日本維新の会の衆議院議員・阿部圭史(あべ けいし)氏。医師、厚生労働省職員、WHO職員、民間コンサルタントという経歴を持ち、国会では社会保障や外交・安全保障、憲法改正などの政策に携わっています。
2026年の衆議院議員総選挙では兵庫2区で小選挙区初当選を果たしました。国旗損壊罪をめぐる国会答弁でも注目された政治家です。
阿部氏の妻・結婚などの家族情報から、学歴、病院での勤務経験、政治家になるまでの歩み、選挙結果や政策まで、公表資料と本人の発言をもとに紹介します。
阿部圭史のプロフィール|現在は日本維新の会の衆議院議員
| 名前 | 阿部 圭史 |
|---|---|
| 読み方 | あべ けいし |
| 生年月日 | 1986年5月26日 |
| 年齢 | 40歳(2026年10月時点) |
| 出生地 | 宮城県 |
| 育った場所 | 岡山県 |
| 所属政党 | 日本維新の会 |
| 議員種別 | 衆議院議員 |
| 選挙区 | 兵庫県第2区 |
| 当選回数 | 2回 |
| 初当選 | 2024年10月(比例近畿ブロック) |
| 最終学歴 | ジョージタウン大学大学院修士課程修了 |
| 主な前職 | 医師、厚生労働省職員、WHO職員、民間コンサルタント |
| 主な専門分野 | 医療・公衆衛生、危機管理、国際政治、安全保障 |
| 公式サイト | 阿部けいし公式サイト |
| 公式X | @abe_keishi |
阿部氏は、医療・行政・国際機関での経験を外交安全保障と社会保障の政策づくりにつなげている政治家です。
2026年10月時点の本人公式サイトには、党幹事長代行、代表幹事長室長、憲法改正実現本部事務局長などの役職が掲載されています。国会では厚生労働委員会、憲法審査会に所属する議員として紹介されています。
阿部圭史の妻は誰?結婚・子供など家族情報
阿部圭史氏の結婚相手や家族構成については、2026年10月時点で妻の存在や婚姻状況を明示した信頼できる公表情報は確認できていません。
本人の公式サイトや日本維新の会の議員紹介、これまでの主要インタビューでは、仕事や政治に対する考え方が詳しく紹介されていますが、配偶者の氏名や結婚歴には触れていません。
- 妻・配偶者:公表情報なし
- 結婚・独身:婚姻状況は未公表
- 子供:人数や有無について公表情報なし
- 父親・母親:氏名や職業などの詳しい情報は未公表
- 親戚:宮城県の石巻・女川周辺に親戚がいたことを本人が語っている
阿部圭史は独身なのか?
結婚について公表していないことと、独身であることは別です。妻の情報が見つからないという理由で、未婚だと断定することはできません。
阿部氏自身が結婚や配偶者について説明した発言も、今回参照した公式プロフィールや主要インタビューにはありませんでした。
両親や親戚との関係
家族について知られているエピソードの一つが、2011年の東日本大震災です。
阿部氏は宮城県生まれで、石巻や女川には多くの親戚が住んでいました。震災後、連絡が取れなくなった親戚を探すため、自ら被災地へ向かった経験を2026年6月のフジテレビのインタビューで語っています。
被災地では大きなリュックサックを背負って避難所を回り、支援物資を届けていました。この経験は、政治家として掲げる危機管理政策の原点になっています。
阿部圭史は現在何をしている?維新での役職と連立政権での活動
阿部氏は2026年10月現在、日本維新の会に所属する衆議院議員です。
特徴的なのは、当選2回の議員でありながら、党内政策だけでなく自民党との与党間協議にも深く関わっていることです。
- 日本維新の会 幹事長代行
- 代表幹事長室長
- 憲法改正実現本部 事務局長
- 安全保障調査会 事務局長
- インテリジェンス分科会 会長
- 社会保障調査会 事務局長
- 自衛官の慰霊及び顕彰の在り方に関する懇談会 事務局長
- 与党実務者協議会 事務局長
- 社会保障制度改革協議体 事務局長
- 安全保障プロジェクトチーム 事務局長
2026年2月18日には、第221回国会が始まったことに合わせて、当時の党・与党・国会での役職を自身のXで報告しました。
自民党と日本維新の会の連立協議に関与
2025年10月20日、自由民主党と日本維新の会は連立政権の樹立で合意しました。
両党が交わした合意書には、社会保障制度改革、外交・安全保障、憲法改正、統治機構改革などの政策が盛り込まれています。
阿部氏は連立協議における実務調整にも関与した人物で、自民・維新の間で政策を具体化する調整役を担っています。
本人は公式サイトで、自民・維新連立政権の樹立に関わった経緯を紹介しています。2026年6月のFNNプライムオンラインのインタビューでも、その実務経験が取り上げられました。
