石井苗子(いしい・みつこ)氏は、キャスターや女優として活躍した後、40代で看護・保健の道へ進み、参議院議員になった政治家です。
高市早苗首相とはテレビ番組で共演した頃から親交が続いており、2026年には高市政権で経済産業大臣政務官兼内閣府大臣政務官に就任しました。
高市氏との関係をはじめ、夫や子供などの家族、若い頃の芸能活動、学歴、政治家として取り組んできた仕事をたどります。
| 名前 | 石井苗子(いしい・みつこ) |
|---|---|
| 生年月日 | 1954年2月25日 |
| 年齢 | 72歳(2026年10月現在) |
| 出身地 | 東京都台東区浅草生まれ・神奈川県横浜市育ち |
| 所属政党 | 日本維新の会 |
| 議員種別 | 参議院議員(2期) |
| 選出 | 全国比例代表 |
| 現在の役職 | 経済産業大臣政務官兼内閣府大臣政務官 |
| 初当選 | 2016年 |
| 最終学歴 | 東京大学大学院医学系研究科(保健学博士) |
| 主な資格 | 看護師・保健師 |
| 前職 | 同時通訳者・キャスター・女優・ヘルスケアカウンセラーなど |
| 公式サイト | 石井みつこオフィシャルサイト |
| 公式X | @ishii_ishin |
石井苗子と高市早苗の関係は?「お姉ちゃん」と呼ぶ旧知の仲
石井苗子氏と高市早苗氏は、1990年頃にテレビ番組で共演して以来、30年以上の親交がある間柄です。
2人は実の姉妹ではありません。高市氏が年上の石井氏を「お姉ちゃん」と呼ぶことがあり、政治の世界でも親しい関係が続いています。
キャスター時代に共演した2人
石井氏と高市氏は、フジテレビの朝の情報番組『朝だ!どうなる』で共演していました。
2026年8月の『文春オンライン』では、石井氏が当時の高市氏について、次のように振り返っています。
「高市さんはガリ勉タイプで勉強熱心。」
出典:文春オンライン・2026年8月23日
同記事で石井氏は、高市氏がキャスター時代から総理大臣を目指す意思を口にしていたことも語っています。当時、周囲には冗談と受け取る人もいましたが、石井氏は高市氏の本気度を感じていたといいます。
高市首相に口のトレーニング器具をプレゼント
2026年2月18日、高市氏が首相に再び選出された日の国会で、2人が言葉を交わす様子が石井氏の公式YouTubeに公開されました。
石井氏は高市氏の手の状態を気遣い、さらに口輪筋を鍛えるトレーニング器具をプレゼント。高市氏も親しげに応じ、長年の友人らしい会話が続きました。
この場面はスポニチアネックスでも紹介され、SNS上で反響がありました。なお、器具の美容効果や医療上の効果は、2人の会話とは別に科学的根拠を確認する必要があります。
日本維新の会も、2人の関係を取り上げた動画を2026年3月に公開しています。
高市政権と日本維新の会
2025年10月には、日本維新の会が自民党と連立政権を組むことになりました。
石井氏は、自身の公式Xでも連立協議について発信し、防災や地方創生の分野で意見を伝える姿勢を示しています。
石井氏と高市氏は所属政党こそ異なりますが、長年の個人的な親交に加え、現在は連立政権の中でも関わりを持っています。
石井苗子の夫は誰?息子・娘など家族について
石井苗子氏の家族については、芸能活動をしていた時代のプロフィールやテレビ出演記録から分かる情報があります。
- 夫:芸能活動時代のプロフィールに記載がある
- 息子:長男がいるとされる
- 娘:長女がいるとされる
- 両親:石井氏が20代の頃に相次いで亡くなった
- 妹:難病を患い、石井氏が長年ケアに関わった
夫の名前や職業は公表されている?
