平将明の先祖は平将門?妻・家族や経歴、石破派・麻生太郎との関係を解説

平将明

平将明(たいら・まさあき)氏は、東京都第4区を地盤とする自由民主党の衆議院議員です。2024年に石破内閣で初入閣し、デジタル大臣やサイバー安全保障担当大臣を務めました。

2026年9月現在は大臣ではなく、衆議院議員8期、自民党国家サイバーセキュリティ戦略本部長として活動しています。AI・デジタル・web3・サイバーセキュリティを継続的に扱ってきた一方、青果仲卸会社の経営者だった異色の経歴、石破茂氏との長い関係でも知られています。

2026年9月現在の平将明氏
  • 自由民主党・衆議院議員8期
  • 選挙区は東京都第4区(大田区)
  • 自民党 国家サイバーセキュリティ戦略本部長
  • 自民党 デジタル社会推進本部 本部長代行
  • 自民党 デジタル社会推進本部 AI・web3小委員会委員長
  • 自民党東京都支部連合会 政調会長
  • 前デジタル大臣、初代サイバー安全保障担当大臣
名前平 将明(たいら まさあき)
生年月日1967年2月21日
年齢59歳(2026年9月30日時点)
出身地東京都江戸川区
所属政党自由民主党
議員種別衆議院議員
選挙区東京都第4区
当選回数8回
初当選2005年
学歴早稲田実業学校中等部・高等部、早稲田大学法学部
前職大田青果市場の青果仲卸会社社長
主な大臣歴デジタル大臣、サイバー安全保障担当大臣、行政改革担当大臣など
公式サイト平将明衆議院議員公式サイト
公式X@TAIRAMASAAKI

国会議員としての現行プロフィールは、衆議院の議員情報でも公開されています。

目次

平将明の先祖は平将門?名前の由来と家系

「平将明」という名前から、平安時代の武将・平将門の子孫ではないかと思われることがあります。

結論から分けて整理すると、名前が平将門に由来することは本人が明かしていますが、平将門の子孫だという情報については本人自身が否定しています。

2016年のインタビューでは、両親が神田明神に祀られている平将門にあやかって「将明」と名付けたと説明しています。

「両親は神田明神に祀られている平将門公にあやかって、将明と名付けたようです。」

出典:another life. 平将明インタビュー

一方、「平将門の子孫」という紹介については、2020年に本人がXで誤報だと否定しています。

「平将門にあやかって命名された」と「平将門の子孫である」は別の話です。 公開されている本人プロフィールにも、平将門までつながる家系図は掲載されていません。

 

妻・子供・兄は?平将明の家族と「一人暮らし」情報

平氏の妻は政治家ではない一般の人物で、氏名や詳しいプロフィールは大きく公表されていません。

本人は大学時代について、学生新聞のインタビューで妻とはバドミントン同好会で出会ったと話しています。別のインタビューでは大学1年時に出会い、2年時から交際し、25歳で結婚した経緯を明かしています。

家族について公表されていること
  • 妻とは大学時代に出会った
  • 25歳で結婚
  • 子供は息子と娘の2人
  • 兄が1人いる
  • 本人は次男
  • 妻や子供の氏名・現在の職業などは広く公表されていない

2020年には長男の結婚披露宴について本人がXへ投稿しており、子供たちはすでに成人しています。

兄ではなく平将明氏が家業を継いだ理由

家業は祖父の代から続く青果仲卸業です。本人のインタビューによると、父親が病気になった当時、兄は米国に留学していたため、平氏が家業へ入ることになりました。

早稲田大学卒業後はいったん会社員になりましたが、1991年に家業へ入り、1996年には3代目社長となっています。首相官邸の過去のプロフィールでは、会社名を「山邦」と記載しています。

「一人暮らし」「家族と別居」は事実?

2024年10月の『週刊文春』は、地元支援者の話として「大田区に住んでいない」「家族とは別居している」といった話があると報じました。

ただし、記事の公開部分で紹介されているのは第三者による証言です。平氏本人が「一人暮らしである」と公式に説明した一次情報は確認できず、一人暮らしを確定事項として扱うことはできません。

出典:週刊文春「平将明デジタル相…COCOA開発企業から献金」

 

平将明の経歴・学歴|青果仲卸会社の社長から衆議院議員へ

平氏は早稲田実業学校中等部・高等部を経て、1989年に早稲田大学法学部を卒業しました。大学では刑法のゼミに所属し、中学から大学までバドミントンを続けています。

政治家になる前の中心的な経歴は、官僚や秘書ではなく中小企業経営者です。大田市場の青果仲卸会社を経営しており、扱っていたのは野菜・青果です。「魚屋」が前職だったわけではありません。