連立合意そのものの内容は、自由民主党の公式発表で公開されています。
阿部圭史の選挙区は兵庫2区|2024年は比例復活、2026年は小選挙区当選
阿部氏の選挙区は兵庫県第2区です。神戸市の兵庫区・北区・長田区と、西宮市の一部が含まれます。
2024年と2026年の衆議院議員総選挙では、当選までの経緯が大きく異なりました。
| 選挙 | 兵庫2区での得票 | 結果 |
|---|---|---|
| 2024年10月 | 48,289票 | 小選挙区落選・比例復活当選 |
| 2026年2月 | 82,982票 | 小選挙区当選 |
2024年の初当選は比例近畿ブロック
阿部氏が国政へ初めて挑戦したのは2024年10月の第50回衆議院議員総選挙でした。
兵庫2区では、公明党の赤羽一嘉氏が70,018票を獲得して当選。阿部氏は48,289票で及びませんでしたが、比例近畿ブロックで復活当選し、衆議院議員となりました。
2026年に兵庫2区で初めて直接当選
2026年2月8日の第51回衆議院議員総選挙では、82,982票を獲得して小選挙区で当選しました。
2024年より34,693票増やし、得票率は約45.0%でした。
この選挙では、兵庫2区で長年議席を維持してきた公明党が小選挙区への候補擁立を見送り、従来とは異なる選挙戦になりました。
阿部氏は当選確実となった際、地元事務所で次のように述べています。
「日本の大転換を実現するスタートラインに立てた」
出典:神戸新聞NEXT・2026年2月8日
選挙戦では、医師としての経験を生かした社会保障制度改革も掲げていました。本人は投票日前のXで、その考えを発信しています。
阿部圭史の経歴と学歴|岡山白陵高校から北海道大学医学部へ
阿部氏は宮城県に生まれ、岡山県で育ちました。政治家になる前は医療の現場だけでなく、国の政策立案や国際機関の危機管理業務にも携わっています。
| 時期 | 主な経歴 |
|---|---|
| 学生時代 | 岡山白陵中学校・高等学校を卒業 |
| 大学 | 北海道大学医学部を卒業 |
| 医師時代 | 国立国際医療研究センターなどで勤務 |
| 26歳ごろ | 厚生労働省に入省 |
| 海外での勤務 | WHO本部で感染症・危機管理政策に従事 |
| 大学院 | ジョージタウン大学大学院修士課程を修了 |
| 民間企業 | 外資系コンサルティング会社などに勤務 |
| 国政進出前 | 神戸市北区で在宅医療に従事 |
出身高校は岡山白陵高校
阿部氏は岡山白陵中学校・高等学校の出身です。
中学生時代には、かわぐちかいじ氏の漫画『沈黙の艦隊』を読んで国際政治に関心を持つようになりました。作品が扱う日米関係、核兵器、国際社会の秩序といったテーマに興味を持ち、外交官を志した時期もあったといいます。
高校生のころには新型肺炎SARSの流行を経験し、感染症や医療にも関心を深めました。
北海道大学医学部で医師を目指す
国際政治と医療の両方に関心を持っていた阿部氏は、最終的に医学を学ぶ道を選び、北海道大学医学部へ進学しました。
大学卒業前の2011年に起きた東日本大震災は、その後の進路にも影響を与えます。
FNNのインタビューでは、当時の経験について次のように述べました。
「安定して危機に強い社会を作らなくてはいけないなと思った原点でした」
出典:FNNプライムオンライン・永田町バトン
ジョージタウン大学大学院で国際政治を学ぶ
医学部卒業後も国際政治への関心を持ち続け、米国のジョージタウン大学大学院で国際政治・安全保障を専門に学び、修士課程を修了しました。
医学と安全保障の両方を体系的に学んだ経歴が、感染症を国家の危機管理問題として扱う専門分野につながっています。
阿部圭史はどこの病院の医師だった?厚労省・WHO・コンサル時代
阿部氏は医師免許を持ち、病院勤務や在宅医療の経験があります。
国立国際医療研究センターでの勤務経験
衆議院公式プロフィールには、国立国際医療研究センターでの勤務経験が記されています。
国立国際医療研究センターは、感染症や国際医療などに関わる研究・診療を担ってきた機関です。
その後、神戸市北区では訪問診療を中心とする在宅医療にも携わりました。本人の公式サイトでは、患者の生活に接する在宅医療の経験が政治活動にもつながったことを紹介しています。
ただし、神戸市内で勤務したすべての医療機関名や現在の勤務先病院については、公式プロフィールに詳細な一覧は掲載されていません。
厚生労働省ではワクチン・医療政策に従事
阿部氏は26歳で厚生労働省に入省しました。
主に担当したのは、ワクチン政策、診療報酬政策、感染症危機管理、諸外国や国際機関との調整などです。