日本タレント名鑑を出典とする人物プロフィールには、家族として「夫・長男・長女」と記載されています。
夫については「哲次さん」という名前が過去の人物データベースなどに掲載されています。ただし、現在の本人公式プロフィールでは夫の氏名や職業、結婚時期などは紹介されていません。
過去に夫がいたという情報と、2026年現在の婚姻状況が確認できていることは別です。 離婚や再婚についても、根拠のはっきりしない情報を事実として扱うことはできません。
子供は2人?息子と娘について
芸能時代のプロフィールでは、長男と長女がいるとされています。
2004年3月に放送されたテレビ番組『素顔が一番』に家族が出演したという二次資料も残っています。そこでは長男を「隆太さん」、長女を「美帆さん」とする記録がありますが、番組の一次資料による照合まではできていません。
子供たちの現在の職業、居住地、結婚歴などは、本人が公にしている情報が限られています。
父親・母親と妹の存在
石井氏は2018年の柔整ホットニュースのインタビューで、20代の頃に両親を相次いでがんで亡くしたと明かしています。
妹は筋萎縮症を患い、さらに婦人科系のがんにも苦しんでいたといいます。石井氏自身も妹の介護に深く関わることになりました。
この家族の経験が、後年の学び直しと医療・福祉分野への転身につながっています。
石井苗子の現在は?2026年に経済産業大臣政務官へ就任
石井苗子氏は2026年10月現在、日本維新の会所属の参議院議員であり、経済産業大臣政務官兼内閣府大臣政務官を務めています。
2026年9月18日、第2次高市改造内閣の大臣政務官人事で就任が決まりました。これは石井氏にとって政府側の立場から政策に関わる新しい役職です。
- 経済産業大臣政務官
- 内閣府大臣政務官(兼務)
- 参議院経済産業委員会委員
- 参議院国際問題に関する調査会委員
大臣政務官は、各省の大臣を政治面から補佐する役職です。経済産業分野では、企業活動、産業政策、エネルギー政策などの行政に関わります。
石井氏は2026年10月2日の公式Xで、日本維新の会の経済産業部会に政府の立場で参加したことを報告しました。原油の安定供給に向けた調達先の多角化などにも言及しています。
参議院議員としての任期満了日は2028年7月25日です。2025年の参議院選挙では改選対象ではなく、引き続き2期目の任期を務めています。
石井苗子の若い頃は?同時通訳・キャスター・女優として活躍
政治家になる前の石井氏は、語学力を生かした仕事から芸能界へと活動の場を広げていました。
アメリカ留学と英語の同時通訳
石井氏は山手学院高校卒業後、単身でアメリカへ渡りました。
ワシントン州立大学で学び、帰国後は上智大学に編入。卒業後、水産庁の外郭団体に入り、日米漁業交渉などの同時通訳を担当しました。
本人公式サイトでは、ゴルバチョフ氏やキッシンジャー氏、マイケル・ジャクソン氏などの通訳を経験したことも紹介されています。
通訳経験は日本語と英語の双方で政治・経済・国際情勢を理解する仕事でもあり、その後のニュースキャスター活動へとつながりました。
1988年にニュースキャスターとしてデビュー
1988年、TBS系『CBSドキュメント』の初代女性キャスターとしてテレビの世界へ進出しました。
1993年にはテレビ朝日系『週刊地球テレビ』のキャスターを務めたほか、『ビートたけしのTVタックル』『朝まで生テレビ!』などの番組にも出演しています。
英語の同時通訳と報道番組のキャスターを経験していたことが、一般的な俳優出身の政治家とは異なる経歴です。
伊丹十三監督の映画『あげまん』で女優デビュー
1990年には伊丹十三監督の映画『あげまん』に出演し、女優としての活動を始めました。
伊丹監督に見いだされ、MITSUKO名義で暎子役を演じています。伊丹十三記念館の作品資料にも出演者として名前が掲載されています。
その後も映画やテレビドラマに出演。『ショムニ2』第9話への出演歴もあり、『手紙』『転々』『丘を越えて』などにも参加しています。
若い頃の写真や出演作品については、本人公式プロフィールにも当時の写真が掲載されています。
石井苗子の学歴は?43歳で看護大学へ進学し東大大学院で博士号を取得
石井氏の学歴で注目されるのは、芸能活動を続けた後に大学で学び直したことです。
| 学校・課程 | 学んだ内容 |
|---|---|
| 山手学院高校 | 高校卒業 |
| ワシントン州立大学 | アメリカ留学 |
| 上智大学 | 編入・卒業 |
