佐々木りえ氏は、グラビアアイドルとして芸能活動を経験した後、大阪市会議員を経て国政へ進出した日本維新の会の政治家です。
2025年の参議院議員選挙では大阪府選挙区でトップ当選。夫が著名なボートレーサーであることや、里親・養子縁組を経験した母親として子育て政策に取り組んでいることでも知られています。
この記事では、佐々木りえ氏の夫や子供、元グラビア時代の経歴、学歴、選挙結果、現在の政策活動を中心に、これまでの実績や報道された問題も整理します。
佐々木りえは現在、維新の参議院議員!プロフィールと役職
佐々木りえ氏は、日本維新の会に所属する参議院議員です。大阪市住之江区を地盤に地方議員として活動した経験を持ち、現在は国会で教育、児童福祉、農業、政治改革などの議論に参加しています。
| 名前 | 佐々木りえ |
|---|---|
| 読み方 | ささき りえ |
| 本名 | 中野理江(なかの りえ) |
| 生年月日 | 1982年8月24日 |
| 年齢 | 44歳(2026年10月現在) |
| 出身地 | 広島県安芸高田市 |
| 学歴 | 松江工業高等専門学校、島根大学総合理工学部卒業 |
| 所属政党 | 日本維新の会 |
| 議員種別 | 参議院議員 |
| 選挙区 | 大阪府選挙区 |
| 当選回数 | 参議院1回・大阪市会3回 |
| 初当選 | 2015年大阪市会議員選挙 |
| 前職 | 大阪市会議員、タレント |
| 主な役職歴 | 大阪維新の会総務会長、日本維新の会総務会長代行 |
| 公式サイト | 佐々木りえ公式サイト |
| 公式X | @sasaki_rie |
- 参議院農林水産委員会委員
- 参議院政治改革に関する特別委員会理事
- 参議院情報監視審査会委員
参議院の公式名簿では、本名は「中野理江」、政治活動上の名前は「佐々木りえ」と表記されています。芸能活動時代の「佐々木梨絵」という表記も同一人物です。
佐々木りえの夫はボートレーサーの中野次郎!子供は2人
佐々木りえ氏の夫は、ボートレースの中野次郎選手です。
2人は2013年4月に結婚しました。中野氏はボートレースのトップクラスで戦ってきた選手で、G1優勝などの実績があります。
夫・中野次郎は政治活動と子育ても支援
2025年8月の日刊スポーツのインタビューでは、夫婦の生活や政治活動への協力について紹介されています。
中野氏は妻が街頭活動をするときに旗を持って手伝い、選挙期間中もビラ配りなどに参加してきました。佐々木氏が大阪市議になった際には、中野氏も東京から大阪へ生活拠点を移しています。
結婚に際して佐々木氏が重視した条件の一つは、自身の政治活動を理解してくれることだったと報じられています。
夫婦ともに仕事で家を離れることが多く、家庭内での役割分担や子育てへの協力も続けています。
娘は2人!実子と養子縁組した子供がいる
佐々木りえ氏には2人の娘がいます。本人は2026年の公式ブログで、家族構成について次のように説明しています。
「我が家には、実子と養子縁組、二人の娘がいます。」
出典:佐々木りえ公式ブログ「養子縁組」
2人とも養子というわけではなく、1人が実子、もう1人が養子縁組によって家族になった娘です。
実子の長女は2014年に誕生しています。その後、佐々木氏夫妻は里親制度を利用して別の子供を受け入れ、養子縁組へと進みました。
2026年4月には本人のXで、里親として過ごしてきた時間や、戸籍上の親子になってからの年月についても触れています。
現在の家族生活を知るうえで、養子縁組について本人が発信した投稿も紹介します。
なぜ里親や養子縁組を選んだのか
佐々木氏は、家庭で暮らせない事情を抱えた子供を社会全体で支えることに強い関心を持ってきました。
2018年には里親の啓発活動に参加。2019年には、里親として子供を受け入れたことが「売名行為ではないか」とする苦情が寄せられたことも明かしています。
これに対し、佐々木氏は子供を預かり育てる責任の重さを説明し、売名目的という見方を否定しました。当時の経緯は日刊スポーツの2019年3月の記事でも報じられています。
その後も児童養護に関する超党派の議員連盟へ参加し、家庭養育を支える仕組みについて発信しています。
佐々木りえのグラビア時代と学歴・経歴は?
