世耕弘成の現在は?自民党復党・前妻や妻と息子・近畿大学との関係を解説

世耕弘成

世耕弘成(せこう・ひろしげ)氏は、参議院議員を5期務め、内閣官房副長官や経済産業大臣、自民党参議院幹事長などを歴任してきた政治家です。2024年には参議院から衆議院へ転じ、和歌山2区で当選。2026年の衆議院選挙でも再選しました。

現在の所属をめぐっては少し複雑です。2024年に自民党を離党し、2026年5月に復党願を提出しましたが、2026年10月2日時点で復党は決定していません。一方、衆議院では「自由民主党・無所属の会」の会派に所属しています。

世耕弘成氏の現在を簡単に見ると
  • 衆議院議員・和歌山2区
  • 衆議院当選2回、参議院当選5回
  • 政党所属は無所属で、自民党へ復党願を提出中
  • 衆議院会派は「自由民主党・無所属の会」
  • 衆議院経済産業委員会の委員
  • 学校法人近畿大学理事長
名前世耕 弘成
読み方せこう ひろしげ
生年月日1962年11月9日
所属政党無所属(自民党へ復党願提出中)
衆議院会派自由民主党・無所属の会
選挙区和歌山県第2区
当選回数衆議院2回・参議院5回
現在の主な立場衆議院議員、経済産業委員、学校法人近畿大学理事長
初当選1998年・参議院和歌山県選挙区補欠選挙
前職日本電信電話株式会社(NTT)
主な役職歴内閣官房副長官、経済産業大臣、自民党参議院幹事長など
身長衆議院・本人公式プロフィールなどでは公表されていない
公式サイト世耕弘成オフィシャルサイト
公式X@SekoHiroshige

国会での経歴や選挙歴は、衆議院の議員プロフィールでも公表されています。

目次

世耕弘成の現在は?自民党への復党はまだ決まっていない

世耕弘成氏は現在、無所属の衆議院議員です。「自民党に戻った」と思われることがありますが、政党への所属と国会内の会派は分けて見る必要があります。

衆議院公式プロフィールでは、和歌山2区選出で会派は「自由民主党・無所属の会」。さらに衆議院の経済産業委員会名簿にも委員として掲載されています。

2026年5月に自民党へ復党願を提出

2026年5月28日、世耕氏は自民党本部で鈴木俊一幹事長と面会し、復党願を提出しました。TBS NEWS DIGなどが報じています。

本人はNHKの取材に、2回の衆議院選挙で有権者の審判を受けたことを挙げ、自民党に戻って仕事をすることが有権者の負託に応えることだという趣旨の説明をしています。

党紀委員会は復党の結論を持ち越した

自民党は2026年8月6日に党紀委員会を開催しましたが、賛成・慎重双方の意見が出て、復党について結論を出さず審査を継続しました。共同通信を配信した熊本日日新聞によると、次回の日程もその時点では未定でした。

地元の自民党和歌山県連では復党を「賛成」「容認」とする意見が多数だったと報告された一方、自民党内には「時期尚早」とする意見も出ています。

「自民党なのか?」への答え

政党としては無所属です。ただし衆議院では自民党と同じ会派に入り、自民党への復党願も提出しています。「無所属だが、自民党との政治的な距離は近い状態」というのが2026年10月2日時点の状況です。

最近も経済政策について本人のXで発信しています。2026年8月には、食品消費税と財源をめぐり、国の決算数字を使って自身の考えを説明しました。

 

前妻・現在の妻・息子は?世耕弘成の家族について公表されていること

世耕弘成氏の妻として公表・報道されているのは、元参議院議員の林久美子氏です。

2013年9月2日に婚姻届を提出しました。当時、世耕氏は自民党所属の内閣官房副長官、林氏は民主党所属の参議院議員だったため、与野党の現職国会議員同士の結婚として報じられました。テレビ朝日は、2人とも再婚だったと伝えています。

前妻について氏名や職業は公表されている?

世耕氏が再婚であることから、それ以前に結婚歴があったことは分かります。ただ、前妻の氏名や職業、詳しい結婚・離婚時期については、今回確認した本人の公式情報や主要報道では公表されていません。

ネット上には前妻についてさまざまな情報がありますが、裏付けられない氏名や経歴を事実として扱うのは避けた方がよいでしょう。

「息子」は林久美子氏の前の結婚で生まれた子供

2013年の結婚時、わかやま新報は林久美子氏について、小学5年生・11歳の息子を持つ母親と報じています。

このため「世耕弘成 息子」と調べた際に出てくる子供の情報は、少なくとも公表資料上では林氏が再婚前から育てていた息子に関するものです。世耕氏の実子である、あるいは養子縁組をしていると断定できる公表資料は見当たりません。

家族について分かっていること
  • 2013年に元参議院議員の林久美子氏と結婚
  • 世耕氏、林氏ともに再婚
  • 林氏には再婚時、11歳の息子がいた
  • 世耕氏の前妻の氏名・職業などは公表情報が乏しい
 

