野村美穂(のむら・みほ)氏は、岐阜県大垣市を拠点に岐阜県議を5期務め、2026年2月の衆議院議員総選挙で国政へ進んだ国民民主党の政治家です。
現在は衆議院・比例東海ブロック選出の1期目。2026年の総選挙では岐阜2区から立候補し、小選挙区では44,679票で議席に届かなかったものの、比例代表で当選しました。大垣を中心とする西濃地域で県議を19年近く務めた後、国会へ活動の場を移した政治家です。
この記事では、野村美穂氏の経歴・学歴、2026年衆院選の結果、県議時代に取り組んだテーマ、国政での政策、夫や娘など家族、大垣の事務所、公式SNSまで整理します。
※役職・議員情報などは2026年9月29日時点の公開情報をもとにしています。
野村美穂のプロフィール|現在は国民民主党の衆議院議員
| 名前 | 野村美穂(のむら みほ) |
|---|---|
| 生年月日 | 1969年5月8日 |
| 年齢 | 57歳(2026年9月29日時点) |
| 出身地 | 岐阜県大垣市 |
| 所属 | 国民民主党 |
| 議員種別 | 衆議院議員 |
| 選出 | 比例代表・東海ブロック |
| 国政での当選回数 | 1回 |
| 2026年の小選挙区 | 岐阜県第2区 |
| 前職 | 岐阜県議会議員(5期) |
| 学歴 | 東海女子大学(現・東海学院大学)文学部英米文化学科卒業 |
| 現在の委員会 | 内閣委員会、政治改革に関する特別委員会 |
| 公式サイト | 野村美穂オフィシャルサイト |
| 公式X | @nomuramiho3434 |
衆議院の議員プロフィールでは、比例東海選出、国民民主党・無所属クラブ所属、当選1回と掲載されています。2026年9月18日現在の委員名簿では、内閣委員会と政治改革に関する特別委員会の委員です。
- 衆議院議員1期目
- 選出は比例東海ブロック
- 2026年衆院選では岐阜2区から立候補
- 岐阜県議を5期経験
- 内閣委員会と政治改革に関する特別委員会に所属
本人は政治理念として、地域で受け取った要望を政策や制度につなげ、行政側の答えも地域へ戻していく考え方を掲げています。
「声をカタチにする政治」「声が循環する政治」
出典:野村美穂オフィシャルサイト・プロフィール
2026年衆院選|岐阜2区では44,679票、比例東海で初当選
野村美穂氏が国政へ移ったのは、2026年2月8日に行われた第51回衆議院議員総選挙です。国民民主党から岐阜2区に立候補しました。
国民民主党の候補者ページによると、岐阜2区は大垣市、海津市、養老町、垂井町、関ケ原町、神戸町、輪之内町、安八町、揖斐川町、大野町、池田町で構成されています。
| 候補者 | 政党 | 岐阜2区の得票数 | 大垣市内 |
|---|---|---|---|
| 棚橋泰文 | 自由民主党 | 87,826票 | 34,018票 |
| 野村美穂 | 国民民主党 | 44,679票 | 22,260票 |
| つかはらまさや | 参政党 | 14,203票 | 5,573票 |
結果は棚橋泰文氏が小選挙区で当選。野村氏は小選挙区では2位でしたが、比例東海ブロックで復活当選し、初めて衆議院議員となりました。 大垣市が公表している2026年衆議院議員選挙結果では、国民民主党の比例票は大垣市内で9,246票、得票率13.35%でした。
「これからが本当のスタートです。」
出典:野村美穂本人ブログ「第51回衆議院議員総選挙。」
当選後の2月18日に初登院し、県議時代から国政へ活動の場を移しました。
衆院選期間中の活動についても、本人の公式Xで発信されています。
野村美穂の経歴・学歴|大垣北高校から東海女子大学へ
野村美穂氏は岐阜県大垣市生まれです。小中学校も大垣市内で過ごし、高校は岐阜県立大垣北高校へ進学しました。
| 時期 | 経歴 |
|---|---|
| 1985年 | 大垣市立南中学校卒業、大垣北高校入学 |
| 1988年 | 岐阜県立大垣北高校卒業、東海女子大学入学 |
| 1989~1990年 | 英語奨学生として英国留学 |
| 1992年 | 東海女子大学文学部英米文化学科卒業、サンゲツ入社 |
| 1998年 | サンゲツ退職 |
| 1999年 | 民主党岐阜県第2区総支部勤務 |
| 2005年 | 大垣市立東中学校の常勤講師に |
| 2007年 | 岐阜県議会議員に初当選 |
| 2023年 | 岐阜県議会議員5期目の当選 |
| 2026年 | 衆議院議員に初当選 |
大学は東海女子大学、英国留学も経験
大学は東海女子大学文学部英米文化学科で、現在の東海学院大学にあたります。大学在学中の1989年9月から1990年3月まで、英語奨学生として英国へ留学しました。
卒業後はインテリア・内装材を扱う株式会社サンゲツに入社し、大阪店の営業開発課で勤務。会社員を経て民主党岐阜県第2区総支部の職員となり、その後は大垣市立東中学校で英語の常勤講師を務めています。学歴・職歴の詳細は本人公式プロフィールで公開されています。
