柴田巧(しばた・たくみ)氏は、富山県小矢部市出身の参議院議員です。2025年の参議院選挙で3回目の当選を果たし、2026年9月には日本維新の会の幹事長に就任しました。
国政に入る前は富山県議を3期務め、参議院では全国比例を主な舞台として活動してきました。選挙では落選や衆議院への転出も経験しており、所属政党もみんなの党、民進党、希望の党などを経ています。
ここでは、現在の役職、経歴、これまでの選挙結果、政策や国会活動、旧統一教会をめぐって公表されている接点、妻・息子などの家族まで、柴田氏について公表資料をもとに整理します。
| 名前 | 柴田 巧(しばた たくみ) |
|---|---|
| 生年月日 | 1960年12月11日 |
| 年齢 | 65歳(2026年9月時点) |
| 出身地 | 富山県小矢部市津沢 |
| 所属政党 | 日本維新の会 |
| 議員 | 参議院議員 |
| 選挙区 | 比例代表(全国比例) |
| 参議院当選回数 | 3回(2010年、2019年、2025年) |
| 現在の党役職 | 日本維新の会 幹事長 |
| 高校 | 富山県立福野高等学校 |
| 大学 | 早稲田大学社会科学部 |
| 大学院 | 早稲田大学大学院政治学研究科 博士前期課程修了 |
| 主な前職 | 森喜朗衆議院議員秘書、富山県議会議員 |
| 公式サイト | 柴田巧公式ウェブサイト |
| 公式X | @shibata_twi |
| 公式ブログ | 柴田巧(しばた たくみ)の日記 |
学歴や当選歴は参議院公式プロフィール、現在の党役職は日本維新の会の議員ページを基準にしています。
柴田巧の現在|2026年9月に日本維新の会幹事長へ
柴田氏の現在地で大きな変化となったのが、2026年9月の日本維新の会幹事長就任です。日本維新の会の最新の役員名簿では、吉村洋文代表、藤田文武共同代表に続く党執行部の一員として幹事長に掲載されています。
参議院では、2026年7月14日現在の参議院公式情報で、内閣委員会、国家基本政策委員会、政治改革に関する特別委員会の理事、憲法審査会に所属しています。
現在の選挙区は「富山選挙区」ではなく、全国を一つの単位とする参議院比例代表です。 富山を政治活動の地盤としながら、国政では比例代表選出の参議院議員という立場になります。
さらに、日本維新の会の都道府県総支部一覧では、富山・石川・福井・新潟・長野の北陸信越5県で柴田氏が代表を務めています。国会活動だけでなく、北陸信越地域の党組織づくりにも関わっています。
幹事長就任後には、党首会談に同席したことを自身のXでも発信しています。
柴田巧の選挙結果|2025年参院選で3回目の当選
柴田氏は、初めから参議院比例で連続当選してきたわけではありません。衆院選での落選、参院議員への初当選、2016年の落選、2019年の国政復帰という経過があります。
| 年 | 選挙 | 党派 | 得票 | 結果 |
|---|---|---|---|---|
| 2009年 | 衆院選・富山3区 | 無所属 | 50,752票 | 落選 |
| 2010年 | 参院選・比例代表 | みんなの党 | 87,863票 | 当選 |
| 2016年 | 参院選・比例代表 | 民進党 | 73,166票 | 落選 |
| 2017年 | 衆院選・富山3区 | 希望の党 | 62,066票 | 落選 |
| 2019年 | 参院選・比例代表 | 日本維新の会 | 53,938票 | 当選 |
| 2025年 | 参院選・比例代表 | 日本維新の会 | 54,101票 | 当選 |
2009年の富山3区は選挙ドットコムの結果、2010年・2016年の参院比例はそれぞれ2010年みんなの党候補者別得票、2016年民進党候補者別得票で確認できます。
2017年は希望の党から富山3区に立候補し、自民党の橘慶一郎氏が140,803票、柴田氏が62,066票でした。2019年に日本維新の会から参院比例へ戻り、53,938票を得て国政へ復帰しています。
直近の2025年参院選では、日本維新の会の比例候補者別結果で54,101票。同党は比例で4議席を獲得し、柴田氏は党内3番目の個人名得票で当選しました。これが参議院での3期目となります。
- 参議院では2010年・2019年・2025年の3回当選
- 2016年参院選では落選し、2017年には衆議院富山3区へ出馬
- 2019年以降は日本維新の会から参議院全国比例に立候補
- 富山を地盤とするが、現在の議席は全国比例
現在は北陸信越各地で党活動にも携わっており、長野県での活動についても公式Xで発信しています。
