長坂康正の派閥は麻生派?現在の役職・経歴・選挙結果・評判を解説

長坂康正

長坂康正(ながさか・やすまさ)氏は、愛知9区選出の自由民主党衆議院議員です。麻生派に所属し、2024年の自民党総裁選では河野太郎氏の推薦人を務めました。

海部俊樹元首相の秘書から政治の道に入り、愛知県議会議員を6期経験。国政では経済産業副大臣や厚生労働副大臣などを歴任しています。

この記事では、派閥と総裁選での動き、2026年10月現在の役職、選挙結果、経歴、政策・実績、評判、家族、事務所情報を、国会・政府・本人公式サイトなどの資料をもとに紹介します。

目次

長坂康正の派閥は麻生派?総裁選では誰を支持した?

長坂康正氏は、自民党の麻生太郎氏が率いる麻生派(志公会)に所属してきた政治家です。

2024年9月の自民党総裁選でも、麻生派との関係がはっきり表れました。

2024年総裁選では河野太郎氏の推薦人

2024年の自民党総裁選では、河野太郎氏の推薦人20人のうちの1人として長坂氏の名前が掲載されています。

河野氏の推薦人は20人中18人が麻生派所属議員でした。長坂氏もその一員として立候補を支えました。

2024年総裁選での長坂康正氏
  • 所属派閥:麻生派
  • 推薦した候補:河野太郎氏
  • 立場:推薦人20人のうちの1人
  • 総裁選の結果:石破茂氏が決選投票で勝利

出典:自民党・総裁選挙2024、日本テレビ・河野太郎氏の推薦人一覧

高市早苗氏・石破茂氏との関係は?

2024年の総裁選で長坂氏が推薦したのは河野氏であり、高市早苗氏や石破茂氏の推薦人ではありませんでした。

総裁選後は石破政権下で自民党厚生労働部会長や行政改革推進本部の事務局長を務め、2025年5月には規制改革・公務員制度改革の提言を石破首相に提出しています。

その後、2025年10月に高市内閣が発足すると、厚生労働副大臣に就任しました。

総裁選で誰を推薦したかという事実と、その後の政権でどのような役割を担ったかは別の話です。長坂氏は総裁選後も政府・党内で政策実務を担当しました。

 

長坂康正の現在の役職は?厚生労働副大臣を退任

2026年10月13日現在、長坂康正氏は自民党の衆議院議員6期目で、党の情報調査局長を務めています。

2026年9月の内閣改造で厚生労働副大臣を退任しており、現在の厚生労働副大臣ではありません。

厚生労働省が2026年9月に公開した新体制の記録には、長坂氏から浦野靖人氏への引き継ぎの様子が掲載されています。

出典:厚生労働省・2026年9月の新体制

長坂康正氏の現在の立場(2026年10月13日時点)
所属政党自由民主党
議員衆議院議員・6期目
選挙区愛知県第9区
党役職情報調査局長
国会での所属厚生労働委員会、復興及び原子力問題特別委員会理事(本人公式プロフィール掲載)
政府役職厚生労働副大臣を退任

情報調査局長は自民党内の情報調査に関する役職であり、政府の大臣・副大臣とは異なります。

最新の党役職は自由民主党公式議員プロフィール、国会での議員情報は衆議院公式プロフィールから確認できます。

 

長坂康正のプロフィールと経歴・学歴

長坂氏を一言で紹介するなら、元首相の秘書経験と長年の地方議会経験を持ち、政府・党の政策実務を担ってきた政治家です。

名前長坂康正
読み方ながさか やすまさ
生年月日1957年4月10日
年齢69歳(2026年10月13日時点)
出身地愛知県尾西市(現在の一宮市)
出身高校東海高等学校
出身大学青山学院大学経済学部
前職海部俊樹衆議院議員秘書、愛知県議会議員
県議当選6回
衆議院初当選2012年
衆議院当選回数6回
公式サイト長坂やすまさ公式サイト
公式X長坂康正事務所公式X

東海高校から青山学院大学へ

1957年に愛知県尾西市で生まれ、1976年に東海高等学校を卒業。1980年3月に青山学院大学経済学部を卒業しました。

東海高校は、のちに仕えることになる海部俊樹元首相の出身校でもあります。

海部俊樹元首相の秘書として政治を学ぶ

大学卒業後の1980年4月、衆議院議員だった海部俊樹氏の秘書になりました。

長坂氏の公式プロフィールによると、海部氏は東海中学・高校の先輩であり、弁論部の先輩でもありました。秘書として議員活動に同行し、国会や地元で政治の現場を経験したと記されています。

