鈴木義弘の経歴と現在|国民民主党・埼玉14区、会社経営、政策と選挙結果

鈴木義弘

鈴木義弘(すずき・よしひろ)氏は、埼玉県三郷市出身の国民民主党所属の衆議院議員です。埼玉県議を4期務めた後に国政へ進み、2026年2月の衆院選で5期目の当選を果たしました。

政治家になる前から地元企業の経営に関わってきた「理系出身・中小企業経営者・地方議員経験者」という経歴を持ち、現在は経済産業委員会で産業政策、エネルギー、中小企業、研究開発などを扱っています。

この記事では、鈴木氏の現在の役職、経歴、会社・不動産事業、埼玉14区での選挙結果、政策と国会活動、家族や趣味まで、公的機関や本人・政党の公式情報をもとに整理します。

鈴木義弘氏を簡単に見ると
  • 埼玉県三郷市出身、1962年11月10日生まれ
  • 日本大学理工学部工業化学科卒業
  • 故・土屋義彦参議院議員の秘書を経て、埼玉県議を4期
  • 2012年に衆議院議員へ初当選し、現在5期
  • 現在は比例北関東選出の国民民主党衆議院議員
  • 国民民主党埼玉県連会長・埼玉14区総支部長
  • 衆議院経済産業委員会理事
  • 本人公式サイトでは「中小企業経営」を経歴の一つとして掲げる
目次

鈴木義弘の現在|国民民主党の衆議院議員で埼玉県連会長

2026年9月時点の鈴木義弘氏は、国民民主党・無所属クラブに所属する衆議院議員です。2026年2月の第51回衆議院議員総選挙では埼玉14区から立候補し、小選挙区では2位となったものの、比例北関東ブロックで当選しました。

そのため現在の衆議院公式表記は、「比例代表(北関東)選出・当選5回」となっています。地元では国民民主党埼玉県連会長と埼玉県第14区総支部長を務めています。埼玉14区は現在、草加市・八潮市・三郷市で構成されています。

項目内容
氏名鈴木 義弘(すずき よしひろ)
生年月日1962年11月10日
出身地埼玉県三郷市戸ヶ崎
所属政党国民民主党
議員衆議院議員
現在の選出比例北関東ブロック
地元選挙区埼玉14区(草加市・八潮市・三郷市)
当選回数5回
現在の主な役職国民民主党埼玉県連会長、埼玉14区総支部長、衆議院経済産業委員会理事
最終学歴日本大学理工学部工業化学科
前職・経歴土屋義彦参議院議員秘書、埼玉県議会議員4期、中小企業経営
公式サイト衆議院議員 鈴木よしひろ公式サイト
公式X@yoshihiroszk

注意したいのは「国民民主党副代表」という肩書です。衆議院の議員プロフィールは2026年4月現在の情報として副代表と掲載していますが、国民民主党が2026年9月11日現在として公開している最新役員一覧では、副代表は浅野哲氏と後藤斎氏となっており、鈴木氏は掲載されていません。

現在の立場を見る際は、国民民主党の衆院議員、埼玉県連会長・埼玉14区総支部長という肩書で捉えるのが最新情報に沿っています。衆議院では、2026年9月17日現在の経済産業委員会名簿で理事を務めています。

地元での政治活動について、鈴木氏は国民民主党埼玉県連のプロフィールで次のように述べています。

「生活者の視点を大切に国政に取り組んでいます。」

出典:国民民主党 埼玉県総支部連合会・埼玉県連メンバー

駅頭活動なども継続しており、2026年8月末には獨協大学前駅で活動した様子を公式Xで発信しています。

 

鈴木義弘の経歴|三郷市育ち、土屋義彦秘書から県議・国政へ

鈴木義弘氏は1962年、埼玉県三郷市戸ヶ崎に生まれました。本人のプロフィールによると、鈴木家はもともと農家で、その後会社を興した家庭です。両親が家業で忙しかったことから、幼少期は祖父母に育てられたと振り返っています。