柴田巧の経歴|早稲田雄弁会から森喜朗秘書、富山県議へ
柴田氏は1960年12月11日、現在の富山県小矢部市津沢に生まれました。富山県立福野高校を卒業後、早稲田大学社会科学部へ進学しています。
参議院のプロフィールによれば、大学では早稲田大学雄弁会で活動し、1981年に全日本学生雄弁会の優秀弁士賞を受賞。1984年に社会科学部を卒業した後、1987年に早稲田大学大学院政治学研究科博士前期課程を修了しました。専攻は「政党政治論」とされています。
その後はオーストラリア政治を学ぶため渡豪。帰国後の1988年に森喜朗衆議院議員の秘書となり、国会、自民党本部、旧安倍派事務局などで政治実務を経験しました。
| 1979年 | 富山県立福野高校卒業 |
|---|---|
| 1984年 | 早稲田大学社会科学部卒業 |
| 1987年 | 早稲田大学大学院政治学研究科博士前期課程修了 |
| 1988年 | 森喜朗衆議院議員秘書 |
| 1999年 | 富山県議会議員に初当選 |
| 1999~2009年 | 富山県議を3期務める |
| 2010年 | 参議院議員に初当選 |
| 2019年 | 参議院議員に2回目の当選 |
| 2025年 | 参議院議員に3回目の当選 |
| 2026年 | 日本維新の会幹事長に就任 |
富山県議時代は3期連続で当選し、2003年から2005年まで県議会農林水産常任委員長を務めました。国政へ移るまで、地方議会で約10年間活動したことになります。
みんなの党から民進党、希望の党、日本維新の会へ
政党遍歴が比較的複雑なのも柴田氏の経歴の特徴です。2010年の参院選はみんなの党から当選。その後、結いの党、維新の党などの再編を経て、2016年参院選では民進党、2017年衆院選では希望の党から立候補しました。
2019年参院選では日本維新の会から当選し、以後は同党で活動しています。2025年に3選し、2026年には党幹事長へ進みました。
NTT・フリービット・ギガプライズの「柴田巧」は同姓同名の別人
NTT西日本やフリービット、ギガプライズの経歴が掲載されている「柴田巧」氏は、参議院議員の柴田巧氏とは別人です。
フリービットの経営陣ページに掲載されている柴田巧氏は、2005年にNTT西日本へ入社し、2019年にジャパン・インフラ・ウェイマーク代表取締役社長、2024年にフリービットへ入社。ギガプライズ取締役などを経て、2026年7月にフリービット取締役副社長となった人物です。
政治家の柴田氏は1988年に森喜朗氏の秘書となり、1999年には富山県議へ初当選しています。経歴がまったく異なるため、NTTへの転職歴やフリービット・ギガプライズでの役員歴を政治家の経歴へ結び付けることはできません。
柴田巧の政策|教育・社会保険料・消費税・ガソリン減税
柴田氏の公式サイトでは、家計負担を抑える政策と教育・子育てへの投資が前面に置かれています。
- 所得制限のない教育無償化、給食費や子どもの医療費の無償化
- 現役世代の社会保険料を1人あたり年間6万円引き下げる目標
- 中小企業が負担する社会保険料の減免
- 食品にかかる消費税を2年間ゼロにする政策
- 備蓄米の放出と農家への直接支払い制度
- ガソリン暫定税率を廃止し、1リットルあたり約25円の負担減を掲げる
2025年の3期目スタート時には、改革の方向性について次のように記しています。
「もう小手先の改革ではなく、構造改革を進めて『手取りUPで日本を元気に!』にすることが待ったなしです。」
出典:柴田巧公式ウェブサイト「ご挨拶」
経済安全保障では海底ケーブルを継続して取り上げる
近年の国会質問で目立つテーマの一つが経済安全保障と通信インフラです。2026年6月2日の参議院内閣委員会では、日本の国際通信が海底ケーブルへ大きく依存していることを踏まえ、防護や国内企業への支援について政府に質問しました。
「海底ケーブルの防護強化も非常に喫緊の課題」
出典:国会会議録検索システム・参議院内閣委員会(2026年6月2日)
自身のXでも、海底ケーブル防護をテーマにした動画について発信しています。
ドローン・インテリジェンス・政治改革など国会で扱うテーマ
ドローンを使ったテロの脅威について政府へ質問
「柴田巧」と「ドローン」が結び付く理由の一つは国会質問です。2026年6月16日の参議院内閣委員会の質疑項目では、柴田氏が国内でドローンを利用したテロが起きる脅威について政府の認識を質問しています。
同日の委員会では、小型無人機をめぐる規制や国際会議の警備も議題となっており、ドローンを産業利用だけでなく安全保障・警備の問題として扱っています。