佐々木りえ氏は国立大学卒業後、タレントとして芸能界に入りました。政治家になる前にはグラビアアイドルとして雑誌やDVDなどに出演しています。
松江高専から島根大学へ進学した理系出身者
1982年8月24日に広島県安芸高田市で生まれた佐々木氏は、松江工業高等専門学校へ進学しました。
高専では土木系の分野を学び、その後、島根大学総合理工学部を卒業しています。
2012年の衆院選に立候補した当時の政治山の候補者プロフィールにも、高専と大学の卒業歴が掲載されています。
女性の理工系進学や教育機会の公平性について国会で発言している背景には、こうした本人の学歴もあります。
芸名「佐々木梨絵」でグラビア活動
大学卒業後の2006年ごろから、佐々木氏は「佐々木梨絵」名義で芸能活動を始めました。
グラビアアイドルとして雑誌の撮影やイメージDVDに出演したほか、イベントへの参加、イメージガール、ニュースキャスターなどの仕事も経験しています。
国立大学出身という学歴とグラビア活動という組み合わせから、当時は「国立大卒グラドル」として取り上げられることもありました。
2023年には、グラビアモデル出身であることを揶揄する意見に対して、本人がXで反論しています。
維新政治塾1期生として政治の道へ
2012年、佐々木氏は大阪維新の会が開設した維新政治塾の1期生となりました。
同年12月には日本維新の会から衆議院議員総選挙の東京21区に立候補。翌2013年には東京都議会議員選挙の日野市選挙区にも出馬しましたが、いずれも落選しています。
転機となったのは2015年の大阪市会議員選挙でした。大阪市住之江区から立候補して初当選し、その後、2019年と2023年にも再選しました。
- 2012年:維新政治塾1期生、衆院選へ初出馬
- 2013年:東京都議会議員選挙に出馬
- 2015年:大阪市会議員に初当選
- 2019年・2023年:大阪市会議員として再選
- 2025年6月:大阪市会議員を辞職
- 2025年7月:参議院議員に初当選
大阪市議時代には教育こども委員会の委員長を経験。大阪維新の会では広報局長、IR推進局長、総務会長などの党務も担いました。
市議としての活動に加え、党の組織運営にも携わってきたことが、佐々木氏の政治経歴の一つの特徴です。
佐々木りえの選挙区と選挙結果|2025年参院選はトップ当選
現在の佐々木りえ氏の選挙区は、参議院の大阪府選挙区です。
2025年7月20日の参議院議員通常選挙では、定数4の大阪府選挙区で19人が立候補しました。
佐々木氏は65万3,666票を獲得し、得票順位1位で初当選しました。
| 順位 | 候補者 | 所属政党 | 得票数 |
|---|---|---|---|
| 1位 | 佐々木りえ | 日本維新の会 | 653,666票 |
| 2位 | 岡崎ふとし | 日本維新の会 | 549,024票 |
| 3位 | 宮出ちさと | 参政党 | 510,518票 |
| 4位 | 杉ひさたけ | 公明党 | 504,163票 |
同じ日本維新の会から出馬した岡崎ふとし氏も当選し、維新は大阪府選挙区で2議席を獲得しました。
選挙戦の終盤には、佐々木氏自身が大阪での改革と市民の協力について語る動画をXに投稿しています。
過去の選挙結果と当選回数
佐々木氏の主な選挙履歴は次のとおりです。
| 年 | 選挙 | 得票数 | 結果 |
|---|---|---|---|
| 2012 | 衆院選・東京21区 | 36,734 | 落選 |
| 2013 | 都議選・日野市 | 10,573 | 落選 |
| 2015 | 大阪市議選・住之江区 | 9,314 | 当選 |
| 2019 | 大阪市議選・住之江区 | 15,056 | 当選 |
| 2023 | 大阪市議選・住之江区 | 13,488 | 当選 |
| 2025 | 参院選・大阪府 | 653,666 | 当選 |
参議院での当選回数は1回ですが、地方議員時代を含めると計4回の当選経験があります。
佐々木りえの政策・公約は?子育てと教育が中心
佐々木氏が掲げる政策には、教育機会の平等、児童養護制度の改善、農業振興、副首都構想、特区民泊の適正化などがあります。
本人の公式政策ページでは、特に次の5分野を柱として示しています。
- 特別養子縁組支援の拡充
- 副首都構想の推進
- 特区民泊の健全化
- 稼げる農業への転換
- 教育機会の平等と授業料負担の軽減
特別養子縁組への支援と子供の権利
佐々木氏が特に力を入れているのが、親と暮らせない子供の養育環境を改善する政策です。
特別養子縁組とは、子供と養親の間に法律上の親子関係を成立させ、原則として実親との法的な親子関係を終了させる制度です。普通養子縁組とは法律上の仕組みが異なります。
