工藤聖子(くどう せいこ)氏は、参政党所属の衆議院議員です。2026年2月の第51回衆議院議員総選挙では千葉4区から立候補し、小選挙区では3位でしたが、比例南関東ブロックで初当選しました。
政治家になる前は、イタリア語講師・教室運営を経て自然療法の会社を設立し、ホメオパスとして長く活動してきました。現在の政治活動にも「食と健康」「教育」「外国人政策」「防災」など、政治家になる以前から扱ってきたテーマがつながっています。
工藤聖子は現在、参政党の衆議院議員
| 名前 | 工藤 聖子 |
|---|---|
| 読み方 | くどう せいこ |
| 生年月 | 1979年3月 |
| 年齢 | 47歳(2026年10月時点) |
| 出身地 | 北海道札幌市 |
| 所属政党 | 参政党 |
| 議員種別 | 衆議院議員 |
| 選出 | 比例代表・南関東ブロック |
| 地域での活動 | 千葉4区(船橋市・市川市) |
| 当選回数 | 1回 |
| 初当選 | 2026年・第51回衆議院議員総選挙 |
| 学歴 | 小樽商科大学商学部卒業 |
| 前職・職歴 | イタリア語講師、イタリア語教室運営、自然療法会社代表取締役 |
| 国会での所属 | 災害対策特別委員会、懲罰委員会、政治倫理審査会 |
| 公式サイト | 衆議院議員 くどう聖子 公式サイト |
| 公式X | @san_sei_kudo |
| くどう聖子 公式Instagram |
衆議院の議員プロフィールでは、工藤氏は「比例代表(南関東)選出、参政党」と掲載されています。2026年9月28日現在の会派別議員一覧でも、参政党・比例南関東・当選1回となっています。
「千葉4区選出の衆議院議員」ではなく、議席は比例南関東ブロックで得ています。本人の公式サイトが「参政党 千葉4区」と掲げているのは、船橋市・市川市を中心とした地域で政治活動を続けているためです。
読み方は「せいこ」|以前は「さとこ」の表記もある
現在の衆議院、本人公式サイト、選挙資料では一貫して「工藤聖子(くどう せいこ)」と表記されています。
一方、ホメオパシー分野で活動していた時期の本人ブログや日本ホメオパシー医学協会の過去のプロフィールには、「工藤聖子(さとこ)」という読み方が残っています。現在の政治活動上の読み方は「せいこ」と考えるのが明確です。
国会議員となった後も、船橋駅などで街頭活動を継続しています。2026年6月には船橋駅北口での街頭演説を告知しました。
工藤聖子の経歴・学歴|イタリア語講師から自然療法、政界へ
工藤氏の経歴は、大学卒業後すぐ政治の世界へ進んだタイプとは大きく異なります。イタリア語講師・教室運営、自然療法の仕事、会社経営を経て、40代で参政党へ入党しています。
| 時期 | 主な経歴 |
|---|---|
| 1979年 | 北海道札幌市に生まれる |
| 学生時代 | 札幌市立栄小学校、藤女子中学校・高校、小樽商科大学商学部へ進学 |
| 2000年 | イタリア・ローマへ語学留学 |
| 2002年~ | 札幌でイタリア語教室を運営。北海道日伊協会のイタリア語教室講師も務める |
| 2006年 | 結婚を機に関東へ転居 |
| 2007年 | 市川市で出産。その後、船橋市で子育て |
| 2016年 | 自然療法の会社を設立し、代表取締役となる |
| 2022年3月 | 参政党へ入党。千葉第4・第5・第14支部の支部長を兼任 |
| 2024年 | 第50回衆院選・千葉4区へ立候補するが落選 |
| 2026年 | 第51回衆院選に再び千葉4区から出馬し、比例南関東ブロックで初当選 |
本人の公式プロフィールでは、小樽商科大学在学中の2000年にローマへ留学し、2002年から札幌でイタリア語教室を経営したことまで具体的に公表されています。
会社は株式会社NADA
- 衆議院プロフィールでは「2016年に代替医療会社を立ち上げ代表取締役」と記載
- 現在の本人政治サイトでは「自然療法の会社」と表現
- 過去の本人プロフィールでは「株式会社NADA代表取締役」と明記
- ホメオパシー関連の情報発信や教材制作などを行っていた