世耕弘成はなぜ近畿大学の理事長?世耕家と近大の深い関係

政治家としての活動とは別に、世耕弘成氏は学校法人近畿大学の理事長を務めています。現在も学校法人近畿大学の公式サイトに理事長として掲載されています。

近畿大学と世耕家の関係は古く、大学の創設者は世耕弘成氏の祖父・世耕弘一氏です。近畿大学公式の「初代総長(世耕弘一)の魂にふれる」では、和歌山県出身の世耕弘一氏が大学創設へ至った経緯が紹介されています。

弘一氏自身も衆議院議員や経済企画庁長官を経験しており、世耕家では政治と学校法人運営の双方に関わる歴史が続いてきました。

世耕弘成氏は2011年に近畿大学理事長へ就任した時期があり、その後、経済産業大臣在任中などを経て、再び理事長を務めています。

「変化の激しい社会における、自分の立ち位置をしっかりと把握をしてもらって、巣立っていただきたい」

出典:関西テレビ・近畿大学入学式

これは2024年4月の近畿大学入学式で、理事長として新入生に語った言葉です。政治資金問題による自民党離党の直後でしたが、世耕氏は「理事長職は政治活動とは関係がない」とする立場を示していました。

政治資金問題で何があった?1542万円の不記載と自民党離党まで

世耕弘成氏をめぐる大きな転機が、旧安倍派(清和政策研究会)の政治資金パーティーをめぐる問題です。

世耕氏の政治団体では、派閥から還付された資金について、5年間で1542万円を政治資金収支報告書に記載していなかったことが明らかになりました。

2024年3月、参議院の政治倫理審査会に出席

2024年3月14日、世耕氏は参議院政治倫理審査会に出席し、派閥からの還付や会計処理について説明しました。

「国民の政治に対する信頼を大きく毀損したことについて、清和政策研究会の幹部であったひとりとして深くおわびを申し上げます」

出典:関西テレビ・参議院政治倫理審査会

世耕氏は、還付金の仕組みや不記載に自身が関与したことを否定し、還付を受けている認識もなかったと説明しました。審査では、2022年にいったん中止方針が示された還付がなぜ再開されたのかという点も問われました。

自民党から「離党の勧告」を受け、その日のうちに離党

自民党は2024年4月4日、政治資金の不適切な処理をめぐり39人を処分しました。自民党の公式発表で、世耕氏と塩谷立氏には「離党の勧告」が出されています。

「政治的責任をとって自民党を離党することにして、先刻、離党届を党本部へ届けたところであります」

出典:関西テレビ・世耕弘成氏の離党表明

離党理由は、党から処分されたからというだけでなく、本人自身も政治的責任を取ると説明していました。

刑事事件では世耕氏本人の不起訴が「相当」と議決された

政治資金規正法違反の疑いをめぐっては、東京地検特捜部が2024年5月に世耕氏本人を不起訴としました。その後、検察審査会も世耕氏本人について「不起訴相当」と議決しています。

テレビ朝日によると、一方で政治団体の会計責任者については当初の不起訴を「不当」とする議決が出されました。世耕氏本人の刑事処分と、自民党が問うた政治的・道義的責任は別の経過をたどっています。

政治資金問題から離党までの流れ
時期出来事
2024年3月参議院政治倫理審査会で説明
2024年4月4日自民党が「離党の勧告」を決定
同日世耕氏が離党届を提出
2024年5月東京地検特捜部が世耕氏本人を不起訴
2024年10月無所属で衆議院選挙に出馬し当選
2024年11月公表検察審査会が世耕氏本人の不起訴を「相当」と判断
2026年5月自民党へ復党願を提出
2026年8月自民党党紀委員会が結論を持ち越し

なぜ和歌山2区へ?二階伸康との2024年衆院選と2026年の再選

世耕氏は大阪生まれですが、政治家としての地盤は長く和歌山にあります。祖父の世耕弘一氏は和歌山県出身で、世耕氏自身も1998年の参議院和歌山県選挙区補欠選挙で国政に進みました。

その後は参議院和歌山選挙区で5期を重ねましたが、2024年に参議院議員を辞職し、衆議院和歌山2区へ鞍替えしました。

2024年は二階俊博氏の三男・二階伸康氏と対決

2024年の和歌山2区では、自民党公認候補として元幹事長・二階俊博氏の三男である二階伸康氏が立候補。世耕氏は自民党を離党した直後のため、無所属で出馬しました。

「これだけ大きな挫折を味わっている中で、あえて厳しい選挙にチャレンジしたい」

出典:関西テレビ・和歌山2区出馬会見

結果は世耕氏が10万1739票を獲得して初当選。二階伸康氏は7万1114票でした。

2024年和歌山2区党派得票数
世耕弘成無所属101,739
二階伸康自民71,114
新古祐子立憲33,147
楠本文郎共産19,062
高橋秀彰諸派6,033