1989年に海部氏が首相に就任すると、長坂氏も内閣総理大臣秘書(内閣官房調査員)として首相官邸で勤務しました。

公式プロフィールには、秘書時代に30か国以上へ同行した経験や、県議選に挑戦して落選した後、再び海部氏のもとで働いたエピソードも紹介されています。

出典:長坂康正公式サイト・プロフィールと秘書時代のエピソード

愛知県議を6期務めて国政へ

1994年5月、愛知県議会議員補欠選挙で初当選しました。その後、県議会議員として6期を務めています。

県議時代には議会運営委員長などを経験し、2007年には自民党愛知県議団長、2009年から2010年にかけては自民党愛知県連幹事長を務めました。

2012年の衆議院議員総選挙で愛知9区から初当選し、国政へ進出しました。

主な政治経歴の年表
年主な出来事
1980年海部俊樹氏の秘書になる
1989年内閣総理大臣秘書として官邸勤務
1994年愛知県議会議員に初当選
2007年自民党愛知県議団長
2009年自民党愛知県連幹事長
2012年衆議院議員に初当選
2017年内閣府大臣政務官兼復興大臣政務官
2020年経済産業副大臣兼内閣府副大臣
2023年衆議院国土交通委員長
2024年自民党厚生労働部会長
2025年厚生労働副大臣
2026年副大臣退任後、自民党情報調査局長

長坂康正の選挙区は愛知9区|2024年と2026年の選挙結果

長坂康正氏の選挙区は、愛知県第9区です。

津島市、稲沢市、愛西市、弥富市、あま市のほか、一宮市の旧尾西地区や大治町、蟹江町、飛島村など、愛知県西部の地域が含まれます。

この選挙区では長年、長坂氏と岡本充功氏が競い合ってきました。

2024年衆院選は小選挙区で敗れ比例復活

2024年10月27日の第50回衆議院議員総選挙では、立憲民主党の岡本充功氏が愛知9区で勝利しました。

候補者得票数結果
岡本充功(立民)91,152票小選挙区当選
長坂康正(自民)78,726票比例復活
伊藤恵子(共産)19,899票落選

長坂氏は小選挙区では敗れましたが、比例東海ブロックで復活当選し、議席を維持しました。

小選挙区での敗北と、衆議院議員としての落選は同じではありません。

2026年衆院選では愛知9区で勝利

2026年2月8日の第51回衆議院議員総選挙では、長坂氏が93,351票を獲得して小選挙区で当選しました。

候補者得票数得票率
長坂康正(自民)93,351票45.1%
岡本充功(中道)58,084票28.1%
浦上奈々(維新)24,489票11.8%
加藤泰稚(参政)22,098票10.7%
伊藤恵子(共産)8,930票4.3%

投票率は56.11%でした。長坂氏は岡本氏に35,267票の差をつけています。

2024年には岡本氏が勝ち、2026年には長坂氏が勝つという結果になりました。長坂氏にとっては、小選挙区での議席を取り戻した選挙です。

出典:2026年衆議院選挙・愛知9区の開票結果

長坂康正は何をした?政治家としての主な実績と仕事

長坂氏の国政での仕事は、経済産業政策、国土交通行政、社会保障政策、行政改革など複数の分野にまたがっています。

政策を掲げるだけでなく、政府の副大臣、国会委員長、党の部会長など、それぞれ異なる立場で実務に関わってきました。

経済産業副大臣として中小企業支援に関与

2020年9月、菅内閣で経済産業副大臣兼内閣府副大臣に就任しました。

新型コロナウイルス感染拡大によって企業活動が制限されるなか、事業転換や設備投資、デジタル化などの支援策に取り組んだ時期です。

2022年5月、自民党機関紙に寄稿したコラムで、長坂氏は副大臣時代の取り組みを次のように振り返りました。

「中小企業が果敢に変革に挑戦できる支援策を進めた」

出典:自由民主党「新産業政策の構築を」(2022年5月31日)

