2026年2月の衆議院選挙で初当選した古井康介(ふるい・こうすけ)氏。富山県富山市出身で、大学在学中に政治・行政分野の広報会社を立ち上げた経歴を持つ自由民主党の衆議院議員です。
2024年の衆院選では落選しましたが、2026年には比例代表北陸信越ブロックで議席を獲得。現在は国会での政策審議と富山での活動を続けています。
この記事では、古井氏の現在の立場や選挙結果、富山での生い立ち、学歴、起業家としての仕事、妻や子供を含む家族、政策と国会活動を紹介します。
古井康介は現在どんな政治家?富山出身の自民党衆議院議員
古井康介氏は、自由民主党に所属する比例代表北陸信越ブロック選出の衆議院議員です。
1995年5月25日生まれで、2026年10月10日時点の年齢は31歳。民間企業で政治や行政の情報発信に携わった経験を持ち、若い世代の政治参加、教育、地域経済などを政策課題に掲げています。
| 名前 | 古井 康介 |
|---|---|
| 読み方 | ふるい こうすけ |
| 生年月日 | 1995年5月25日 |
| 年齢 | 31歳(2026年10月10日時点) |
| 出身地 | 富山県富山市 |
| 所属政党 | 自由民主党 |
| 議員種別 | 衆議院議員 |
| 選出 | 比例代表北陸信越ブロック |
| 当選回数 | 1回 |
| 初当選 | 2026年2月8日 |
| 出身高校 | 富山県立富山高等学校 |
| 出身大学 | 慶應義塾大学経済学部 |
| 前職 | POTETO Media代表取締役社長など |
| 公式サイト | 古井康介公式サイト |
| 公式X | @KOSUKEFURUI |
古井氏の政治家としての特徴は、政策をつくる側だけでなく、政策を必要とする人に届ける仕事を経験してきたことです。企業経営や行政広報の経験を国政へ生かすことを目指しています。
2026年10月現在の役職と所属委員会
衆議院が公表した2026年10月6日時点の委員名簿では、古井氏は次の委員会に所属しています。
- 経済産業委員会:産業政策、エネルギー、中小企業支援などを扱う
- 文部科学委員会:学校教育、大学、科学技術などを扱う
- 北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会:拉致問題などについて調査・審議する
出典:衆議院・経済産業委員会名簿、文部科学委員会名簿、拉致問題等特別委員会名簿
党内では青年局次長、国会対策委員会委員、リバースメンターなどの役職歴があります。リバースメンターは、若い世代が年長の政治家に新しい価値観やデジタル技術などを伝える取り組みです。
2026年9月下旬には、富山での街頭活動後に大阪へ移動したことを本人のXで報告しています。
古井康介の選挙結果|2024年落選から2026年に初当選
古井氏が初めて衆議院選挙へ立候補したのは、2024年10月27日投開票の第50回衆議院議員総選挙でした。
自民党公認の比例単独候補として北陸信越ブロックから出馬しましたが、この選挙では議席を獲得できませんでした。
その後も政治活動を続け、2026年2月8日の第51回衆院選で初当選しました。
| 選挙 | 立候補先 | 結果 |
|---|---|---|
| 2024年10月 | 比例北陸信越・自民党 名簿12位 | 落選 |
| 2026年2月 | 比例北陸信越・自民党 名簿20位 | 初当選 |
2026年は比例名簿20位から当選
2026年衆院選の自民党比例北陸信越ブロックでは、田畑裕明氏、今洋佑氏、古井康介氏の3人が比例代表で当選しました。
自民党は同ブロックで138万7,716票を獲得し、3議席を確保しています。
古井氏は比例名簿20位でしたが、上位の重複立候補者が小選挙区で当選するなどした結果、比例代表の当選対象となりました。
比例単独候補のため、古井氏個人への得票数があるわけではありません。有権者が政党名を記入する比例代表の投票によって決まった議席です。
当選翌日のKNBニュースのインタビューでは、最後まで支えてくれた人々への感謝を述べるとともに、政治参加について次のように語っています。
「政治に関わったら何か変わるかもしれない」
出典:KNBニュース・2026年2月9日の当選インタビュー
古井氏はこのインタビューで、寄せられた困りごとや意見を政策へ反映し、若い世代に政治参加の成果を実感してもらいたいという考えを示しました。
富山1区の議員ではない?選挙区との違い
古井氏は富山市出身ですが、富山1区の小選挙区選出議員ではありません。
2026年の富山1区で当選したのは、自民党の中田宏氏です。古井氏が選ばれた北陸信越ブロックには、富山県だけでなく石川県、福井県、新潟県、長野県も含まれます。
小選挙区と比例代表は選出方法が異なり、同じ富山に関係する国会議員でも選挙上の位置付けは別です。
出典:2026年衆院選・富山1区の開票結果、比例北陸信越ブロックの自民党開票結果
古井康介の学歴|富山高校から慶應義塾大学へ
古井氏は富山市内で小学校・中学校時代を過ごし、県立富山高校を経て慶應義塾大学経済学部へ進学しました。
| 学校 | 学校名 |
|---|---|
| 小学校 | 富山市立光陽小学校 |
| 中学校 | 富山市立南部中学校 |
| 高校 | 富山県立富山高等学校 |
| 大学 | 慶應義塾大学経済学部 |
富山高校ではどんな学生だった?