日大一高から日本大学理工学部へ

三郷市立吹上小学校、栄中学校を経て、日本大学第一高等学校へ進学。中学生のころから少林寺拳法に取り組みました。

大学は日本大学理工学部工業化学科で、ケミカルリサイクルを研究しています。本人は現在も新素材の研究開発に携わっていると説明しており、公式サイトでは理系的な発想やプロセスを重視する考え方の原点を大学時代に置いています。

「守るべきものは守り、変えるべきものは変える。」

出典:鈴木よしひろ公式サイト

本人はこの姿勢を「保守系改革派」という言葉で表現しています。これは第三者による政治的な分類ではなく、鈴木氏自身が公式サイトで掲げている自己表現です。

土屋義彦氏の秘書として政治の世界へ

大学卒業後は、後に埼玉県知事も務めた故・土屋義彦参議院議員の秘書になりました。本人によれば、書生として庭掃除や運転手、靴磨き、鞄持ちなどから始め、政治の現場を学んだといいます。

36歳で埼玉県議会議員に初当選。その後4期13年にわたって県議を務め、文教常任委員長、自民党埼玉県連青年部長などを歴任しました。

自民党県議から日本維新の会へ、2012年に衆院初当選

2012年に自民党を離党し、日本維新の会から衆議院選挙へ出馬。埼玉14区の小選挙区では敗れましたが、比例北関東で復活し衆議院議員に初当選しました。

2014年は維新の党から出馬し、再び比例復活で2期目。2017年には希望の党から出馬しましたが、この選挙では議席を失います。2021年、第49回衆院選に国民民主党から出馬し、比例北関東で当選して4年ぶりに国政へ復帰しました。

年主な経歴
1962年埼玉県三郷市戸ヶ崎に生まれる
1980年代日本大学理工学部卒業後、土屋義彦参議院議員の秘書へ
1999年埼玉県議会議員に初当選
1999~2012年埼玉県議を4期13年務める
2012年日本維新の会から衆院選に出馬、比例北関東で初当選
2014年維新の党から比例復活、2期目
2017年希望の党から出馬するも落選
2021年国民民主党から比例復活、3期目
2024年埼玉14区で小選挙区初当選、4期目
2026年埼玉14区で2位、比例北関東で当選し5期目

政党をまたいだ経歴がありますが、現在は国民民主党に所属し、2021年から埼玉県連会長を務めています。

 

鈴木義弘の会社・不動産事業は?中小企業経営の経験を持つ

鈴木義弘氏の経歴で政治活動とは別に目を引くのが、中小企業経営の経験です。本人公式サイトでも「理系出身、PTA、中小企業経営、そして地元の県議~代議士」と紹介しています。

厚生労働省のハローワークインターネットサービスに掲載された2026年の事業所情報では、三郷市戸ヶ崎3丁目347番地にある有限会社三栄商事の代表取締役として「鈴木義弘」と記載されています。

この所在地は、本人公式サイトに掲載されている鈴木氏の三郷事務所と同じ住所です。同社の事業内容は、土地・建物の売買、媒介、仲介、賃貸管理。1992年設立、資本金300万円で、三郷市戸ヶ崎を中心に不動産事業を行っています。

会社について公的情報から分かること
  • 会社名:有限会社三栄商事
  • 所在地:埼玉県三郷市戸ヶ崎3丁目347番地
  • 代表取締役:鈴木義弘
  • 設立:1992年
  • 資本金:300万円
  • 事業:不動産売買・媒介・仲介・賃貸管理

政治家として中小企業政策や取引適正化を扱う際にも、こうした企業経営の経歴があります。2026年には経済産業委員会理事として中小企業、研究開発、エネルギーなどについて質問しています。

鈴木義弘の選挙区と選挙結果|2024年は埼玉14区で勝利、2026年は比例復活

現在の鈴木氏の地元選挙区は埼玉14区です。現在の区域は草加市・八潮市・三郷市。鈴木氏の地元である三郷市を含みます。

2024年と2026年では結果が変わっており、現在は小選挙区選出ではなく、比例北関東選出です。

衆院選埼玉14区での結果最終結果
2012年71,949票・2位比例北関東で初当選
2014年73,320票・2位比例北関東で当選
2017年62,733票・2位落選
2021年72,553票・2位比例北関東で当選
2024年70,608票・1位小選挙区当選
2026年70,386票・2位比例北関東で当選

