下野六太(しもの ろくた)氏は、福岡県選挙区選出の公明党参議院議員です。国政に入る前は中学校の保健体育教師として約30年間勤務し、日本テレビ「世界一受けたい授業」にも講師として出演しました。
教師として知られるようになった下野氏が、どのような経歴で政治家になったのか。現在の役職、2025年参院選の結果、教育・ひきこもり支援を中心とする政策、妻や子ども、創価学会との関係まで、公表資料をもとに整理します。
- 公明党の参議院議員で、福岡県選挙区から2回当選
- 政治家になる前は中学校の保健体育教師として約30年間勤務
- 「世界一受けたい授業」に2011年と2013年の2度出演
- 教育、不登校・ひきこもり支援、青少年の直接体験などに取り組む
- 2026年9月現在、参議院の災害対策及び東日本大震災復興特別委員長
| 名前 | 下野六太(しもの ろくた) |
|---|---|
| 生年月日 | 1964年5月1日 |
| 年齢 | 62歳(2026年9月時点) |
| 出身地 | 福岡県北九州市八幡西区 |
| 所属 | 公明党 |
| 議員 | 参議院議員 |
| 選挙区 | 福岡県選挙区 |
| 当選回数 | 2回 |
| 前職 | 中学校保健体育科教諭・主幹教諭 |
| 初当選 | 2019年7月 |
| 公式サイト | しもの六太オフィシャルサイト |
下野六太は「世界一受けたい授業」に出た先生?2度出演した元体育教師
下野六太氏は実際に、日本テレビ「世界一受けたい授業」へ2度出演しています。政治家になってから出演したのではなく、中学校で保健体育を教えていた時代の出演です。
日本テレビの下野六太先生プロフィールには、当時の肩書きとして福岡県春日市立春日南中学校の保健体育教諭と掲載されています。
| 放送日 | 授業内容 |
|---|---|
| 2011年4月9日 | 運動が苦手な人をテーマに、逆立ちの指導法を紹介 |
| 2013年10月12日 | 逆上がりやバック転の指導法を紹介 |
「しもの式体育」で教育関係の表彰も受けた
下野氏は、「やればできる」をテーマにした体育指導を実践してきました。本人の公式プロフィールによると、2010年度には読売教育賞・優秀賞、福岡県公立学校優秀教員表彰、文部科学大臣優秀教員表彰を受賞しています。
- 2010年度:読売教育賞・優秀賞
- 2010年度:福岡県公立学校優秀教員表彰
- 2010年度:文部科学大臣優秀教員表彰
- 2014年度:福岡教弘「教育実践論文」個人部門 最優秀賞
- 2017年:東書教育賞教育論文コンクール中学校の部 優秀賞
教育を政治活動の中心に置く考え方は、本人公式サイトの冒頭にも表れています。
「国」は「人」がつくる。
出典:しもの六太オフィシャルサイト
「人」は「教育」がつくる。
教師時代の指導については、本人のXでも「しもの式体育」を振り返る投稿があります。
下野六太の現在|参議院で災害対策特別委員長を務める
2026年9月21日現在の参議院議員情報では、下野氏は文教科学委員会に所属し、災害対策及び東日本大震災復興特別委員会の委員長を務めています。
- 参議院議員・福岡県選挙区
- 文教科学委員会委員
- 災害対策及び東日本大震災復興特別委員長
- 参議院議員としての任期満了:2031年7月28日
公明党の議員プロフィールでは、党役職として中央会計監査委員、団体局次長、国際局次長、市民活動局次長、福岡県本部副代表が掲載されています。2026年の教育政策に関する党の記事では文部科学部会長として紹介されています。
政治活動で本人が繰り返し掲げている言葉の一つが「現場第一」です。Xでも、政治家と市民との関係について自身の考えを発信しています。
2025年参院選の結果|320,391票、3位で再選
下野氏は2019年の参議院議員選挙で初当選し、2025年7月20日投開票の参院選で2期目を目指しました。
公明党の2025年参院選開票結果では、福岡県選挙区で320,391票を獲得し、3位で当選しています。福岡選挙区の改選定数は3でした。