古井氏の出身校である富山高校は、富山市にある県立高校です。
学生時代のエピソードとして特徴的なのが、中学校の生徒会選挙での経験です。
本人が2024年に公開した文章によれば、中学1年生のときに役職へ立候補したものの落選。その後も選挙に挑戦し続け、3回の落選を経験しました。
「4度目の選挙でやっと、生徒会長として当選することができました。」
出典:古井康介氏本人のブログ「中学生編」
高校卒業後の2014年には慶應義塾大学へ進学。2020年に経済学部を卒業しています。
大学進学を支えた奨学金制度
古井氏の政治に対する問題意識を語るうえで欠かせないのが、大学進学時の奨学金です。
実家が自営業で、リーマンショックの影響によって家計が厳しくなったことから、東京の大学へ進むことは簡単ではなかったと本人は説明しています。
その状況で奨学金制度を知り、進学の道が開けました。
利用できる制度が存在していても、その情報が必要な人に届かなければ活用できないという問題意識は、後の起業にもつながっています。
古井康介の前職は?POTETO Mediaを起業した経歴
古井氏は、会社員として長く勤務してから政治家になった人物ではありません。
大学在学中に政治を分かりやすく伝える活動を始め、2017年12月には株式会社POTETO Mediaを設立。代表取締役社長を務めました。
POTETO Mediaは何をする会社?
POTETO Mediaは、政治や行政に関する情報を分かりやすく伝える広報・クリエイティブ事業を手掛ける会社です。
政治ニュースなどをスライドや動画で紹介する活動から始まり、行政機関や企業の広報支援へと事業を広げました。
2018年には政治参加を支援する企業PoliPoliとの事業提携を発表。2019年には会社の拠点を移し、事業体制を拡充しています。
2019年の会社移転に際し、古井氏は事業づくりについて次の考えを語りました。
「事業の周りに人を集めるのではなく、人の周りに事業を起こす」
出典:POTETO Media・2019年の代表コメント
会社での主な仕事と実績
本人が公開している活動実績には、次のような取り組みがあります。
- 新型コロナ対策の情報発信:本人の説明では、関連施策の情報を1,000万人以上に届けた
- 妊産婦向けの情報設計:厚生労働省の委託事業に関わり、必要な制度情報の届け方を検討
- 介護分野の広報改善:自治体の介護ロボット貸し出し事業について情報発信を支援
- 行政施策への意見募集:政策への意見を集める広報業務に関与
- 奨学金情報の発信支援:教育支援制度を分かりやすく伝える取り組みを実施
これらは、古井氏が政治家プロフィールで公表している事業実績です。制度そのものを古井氏が制定したという意味ではなく、情報提供や広報設計に携わった経験です。
また、2019年にはキャンパスベンチャーグランプリで経済産業省関東経済産業局長賞、2021年には若者力大賞を受賞しています。
2024年の立候補時に社長を退任
2024年10月11日、POTETO Mediaは古井氏の代表取締役退任を発表しました。
同社は政治・行政機関を顧客とする事業を行っているため、古井氏の政治活動と会社の経営を切り分ける方針を示しています。
後任の代表取締役社長には武田和氏が就任。古井氏はPOTETO Designの取締役も退任しました。
2026年現在のPOTETO Media代表は古井氏ではありません。公式サイトの会社概要でも武田和氏が代表者として掲載されています。
古井康介の政策・公約|経済、教育、子育て、地方創生
古井氏は、経済成長と生活支援を組み合わせながら、若い世代が将来の選択肢を持てる社会を目指す政策を掲げています。
- 経済:所得向上と成長する経済の実現
- 子育て・社会保障:妊娠・出産の経済的負担軽減ときめ細かな支援
- 教育:家庭環境に左右されにくい学びと挑戦の機会
- 地方創生:地方と都市部、行政と民間が連携する地域活性化
- 政治参加:若者を含む多様な人々の意見を政策につなげる
経済政策では物価高を上回る賃金上昇を重視
2026年2月のチューリップテレビのインタビューでは、取り組みたい政策の優先順位について明確に述べています。