年主な経歴
1967年東京都に生まれる
1989年早稲田大学法学部卒業
1991年会社員生活を経て家業の青果仲卸会社へ入社
1996年3代目社長に就任
2003年東京青年会議所理事長
2005年衆院選・東京4区で初当選
2009年東京4区では敗れるが比例東京で復活当選
2012年経済産業大臣政務官兼内閣府大臣政務官
2014年内閣府副大臣(地方創生・国家戦略特区など)
2019年内閣府副大臣(防災・IT政策・行政改革など)
2024年石破内閣でデジタル大臣として初入閣
2025年初代サイバー安全保障担当大臣。10月に大臣退任
2026年衆院選東京4区で当選し8期目

詳しい経歴は本人公式プロフィールと衆議院プロフィールで確認できます。

なぜ石破派だった?石破茂との関係と現在の派閥

平氏と石破茂氏の関係は、石破氏が首相になるはるか前から続いています。

2009年、自民党が野党へ転落した時期に、石破氏の下で経済産業部会長を務めました。その後、石破氏が地方創生担当相だった2014年には、平氏が担当副大臣となっています。

2015年には石破氏を会長とする政策集団「水月会」の結成に参加。総裁選に向けた「47都道府県動画」や、石破氏のLINEスタンプなど、デジタルを使った広報にも関わりました。

「石破さんがいなかったら、自民党の政治はもっと内向きになり、緊張感がなくなると思います。」

出典:週プレNEWS・平将明インタビュー

「なぜ石破派だったのか」という点では、石破氏の政策面だけでなく、党内にも異なる意見を残して緊張感を保つ役割を平氏が評価していたことが、この発言から読み取れます。

現在も石破派なのか

現在の平氏を「石破派所属」と紹介するのは時系列上ずれがあります。

本人事務所は2023年12月の説明で、「平将明はかつて水月会(石破派)に所属していました」と記載しています。現在の本人公式プロフィールにも水月会所属との記載はありません。

出典:平将明公式サイト「自民党の派閥の政治資金パーティーをめぐる報道について」

麻生太郎氏とは何があった?2025年総裁選後に発言を訂正

平氏と麻生太郎氏の名前が並んで話題になった大きなきっかけは、2025年の自民党総裁選です。

総裁選直前の2025年10月3日の大臣会見で、平氏は麻生氏について「以前ほど影響力があるようには思えない」という趣旨の見方を示しました。しかし、その後の総裁選では麻生氏の動向が注目され、高市早苗氏が新総裁に選出されました。

10月7日の会見で平氏は、自身の見立てを次のように修正しています。

「全く結果として事実誤認だったと思いますので、一政治家として反省したい」

出典:デジタル庁・平大臣記者会見(2025年10月7日)

この一件は、麻生氏との個人的な対立が公式に示されたものではなく、麻生氏の党内影響力をめぐる平氏の見通しと、その後の訂正として整理できます。同じ会見で平氏は、総裁選では小泉進次郎氏へ投票したことも明らかにしました。

デジタル大臣時代に何をした?AIとサイバー安全保障

平氏は2024年10月1日に第4代デジタル大臣へ就任し、第2次石破内閣でも続投しました。2025年10月21日の退任会見によれば、在任期間は386日です。

大臣在任中の主なテーマ
  • 政府における生成AIの利用拡大
  • 生成AIの調達・利活用ガイドライン策定
  • デジタル庁内の生成AI環境「源内」の開発・検証
  • ガバメントクラウド、GSS、デジタルマーケットプレイスの推進
  • サイバー対処能力強化法・同整備法への対応
  • 国家サイバー統括室(NCO)の発足

政府で「AIのフル実装」を掲げる

2025年5月、政府は「行政の進化と革新のための生成AIの調達・利活用に係るガイドライン」を策定しました。各府省にAI統括責任者(CAIO)を置くことや、生成AIの調達・利用で安全性と品質を確認する仕組みなどを盛り込んでいます。

「リスク管理をきちんと行いつつ、政府におけるAI実装を強力に進めてまいります。」

出典:デジタル庁・平大臣記者会見(2025年5月27日)

デジタル庁では全職員が使える生成AI検証環境も整備し、文書生成、要約、翻訳、画像生成、庁内手続きの案内などで利用を進めました。

行政サービスについては、制度を作る側だけでなく利用者目線を重視する発信もしています。自動車保有関係手続のワンストップサービス(OSS)をめぐる利用者の投稿に反応したXもその一例です。