同コラムでは、事業再構築補助金、ものづくり補助金、IT導入補助金を挙げ、企業が環境変化に対応できる産業政策の必要性を訴えています。

これらの支援制度は政府全体で運営されたものであり、長坂氏は担当副大臣として政策の推進に携わりました。

行政改革ではドローン・自動運転などの規制改革を提言

2025年5月13日には、自民党行政改革推進本部の事務局長として、規制改革と公務員制度改革に関する提言を石破首相へ提出しました。

規制改革の提言では、ドローンによる生活必需サービスの確保、自動運転バスによる移動手段の維持、オンライン診療、インフラ維持管理のデジタル化が取り上げられています。

公務員制度については、国家公務員の給与水準や働き方、人材確保などが課題となりました。

出典:自由民主党・行政改革推進本部の提言、長坂康正公式サイト・首相への提言活動

厚生労働部会長として医療・年金政策を担当

2024年11月に自民党厚生労働部会長に就任しました。

2025年には次期年金制度改正に向けた議論のほか、がんの診断や治療に遺伝情報を生かすゲノム医療政策などに取り組みました。

同年9月には党厚生労働部会が、政府の「ゲノム医療施策に関する基本的な計画案」を了承しています。この計画案には医療の提供体制整備、研究開発、遺伝情報に基づく差別の防止などが盛り込まれました。

出典:自由民主党・ゲノム医療基本計画案の記事

長坂康正の政策・公約は?医療や経済、防災への考え方

長坂氏の政策を見ていくと、社会保障の持続可能性、経済活動の維持、地域の安全・安心が主なテーマとして挙がります。

高額療養費制度は患者負担と持続可能性を重視

2025年2月6日の衆議院予算委員会で、長坂氏は高額療養費制度の見直しについて質問しました。

高額療養費制度は、医療費が高額になった場合に患者の自己負担へ上限を設ける仕組みです。制度の維持と患者の負担増加の間で、どのような見直しを行うかが当時の論点になっていました。

「患者さんに不安を持たれないような制度にしていただくことは極めて重要」

出典:衆議院予算委員会会議録(2025年2月6日)

この質疑では、医療DX、病院経営、創薬力の強化、医薬品の研究開発なども取り上げました。

働き方の多様化と労働者保護

2026年7月14日の参議院厚生労働委員会では、副大臣としてプラットフォーム就業者の保護について答弁しました。

アプリなどを通じて仕事を受注する働き方の広がりを背景に、国際労働機関(ILO)で議論された労働条件の保護について説明しています。

「プラットフォーム就業者の適切な保護や就業環境の整備に向けた取組を進めてまいりたい」

出典:国会会議録検索システム・参議院厚生労働委員会(2026年7月14日)

経済・子育て・社会保障の政策姿勢

日本テレビが公開した2024年衆院選の候補者アンケートでは、長坂氏は特に重視する政策として景気対策を選びました。

同アンケートからは、社会保障と子育て支援について、給付や施策を維持するための財源確保にも重きを置く考えが読み取れます。

2024年候補者アンケートでの主な回答
政策テーマ回答
最も重視する政策景気対策
社会保障負担が増えても給付水準を維持する考えに近い
少子化対策税・社会保険料の負担が増えても推進する考えに近い
外国人労働者受け入れを積極化する方向に近い
選択的夫婦別姓どちらとも言えない
女性天皇やや反対

これは2024年時点の回答です。その後の法案への賛否や現在の個別政策を、すべて同じ回答と断定できるものではありません。

出典:日本テレビ・長坂康正氏の候補者アンケート

地元の防災・減災対策

愛知県西部には木曽川水系の河川や海抜の低い地域があり、河川整備、排水対策、高潮対策などが地域の課題です。

長坂氏も公式サイトで、地元自治体との防災対策や関係省庁への要望活動を継続的に発信しています。

2026年10月7日には、愛知県の副知事や地元自治体関係者とともに、河川・海岸の防災減災対策の推進を国土交通省と農林水産省に要望しました。

出典:長坂康正公式サイト・2026年10月の活動記録

長坂康正の評判は?支持と批判、政治資金問題について

長坂氏の評価を考える際には、長年の政治経験に対する評価と、選挙で実際に示された支持の変化を分けて見ることができます。

政府・党の役職経験と地元活動

国政進出前の県議経験が長く、党愛知県連の幹部や政府の副大臣を務めた経歴があります。

県議から国会議員へと進み、経済、国土交通、厚生労働などの分野で役職を担当してきたことが、長坂氏の政治経歴の特徴です。

地元では敬老会や市町村議員の報告会、地域行事などへ参加し、公式サイトで活動記録を公開しています。

選挙では厳しい結果も経験

愛知9区では、2024年に岡本充功氏に小選挙区で敗れました。比例復活によって議席を維持したものの、選挙区の有権者からは対立候補の方が多くの票を得たことになります。