佐々木氏は、養子縁組を希望する家庭の費用負担や制度上の壁を減らし、子供が家庭で育つ機会を広げることを提案しています。
2026年3月、参議院予算委員会で初めて質問に立った後、公式ブログに次の言葉を記しました。
「血のつながりがなくても、ひとつの命を育てる覚悟に変わりはありません。」
出典:佐々木りえ公式ブログ「予算委員会 初質疑を終えて」
国会では、特別養子縁組に伴う民間あっせん費用の負担にも問題意識を示しました。出産に対する公的支援と比較し、養子縁組によって新たな家庭を築く場合の支援をどう整備するかを論点にしています。
高校授業料無償化と教育機会の平等
教育政策では、家庭の経済状況によって進学や学習の選択肢が狭まる問題を重視しています。
2026年度から拡充された高校授業料支援制度について、佐々木氏は所得制限の撤廃を評価するとともに、国籍だけではなく、日本での生活や納税状況などを踏まえた制度設計についても見解を示しています。
「教育無償化の目的は、親の所得や環境による教育格差をなくすこと。」
出典:佐々木りえ公式サイト・教育政策
高校授業料への公的支援が拡充されても、制服代、教材費、施設費などのすべてが無償になるわけではありません。制度の対象範囲や教育の質をどう確保するかも、教育政策の論点となっています。
農業の大規模化・新技術導入と食料安全保障
農業政策では、農家の高齢化、担い手不足、米価の変動、農地の維持などを課題としています。
具体的には、農地の集約、AIやドローンを使った生産効率の改善、新規就農支援、農産物の高付加価値化、輸出拡大などを提案しています。
生産性向上を重視する一方で、農地の大規模化が難しい中山間地域については、環境保全や水資源の維持といった機能に配慮した支援が必要だとしています。
2026年6月には米の自給率や農林水産委員会の審議について、本人がXで問題提起しました。
副首都構想と大阪の特区民泊問題
副首都構想では、首都圏への人口や行政機能の集中を減らし、災害時にも国の重要な機能を維持できる仕組みを目指しています。
佐々木氏は、大阪だけでなく、一定の権限と機能を備えた地域を全国に育てる分散型の国づくりを提案しています。
大阪の特区民泊については、観光需要や地域経済への効果を認めながらも、騒音、ごみ、違法運営など生活環境への影響を問題視しています。
新規事業者への規制や苦情対応、違法営業への監視を強化し、住民の暮らしと観光を両立させる方向を掲げています。
佐々木りえは政治家として何をした?大阪市議から国会での活動まで
佐々木氏の具体的な政治活動には、大阪市会での学校教育に関する質疑や、参議院での児童福祉・農業関連法案の審議があります。
大阪市の学校給食と教育環境の改善を議論
大阪市議に初当選した2015年、佐々木氏は中学校給食の量や調理方式について問題提起しました。
会派で実際の給食を試食し、味は評価しながらも、量や調理方式について改善すべき点があると発信しています。
「子供たちが、栄養バランスがとれ、お腹いっぱい食べれる学校給食を目指したいです」
出典:佐々木りえ公式ブログ「中学校給食」
また、2021年には大阪市会教育こども委員会で、障害のある子供とない子供が共に学ぶインクルーシブ教育や、大阪市教育振興基本計画について質問しました。
こうした活動は、本人が公式ブログ「委員会質問」でも報告しています。
大阪市では教育無償化や学校設備の改善などさまざまな施策が進められましたが、それらは市政全体や議会での取り組みによるものであり、佐々木氏個人の活動としては、委員会での質疑や政策提案、会派活動などが挙げられます。
2026年3月、参議院予算委員会で初質疑
2026年3月18日の参議院予算委員会では、佐々木氏が初めて質問に立ちました。
- 沖縄・辺野古沖の船転覆事故と安全管理
- NEXTハイスクール構想と教育改革
- 理工系の入学者選抜における女子枠
- 特別養子縁組に伴う制度・費用負担
理工系の女子枠については、女性研究者や技術者を増やす必要性と、性別によって受験機会を分けることの公平性を議論しました。
佐々木氏は、理工系の女子学生が少ない現状を認めつつも、性別を条件とした選抜が男子学生への不利益や新たな偏見につながるおそれを指摘しています。
女子枠は、理工系分野の男女比の偏りを改善するために大学などが導入している制度です。大学側の人材育成策と入試の公平性の間で、議論が続いています。
初質疑の終了後、佐々木氏はXで質問時間の使い方などを振り返りました。
2026年7月には種苗法改正などを審議
2026年7月16日の参議院農林水産委員会では、種苗法改正や農作物の品種開発に関する法案について質問しています。
佐々木氏が取り上げたのは、都道府県の農業試験場と国の研究機関の役割分担、研究開発予算、日本で開発された優良品種の海外流出防止、知的財産を活用した農業の収益向上などです。