過去の本人プロフィールでは、会社名を株式会社NADAとしています。現在の衆議院プロフィールは会社名までは記載せず、「代替医療会社」としています。
政治を志した理由
工藤氏は、自然療法や食について発信する中で政治そのものを変える必要を感じ、参政党への参加と立候補を決めたと説明しています。
「政治を変えなければ世の中は良くならない」
出典:衆議院議員 くどう聖子 公式サイト
公式プロフィールでは、新型コロナ禍のワクチン政策に疑問を持ってSNS発信やフォーラムを行った経験も、政治参加のきっかけの一つとして本人が挙げています。
工藤聖子とホメオパシー|ホメオパスとして活動してきた経歴
工藤氏について特に特徴的なのが、政治家になる以前のホメオパシーとの関わりです。日本ホメオパシー医学協会(JPHMA)の認定ホメオパスとして活動し、同協会のプロフィールでは認定番号No.0784とされています。
2026年時点のJPHMA組織概要にも、工藤氏は理事の一人として掲載されています。
「私は5年前、ホメオパス(ホメオパシー療法家)の資格をとり、古い自宅で、勉強会や相談会を始めました。」
出典:ホメオパス社長・工藤聖子のブログ「5年の歩みと将来の野望」
2018年の本人ブログでは、自宅で相談会や勉強会を始めたところから、事務所を設け、スタッフを抱えるセンターへ発展させた経緯を記しています。ホメオパシーは工藤氏の一時的な関心ではなく、長期間にわたる職業活動の一部でした。
工藤氏がホメオパスとして活動してきたことと、ホメオパシー自体の医学的有効性は別の問題です。
日本学術会議は2010年の会長談話で、ホメオパシーの効果はプラセボと同じで、治療としての有効性はないとする科学的評価を示しています。
同談話は、ホメオパシーに頼ることで、有効な治療を受ける機会を失う可能性にも言及しています。
詳しくは日本学術会議「ホメオパシー」についての会長談話で確認できます。工藤氏本人やJPHMAがホメオパシーについて述べている効能・考え方は、こうした科学的評価とは区別して読む必要があります。
2024年落選から2026年初当選へ|千葉4区の選挙結果
工藤氏が国政選挙へ初めて挑戦したのは2024年です。2026年には得票を伸ばし、2度目の衆院選で国会議員となりました。
| 選挙 | 千葉4区での工藤氏 | 小選挙区当選者 | 最終結果 |
|---|---|---|---|
| 2024年・第50回衆院選 | 13,736票・4位 | 水沼秀幸氏 90,011票 | 落選 |
| 2026年・第51回衆院選 | 24,827票・3位 | 鹿嶋祐介氏 106,236票 | 比例南関東で初当選 |
2026年の千葉4区では鹿嶋祐介氏が小選挙区を制し、工藤氏は3位でした。参政党は比例南関東ブロックで531,288票、得票率7.16%、2議席を獲得し、工藤氏となかやめぐ氏が当選しています。
したがって、工藤氏の2026年の「当選」は千葉4区での小選挙区当選ではなく、重複立候補していた比例南関東ブロックでの当選です。
当選後は、船橋市でも国政報告会を開催しています。
工藤聖子の政策と国会活動|減税・外国人政策・防災
- 経済:減税と積極財政
- 外国人政策:国による受け入れ総量の管理・規制
- 防災:被災自治体に対する国の人的・財政的支援の強化
経済政策は「減税と積極財政」
2026年衆院選の候補者アンケートでは、物価高や長期的な経済停滞への対応として、減税と積極財政を優先する立場を示しました。
「減税と積極財政が何よりもまず取り組むべき政策と思っております。」
出典:選挙ドットコム・2026年衆院選候補者アンケート
国会議員になってからも、地元の船橋駅で街頭に立つ活動を続けています。2026年3月には参議院議員の安達悠司氏と船橋駅北口で街頭演説を行いました。
外国人政策では受け入れ総量の管理を主張
工藤氏は外国人受け入れについて、個々の制度対応だけではなく、国が受け入れ人数全体を管理する仕組みを求めています。
2026年3月12日の衆議院災害対策特別委員会では、外国人住民が増加した地域での避難所運営や災害情報の提供を取り上げたうえで、国の受け入れ政策にも踏み込みました。
「受け入れる以上は責任を持つ、責任が持てないなら受入れを絞る」