医療制度を病院の内側から見るだけでなく、国の制度設計という立場からも経験したことになります。
WHO本部では感染症と国際的な危機管理に関わる
32歳のころには世界保健機関(WHO)へ移り、感染症の危機管理政策、人道危機への対応、大量破壊兵器に関連する公衆衛生上の危機管理などに従事しました。
WHOでの勤務を経て帰国した後は、民間企業でも政府・自治体・企業を対象とする危機管理支援の仕事を経験しています。
政界入りするまでの職歴には、医療現場、行政、国際機関、民間コンサルティングという四つの異なる立場が含まれています。
なぜ官僚や医師から政治家になったのか
行政や国際機関で働く中で、阿部氏は個々の分野だけでは解決しきれない社会課題を意識するようになりました。
政治家を目指した理由について、2026年のインタビューで次のように説明しています。
「面でこの国を考えられるのは国会議員しかいない」
出典:FNNプライムオンライン・2026年6月23日
厚生労働省では医療・社会保障、WHOでは国際的な危機対応を担当しましたが、政治家になれば防衛、教育、経済などを含む国家全体の制度に関われるという考えが、国政への進出を後押ししました。
阿部圭史の政策|社会保障改革・安全保障・憲法改正
阿部氏が取り組む政策は、大きく分けると社会保障制度改革、外交・安全保障、憲法改正、危機管理体制の強化です。
社会保障改革|医療を守りながら現役世代の負担を軽減
日本維新の会が掲げる社会保障改革では、現役世代の社会保険料負担を抑えることが主要な課題です。
阿部氏も、医療・介護の制度を持続可能にするため、保険者の機能強化や医療機関の経営安定化などの政策協議に参加しています。
- 現役世代の負担軽減:保険料負担の増加を抑える制度改革
- 地域医療の維持:人口減少地域でも医療・介護サービスを続けられる制度設計
- 大学病院の機能強化:教育・研究・診療を担う医療機関の基盤整備
- 医療従事者の待遇:診療報酬制度や給与体系の見直し
- 公的保険のあり方:国民皆保険の中核を維持しながら給付と負担を検討
2026年4月には、与党の社会保障制度改革協議体で議論した内容を本人のXで紹介しました。
日本維新の会は2026年の政策集で、国民医療費の削減や社会保険料の引き下げを目標として掲げています。これらは党が目指す政策目標であり、すべてが実現済みというわけではありません。
安全保障とインテリジェンス政策
阿部氏は、安全保障を軍事力だけの問題として扱わず、情報収集・分析、外交、経済、感染症対応などを組み合わせて考える立場です。
特にインテリジェンス政策では、国際情勢を把握し、国家として迅速に判断できる体制の重要性を訴えています。
日本維新の会の安全保障調査会では、戦略三文書の改定をめぐる議論にも関与しています。
2026年4月13日には、安全保障調査会でハイブリッド戦争などをテーマに議論したことを報告しました。
憲法9条と緊急事態条項の改正を主張
阿部氏は、憲法改正にも積極的です。
2026年6月のFNNのインタビューでは、憲法9条と緊急事態条項の改正を重視すると述べています。
背景にあるのは、周辺国との安全保障上の緊張や、大規模災害などの緊急時にも国家の機能を維持できる制度を整えたいという問題意識です。
緊急事態条項については、緊急時の政府・国会の機能確保を支持する意見がある一方、政府への権限集中や国民の権利への影響を懸念する議論もあります。
阿部圭史が国会でやったこと|国旗損壊罪と政策協議への関与
阿部氏の政治活動で具体的な成果として挙げられるものの一つが、2026年に成立した「国旗の損壊等の処罰に関する法律」への関与です。
国旗損壊罪の共同提出者に名を連ねる
2026年6月16日、自民党、日本維新の会、国民民主党、参政党の4党の議員らが、国旗の損壊等を処罰する法律案を共同提出しました。
阿部氏はこの法案の提出者の一人として名を連ね、国会審議で法案の趣旨や規制の範囲について答弁しています。
| 2026年6月16日 | 衆議院に法案提出 |
|---|---|
| 6月26日 | 衆議院内閣委員会で可決 |
| 6月30日 | 衆議院本会議で可決 |
| 7月17日 | 参議院本会議で可決・成立 |
| 7月24日 | 法律第69号として公布 |
この法律は、公然と国旗を損壊する行為などについて、一定の要件の下で2年以下の拘禁刑または20万円以下の罰金を定めたものです。
法案をめぐる阿部圭史の国会答弁
6月26日の衆議院内閣委員会では、国旗を損壊する行為の規制と表現の自由の関係が議論されました。
阿部氏は国旗に対する考えについて、次のように述べています。
