田嶋要(たじま・かなめ)氏は、千葉1区を長く地盤としてきた衆議院議員です。NTTや世界銀行グループでの勤務を経て国政入りし、経済産業大臣政務官、原子力災害現地対策本部長などを務めてきました。
2026年2月の衆院選では千葉1区の小選挙区で敗れましたが、比例南関東ブロックで当選し、現在は9期目です。さらに同年9月には中道改革連合を離れ、新党「民主改革の会」へ参加しました。
この記事では、2026年衆院選の少し複雑な当選経緯、妻・子供などの家族、NTT時代からの経歴、原発・再生可能エネルギー政策、再犯防止や特別養子縁組、自転車活用推進法への関与までまとめます。
- 1961年9月22日生まれ、愛知県名古屋市出身
- 東京大学法学部卒、米ペンシルベニア大学ウォートン校MBA
- NTT、世界銀行グループIFCなどを経て2003年に初当選
- 千葉1区を主な地盤とし、2026年衆院選で9期目
- 経済産業大臣政務官、原子力災害現地対策本部長などを歴任
- 2026年9月現在の政党は「民主改革の会」、衆議院会派は「中道」
| 名前 | 田嶋 要(たじま かなめ) |
|---|---|
| 生年月日 | 1961年9月22日 |
| 年齢 | 65歳(2026年9月30日時点) |
| 出身地 | 愛知県名古屋市 |
| 所属政党 | 民主改革の会 |
| 衆議院会派 | 中道 |
| 議員種別 | 衆議院議員 |
| 選出 | 比例南関東(千葉1区を地盤) |
| 当選回数 | 9回 |
| 初当選 | 2003年 |
| 学歴 | 東京大学法学部、米ペンシルベニア大学ウォートン校MBA |
| 前職 | NTT、世界銀行グループIFCなど |
| 主な役職歴 | 経済産業大臣政務官、原子力災害現地対策本部長、衆議院科学技術・イノベーション推進特別委員長など |
| 公式サイト | たじま要公式Webサイト |
| 公式X | @kanametajima |
田嶋要は現在何党?民主改革の会に参加、会派は「中道」
田嶋要氏の現在の所属は、少し分かりにくくなっています。2026年9月現在、政党は「民主改革の会」、衆議院の会派は「中道」です。
田嶋氏は立憲民主党に所属していましたが、2026年1月に立憲民主党と公明党の衆院議員らが結成した中道改革連合へ参加しました。このとき本人は、新党参加について次のように説明しています。
「生活者ファーストの、もう一つの政権選択肢を国民の皆さまにご提示して参ります。」
出典:たじま要公式Webサイト「中道改革連合への参加について」
ところが、中道改革連合は2026年9月に組織を再編。旧立憲民主党系議員は新党「民主改革の会」を結成し、公明党出身議員は公明党へ復党しました。9月24日に新党参加者18人が確定し、田嶋氏もその一人となっています。
国会では民主改革の会、公明党などが統一会派「中道」を結成したため、衆議院公式プロフィールに表示される「中道」は現在の政党名ではなく会派名です。衆議院の議員プロフィールでも、比例南関東選出・中道と掲載されています。
田嶋氏は総務行政にも継続して関わっており、2026年には国会中継のあり方について総務委員会で取り上げました。本人のXでも、テレビによる国会中継の日数をテーマに発信しています。
2026年衆院選は千葉1区で落選、比例南関東で9期目の当選
田嶋要氏の2026年衆院選は、「落選したのか、当選したのか」が分かりにくい結果になりました。
千葉1区の小選挙区では落選しましたが、比例南関東ブロックで当選しています。したがって衆議院議員としての議席は維持し、当選回数は9回となりました。
| 候補者 | 当時の党派 | 得票数 | 小選挙区 |
|---|---|---|---|
| 門山宏哲氏 | 自由民主党 | 109,771票 | 当選 |
| 田嶋要氏 | 中道改革連合 | 91,149票 | 落選 |
| 上田敦宏氏 | 参政党 | 33,443票 | 落選 |
千葉県選挙管理委員会の第51回衆院選結果では、千葉1区は自民党の門山宏哲氏が当選。田嶋氏は91,149票で次点でした。
比例順位は同順位4位、惜敗率83.0%
中道改革連合の比例南関東名簿では、比例単独候補が1~3位、その後の小選挙区との重複候補が同順位4位でした。
同順位の重複候補は、小選挙区で当選者にどこまで迫ったかを示す「惜敗率」で順番が決まります。日本テレビの開票結果では、田嶋氏の惜敗率は83.0%。中道改革連合が南関東で獲得した7議席の7人目として当選しました。