「一番にやりたいのは経済、物価高対策。」
出典:チューリップテレビ・2026年2月9日のインタビュー
古井氏は、賃金の伸びが物価上昇を上回る経済環境を中長期的につくる必要があると主張しています。
国会の経済産業委員会では、エネルギー供給や企業活動に関わる課題にも取り組んでいます。
2026年6月には、中東情勢が日本のエネルギー供給に与える影響と、経済産業委員会での審議についてXで発信しました。
企業の資金繰りについても、2026年3月には相談・支援制度に関する情報を紹介しています。
出産費用の無償化と子育て支援
古井氏が力を入れる政策の一つが、妊娠・出産にかかる経済的負担を軽くすることです。
20代の頃から出産費用の無償化を提言してきたと本人は説明しており、2026年の当選後も制度の充実を求めています。
単に出産費用を減らすだけでなく、子供が育っていく過程で家庭が負担する費用や、教育・体験の機会にも目を向けています。
子供の留学や体験活動などについても、自治体と連携しながら挑戦を支える政策をつくりたいという考えを示しました。
地方創生では「ふるさと住民登録制度」に注目
2026年6月11日の衆議院総務委員会では、ふるさと住民登録制度について政府に質問しました。
この制度は、実際には住んでいなくても、継続的に関わりを持つ地域とのつながりを登録し、地域活動や情報提供につなげようとするものです。
古井氏は審議の冒頭で、次のように述べています。
「ふるさとを思う気持ちをどういうふうに形にしていくか」
出典:衆議院総務委員会・2026年6月11日会議録
質疑では、登録者数を地方交付税の算定に反映させることや、ふるさと納税と組み合わせる仕組みを検討することなど、具体的な提案も行っています。
これらは国会で示した提案であり、提案内容がそのまま制度化されたわけではありません。
本人は委員会での質疑について、Xでも報告しています。
古井康介と富山の関係|地元での活動と若者支援
古井氏の富山との関わりは、選挙活動だけではありません。
若者の学習機会や起業、地域産業に関する事業にも携わってきました。
富山インターンシップジャーニーの事務局長
代表的な取り組みが、富山インターンシップジャーニーです。
富山の高校生などが東京のスタートアップ企業でインターンシップを経験するプログラムで、地元企業などの協賛によって参加学生の交通費や宿泊費を負担する仕組みが設けられています。
古井氏はこの事業の事務局長として、企業と学生をつなぐ運営に携わっています。
2026年3月30日に開催されたプログラムの閉会式では、参加学生13人が成果を発表。富山県も公式に開催を発表しており、古井氏は事務局長として参加者に掲載されています。
出典:富山県・富山インターンシップジャーニー2026閉会式のお知らせ
国会でも富山県の産品をPR
地元産業を紹介する活動も行っています。
2026年6月には、国会で開催された富山物産フェアに参加。先輩議員や同僚議員に富山県の産品を紹介した様子を投稿しました。
古井氏は富山県成長戦略会議のプロジェクトチーム委員を務めた経歴もあります。こうした活動では、行政、民間企業、若者の意見をつなぐ役割を担ってきました。
古井康介は結婚している?妻・子供・家族について
古井康介氏は結婚しており、妻と子供がいます。
2024年に本人が公開したプロフィールでは、妻と娘の3人家族と紹介していました。2026年2月の報道でも、一児の父として子育てに向き合う姿が伝えられています。
妻との結婚を2022年に公表
古井氏は2022年8月8日、自身の公式Xで結婚を報告しました。
この投稿は本人による結婚の公表で、当時は祝福のコメントも寄せられています。
妻の詳しい経歴や勤務先などについては、一般向けに公表された確かな情報が限られています。
子供は娘が1人
本人の公表内容や報道から、娘が1人いることが分かっています。
娘の名前や詳しい生年月日は、公開資料だけでは特定できません。家族の私生活に関する情報は、公表されている範囲に限られます。
古井氏は父親としての経験も、子育て支援を考える際の背景として語っています。
出典:古井康介氏本人の家族紹介を含むプロフィール、チューリップテレビ・当選後インタビュー