出典:国会会議録・衆議院災害対策特別委員会(2026年3月12日)
同日の質疑では、外国人の受け入れ総量を国として管理・規制する仕組みの構築を求めています。これは工藤氏の外国人政策を具体的に示す国会での発言です。
防災では自治体を国が支援する仕組みを要求
初当選後に所属した災害対策特別委員会では、避難所、災害時の外国人対応、自治体の防災力などを取り上げています。
2026年5月14日の防災庁設置法案の審議では、高市早苗首相に対して、自治体支援を法律上より明確に示すよう求めました。
「国が自治体をしっかり支える」
出典:国会会議録・衆議院災害対策特別委員会(2026年5月14日)
質疑では、被災自治体に対する人的支援や財政支援、国職員の派遣なども論点にしています。
教育・食と健康・環境・「国のまもり」も重点政策
本人公式サイトでは、国会質疑で扱っているテーマとは別に、次の3分野を重点政策として掲げています。
- 教育・人づくり:テストの点数だけでなく、自ら考えて学び続ける力を育てる教育、多様な学びの場
- 食と健康・環境保全:化学物質への依存を減らす食や医療、メガソーラーなどの開発から自然を守る政策
- 国のまもり:外国勢力の政治への関与、外国資本による土地・資源取得への規制、国内の雇用・所得を重視する政策
「食と健康」に関する記述は工藤氏本人の政策上の主張であり、個別の医療・健康効果が科学的に認められているという意味ではありません。
スウェーデン「刑務所の98%が移民」投稿はどう検証された?
2026年衆院選中には、工藤氏がXへ投稿したスウェーデンに関する情報も議論になりました。
工藤氏は2026年1月25日、スウェーデン在住者から聞いた話として、同国の刑務所について「98%が移民」という趣旨の情報を投稿しました。
- 工藤氏の投稿:刑務所の98%が移民だという趣旨
- スウェーデン刑務・保護観察局の統計:2024年10月1日時点の収監者8,206人
- 非スウェーデン国籍者:1,728人、全体の21%
- JFCの判定:工藤氏の投稿を「誤り」と判定
日本ファクトチェックセンター(JFC)の検証では、駐日スウェーデン大使館を通じて同国刑務・保護観察局の統計を確認しています。
「98%」という数字は、検証された公的データとは大きく異なります。
なお、「移民」と「スウェーデン国籍を持たない人」は同じ定義ではありません。公的統計の21%をそのまま「移民の割合」と読み替えることもできませんが、少なくとも98%という情報を裏付けるデータは示されておらず、JFCは誤りと判定しています。
工藤聖子の夫・子供・父親について公表されていること
家族については、本人が政治家になる以前からブログで一定範囲を公表していますが、夫や子供の氏名・勤務先など、私人としての詳細はほとんど明らかにしていません。
- 夫:2006年に結婚
- 子供:2007年に市川市で出産し、船橋市で子育て
- 息子:過去の本人ブログで「夫と息子」と記載
- 父親:本人ブログで亡くなった父について複数回言及
2018年のホメオパシー活動を振り返った本人ブログでは、自宅で相談会を開いていた頃に「夫と息子」がいたことを書いています。
父親についても本人がブログでたびたび触れており、2018年1月の記事では「2年前に亡くなった父」と記しています。一方、父親の氏名や職業などを政治プロフィールで公表しているわけではありません。
工藤氏本人の公式プロフィールでは、2006年の結婚、2007年の出産、船橋市での子育てまでを経歴として掲載しています。
千葉4区・船橋・市川で続ける現在の政治活動
工藤氏は現在も船橋市に住み、本人公式サイトでは「参政党 千葉4区(船橋市・市川市)」を掲げています。国会議員になった後も、船橋駅や本八幡駅での街頭活動、国政報告会を続けています。
2026年5月には、船橋駅北口と本八幡駅北口の2か所で街頭活動を実施しました。
6月にも本八幡駅北口で街頭演説を行っており、船橋と市川で国政の活動内容を直接伝える形を継続しています。
地元事務所は船橋市、国会事務所は衆議院第二議員会館に置かれています。2026年10月時点では、衆議院議員1期目として国会での質疑と船橋・市川での地域活動を並行している状況です。

