山田瑛理(やまだ・えり)氏は、川崎市議を2期務め、2025年の川崎市長選を経て、2026年の衆議院選挙で初当選した政治家です。現在はチームみらい所属の衆議院議員として、比例南関東ブロックから国政に参加しています。
政治家になる前にはソニー・ミュージックエンタテインメントで約12年間勤務。子育てをしながら地域活動に入り、自民党の川崎市議、無所属での市長選挑戦を経て国政へ進んだという、民間・地方政治・国政をまたぐ経歴を持っています。
- 1982年生まれ、川崎市出身
- 東京女学館高等学校、上智大学経済学部卒
- ソニー・ミュージックエンタテインメント勤務を経て地域活動へ
- 2019年、川崎市議に初当選。2023年に再選
- 市議時代は自民党に所属し、2025年に無所属へ
- 2025年の川崎市長選に立候補
- 2026年、チームみらいから衆議院議員に初当選
- 結婚しており、2人の子どもを育てる母親でもある
山田瑛理の現在|チームみらい所属の衆議院議員
2026年9月現在、山田瑛理氏はチームみらい所属の衆議院議員です。衆議院の議員プロフィールでは、比例代表・南関東ブロック選出、当選1回と掲載されています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 氏名 | 山田瑛理(やまだ えり) |
| 生年月日 | 1982年11月8日 |
| 出身 | 神奈川県川崎市 |
| 所属政党 | チームみらい |
| 議員種別 | 衆議院議員 |
| 選挙区 | 比例南関東ブロック |
| 衆議院当選回数 | 1回 |
| 初当選 | 2026年・第51回衆議院議員総選挙 |
| 前職 | 川崎市議会議員、ソニー・ミュージックエンタテインメント勤務 |
| 学歴 | 東京女学館高等学校、上智大学経済学部 |
| 公式プロフィール | チームみらい・山田瑛理 |
| 公式X | @yamadaeri1982 |
衆議院では、安全保障委員会、国土交通委員会、消費者問題に関する特別委員会、災害対策特別委員会に所属しています。川崎市議時代に扱ってきた教育や子育てに加え、国政では安全保障、防災、物流・インフラ、消費者政策まで活動領域が広がっています。
現在の所属は自民党ではありません。 2025年8月に自民党所属から無所属となり、その後の川崎市長選を経て、2026年の衆院選ではチームみらいから立候補しました。
国政選挙で当選した際には、本人のXでも当選証書を受け取ったことを報告しています。
「市民の、街の声を政策に届けたい」
出典:チームみらい公式プロフィール
山田瑛理の経歴|東京女学館・上智大学からソニーへ
川崎市出身、東京女学館高校から上智大学経済学部へ
山田瑛理氏は1982年、神奈川県川崎市生まれ。チームみらいのプロフィールによると、東京女学館高等学校を経て、上智大学経済学部を卒業しています。
生まれ育ったのは川崎ですが、中学・高校・大学や勤務先は東京でした。後年のインタビューでは、一時期は地元との接点が薄くなっていたことも率直に語っています。
ソニー・ミュージックで音楽・エンタメ事業に携わる
大学卒業後の2006年、ソニー・ミュージックエンタテインメントに入社。音楽・エンターテインメントコンテンツや教育関連事業などに携わりました。
本人のインタビューでは、民間企業で働いた期間を「12年半程」と説明しています。政治家一家から直接政界へ進んだタイプではなく、会社員としてのキャリアと共働き・子育てを経験してから政治へ入ったのが経歴上の大きな特徴です。
政治を志した転機は2015年の川崎市の事件
政治への転機として本人が挙げているのが、2015年に川崎市で中学生が殺害された事件です。当時は2人目の子どもの育児休業中でした。
地域の子どもたちを取り巻く環境に強い問題意識を持ち、NPOや起業なども含めて自分にできることを検討。その後、政治を通じて地域課題を解決する道へ進んでいきます。詳しい経緯は本人へのインタビューでも語られています。
「子ども食堂×寺子屋」の地域活動も開始
政治家になる前には、地域の子どもを支える活動にも取り組みました。神奈川県の子ども支援情報では、2018年に川崎区で「KIDS HOME CAFETERIA」を立ち上げ、代表として活動したことが掲載されています。
夕食の提供だけでなく学習支援も行う「子ども食堂×寺子屋」の形で、子どもの居場所づくりに関わりました。かながわ子育て応援パスポート・団体情報にも活動内容が残っています。
「子育て世代と市政の懸け橋になりたい」