| 聖路加看護大学 | 看護学を学び、看護師・保健師資格を取得 |
| 東京大学大学院医学系研究科 | 2008年、保健学博士号取得 |
石井氏は東京大学の医学部医学科を卒業した医師ではなく、大学院で保健学の博士号を取得した研究者です。
妹の介護をきっかけに看護の道へ
40代で進路を変えた背景には、家族のケアを専門的に学びたいという思いがありました。
2018年のインタビューで石井氏は、周囲から医師を目指すことも勧められたと振り返っています。
「医者になればいいのにとよく言われましたが、違うのですよね。」
出典:柔整ホットニュース・石井苗子氏インタビュー
石井氏が学びたかったのは病気の診断や手術ではなく、患者の暮らしや介護、福祉を支えるための知識でした。
1997年に聖路加看護大学を受験し、2002年に卒業。その後、東京大学大学院へ進みました。
博士論文では健康診査の受診率を研究
東大大学院では、住民が健康診査を受けるようになるためには、どのような働きかけが有効なのかを研究しました。
千葉県鴨川市の協力を得ながら、健診の案内や地域での説明活動、個別訪問などを比較。健診を受けない住民の理由を調べ、受診行動を変えるための方法を検証したといいます。
2008年に保健学博士号を取得した後は、医療機関でのヘルスケアカウンセリングや研究活動にも携わっています。
石井苗子は政治家として何をしてきた?震災復興・保健師支援の取り組み
石井氏の政治活動の基盤になっているのは、災害後の住民の健康管理と地域医療に関する経験です。
東日本大震災後に「きぼうときずな」を設立
2011年の東日本大震災後、石井氏は被災住民への医療・保健支援を目的としたプロジェクト「きぼうときずな」を立ち上げました。
福島県などで健康診査や生活上の相談支援に関わり、避難生活が長期化するなかで、被災者の心身の健康を継続的に見守る活動を進めました。
被災地での活動は議員就任後も続き、福島県富岡町での支援について公式Xでも振り返っています。
国会で災害時の保健師の役割を質問
2016年12月、石井氏は参議院に「災害発生時における保健師の役割に関する質問主意書」を提出しました。
災害時の保健師は避難所の衛生管理だけでなく、仮設住宅への移転後も住民の健康や精神面を支援します。質問主意書では、こうした活動を行政制度の中でどう位置づけ、支えていくかを政府に問いかけました。
参議院公式:災害発生時における保健師の役割に関する質問主意書
2020年3月の東日本大震災復興特別委員会では、復興支援における「心の復興」や被災者の生きがいづくりを取り上げ、震災から9年を経た住民の状況に合わせた支援のあり方を政府に質問しています。
国会会議録:2020年3月19日・東日本大震災復興特別委員会
現在も続く災害復興支援
2026年9月には、災害被災地の復興支援を目的とするチャリティー行事に参加した様子を公式Xで紹介しました。山東昭子元参議院議長らとともに、被災地への支援継続を呼びかけています。
石井苗子の政策は?子育て・医療・防災・女性の政治参加
石井氏は公式サイトで「国民の命を守る5つの政策」を掲げています。
- 100センチの視点:子供や車椅子利用者などの立場に立った国づくり
- 子育て支援・教育無償化:安心して子育てできる環境整備
- 外交・防衛:外交力と防衛力の強化
- 防災・環境:地震、津波、地球温暖化などへの対応
- 女性の政治参加:政策決定の場への女性の参画拡大
「100センチの視点」とは
石井氏が掲げる「100センチの視点」は、子供や車椅子利用者など、目線の高さが異なる人々の立場から社会を考えるという考え方です。
「私は看護師、保健師として、100センチの視点を意識してきました。」
出典:石井みつこ公式サイト・5つの政策
子育ての負担や障害のある人の移動、医療機関へのアクセスなど、制度を利用する側が直面する問題を政策に反映させることを重視しています。
女性の政治参加を増やしたい
石井氏は、国会をはじめ社会の意思決定の場に女性が少ないことを問題視しています。
著書『来たれ、女の政治 さらば、男の政治』では、女性がもっと政治に参画する必要性を訴えています。
女性政治家を増やすという主張は、女性だけの利益を追求するというより、政策決定に多様な生活経験を反映させたいという問題意識に基づくものです。
外交・安全保障と動物福祉への関心
安全保障分野では、外交力と防衛力の強化を掲げています。北朝鮮による日本人拉致問題や領土問題についても発信してきました。