「国旗を大切に思う気持ちというのは万国共通でございます。」
出典:衆議院・第221回国会 内閣委員会会議録
また、国旗の損壊行為を第三者が撮影して報道したり、批判的な論評のために映像を利用したりすることは、法案の処罰対象ではないと説明しました。
法律への評価と批判
法律の成立に対しては、国旗を尊重する国民感情を保護するという支持側の考え方がある一方、表現の自由や内心の自由を侵害するおそれがあるという批判も出ました。
神奈川県弁護士会は2026年7月23日、規制対象の判断基準の不明確さや、表現行為への萎縮効果などを理由として法律に反対する声明を公表しています。
阿部圭史の愛国心発言はなぜ議論になった?ひろゆきとの関連も
国旗損壊罪をめぐる審議では、阿部氏が「愛国心の醸成」に言及したことも論点になりました。
2026年6月26日の衆議院内閣委員会で、阿部氏は法案成立を契機に国旗を大切にする気持ちや愛国心が醸成されるのではないかという考えを表明しました。
これに対しては、法律によって愛国心を育てようとすることが、個人の思想や良心の自由とどのような関係にあるのかという疑問が示されました。
参議院での説明と本人の政治信条
7月16日の参議院内閣委員会では、法案提出者としての説明と個人的な政治信条の区別が問題になりました。
阿部氏は、自らの考えについて次のように説明しています。
「刑罰等によって強制する類いのものではなく、自然に醸成されていくもの」
出典:参議院・2026年7月16日 内閣委員会会議録
阿部氏は、愛国心は国家が刑罰によって強制するものではないという趣旨を示し、国旗損壊行為を処罰する法案そのものと、政治家個人としての考えを区別して説明しました。
国旗損壊罪や愛国心をめぐる問題は、ABEMA Primeなどでも議論の対象となり、ひろゆき氏を含む出演者からも愛国心の押し付けや表現の自由について異なる意見が示されています。
阿部氏が出演したとされる討論動画については、切り抜きや二次編集された動画も流通しています。個々の発言の文脈は、国会会議録や番組の元映像に沿って捉える必要があります。
維新の政策について「右旋回」とする見方への反論
2026年3月には、日本維新の会の政策が保守的な方向へ移っているという報道に対し、阿部氏がXで反論しました。
外交・安全保障政策については、左右の思想的な区分よりも、現実の国際情勢に基づく判断を重視しているという立場を示しています。
阿部圭史の人物像|茶道歴20年と『沈黙の艦隊』への関心
外交・安全保障や医療政策で知られる阿部氏ですが、趣味や人物像に関するエピソードもあります。
茶道歴は約20年
阿部氏は20歳ごろから茶道を続けており、2026年のインタビュー時点で約20年の経験があると語っています。
将来海外で仕事をすることを考え、日本文化を外国の人々にも紹介できる趣味として茶道に関心を持ったそうです。
本人は茶道の魅力について、次のように話しました。
「一座建立(いちざこんりゅう)で人をつなぐことができる」
出典:FNNプライムオンライン・永田町バトン
自ら茶会を開くこともあり、海外での勤務経験と日本の伝統文化への関心が結び付いています。
政治への関心を深めた漫画と著書
『沈黙の艦隊』は、阿部氏が安全保障や国際政治に関心を持つきっかけとなった作品です。
自身の著書には『感染症の国家戦略 日本の安全保障と危機管理』があり、『コロナ民間臨調報告書』にも共著者として関わっています。
感染症対策を保健医療政策だけでなく、国家の安全保障や危機管理と関連付けて考える視点が、こうした著作にも表れています。
阿部圭史の最近の活動と公式SNS・事務所情報
阿部氏は国会や党の会議だけでなく、地元の神戸・西宮での活動、外交・安全保障に関する解説動画なども発信しています。
2026年10月の公式YouTubeでは、日米外交や日韓の安全保障関係などについて、海外での視察や関係者との対話を交えた発信が続いています。
本人の政治活動については、以下の公式媒体から発信されています。
神戸事務所と国会事務所
| 神戸事務所 | 〒652-0042 兵庫県神戸市兵庫区東山町2-1-5 |
|---|---|
| 国会事務所 | 〒100-8981 東京都千代田区永田町2-2-1 衆議院第一議員会館1016号室 |
事務所所在地は移転する場合があるため、訪問や問い合わせの際は本人公式サイトの案内が利用できます。
2026年10月現在、阿部氏は社会保障・憲法改正・安全保障など、複数の分野で政策協議を続けています。今後の制度改正や与党間の調整でも、本人が担当する政策と国会での活動が具体的な焦点となります。