2024年は小選挙区で初めて議席を獲得

2024年10月27日の第50回衆院選では、鈴木氏が70,608票を獲得。公明党の石井啓一氏の60,249票などを上回り、埼玉14区で当選しました。衆院議員としては4期目でしたが、小選挙区での当選はこの選挙が初めてです。

2026年は藤田誠氏に敗れ、比例北関東で5期目

2026年2月8日の第51回衆院選では、自民党新人の藤田誠氏が77,481票、鈴木氏が70,386票。鈴木氏は小選挙区では2位となりました。

比例北関東ブロックで復活当選し、衆議院議員として5期目に入りました。埼玉県選挙管理委員会によると、埼玉14区の投票率は50.43%でした。

選挙後も三郷、草加、八潮を中心に地域活動を続けています。2026年7月には三郷駅での駅頭活動や、埼玉県内の地方選挙に関する活動を公式Xで発信しています。

鈴木義弘の政策|手取り増、中小企業、科学技術・エネルギーを重視

鈴木氏の政策を追うと、国民民主党の「手取りを増やす」政策に加え、自身の理系・企業経営の経歴と重なる中小企業、ものづくり、科学技術、エネルギーが繰り返し登場します。

現在掲げている主な政策分野
  • 所得税・社会保険料などの負担軽減
  • 「年収の壁」を意識した税制改革
  • 中小企業・ものづくり企業への支援
  • 科学技術・研究開発
  • エネルギー政策と電力インフラ
  • 子育て・教育政策
  • 八潮市の道路陥没事故を踏まえたインフラ予防保全
  • 草加・八潮・三郷の交通、防災、治水

「年収の壁」と手取りを増やす政策

本人公式サイトでは「年収の壁103万円から178万円」を大きく掲げ、178万円という数値目標の導入を自身が提案したと説明しています。

ここは「鈴木氏一人が制度を実現した」という意味ではありません。税制改正は政府・与野党の協議や国会審議を通じて決まるものです。鈴木氏自身の政策上の位置付けとしては、具体的な数値を示す「政策の見える化」を重視しています。

2026年には所得税・住民税の減税法案を共同提出

政策の主張だけでなく、2026年7月15日には国民民主党の議員立法として、鈴木氏ら4人が所得税と個人住民税の負担増加に対処する2本の法案を提出しました。

いずれも鈴木義弘氏が「外3名」とともに提出者として記録されています。2026年7月の国会閉会時点では成立済みではなく、閉会中審査となっています。

法案提出時の様子は本人のXでも発信されました。

中小企業・ものづくり支援では法案提出者にも

同じ2026年7月15日には、中小企業政策に関する2本の議員立法にも鈴木氏が提出者として名を連ねました。

いずれも2026年9月時点では閉会中審査です。「政策として掲げていること」と「成立・実現した制度」は分けて見る必要があります。

科学技術では国が選ぶ「重点分野」への疑問も

日本大学理工学部出身という経歴もあり、研究開発政策は鈴木氏が国会で繰り返し扱ってきたテーマです。2026年5月の経済産業委員会では、国が重点産業技術を設定する政策について、過去の政策効果も含めて問いかけました。