政策活動は医療・福祉だけに限られません。2026年6月には、杉本彩氏が理事長を務める公益財団法人動物環境・福祉協会Evaから、動物虐待への罰則や動物の所有権に関する課題について要望を受けたことを報告しています。
石井苗子はいつから議員?2016年・2022年の参院選結果
石井氏が初めて国政選挙で当選したのは2016年7月です。
当時の「おおさか維新の会」から参議院比例代表に立候補し、初当選しました。
政治家になった理由
2016年の参議院選挙直後、石井氏は選挙ドットコムのインタビューで、長年政治家への転身を勧められていたものの、それまでは断り続けてきたと話しています。
東日本大震災の支援活動を続ける中で、2016年の熊本地震を経験し、防災対策には国の主導的な取り組みが必要だと考えるようになったといいます。
政治信条を尋ねられた際には、短くこう答えました。
「『現場の声を国会に』です。」
出典:選挙ドットコム・石井苗子氏インタビュー(2016年9月26日)
参議院選挙の当選歴と得票数
| 選挙 | 政党・得票 | 結果 |
|---|---|---|
| 2016年7月 参院選・全国比例 | おおさか維新の会 68,147.939票 | 初当選 |
| 2022年7月 参院選・全国比例 | 日本維新の会 74,118.362票 | 再選 |
出典:政治山・2016年選挙結果、政治山・2022年選挙結果。比例代表の候補者名得票数には按分による小数点以下が含まれます。
石井氏は東京都内の小選挙区から選出されているわけではありません。全国を一つの単位とする参議院比例代表の議員です。
石井苗子と旧統一教会の関係は?2017年の関連会合への出席を認める
石井氏については、2022年に旧統一教会(世界平和統一家庭連合)の関連団体との接点が報じられました。
石井氏が関連団体の会合に出席したことは、本人の回答と日本維新の会の発表によって明らかになっています。
2017年の会合に参加した経緯
共同通信が実施した国会議員アンケートで、石井氏は2017年6月25日に海洋平和に関する会合へ参加したと回答しています。
参加の経緯については、後援者から依頼を受けたものであり、当時は旧統一教会の関連団体とは知らされていなかったと説明しました。
また、同アンケートでは関連団体からの献金やパーティー券購入、選挙活動への支援について「ない」と回答しています。
本人が説明した政治と宗教の距離
石井氏はアンケートで、社会的な問題を抱える団体が政治の意思決定に関わることについても意見を述べています。
「トラブル団体が政治の意思決定に深く関わることは望ましくないと考える。」
出典:共同通信・国会議員アンケート(石井苗子氏の回答)
日本維新の会も2022年8月5日、石井氏と旧統一教会関連団体との接点を公表しました。この件は共同通信でも報じられています。
関連会合への出席は公表された事実ですが、石井氏が旧統一教会の信者であることや、教団から組織的な選挙支援を受けていたことまで示すものではありません。
石井苗子の人物像は?剣道三段、料理好きで知られる
石井氏は、仕事以外にもさまざまな趣味や特技を持っています。
芸能プロフィールによると身長168cm、血液型はO型。料理、ピアノ、剣道、和太鼓などが趣味として紹介されてきました。
なかでも剣道は33歳頃から始め、剣道三段の腕前です。全日本剣道連盟の顧問を務めていることも本人公式サイトに記載されています。
2025年12月には埼玉県入間市で少年剣道大会に参加したことを公式Xで報告しました。
主な著書と発信活動
石井氏は、健康や医療、女性の社会参加に関する書籍も執筆しています。
- 『来たれ、女の政治 さらば、男の政治』
- 『病と向き合うことは自分を育て直すこと』
- 『保健師のための被災支援ガイドブック』
また、公式YouTubeチャンネル「石井苗子のみっちゃんねる」では、国会での活動や政治情勢、議員との交流などを発信しています。
公式Xとともに、本人の最近の活動を知るための情報源になっています。
石井苗子の今後の活動と2028年参院選
石井氏の参議院議員としての現在の任期は、2028年7月までです。
2026年9月からは政府の大臣政務官として、従来の国会質問や政党活動に加えて、経済産業行政の立場から政策に関わることになりました。
今後の国会では、原油の安定供給、企業活動を支える経済政策など、就任先の担当分野に関する取り組みが活動の一部になります。
2028年の参議院選挙への立候補については、現時点で正式な出馬表明を確認できていません。最新の活動や発表は、本人公式サイトと公式Xで発信されています。

