け住宅政策
- 防災、公共交通、空き家対策など足立区の地域政策
これらは本人が掲げている政策であり、すべてが成立・実施済みという意味ではありません。 政策上の目標と、国会で実際に法案提出や質疑を行った仕事は分けて見る必要があります。
「18歳の壁」対策法案の立法作業に関与
具体的な国会活動の一つが、障がいのある子供が18歳や高校卒業を境に、それまで利用していた放課後等デイサービスの対象外になることなどを扱う「18歳の壁」対策です。
国民民主党は2025年12月に「18歳の壁」対策法案を提出。森氏は当時、子ども・子育て・若者政策調査会事務局長として法案提出に参加しました。本人は同年12月の活動報告で、18歳の壁対策法案と政党ガバナンス強化法案について「私が主体となり立法」したと説明しています。
法案は衆議院解散を挟んだ後、2026年3月にも関連法案とともに再提出されています。経緯は国民民主党の2025年法案提出資料と2026年3月の法案提出資料に掲載されています。
法案提出当日の本人の発信はこちらです。
経済安全保障では小野田紀美大臣とも国会で議論
2026年4月には、経済安全保障推進法改正案などをめぐり、国民民主党・無所属クラブを代表して衆議院本会議で質問しました。食料、エネルギー、半導体、医薬品などを含むサプライチェーンの強靱化を論点にしています。
「自分の国は自分で守る」
出典:衆議院本会議会議録・2026年4月28日
同年5月13日の内閣委員会では、イラン情勢を受けた物資供給やサプライチェーンの課題を取り上げ、小野田紀美・経済安全保障担当大臣に政府の対応を質問しています。供給量全体だけでなく、事業者や利用者まで物資が届く流通段階の問題も議題にしました。
環境省時代に扱った気候・エネルギー分野だけでなく、国会では経済安保、AIの計算基盤、インテリジェンス体制なども質問テーマになっています。
政治改革・政党ガバナンスにも取り組む
初当選直後の2024年12月には、政治資金規正法などをめぐる衆議院本会議の討論に登壇。2025年には政治改革に関する特別委員会でも質疑を行いました。
政治経験については、自身に政治家秘書の経験も政治家の親族もいなかったことを踏まえ、委員会で次のように述べています。
「経験がないからこそ新鮮な目で政治改革について議論できる」
出典:衆議院・政治改革に関する特別委員会会議録
2025年の臨時国会では、党の政党ガバナンス強化法案についても、事務局長として法案作成に主体的に取り組んだと本人が活動報告で説明しています。
森ようすけの評判・評価を見るときの主な材料
政治家個人の「評判」は、SNS上の反応だけでは全体像を把握できません。森ようすけ氏について継続的な個人支持率を示す公的な世論調査もないため、ここでは選挙結果や党・国会での役割など、数字や公開情報で追える変化を整理します。
| 見るポイント | 公開情報から分かること |
|---|---|
| 選挙 | 東京13区の得票は2024年58,385票から2026年66,140票へ増加 |
| 小選挙区 | 2024年・2026年とも2位で、小選挙区当選には至っていない |
| 国民民主党内 | 2026年に東京都連会長となり、9月時点で党広報局長 |
| 国会 | 2期目で衆議院内閣委員会理事 |
| 政治家になる前 | 官僚、外資系コンサル、中小企業経営を経験 |
2024年から2026年にかけて東京13区での得票は7,755票増えました。ただし、候補者数や投票総数など選挙条件も異なるため、この数字だけから支持が増えた理由まで特定することはできません。
同時に、2回とも東京13区では土田慎氏が1位で、森氏は比例東京で議席を得ています。2026年には土田氏94,680票、森氏66,140票でした。
組織上の役割では、2026年4月に国民民主党東京都連会長、9月には党本部の広報局長となり、国会では内閣委員会理事を務めています。初当選時より党務・国会双方で担当する役割が増えていることは、公表された役職から確認できる変化です。
政策への賛否や個々の国会質問への評価は立場によって異なるため、「評判が良い」「悪い」と一括りにするより、選挙での票数、提出・関与した法案、委員会質疑、党内役職を分けて見る方が実態を把握しやすくなります。
森ようすけの人物像・趣味と最近の活動
公式プロフィールでは、趣味としてラジオ、お笑い、ギター、卓球、テニス、食べ歩きを挙げています。好きな食べ物はラーメン、餃子、唐揚げ、焼き鳥。好きな言葉は「神は細部に宿る」「人間万事塞翁が馬」です。
- 洛星中高では6年間卓球部
- ギターとピアノを独学
- 上智大学ではビッグバンドでドラムを担当
- 大学ではテニスサークルにも参加
2026年に入ってからは、国会活動と並行して東京13区で国政報告会を開くほか、支援者や地域住民を対象とした国会見学も継続しています。
7月には1日に午前・午後の2回、国会見学を案内したことを投稿しました。
2026年8月の国民民主党東京都連の集会では、東京都連会長として党の政策や組織運営について説明し、地域との関係について次のように述べています。
「地域の声を政策に反映し、国民生活を守る政治をさらに前へ進めたい」
出典:国民民主党・全国こくみんミーティング東京
2026年9月時点では、2期目の衆議院議員として内閣委員会理事を務めながら、党本部では広報局長、東京では都連会長という三つの立場で活動しています。