サイバー対処能力強化法と国家サイバー統括室

もう一つの柱がサイバー安全保障です。2025年にはサイバー対処能力強化法と関連整備法が国会で成立し、7月1日に国家サイバー統括室(NCO)が発足しました。

法律は官民の情報共有、通信情報の利用、重大なサイバー攻撃に対する措置などを制度化するものです。成立した法律は国会審議を経たものであり、平氏一人の成果という性質のものではありませんが、平氏は担当大臣として法案審議や新組織の立ち上げを担いました。

退任時にはデジタル庁の会見で、デジタル政策の次の段階として「ガバメントAI」を挙げています。

現在の政策・公約|AI・web3・サイバーを継続

大臣を退任した後も、平氏の中心政策はAI、デジタル、web3、サイバーセキュリティです。

2026年衆院選で公表した政策資料では、次の6本を大きな柱にしています。

  • デジタル大臣・サイバー安全保障担当大臣として取り組んだ政策の継続
  • 物価高対策
  • 元気で住みやすい大田区
  • AIなど最先端技術による課題解決
  • 国家・国民を守る安全保障政策
  • 政治改革・行政改革

出典:平将明公式サイト「実績と公約2026」

AIホワイトペーパー2.0

平氏が委員長を務める自民党AI・web3小委員会は、2026年5月に「AIホワイトペーパー2.0―AI駆動型国家への構造転換―」をまとめました。

「AIが何に使えるか」だけではなく、行政、産業、安全保障を含めた国家の仕組みそのものをAI前提で再設計する考えを示し、「AI主権」や信頼性の確保も論点にしています。

出典:平将明公式サイト「AIホワイトペーパー2.0」

オンチェーン金融・web3

木原誠二氏が座長、平氏が座長代理を務める「次世代AI・オンチェーン金融構想PT」では、ステーブルコイン、トークン化預金、実物資産のトークン化などを含む次世代金融の制度整備を提言しています。

これらは自民党の政策提言であり、そのまま成立済みの法律や制度という意味ではありません。

AIによるサイバー攻撃への対応

AIが攻撃側にも使われることを前提としたサイバー防御も、2026年に平氏が繰り返し扱っているテーマです。2月にはAIエージェントによる攻撃やモデルの「蒸留攻撃」を国際的に議論する必要性について発信しています。

5月には自民党国家サイバーセキュリティ戦略本部長として、地方自治体や中小企業まで含めた社会全体のサイバー防御力・回復力を強化する提言を高市早苗首相へ提出しています。

出典:自由民主党「サイバー対処能力向上へ高市総理に提言」

選挙区は東京4区|2026年衆院選で8選

平氏の選挙区は東京都第4区です。現在の区割りでは大田区を中心とする選挙区で、2005年の初当選から長く地盤としてきました。

2026年2月8日の第51回衆議院議員総選挙では、114,054票を獲得して東京4区で当選し、当選回数は8回となりました。

候補者政党得票数
平 将明自由民主党114,054票
井戸まさえ国民民主党55,610票
しまえつこ参政党31,577票
谷川智行日本共産党29,667票

出典:東京都選挙管理委員会・2026年衆院選開票結果

前回の2024年衆院選では86,773票でした。2026年は27,281票増えています。2024年、2026年とも東京4区で最多得票でした。

中国との関係は?「国籍」をめぐる情報も整理

平氏は過去に中国の政治家・若手指導者との交流を行っており、中国との接点そのものは公表されています。

東京青年会議所時代には中国の中華全国青年連合会との植林事業に関わり、国会議員となった後の2006年には若手議員団で中国を訪問。北京副市長、李肇星外交部長、共産主義青年団の周強第一書記らと会談しています。

本人公式サイトでは、日中の若手政治家・指導者がアジアの安定と発展を議論する場を作ることを提案したと記録しています。

出典:平将明公式サイト「中国訪問」

中国との交流だけで現在の立場を決めつけることはできない

平氏は2026年4月には台湾を訪問し、頼清徳総統とも面会しています。台湾総統府によれば、訪問ではデジタル、経済安全保障、サイバーセキュリティなどが議題となりました。

2026年7月の自民党地方政治学校での講演では、中国のAI分野での急速な台頭に触れ、日本は米国と協力しながらフィジカルAIや特定分野向けAIで競争力を高めるべきだとの考えも示しています。

過去の中国側との交流だけを切り取って、現在の外交・安全保障上の立場を「親中」など一語で決めつけるより、時期ごとの具体的な活動を見る必要があります。

平将明の国籍は?