通常の意味で「小選挙区に勝って当選した」のではなく、小選挙区では敗れ、比例代表によって議席を得た形です。
「おこぼれ」と呼ばれる理由は自民党の比例名簿不足
2026年衆院選では、さらに特殊な事情がありました。自民党が小選挙区で多数の候補を当選させた結果、比例代表で割り当てられるはずだった議席数に対し、当選可能な比例名簿登載者が不足したのです。
共同通信の報道によると、自民党は南関東ブロックで10議席相当の票を得ましたが、実際に当選させられる候補者は4人しか残らず、6議席が他党へ再配分されました。公職選挙法上、こうした場合はドント式の次順位に従って他党へ議席が割り振られます。
その再配分によって中道改革連合の当選枠も広がり、田嶋氏まで当選圏に入りました。ネット上でこの当選を「おこぼれ」「棚ぼた」などと表現する投稿が見られるのは、この経緯によるものです。
制度上は、公職選挙法に基づいて行われた比例議席の再配分による当選です。南関東の最終結果は、中道改革連合7議席、自民党4議席となりました。
田嶋要の妻・子供は?家族は妻と3人の子供
田嶋要氏は、妻と3人の子供がいることを本人公式プロフィールで公表しています。
- 妻
- 長女
- 次女
- 長男
- 犬1匹
- 千葉市稲毛区に在住
本人公式プロフィールでは、「妻、長女、次女、長男」と家族構成まで明記されています。
一方、妻の氏名や職業、娘・息子の勤務先などは公式プロフィールでは公表されていません。家族の実名や職業について根拠のない情報を補うことはできません。
政治活動の拠点である千葉市稲毛区は自宅のある地域でもあり、田嶋氏は千葉1区のうち中央区・稲毛区・美浜区を中心に活動を続けています。
田嶋要の経歴|東大法学部からNTT・世界銀行グループを経て政治家へ
田嶋要氏は、政治家になる前に民間企業と国際機関の双方で働いた経歴を持っています。東京大学法学部卒業後にNTTへ入り、その後は米国でMBAを取得し、世界銀行グループIFCでも勤務しました。
| 時期 | 主な経歴 |
|---|---|
| 1961年 | 愛知県名古屋市に生まれる |
| 1985年 | 東京大学法学部卒業 |
| 会社員時代 | NTTに勤務 |
| 海外経験 | 米ペンシルベニア大学ウォートン校でMBA取得 |
| 海外勤務 | 世界銀行グループIFC勤務、フィリピンの通信事業などに関与 |
| 2003年 | 衆院選・千葉1区から初当選 |
| 2010年 | 経済産業大臣政務官に就任 |
| 2011年 | 原子力災害現地対策本部長として福島で活動 |
| 2016年 | 再犯防止、特別養子縁組、自転車活用などの議員立法に関与 |
| 2026年 | 衆院選で9期目の当選 |
2003年の初出馬では、民主党の候補者公募に応募しました。公式プロフィールによれば、約450人の応募者から千葉1区の候補に選ばれています。
国会入り後は経済・産業、エネルギー、科学技術分野を中心に活動。2010年に経済産業大臣政務官となり、東日本大震災と福島第一原発事故が発生した2011年には原子力災害現地対策本部長として約3カ月間、福島で対応に当たりました。
「最も困っている人、苦しんでいる人のために汗をかく」
出典:たじま要公式プロフィール
本人はこの言葉を政治活動の原点として掲げています。
海外勤務や米国留学の経験は現在も交流活動につながっており、2026年には英国大使との交流について公式Xで投稿しています。
田嶋要の政策|原発依存を減らし、再生可能エネルギーと省エネを重視
田嶋要氏が長く取り組んできた政策分野の一つがエネルギー政策です。背景には、原子力災害現地対策本部長として福島で原発事故対応に当たった経験があります。
「1日も早く原発に依存しない自然エネルギー社会を構築すること」
出典:たじま要公式Webサイト・政策
分散型エネルギーと再生可能エネルギー
田嶋氏は、原子力発電から再生可能エネルギーへ単純に置き換えるだけでなく、地域でつくったエネルギーを地域で利用する分散型システムを重視しています。
- 再生可能エネルギーの導入拡大
- 省エネルギーの強化
- 熱エネルギーの有効利用
- 公共施設での省エネ・再エネ導入
- 地域主体のエネルギー事業の促進
2016年には、こうした方向性を制度化するための複数の法案を国会へ提出。2017年以降は原発ゼロを目指す基本法案の検討にも関わりました。