日本の品種開発を国際競争に対応できる体制へ強化するため、農研機構を中心とした研究機関の連携について政府の考えを尋ねました。
2026年7月17日には種苗法の一部を改正する法律が成立しています。佐々木氏は審議に参加した議員の一人です。
関連資料:農林水産省・令和8年種苗法改正/2026年7月16日参議院農林水産委員会の発言記録
佐々木りえへの評価・批判と過去に報じられた問題
佐々木氏は異色の経歴や家族の経験を踏まえた政策発信で注目を集める一方、過去のプロフィールや企業との関係、選挙関連支出などが報道されたこともあります。
グラビア時代の年齢詐称と本人の謝罪
2012年、佐々木氏がタレント時代に実際より1歳若いプロフィールを使用していたことが明らかになりました。
当時のプロフィールでは1983年生まれとしていましたが、実際は1982年生まれです。
佐々木氏は自身のブログで年齢を若く設定していたことを認め、ファンや関係者に謝罪しました。
本人の説明は公式ブログ「謝罪」に掲載されています。
2025年に報じられた秘書の家族への印刷物発注
2025年11月、週刊文春は佐々木氏の選挙関連支出について報じました。
報道によると、2023年の大阪市議選に際し、佐々木氏側はポスター印刷代77万2,194円、ビラ印刷代6万1,840円を、後に佐々木氏の公設第一秘書の娘と報じられた事業者へ支出していました。
合計は83万4,034円で、いずれも選挙の公費負担対象となる支出として報じられています。その後の支出も含め、同誌は計約92万円の発注があったと伝えました。
佐々木氏側の発注先と秘書の家族との関係が問題視された事案ですが、発注先に親族関係があることだけで、直ちに違法な支出と確定するわけではありません。
投資関連企業との関係をめぐる報道
2025年には、佐々木氏が過去に役員を務めていた企業と、金融庁から警告を受けた投資関連企業との関係についても報道がありました。
金融庁は2019年3月、海外法人「SDD HOLDINGS PTE. LTD.」などに対し、無登録での金融商品取引業に関する警告を行っています。
週刊現代などの報道では、佐々木氏が「SDDオートスポーツ」や「Jスタイル」といった企業の代表取締役を務めていた経歴が取り上げられ、SDD関連企業との接点が問題視されました。
これに対し、佐々木氏の事務所は週刊現代の取材に、SDDインベストメントの事業には関与しておらず、社名や事業内容も把握していなかったという趣旨の説明をしています。
金融庁による警告の対象は投資関連企業であり、佐々木氏本人が金融庁から警告を受けたという意味ではありません。また、役員歴の報道だけで、佐々木氏が投資勧誘や不正行為に関与したと断定することはできません。
関連資料:金融庁・無登録業者に関する公表資料/アクセスジャーナル・2025年9月の取材記事
夫へのサンドイッチ用パンの依頼が話題に
政治とは直接関係のない家庭での出来事が、Xで大きな話題になったこともあります。
2025年12月、娘たちの校外学習用のサンドイッチを作るため、佐々木氏が夫にパンの購入を頼んだところ、想定していたものとは異なる6枚切り食パンが用意されていたという投稿です。
この投稿に対して、具体的な厚さまで伝えるべきだったとする意見や、家庭内の意思疎通についてのさまざまな反応が寄せられました。
本人はその後、サンドイッチを作れたことを報告しています。
この件は女性自身の2025年12月の記事でも取り上げられました。
佐々木りえの現在の大阪での活動と公式SNS・事務所
参議院議員となった後も、佐々木氏は大阪市住之江区との関係を維持しています。
2026年には地元の敬老行事への参加について公式Xで報告しました。国会での活動とは別に、地域住民との交流を続けています。
国会事務所と大阪事務所
佐々木氏は東京の国会事務所と、大阪市住之江区の事務所を設けています。
国会事務所
〒100-8962
東京都千代田区永田町2-1-1
参議院会館323号室
電話:03-6550-0323
大阪事務所
〒559-0012
大阪府大阪市住之江区東加賀屋2-15-14
電話:06-6682-4075
最新の国会活動を見られる公式サイト・SNS
佐々木氏は公式サイトのほか、X、YouTube、ブログなどで活動情報を公開しています。
- 佐々木りえ公式ホームページ:政策、活動、事務所情報
- 佐々木りえ公式X:国会活動、地域活動、本人の考えや日常
- 佐々木りえ公式ブログ:政治活動の経緯、子育て、本人の説明
- 公式サイト内の国会質疑動画案内:委員会での質問動画など
2026年10月現在、佐々木氏は参議院で農林水産、政治改革、情報監視に関する審議に携わっています。制度改正の提案や委員会での発言は、参議院公式サイトでも追うことができます。