「国がトレンドを示したものが全てうまくいっているかといったら、意外とそうじゃない」

出典:衆議院・第221回国会 経済産業委員会会議録

研究論文の評価方法、特許、研究成果を事業化する際の知的財産の扱いなどにも質問を広げています。

電力政策では分散型エネルギーと地産地消を提案

2026年6月の電気事業法をめぐる審議では、送電網の整備費用や再生可能エネルギー、火力発電、電力需要の増加を取り上げました。

「地産地消をもっと進めていってもいいんじゃないか」

出典:衆議院・第221回国会 経済産業委員会会議録

6月19日には太陽光発電設備や蓄電池などの火災・事故原因、製品情報、安全基準についても質問しています。

八潮の道路陥没事故と地域政策|「事後工事」から「予防工事」へ

埼玉14区の地域課題で鈴木氏が大きく取り上げているのが、2025年1月に八潮市で発生した道路陥没事故です。

本人公式サイトの地域政策では、事故を教訓としてインフラの総点検と「事後工事」から「予防工事」への転換を掲げています。

「『予防工事』をする方が予算的には少なくて済む。」

出典:国民民主党・2026年1月25日草加駅前街頭演説

2026年の国会でも、八潮市の事故を踏まえた下水道・インフラ対策に関わっています。本人の8月発行活動レポートでは、道路陥没事故に関する国土交通委員会での質疑や付帯決議への対応を活動として掲載しています。

草加・八潮・三郷で掲げている地域政策の例
  • 中川・綾瀬川などの治水対策
  • 地下鉄8号線の延伸
  • 東埼玉道路と新交通システム
  • つくばエクスプレスの東京駅方面延伸
  • 防災拠点・備蓄機能の強化
  • 三郷中央駅周辺の再開発
  • 産学連携によるものづくり産業の推進
  • 小中一貫教育など教育環境の整備

これらは現在掲げている政策であり、すべてが実現済みという意味ではありません。本人公式サイトでは草加、八潮、三郷ごとに「地域政策30本」として掲載されています。

妻・息子など家族は?22歳で結婚し2人の息子の父

鈴木義弘氏は本人公式プロフィールで、22歳で結婚し、2人の男児を授かったことを明らかにしています。

仕事を続けながら子どもの小学校PTAに参加し、周囲に推されてPTA会長も務めました。本人は、この経験を教育政策に取り組む原点の一つとして紹介しています。

家族について公表されている範囲
  • 22歳で結婚
  • 子供は息子が2人
  • 子供の小学校でPTA活動・PTA会長を経験
  • 妻の氏名など詳細な個人情報は公式プロフィールでは公表していない

家族の詳細を広げるより、本人が政治活動との関係で公表しているのは、子育てとPTA活動を通じて地域や教育の課題に触れたという部分です。

趣味・人物像|ジャズ、ボサノバ、ゴルフ、サウナと少林寺拳法

国民民主党が2021年衆院選時に公開した候補者プロフィールでは、鈴木氏の趣味として音楽鑑賞、ゴルフ、サウナが紹介されています。

  • 音楽:ジャズ、ボサノバ
  • ゴルフ
  • サウナ
  • 好きな食べ物:麺類、卵料理
  • 少林寺拳法三段

中学時代から続けた少林寺拳法については、技術だけでなく、強さと思いやりを同時に育てる考え方に惹かれたと本人は説明しています。

ヨット・セーリング・声楽については、鈴木義弘氏本人や国民民主党の公式プロフィールに趣味・経歴としての記載はありません。同姓同名の人物が多いため、スポーツや大学関係者など別人の情報と混同しないよう注意が必要です。

2026年の国会活動|経済産業委員会理事として政策提案を続ける

2024年11月には衆議院決算行政監視委員長に就任し、委員長在任中は公平・公正を期す国会慣例から他委員会での質問を控えていました。その後、2025年11月から経済産業委員会理事となり、2026年の第221回国会では再び委員会質問に立っています。

2026年の質問テーマは、中東情勢と物資供給、研究開発、電力システム、エネルギー安全保障、製品安全などです。本人公式サイトには、第221回国会での質問動画と項目がまとめられています。

第221回国会終了後には、自身の活動について公式Xでも発信しました。

国民民主党では2026年8~9月に代表選挙が行われました。鈴木氏も党内行事について発信しています。

代表選後の2026年9月11日には国民民主党の新しい役員体制が公表されました。鈴木氏は最新の党本部役員一覧では副代表に入っていませんが、埼玉県連会長として県組織を率いながら、国会では経済産業委員会理事を務めています。

衆議院議員として5期目に入った現在も、活動の軸にあるのは三郷を含む埼玉東部での地域活動と、中小企業・産業・科学技術・エネルギー分野での国会活動です。

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