出典:タウンニュース・2019年インタビュー
自民党の川崎市議から無所属、市長選、チームみらいへ
山田瑛理氏の所属政党は、政治家になってから一貫して同じだったわけではありません。川崎市議時代は自民党、2025年には無所属となり、その後チームみらいから国政選挙へ進んでいます。
| 時期 | 主な動き |
|---|---|
| 2019年 | 自民党から川崎市議選に出馬し初当選 |
| 2023年 | 川崎市議選で再選 |
| 2025年8月 | 自民党所属から無所属へ |
| 2025年9月 | 川崎市議を辞職 |
| 2025年10月 | 無所属で川崎市長選に立候補 |
| 2026年2月 | チームみらいから衆院選・比例南関東に立候補し初当選 |
2019年の川崎市議選で初当選
2019年の川崎市議選では、川崎区から自民党公認で出馬。7,132票を獲得して初当選しました。当時の候補者情報は自由民主党の2019年統一地方選候補者ページにも掲載されています。
2023年の市議選では8,514票を獲得し、川崎区で再選しました。1期目から得票を伸ばして2期目へ進んでいます。
2025年に自民党を離れ、川崎市議を辞職
転機となったのが2025年です。川崎市議会の資料では、山田氏は8月20日から無所属となり、9月10日に議員辞職願を提出。9月11日の本会議で辞職が許可されました。川崎市議会の発表でも辞職の経緯が公表されています。
「自民党の市議から、そのままチームみらいへ移った」という経歴ではありません。 無所属となって市議を辞め、市長選へ挑戦した期間を挟んでいます。
川崎市長選では56,714票
山田氏は2025年10月の川崎市長選に立候補しました。出馬表明時には、子どもの教育機会、留学支援、中小企業支援などを政策テーマとして掲げています。
「幸せな未来をつくるには市長でないとできない」
出典:タウンニュース・川崎市長選出馬表明
| 候補 | 得票 | 結果 |
|---|---|---|
| 福田紀彦 | 253,355票 | 当選 |
| 山田瑛理 | 56,714票 | 次点 |
| 宮部龍彦 | 38,175票 | ― |
| 野末陳平 | 33,925票 | ― |
現職の福田紀彦氏には届きませんでしたが、山田氏は2位となりました。選挙結果は川崎市長選の開票結果で確認できます。
2026年、チームみらいから衆議院議員に
市長選から数か月後、山田氏はチームみらいの衆院選候補となりました。2026年2月の第51回衆議院議員総選挙で、比例南関東ブロックから初当選。地方議員から国会議員へ活動の場を移しました。
チームみらいの選挙結果によると、同党は比例代表で全国11議席を獲得し、山田氏も南関東ブロックの当選者に入っています。
山田瑛理は何をしてきた?川崎市議時代の実績と国会活動
体操服の下の「肌着禁止」を市議会で取り上げる
川崎市議時代の具体的な活動として知られるのが、小学校で体操服の下に肌着を着ることを禁じる指導を取り上げたことです。
きっかけは保護者から寄せられた日常的な相談でした。山田氏はSNSで状況を調べ、市内外から同様の声が寄せられたことを受け、2021年3月に川崎市議会で質問。教育現場の問題としてテレビや新聞でも広く取り上げられました。
当時のインタビューでは、川崎市が見直しを検討する段階まで進んだ後、メディア露出を追うよりほかの課題解決を優先したと説明しています。
- 子どもの教育環境、子育て支援
- 学校現場のルールや児童・生徒の権利
- 地域経済、観光、スポーツ振興
- 若者文化を生かしたまちづくり
- 地域コミュニティーや子どもの居場所づくり
市議時代には、超党派の女性議員ネットワークなどを通じた政策研修にも参加しています。2024年には自治体施策を学ぶ活動について公式Xで発信していました。
国会では防災庁、物流、安全保障などを質問
衆議院議員となってからは、地方自治体を直接運営する立場ではなく、国の制度設計や予算、法律を審議する立場に変わりました。
災害対策特別委員会では防災庁設置法案を扱い、自治体との役割分担や被災者支援、災害時の情報・物流などについて質疑しています。2026年4月28日には参考人質疑にも参加しており、国会会議録にも発言が記録されています。
本人のXでも、防災庁設置法案をめぐる参考人質疑について活動報告をしています。
山田瑛理の政策・政治姿勢
山田瑛理氏の政策を追うと、地方議員時代から一貫して扱っているテーマと、国政入り後に比重が増したテーマに分けられます。