| 選挙 | 結果 |
|---|---|
| 2019年 第25回参議院議員通常選挙 | 福岡県選挙区で初当選 |
| 2025年 第27回参議院議員通常選挙 | 320,391票・3位で再選 |
2025年の選挙戦終盤には、本人もXで選挙の状況や自身の教師時代に関する発信を行っていました。
下野六太の政策|教育・ひきこもり支援・青少年の「直接体験」
下野氏の公式サイトの政策は、大きく「子ども・若者」「経済成長」「家計支援」の3分野に分かれています。その中でも、教師としての経験と直接つながる教育・子ども政策は国会活動でも継続して扱っている分野です。
- 子ども・若者:教育費負担軽減、不登校・ひきこもり支援、いじめ・虐待対策、若者の居場所づくり
- 経済:賃上げ・生産性向上、半導体産業、起業・輸出、人材確保、交通・防災インフラ
- 家計:物価高対策、学校給食費の負担軽減、自動車関連税制、家賃支援、基礎年金の底上げ
中学校35人学級では教員・教室不足への対応を質問
2026年3月31日、高校授業料支援の所得制限撤廃・拡充と、公立中学校への35人学級導入を定める法律が成立しました。中学校の35人学級は2026年度の1年生から始まり、2027年度に2年生、2028年度に3年生へ拡大する制度です。
成立前の参議院文教科学委員会で、下野氏は35人学級を導入する際の教室不足への対応を政府に求めました。制度そのものは政党間協議や国会審議を経て成立したものであり、下野氏は文教科学委員として教育現場側の課題を取り上げています。詳しい制度内容は2026年4月1日の公明党記事で確認できます。
いじめなど学校現場の課題についても、元教師として発信を続けています。
SNS規制だけでなく「SNSより面白い」直接体験を増やす
2026年6月の参議院文教科学委員会では、青少年のSNS利用をめぐり、規制だけに頼るのではなく、文化・芸術、スポーツ、読書、遊び、自然などの実体験を増やす考えを示しました。
「“SNSより面白い”と思う体験を増やすことが重要だ」
出典:公明党・公明新聞「青少年の健全育成」
この質疑では、「釣り」を子どもの自然体験の具体例として取り上げています。
さらに2026年8月には、公明党の「青少年健全育成のためのプロジェクトチーム」座長として文部科学相に提言。提言内容には、直接体験を総合的に推進する法律の制定、プレーパークなどへの財政支援、学校・地域・民間団体による体験活動、体験効果の調査・研究などが盛り込まれました。
不登校・ひきこもりは本人と家族を含めた支援を重視
不登校・ひきこもり支援も、下野氏が継続的に扱っているテーマです。2025年10月には福岡県大牟田市の不登校・ひきこもり支援施設を視察し、当事者だけでなく家族の負担についても話を聞いています。
「ひきこもり予防は喫緊の課題。当事者家族の心を軽くできるような支援を進める」
出典:公明党・公明新聞「ひきこもり支援充実へ」
本人のXでも、ひきこもり支援を本人だけの問題にせず、家族を含めて支える視点について発信しています。
1期目に関与した実績|少人数学級・教員処遇・公立夜間中学
政策として掲げている内容とは別に、下野氏の公式サイトでは「1期6年間の主な実績」として、教育分野の3項目を掲載しています。
| 分野 | 下野氏の関与 |
|---|---|
| 小学校35人学級 | 2020年7月の国会質問で提案し、政府との交渉に取り組んだと公式サイトで説明 |
| 教職調整額 | 2020年7月の国会質問で増額を提案。4%から10%へ段階的に引き上げる法改正への関与を掲載 |
| 公立夜間中学 | 地方議員と連携し、福岡市の「福岡きぼう中学校」と大牟田市の「宅峰中学校ほしぞら分校」の開設に取り組んだと掲載 |
これらは本人公式サイトが「主な実績」として示している内容です。学校制度の法改正や公立夜間中学の開設はいずれも、政府・国会・自治体など複数の主体による手続きを経て実施されています。ここでは本人公式サイトに記録されている下野氏の提案・交渉・地方議員との連携という範囲で整理しています。