2026年5月の経済産業委員会でも再生可能エネルギーを取り上げ、「政府自らが率先して進めるべきだ」と題した質疑動画を公式Xで紹介しています。
社会的養護と子供の支援
もう一つ継続しているテーマが、親と暮らせない子供などを支える社会的養護です。
2015年から超党派議員連盟などで活動し、民間の養子縁組あっせん事業を適正化する法整備に関与しました。2016年には与野党協議を経て、正式名称「民間あっせん機関による養子縁組のあっせんに係る児童の保護等に関する法律」が成立しています。
田嶋要が関わった主な実績|再犯防止・特別養子縁組・ネット選挙
田嶋氏の活動では、政府提出法案だけでなく、超党派による議員立法に関わってきた点が目立ちます。
| テーマ | 田嶋氏の関わり |
|---|---|
| 再犯防止 | 超党派議員連盟の役員などとして法制化に関与 |
| 特別養子縁組 | 議員立法の法案作成・与野党協議に関与 |
| インターネット選挙運動 | 超党派協議に参加し、2013年のネット選挙解禁に関与 |
| 分散型エネルギー | 関連する複数の議員立法を提出 |
再犯防止推進法
2016年に成立した「再犯の防止等の推進に関する法律」では、刑務所を出た人の就労・住居支援や国と自治体の責務を制度として位置付けました。
田嶋氏は超党派の再犯防止議員連盟で活動を続けており、成立から10年となった2026年にも地元・稲毛駅で再犯防止の啓発ポスターを見つけたことを投稿しています。
インターネット選挙運動の解禁
現在では選挙期間中に候補者がSNSやWebサイトで情報発信するのは一般的ですが、以前は公職選挙法による制約がありました。
田嶋氏は超党派の協議に参加し、2013年のインターネット選挙運動解禁に関与しています。当時、本人は法改正について次のように記しています。
「日本の民主主義にとって大きな一歩であることは間違いありません。」
出典:たじま要公式Webサイト
田嶋要と自転車の関係|趣味だけでなく自転車活用推進法にも関与
田嶋要氏と「自転車」には、私生活と政策の両方で接点があります。
まず、本人公式プロフィールでは自転車を趣味の一つとして挙げています。畑、旅行、声楽、読書などと並ぶ長年の趣味です。
国会では自転車活用推進法の制定にも関与しました。田嶋氏の公式サイトによれば、超党派の自転車活用推進議員連盟で副会長を務め、法案を検討するプロジェクトチームにも参加しています。
法律は2016年に成立し、国に自転車活用推進計画を策定させ、自転車交通の役割拡大や安全な利用環境の整備などを進める法的な基盤となりました。
田嶋氏が議員立法で関わったのは主に自転車活用推進法です。自転車の交通違反や罰則そのものを定める道路交通法とは役割が異なります。
詳しい立法経緯は、本人公式サイトの「自転車活用推進法」についての活動記録でも公開されています。
現在の国会活動|総務行政や「見える国会」を取り上げる
田嶋要氏は経済産業分野での活動が長い一方、近年は総務委員会でも活動しています。衆議院の委員名簿では、2026年9月時点で総務委員会理事に名を連ねています。
2026年6月の総務委員会では、国会審議を国民が視聴しやすくする仕組みを議題にしました。現在のテレビ中継だけでなく、国会専用チャンネルの可能性にも言及しています。
公式サイトでは2026年9月にも、国会中継のあり方に加えて、首都圏CCS事業での住民理解、省エネ政策の強化、再生可能エネルギーなどの国会質疑を動画で公開しています。
田嶋要の人物像|趣味は畑・自転車・声楽、好きな言葉は「知足」
政治以外では、田嶋要氏は公式プロフィールで畑、自転車、旅行、声楽、読書を趣味として挙げています。
好きな言葉は「足るを知る(知足)」と「一日一生」。企業勤務、海外留学、国際機関での仕事を経験してから40代で政治家になった点も、大学卒業後すぐ政治の世界へ入った政治家とは異なる経歴です。
- 衆議院議員9期
- 選出は比例南関東、政治活動の地盤は千葉1区
- 政党は民主改革の会
- 衆議院会派は「中道」
- 総務委員会理事として活動
- エネルギー、再犯防止、社会的養護、国会情報発信などを継続して扱っている
2026年は、2月の衆院選で小選挙区から比例代表へ選出形態が変わり、9月には所属政党も中道改革連合から民主改革の会へ変わりました。「千葉1区を地盤とする比例南関東選出の衆議院議員」というのが、2026年9月末時点の現在地です。
最新の国会活動や地元での活動は、たじま要公式Webサイトと本人公式Xで随時発信されています。