- 教育・子育て:子どもの挑戦機会、教育格差、学びの多様化
- 防災:防災庁、自治体との連携、被災者支援
- 安全保障:安全保障政策、防衛装備、非核政策など
- 国土交通:物流、防災拠点、港湾、インフラ整備
- 行政・テクノロジー:データやデジタル技術を活用した政策形成
教育では「挑戦できる環境」を重視
川崎市長選では、子どもが興味のあることへ挑戦するための支援、年齢や家庭環境に左右されにくい留学支援、フリースクールを含む学びの選択肢、AIやデータを使った個別最適な教育などを掲げました。政策概要は川崎市長選候補者の政策紹介でも確認できます。
子ども政策は選挙向けに新たに加わったテーマではありません。政治へ進んだ原点や、政治家になる前の地域活動、市議会での学校問題への取り組みまでつながっています。
安全保障では「平和主義の堅持」を前提に議論
安全保障委員会では、防衛装備移転や安全保障関連文書などについて政府へ質問しています。
「平和主義の堅持を揺るぎない大前提としております」
出典:チームみらい国会質疑ログ・衆議院安全保障委員会
党派的なラベルだけではなく、実際の質疑では安全保障環境の変化を前提に、防衛装備の海外移転をどこまで認めるか、政府がどのような原則と説明責任を持つべきかといった制度面を扱っています。
インフラは「次世代への負担」まで見る姿勢
国土交通委員会では、道路・物流・港湾などを扱っています。インフラ整備については、建設時だけでなく、その後の維持管理まで含めた長期的な負担にも言及しました。
「今の整備が次の世代にとって負の遺産にならないか」
出典:チームみらい国会質疑ログ・衆議院国土交通委員会
川崎市は港湾・物流機能を抱える都市でもあります。市議経験と国土交通委員としての活動が接続しやすい分野で、港湾の自動化や災害時の物流拠点なども取り上げています。
山田瑛理は結婚している?夫・子どもなど家族情報
山田瑛理氏は結婚しています。本人は過去のインタビューで、結婚後に夫婦ともフルタイムで働きながら子育てをしていた時期について語っています。
現在のチームみらい公式プロフィールには、「二児の母」と明記されています。
- 結婚しており、夫がいる
- 子どもは2人
- 共働きで子育てをしてきた経験を本人が公に語っている
- 夫の氏名・詳しい職業、子どもの氏名などは公式プロフィールでは公表されていない
家族の個人情報について、公開情報で裏付けのない名前や勤務先を推測する材料はありません。山田氏自身が公にしている範囲では、共働き・育児の経験が、子育てや教育政策への問題意識と結びついています。
山田瑛理の人物像|音楽・アニメ・ラーメンが好き
政治以外のプロフィールでは、2026年衆院選のチームみらい候補者ページに、好きなものとしてラーメン、アニメ、音楽鑑賞が挙げられています。
音楽については、趣味というだけでなく、ソニー・ミュージックで長く働いていた経歴があります。民間企業時代には音楽・エンターテインメントや教育関連の仕事に携わっていました。
市議時代からの発言をたどると、行政側が設定した課題だけではなく、保護者や地域住民の日常会話から問題を拾い、制度へつなげようとする活動が複数見られます。体操服の肌着問題も、保護者からの相談を起点にしたものでした。
「シャンソン」の情報は山田瑛理議員本人?
インターネット上には「山田瑛理」という名前でシャンソン関連の出演情報もありますが、政治家の山田瑛理氏と同一人物だと裏付ける公的プロフィールや本人発信は確認できません。
衆議院、チームみらい、過去の選挙プロフィールで確認できる職歴は、ソニー・ミュージック勤務、地域活動、川崎市議などです。シャンソン歌手としての経歴は掲載されていないため、同名人物の情報と混同しない方がよいでしょう。
2026年現在は地方政治の経験を国政へ移している
山田瑛理氏は、2019年の川崎市議初当選から見ると政治家としての出発点は地方政治ですが、2026年からは衆議院議員として国の制度を扱っています。
現在の委員会活動では、安全保障、国土交通、防災、消費者政策が中心です。そこへ、市議時代から継続する教育・子育てや地域行政の経験を持ち込む形になっています。
所属も、自民党の川崎市議 → 無所属で川崎市長選 → チームみらいの衆議院議員と短期間で変化しました。現在の立場を確認する際は、過去の自民党プロフィールではなく、衆議院やチームみらいの最新情報を見る必要があります。
衆議院の在籍状況や委員会所属は衆議院公式プロフィール、最近の活動は山田瑛理氏の公式Xで更新されています。