2026年には再び長坂氏が勝利しました。選挙結果は支持の広がりを示す客観的な材料ですが、それだけで個々の政策に対する有権者の評価や投票理由までは断定できません。

裏金問題や旧統一教会との関係は?

自民党では2023年以降、派閥の政治資金パーティー収入の不記載問題が大きな政治問題となりました。

長坂氏が所属してきた麻生派と、問題の中心となった旧安倍派などは別の派閥です。麻生派所属という事実だけを根拠に、長坂氏個人が政治資金を不記載にしていたと断定することはできません。

旧統一教会との関係についても、本人による具体的な接点や行為を示す信頼できる根拠なしに、関与や不祥事があったと断定することはできません。

政治資金や団体との関係を調べる場合には、政治資金収支報告書、公的な処分記録、具体的な報道内容を区別する必要があります。

長坂康正の妻・息子・家族は?人物像や趣味も紹介

長坂康正氏の家族については、公開プロフィールに家庭生活への言及があります。

首相官邸が公開した過去のプロフィールには、趣味として家族との団らんが挙げられています。

ただし、妻や息子など家族の人数、氏名、職業について、今回参照した本人・公的プロフィールには詳しい情報がありません。家族の名前や勤務先を推測して掲載することは避けます。

好きな言葉と尊敬する人物

長坂氏は公式プロフィールで、好きな言葉として次の一文を紹介しています。

「理想は高く、姿勢は低く、いつも心に太陽を。」

出典:長坂康正公式サイト・プロフィール

また、過去の首相官邸プロフィールでは、尊敬する人物として伊能忠敬を挙げています。

伊能忠敬は全国を測量し、日本地図の作成に大きく貢献した人物です。

出典:首相官邸・内閣府大臣政務官当時のプロフィール

長坂康正事務所の場所・連絡先・後援会

長坂康正氏の地元事務所は、愛知県津島市の津島ウール会館内にあります。

長坂康正・地元事務所情報
事務所名自由民主党愛知県第九選挙区支部 長坂康正事務所
住所〒496-0044 愛知県津島市立込町3丁目26-2 津島ウール会館内
電話0567-26-3339
FAX0567-26-6668
メールnagasaka.info@gmail.com

公式サイトで地元事務所の案内を見る

国会事務所は衆議院第一議員会館1007号室で、公開されている電話番号は03-3508-7043です。

後援会への入会や問い合わせは、公式サイトの後援会案内ページから受け付けています。

訪問を予定している場合は、事務所の受付時間や対応状況を事前に電話で確認すると確実です。

公式X・ブログ・SNS

長坂氏は公式サイトで政治活動や地元行事の情報を公開しています。自民党公式プロフィールにもX、Facebook、YouTube、Instagramへのリンクがあります。

長坂康正の最近の活動|2026年は国政と地元の課題に取り組む

2026年秋の長坂氏は、国会議員・党役員としての活動に加えて、地元自治体との政策調整や地域行事への参加を続けています。

公式サイトの2026年9月から10月の活動記録には、次のような取り組みが掲載されています。

2026年秋の主な活動記録
  • 9月1日:厚生労働省の災害対策本部設置運営訓練に参加
  • 9月18日:技能五輪国際大会の日本選手団による官房長官表敬に立ち会う
  • 9月19日:津島市、稲沢市、飛島村などの敬老会に参加
  • 9月27日:弥富市大藤地区の市政・県政報告会に参加
  • 10月1日:蟹江町のサイクル事業出発式に参加
  • 10月7日:地元自治体と河川・海岸の防災減災対策を関係省庁へ要望

蟹江町のサイクル事業は、地元企業が製作する高性能自転車などを使い、町内を巡ることで地域の魅力を発信する取り組みです。本人の活動記録によると、内閣府の地域未来交付金も活用されています。

こうした活動の詳細や今後の日程は、長坂康正氏の公式サイトで随時紹介されています。

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