次女の出産直後に県議選への出馬を決意
政治家への転機は2006年です。本人によると、前岐阜県議の不破照子氏の後継として連合岐阜から推薦を受けたのは、次女を出産して約1か月、長女が3歳だった時期でした。
「私がバトンを受け取らなければいけない」
出典:野村美穂オフィシャルサイト・政治を志すまでの道のり
翌2007年、37歳で岐阜県議会議員選挙に初当選しました。本人公式サイトでは、岐阜県議会で初めての「子育て現役世代のママさん議員」だったと紹介されています。
岐阜県議を5期|大垣での選挙結果と県議時代の活動
野村氏は2007年から2026年の衆院選出馬まで、岐阜県議を5期務めました。本人公式プロフィールに掲載されている各選挙の得票は次の通りです。
| 選挙 | 得票数 | 結果 |
|---|---|---|
| 2007年岐阜県議選 | 14,525票 | 初当選 |
| 2011年岐阜県議選 | 11,602票 | 2期目 |
| 2015年岐阜県議選 | 10,678票 | 3期目 |
| 2019年岐阜県議選 | 11,640票 | 4期目 |
| 2023年岐阜県議選 | 13,887票 | 5期目 |
本人公式サイトでは、2023年の当選について岐阜県議会の女性議員として初めて5期連続当選と説明しています。
- 性犯罪・性暴力被害者への支援
- SDGsを県政へ取り入れる取り組み
- 男女共同参画や女性の健康
- 学校・子どもをめぐる課題
- 福祉や認知症支援
- デジタル化・DX
- 西濃地域の道路や地域課題
性暴力被害者支援センターの機能強化を県議会で質問
岐阜県は2015年10月15日に「ぎふ性暴力被害者支援センター」を開設しました。設置主体は岐阜県で、現在は電話・SNSによる相談、医療機関や警察への付き添い、心理カウンセリング、法律相談などを行っています。
野村氏は県議として、2017年の県議会でセンターの機能強化と周知、性犯罪被害者への支援を質問しました。センターそのものは県が設置した制度であり、野村氏の活動として確認できるのは、議会で支援体制の強化や周知を継続的に取り上げてきたことです。
SDGsは2017年から県政で取り上げる
同じ2017年の県議会では、国連のSDGsの理念を取り入れた持続可能な岐阜県づくりについて質問。2019年にもSDGs達成に向けた県の今後の取り組みを議題にしています。
県議時代のテーマはその後も広がり、2023年にはパートナーシップ制度や男性の性被害者支援、2024年には女性特有の健康課題やDXなどを県議会で取り上げました。
野村美穂の政策は?国政ではSRHR・カスハラ・経済安全保障などを質問
衆議院へ移ってからは、県議時代から扱ってきた男女共同参画や性暴力被害者支援に加え、カスタマーハラスメント、経済安全保障、政治改革などへ質問分野を広げています。
- SRHR(性と生殖に関する健康と権利)
- 性暴力・性被害者支援
- 若い世代への性に関する知識・教育
- カスタマーハラスメント対策
- 中小企業でのハラスメント対策
- 重要物資の安定供給と経済安全保障
- 政治資金制度・政治改革
SRHRを「女性だけの問題」に限定しない立場
2026年7月10日の衆議院内閣委員会では、SRHR(セクシュアル・リプロダクティブ・ヘルス/ライツ)について政府の位置付けや数値目標、若い世代への知識提供、性被害対策などを質問しました。
「重要なのは、SRHRは単なる女性政策ではないということです。」
出典:衆議院・第221回国会 内閣委員会第25号
同じ質疑では、妊娠・出産、若者の性に関する知識、性的同意、性被害から保護される権利などを一つのテーマとして扱っています。
カスタマーハラスメント対策では中小企業の負担にも言及
7月10日の内閣委員会では、もう一つの大きなテーマとしてカスタマーハラスメント対策を質問しました。労働者が受けるカスハラの実態調査や、対策を求められる中小企業への周知・支援などを政府に尋ねています。
働く人を守る制度を作るだけでなく、小規模な事業者が実際に対応できるかという運用面まで質問しているのが国会会議録から読み取れます。
経済安全保障では重要物資・人材・自治体支援を質問
2026年5月13日の内閣委員会では、経済安全保障に関する法制度を取り上げました。抗菌薬や肥料、重要鉱物などの特定重要物資について、特定国への依存、備蓄、生産力、人材確保、官民連携などを質問しています。
とくに、物資を確保する設備だけでなく、そこで働く人材や地方自治体への支援も論点に含めています。質疑の全文は国会会議録検索システムで確認できます。
政治改革に関する特別委員会でも活動