下野六太の経歴・学歴|筑紫高校、島根大学から中学校教師へ
下野氏は1964年、北九州市八幡西区生まれ。本人公式サイトによると7人きょうだいの長男で、中学生まで新聞配達をして家計を助け、大学時代には学費と生活費をアルバイトで工面しました。
福岡県立筑紫高校から島根大学教育学部へ進学。卒業後に教員となり、2018年には勤務を続けながら学んだ福岡教育大学大学院修士課程を修了しています。
| 年 | 主な経歴 |
|---|---|
| 1964年 | 福岡県北九州市八幡西区に生まれる |
| 1983年 | 福岡県立筑紫高校卒業 |
| 1987年 | 島根大学教育学部卒業 |
| 1989年 | 中学校保健体育科教諭として採用 |
| 2018年 | 福岡教育大学大学院修士課程修了、同年6月に教職を退職 |
| 2021年11月 | 第2次岸田内閣で農林水産大臣政務官に就任 |
国政入り後には政府側の役職も経験しており、首相官邸の第2次岸田内閣プロフィールでは、2021年11月に農林水産大臣政務官へ就任したことが記録されています。
下野六太の本・著書
教師時代の実践をまとめた本や映像教材も出版しています。参議院と本人公式プロフィールに掲載されている主なものは次の通りです。
- 『やればできる!を味わえば子どもは伸びる』(PHP研究所、2011年)
- 『跳べた 泳げた 必ずできる!驚異の下野式体育』(鳳書院、2012年)
- DVD『やればできる!下野六太先生のスゴい体育』(2011年)
妻・子どもは?家族は5人、趣味は料理やアウトドア
下野氏の現在の公式Xプロフィールには、「妻一男二女の5人家族」と記載されています。
- 妻
- 息子1人
- 娘2人
- 本人を含む5人家族
妻の氏名や職業、子どもたちの詳しい個人情報は、参議院・公明党・本人公式サイトの主要プロフィールには掲載されていません。公表範囲を超えて家族の情報を推測する根拠はありません。
趣味は料理・アウトドア、日本野鳥の会にも所属
公式Xプロフィールでは、趣味として料理・アウトドアを挙げ、日本野鳥の会についても記載しています。
「釣り」については、2026年6月の国会質疑で、子どもが自然の中で忍耐力などを身に付ける直接体験の一例として取り上げました。現在の公式Xでは趣味を「アウトドア」とまとめた表記になっています。
下野六太と創価学会の関係|2025年参院選では支持を決定
下野氏と創価学会については、政治活動上の関係と本人個人の宗教上の所属を分けて見る必要があります。
2025年4月、創価学会は参院選に向けて各地域で公明党の選挙区候補への支持を決め、創価学会公式サイトの発表では福岡県選挙区の下野六太氏も支持対象として掲載されました。
公明党自身は、「創価学会との関係性」について、両者を「支持団体と支持を受ける政党」という関係だと説明しています。
創価学会が選挙で下野氏を支持したという事実と、下野氏本人の宗教上の所属は別の情報です。少なくとも、この記事で参照した参議院、公明党、本人公式サイトの公開プロフィールには、本人の宗教上の所属についての記載はありません。
下野六太の事務所・公式X・Instagram・YouTube
下野氏は公式サイトのほか、X、Instagram、YouTube、Facebookで情報を発信しています。事務所についても本人公式サイトで所在地と連絡先が公開されています。
| 事務所 | 〒812-0873 福岡県福岡市博多区西春町3-2-21 島田ビル2F |
|---|---|
| 電話 | 092-558-8910 |
| 公式サイト | しもの六太オフィシャルサイト |
| 公式X | @shimonorokuta |
| しもの六太 公式Instagram | |
| YouTube | しもの六太 公式YouTube |
| しもの六太 公式Facebook |
国会での所属委員会や任期などは参議院公式の議員情報、本人の政策や事務所情報は公式サイトで最新情報を確認できます。