国家インテリジェンス機能の強化も取り上げる
2026年の内閣委員会では、国家インテリジェンス戦略、新たな情報組織の体制、外国勢力による活動への対応などについても質問しています。海底ケーブルやドローンと合わせ、経済安全保障・情報機能・重要インフラの防護が近年の国会活動で繰り返し登場するテーマです。
議員定数削減など政治改革にも関与
参議院では政治改革に関する特別委員会の理事を務めています。2026年8月には、議員定数削減をテーマにした動画収録について公式Xでも発信しました。
外交・議員交流では台湾との関係にも携わっています。2026年9月には訪台し、頼清徳総統らと面会した際の様子を投稿しています。
柴田巧と旧統一教会|公表されている接点は2015年の祝電
旧統一教会をめぐる柴田氏の接点については、2022年に共同通信が実施した国会議員アンケートに本人の回答が残っています。
- 献金・パーティー券購入:「ない」
- 選挙活動への支援:「ない」
- 集会への出席や祝電など:送ったことがあると回答
- 具体的な記録:2015年2月11日の「富山オープンカレッジ」への祝電
本人の回答では、富山県平和大使協議会が主催した2015年2月の富山オープンカレッジへ祝電を送った記録があったと説明しています。
このアンケートで、旧統一教会側からの選挙支援や献金を受けたと回答しているわけではありません。 公表資料上で具体的に示されているのは、上記の祝電です。
「トラブル団体が政治の意思決定に深く関わることは望ましくない」
出典:共同通信・国会議員アンケート
旧統一教会や関連団体をめぐる話題では、「祝電を送った」という事実と、献金・選挙支援について本人が「ない」と回答したことを分けて見る必要があります。
富山・北陸信越での活動|地元は小矢部市
全国比例の参議院議員ですが、柴田氏の政治活動の出発点は富山県です。小矢部市出身で、県議を3期務めた後も富山に事務所を置いています。
現在は北陸信越各県の日本維新の会組織にも関与しており、党公式情報では富山だけでなく石川・福井・新潟・長野の総支部代表を務めています。
2026年夏に富山県内で大雨被害が発生した際には、現地を訪れた様子を公式Xで伝えています。
石川県では能登半島地震からの復興に関する現地活動にも参加しています。日本維新の会は2026年7月、柴田氏らが穴水町を訪れ復興状況や要望を聞き取ったことを活動報告として公表しています。
柴田巧の妻・息子・家族は?
柴田氏は家族について詳細を大きく公表している政治家ではありませんが、本人公式プロフィールには、家族として「母、妻、長男(22歳)、カロ(愛犬)」と記載されています。
妻がいること、息子が1人いることは本人公式サイトで公表されています。 一方、同プロフィールには妻や長男の氏名、職業などは掲載されていません。なお、「長男(22歳)」という年齢表記は公式サイトに掲載されている表記そのもので、更新時期によって実年齢とはずれる可能性があります。
- 座右の銘:不撓不屈
- 趣味:映画・音楽鑑賞
- 血液型:A型
- 愛犬:カロ
- 小矢部市民謡会長など地域団体の役職も務める
地元の劇団公演にも出演
政治活動とは少し違う一面が見えるのが本人ブログです。2026年8月には小矢部市の「めるへん劇団公演」に出演し、「わらしべ長者」で将軍役を演じたことを紹介しています。
「これからも『歌って踊れる国会議員』でいられるよう精進努力を重ねて参ります。」
出典:柴田巧(しばた たくみ)の日記
柴田巧の事務所・ブログ・公式X
柴田氏の常設事務所は、富山県小矢部市の地元事務所と、東京の参議院議員会館816号室です。所在地は本人公式サイトと日本維新の会の議員ページで公表されています。
| 富山事務所 | 〒932-0113 富山県小矢部市岩武1051 |
|---|---|
| 国会事務所 | 〒100-8962 東京都千代田区永田町2-1-1 参議院議員会館816号室 |
| 公式サイト | 柴田巧公式ウェブサイト |
| 公式ブログ | 柴田巧(しばた たくみ)の日記 |
| 公式X | @shibata_twi |
ブログでは国会報告だけでなく、北陸信越での党活動、海外訪問、地域行事なども更新されています。公式Xも比較的頻繁に更新されており、国会質問や地元活動を追う場合には一次情報として確認しやすい媒体です。
参議院議員3期目に入り、2026年9月には党幹事長という新しい立場に移りました。国会で取り上げている経済安全保障や政治改革に加え、今後は党運営・政党間調整を担う立場での活動も増えることになります。