野村氏は2026年9月現在、政治改革に関する特別委員会にも所属しています。6月22日の委員会では、政治資金規正法や政党組織のガバナンスなどについて参考人へ質問しました。
大垣との関係は?国政進出後も西濃地域で活動
「野村美穂」と「大垣」の関係は、単に選挙区の一部というだけではありません。大垣市で生まれ、市内の小中学校を卒業し、大垣北高校へ進学、大垣市立東中学校でも勤務しています。
県議時代の選挙区も大垣市・神戸町で、2026年の衆院選では大垣市を含む岐阜2区から立候補しました。国政進出後も大垣駅など西濃地域で街頭活動を続けています。
2026年8月30日には、大垣市で国民民主党代表選の候補者を招き、産前・産後ケア政策に関する座談会を企画しました。助産師や子育て当事者から、産後ケアの申請、里帰り出産、人手不足など現場の課題を聞く内容でした。
「妊娠、出産は男性も女性もあってできるもので、女性だけの問題ではない。」
出典:国民民主党「岐阜県大垣市で産前・産後ケア政策に関する座談会を実施」
夫・娘は?野村美穂の家族について公表されていること
野村美穂氏の公式プロフィールでは、家族構成を「夫・長女・次女」と公表しています。
- 夫がいる
- 娘が2人いる
- 長女は「愛」さん
- 次女は「優」さん
- 次女の出産約1か月後に県議選出馬の打診を受けた
娘2人については本人自身が名前を公開しており、「愛」と「優」という漢字に込めた思いも紹介しています。
一方、夫の氏名や職業は、本人公式プロフィールには掲載されていません。 家族について公表されている範囲を超えて、職業や勤務先などを推測できる根拠はありません。
人物像|「岐阜の蝶になりたい」と語る原点
本人のプロフィールには、政策や選挙歴だけでなく、政治へ向かうまでの原体験も詳しく書かれています。
子どものころから「なぜ?」「何?」「どうして?」と考え、興味を持つと行動に移す性格だったといい、父親からは「やる前から諦めるな」という趣旨の言葉を繰り返し聞いて育ったとしています。
政治家になる前の2002年には、当時の三重県知事・北川正恭氏の講演で「北京の蝶」の話を聞き、「岐阜の蝶になりたい!」と思ったことが、後の出馬を後押ししたと振り返っています。
大学時代に見た映画や、性暴力・ハンセン病問題などとの出会いについても本人サイトで触れており、「その人らしく生活できる社会」を政治の目標として掲げています。
野村美穂の事務所・議員会館・公式SNS
大垣の事務所
本人公式サイトのお問い合わせページには、野村美穂事務所の連絡先として次の番号が掲載されています。
| TEL | 0584-89-6627 |
|---|---|
| FAX | 0584-88-0991 |
国会事務所は衆議院第二議員会館911号室
衆議院が公開した2026年2月18日現在の第二議員会館議員事務室一覧では、野村美穂氏の国会事務所は衆議院第二議員会館911号室です。
議員会館の部屋番号などは変更される可能性があるため、訪問する場合は最新の案内も確認してください。
公式X・Instagram・Facebook
本人サイトのSNSガイドラインでは、公式アカウントが明示されています。
| X | @nomuramiho3434 |
|---|---|
| @nomuramiho3434 | |
| nomuramiho3434 | |
| Threads | @nomuramiho3434 |
| TikTok | @nomuramiho3434 |
本人サイトでは、野村氏を装う偽アカウントへの注意も呼びかけています。SNSを確認するときは、公式サイトに掲載されたアカウントと照合するのが確実です。
「令和の虎」に出演した野村美穂とは別人
「令和の虎」には、野村美穂という同姓同名の人物が志願者として登場していますが、衆議院議員の野村美穂氏とは別人です。
番組関連の志願者情報では「令和の虎」699人目の野村美穂さんは32歳で、保育事業運営・心理カウンセラーとされています。三重県伊勢市で保育事業を営む人物として紹介されている媒体もあります。
政治家の野村美穂氏は1969年5月生まれの岐阜県大垣市出身で、県議5期を経て衆議院議員になっています。年齢・出身地・職歴のいずれも一致しません。
2026年秋の現在地|内閣委員会と政治改革特別委員会で活動
2026年9月18日現在の衆議院名簿では、野村美穂氏は内閣委員会と政治改革に関する特別委員会の委員です。県議時代から扱ってきた性暴力被害者支援や男女共同参画に加え、国政ではカスタマーハラスメント、経済安全保障、政治資金制度なども取り上げています。
地元では国政進出後も大垣や西濃地域で活動し、2026年8月には産前・産後ケアをめぐる座談会を大垣市で企画しました。比例東海選出の国会議員となった現在も、政治活動の基盤は岐阜2区・西濃地域に置いています。
2026年9月の国民民主党代表選をめぐる活動についても、本人公式Xで発信しました。