父親・母親はどんな人?実家は飲食店経営
古井氏は3人兄弟の長男として育ちました。
2024年の本人ブログでは、父親は飲食店経営、母親は化粧品販売の仕事をしていたと紹介されています。
幼い頃は、兄弟でオリジナルのカードゲームを考えて遊んでいたそうです。市販のカードを買ってもらえなかったため、親の名刺の裏にキャラクターや能力を書いてゲームを作っていたというエピソードを明かしています。
弟たちの氏名や詳しい職業については、公表された資料からは特定できません。
なお、父親が飲食店を経営していたことと、現在も同じ店を営業していることは別の情報です。店名や現在の営業状況については、確かな公表情報が得られていません。
古井康介の人物像|テレビ出演や趣味、政治との関わり
テレビコメンテーターとしても活動
国政への立候補前には、テレビやラジオでも情報発信を行っていました。
本人が公開した経歴では、日本テレビ系の「スッキリ」「DayDay.」、TBSの「ひるおび!」「サンデージャポン」、NHKの「日曜討論」などへの出演歴を紹介しています。
地元ではKNBの「古井康介の新しいラジオ」にも出演。政治・社会問題を若者の視点から伝える活動を続けてきました。
趣味は漫画・映画・旅行
本人のプロフィールによると、趣味は漫画を中心とした読書、映画鑑賞、旅行です。
また、2021年には「Z世代」の代表として新語・流行語大賞のトップテン表彰に参加するなど、若い世代をテーマとするメディア活動にも関わっています。
富山市にとって特別な日である8月1日には、富山大空襲で犠牲になった人々への思いや平和への決意をXで発信しました。
古井康介の評判・評価と政治家としての課題
古井氏の評価を考える際には、起業家としての活動実績と、国会議員としての実績を分けて見る必要があります。
前職では行政広報や若者支援の事業を展開し、若者力大賞などの受賞歴があります。こうした経験は、政治家としての専門性を語る際にも取り上げられています。
政治家としては2026年に初当選したばかりであり、国政での実績は形成途上にあります。
今後の評価に関わる具体的な論点としては、本人が掲げる経済・子育て・教育政策について、法案審議や予算、制度設計へどのように関与するかが挙げられます。
2024年の落選と2026年の当選についても、有権者が古井氏個人に投じた票数ではなく、比例代表の政党得票と名簿順位によって結果が決まっています。選挙結果をそのまま個人の支持率として扱うことはできません。
古井康介の事務所・公式サイト・SNS
古井氏の活動や連絡先を調べる場合は、本人公式サイトや衆議院の議員情報、公式SNSが基本となります。
| 本人公式サイト | 古井康介オフィシャルサイト |
|---|---|
| 衆議院プロフィール | 衆議院・古井康介議員情報 |
| X | @KOSUKEFURUI |
| @furui_kosuke | |
| YouTube | 古井康介公式YouTube |
| 活動ブログ | 選挙ドットコム・本人ブログ |
衆議院議員会館の事務室については、2026年8月公表の議員情報に第一議員会館1021号室と掲載されています。訪問や郵送の前には、衆議院の最新の議員事務室一覧で確認できます。
富山の後援会については、富山県選挙管理委員会が公表する政治団体の届出情報にも記載があります。事務所の所在地や問い合わせ方法は変更されることがあるため、連絡する際は公式サイトの最新案内を利用してください。
古井康介の今後の政治活動
2026年の初当選を経て、古井氏は国会議員としての活動を本格化させています。
2026年10月に開かれた第222回国会では、経済産業、文部科学、拉致問題などの委員会に所属。これまでの広報・教育分野での経験に加えて、国会で扱う政策分野も広がっています。
本人が掲げる経済成長や教育機会の拡充、妊娠・出産の負担軽減については、国会審議を通じた具体的な取り組みが続くことになります。
地元富山では、地域産業との交流や若者支援事業に加え、街頭での意見交換にも取り組んでいます。こうした活動の様子は、本人公式Xなどで発信されています。