得票は2024年衆院選の和歌山2区開票結果によります。

2026年衆院選では16万2257票で再選

2026年2月8日の衆議院選挙にも無所属で出馬し、共産党新人の畑野良弘氏との一騎打ちを制しました。

2026年和歌山2区党派得票数得票率
世耕弘成無所属162,25782.2%
畑野良弘共産35,20917.8%

開票結果は第51回衆議院議員選挙・和歌山2区に掲載されています。

「県民の信託にしっかり応えるように、これからの仕事を頑張ってまいりたい」

出典:関西テレビ・2026年衆院選当選後の発言

地元活動では農林水産業にも足を運んでいます。2026年6月には白浜町の農園を訪れた様子を公式Xへ投稿しました。

世耕弘成の学歴・経歴|NTT社員から参議院5期、経産相、衆議院へ

世耕氏の政治家になる前の職歴で特徴的なのが、NTTで広報を担当していたことです。

大阪教育大学附属天王寺中学校・高校から早稲田大学政治経済学部政治学科へ進み、1986年に卒業。日本電信電話株式会社へ入社しました。1990年からは米国ボストン大学コミュニケーション学部大学院に留学し、帰国後も本社広報部などで勤務しています。

年主な経歴
1986年早稲田大学政治経済学部卒業、NTT入社
1990年ボストン大学コミュニケーション学部大学院へ留学
1998年参議院和歌山県選挙区補欠選挙で初当選
2003年総務大臣政務官
2006年第1次安倍内閣で内閣総理大臣補佐官
2012年内閣官房副長官
2016年経済産業大臣に就任
2018年国際博覧会担当大臣を兼任
2019年参議院5選、自民党参議院幹事長
2024年自民党離党、衆議院和歌山2区で初当選
2026年衆議院和歌山2区で再選

経歴の大きな特徴は、通信会社の広報担当から国政へ入り、官邸、経済産業行政、自民党参議院執行部という異なるポジションを経験していることです。

経産相時代は通商・エネルギー・ロシア経済協力などを担当

2016年から2019年まで経済産業大臣を務め、産業競争力、原子力損害賠償・廃炉支援、ロシア経済分野協力などを担当しました。2018年には新設された国際博覧会担当大臣も兼任しています。

これらは世耕氏一人の「成果」というより、担当大臣として政府の政策執行や関係国・産業界との調整に関わった仕事です。

現在も外交経験を題材に発信しており、2026年5月にはロシア要人との過去の交渉について公式Xで紹介しています。

安倍晋三氏との関係が深かった政治家

世耕氏は第1次安倍内閣で首相補佐官となり、第2次安倍政権では官房副長官、のちに経済産業大臣を務めました。自民党内では清和政策研究会、いわゆる安倍派の参議院側の有力議員として活動していました。

2024年の衆議院選挙では、安倍晋三元首相との思い出がある靴について本人が投稿しています。

世耕弘成は何をした?現在掲げる政策と「質の高い雇用」

現在の世耕氏が和歌山で最も前面に出している政策の一つが、「質の高い雇用」の創出です。

本人の政策ページでは、人口減少が続く地方でも若者が働き続けられる産業をつくるとして、かなり具体的な賃金水準を目標に掲げています。

「『質の高い雇用』(初任給30万円、10年勤続で手取り50万円が目標)を創造していかなくてはなりません」

出典:世耕弘成オフィシャルサイト・政策
現在掲げている主な政策
  • レアアース精錬拠点を和歌山など太平洋側へ整備
  • 串本のロケット事業を軸にした宇宙産業の育成
  • 半導体、電池、データセンター、水素など次世代産業の誘致
  • 観光産業の高付加価値化
  • AI・ロボットを活用した農林水産業の生産性向上
  • 地方での実学教育の充実
  • 医療・介護人材の処遇改善と地域医療体制の整備
  • 南海トラフ巨大地震への防災・住宅耐震化
  • 紀伊半島一周高速道路の完成
  • 外国人受け入れの基本方針を定める「外国人基本法」の制定

これらは現時点での公約・政策提案であり、すべてがすでに実現した実績という意味ではありません。

経済政策については日銀や消費税も発信

国政では経産相経験を生かし、金融・物価・財政についても発信しています。2026年6月には、日本銀行の独立性と総理大臣・政府との関係について解説しました。

和歌山向けの政策では、経済産業政策だけでなく、農林水産業、観光、医療、教育、防災まで地域課題を広く扱っています。2026年の衆院選後にも、人口減少と経済停滞に直面する和歌山へ「質の高い雇用」を誘致することに力を入れると述べています。

世耕弘成の現在地は「無所属の衆院議員」と「近畿大学理事長」の二つ

世耕氏は2024年の政治資金問題で自民党を離れましたが、その後、和歌山2区で2回連続して衆議院選挙に当選しました。現在は自民党と同じ衆議院会派で活動しながら、正式な党籍については復党審査が続いています。

国会では経済産業委員会に所属し、地元では次世代産業の誘致や農林水産業、観光、防災などを掲げています。政治活動と並行して、学校法人近畿大学の理事長も務めています。

「自民党への復党が決まった」とする情報には注意が必要です。2026年10月2日時点で確認できる最新の党紀委員会の判断は「結論持ち越し・審査継続」です。

所属や役職が変わる可能性があるため、今後の正式な党発表については自由民主党公式サイトや衆議院の議員情報で更新を確認できます。

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