今回確認した衆議院・首相官邸・本人公式プロフィールに、平氏が「中国籍」である、または中国から帰化したとする記載はありません。

衆議院の公式プロフィールには東京都江戸川区生まれと掲載されています。中国訪問や中国側要人との交流は公表された政治活動ですが、それを国籍に結び付ける根拠にはなりません。

「不祥事」とされる話は?政治資金報道と日本振興銀行

平氏については、過去の企業献金や日本振興銀行との関係が報じられています。ここでは、報道された内容と本人側の説明を分けて整理します。

2024年に企業献金をめぐる文春報道

『週刊文春』は2024年10月、平氏が代表を務める自民党東京都第四選挙区支部が、後に社長らが詐欺容疑で逮捕された企業から、2011年以降に計288万円の献金を受けていたと報じました。

平氏の事務所は同誌の取材に、2023年2月にも寄付を受けていたことを説明したうえで、会社の破産を知った後に法律専門家へ返還について相談したものの、返還は容易ではないとの結論になったと回答しています。

出典:文春オンライン「平将明氏への企業献金をめぐる報道」

COCOAの再委託企業からの献金報道

同じ月には、新型コロナウイルス接触確認アプリ「COCOA」の保守開発を再委託された企業から、平氏側が2018~2022年に献金を受けていたとも文春が報じました。

平氏は同誌の取材に、社長とは知人の紹介で会ったとし、当該企業がCOCOAの再委託先だったことは知らなかったと回答しています。

報道は献金とCOCOA事業の関係性を論点にしていますが、公開記事には平氏が再委託先の選定へ関与したことを確定する資料は示されていません。

出典:文春オンライン「COCOA開発企業からの献金をめぐる報道」

日本振興銀行とはどんな関係だった?

平氏は東京青年会議所理事長時代に、中小企業向け金融を掲げた日本振興銀行の設立に関わり、後に社外取締役を務めました。

日本振興銀行は2010年に経営破綻。整理回収機構は2011年、旧経営陣に損害賠償を求める訴訟を起こし、金融庁の公表資料にも社外取締役だった平氏が被告の一人として記載されています。

2015年には、平氏を含む社外取締役3人が東京地裁で和解し、3人で6000万円を支払う内容になったと報じられました。この件は、平氏が国会議員になる前後に関わった金融事業を知るうえで外せない経歴です。

身長・黒い指輪・ガンダムなど平将明の人物像

身長は179cmと本人が回答

身長については、2023年に本人がXで質問へ「179です」と回答しています。

黒い指輪は何?

平氏が身につけている黒いリングについて、スマートリングの製品名などを推測する情報があります。ただし、本人公式サイトや公的プロフィールで、製品名や着用理由を説明した一次情報は確認できません。

画像だけから特定ブランドや用途を断定するのは避けた方がよい情報です。

「ガンダム」との関係

平氏は以前からロボット技術やクールジャパンの話題で「ガンダム」を持ち出しています。

2012年には自衛隊出身の宇都隆史参院議員との対談で、ガンダムのような搭乗型二足歩行ロボットを日本のロボット技術の発信につなげる構想について意気投合。2013年には羽田空港跡地を活用するアイデアの一つとして、ガンダム設置を語った記録も本人公式サイトに残っています。

自民党の過去のプロフィールでは、趣味を映画、読書、ドライブ、好きな食べ物をうどん、そば、ラーメン、ケーキなどとしています。

2026年9月の現在|国家サイバーセキュリティ戦略本部長として活動

2026年9月現在の平氏は、デジタル大臣経験者として党側からAI・サイバー政策を担っています。

4月には、米Anthropicが発表した高度なサイバー能力を持つAIモデルを受け、防御側でもAIを活用する体制について本人Xで提案しています。

直近では2026年9月15日、自民党国家サイバーセキュリティ戦略本部とデジタル社会推進本部の合同会議で、政府共通ネットワーク「GSS」への不正アクセスと個人情報漏えい事案について政府から説明を受けました。

「政府の信用を大きく傷つける深刻な問題」

出典:自由民主党「GSS不正アクセス事案について説明受ける」

平氏はシステムの境界部分まで含めた防御を見直し、「本当のゼロトラスト」を実現するよう求めています。

青果仲卸会社の経営から政界へ入り、石破氏を長く支えながら、現在はAI・デジタル・サイバー政策を主要分野とする衆院8期の議員というのが、2026年9月時点の平将明氏の現在地です。

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