日本維新の会の参議院議員・高木かおり(高木佳保里)氏。堺市議会議員から国政に進み、2026年9月には党の参議院会長に就任しました。
政治家になる前は銀行員で、結婚後は2人の子供を育てる専業主婦だったという経歴の持ち主です。家族や若い頃の生活、政治家になった理由、選挙での実績、政策や政治資金をめぐる報道まで、本人の発言と公的資料を交えて紹介します。
高木かおりの夫・子供・家族は?
高木かおり氏は結婚しており、子供が2人います。本人の公式プロフィールには、銀行を「結婚を機に退職、2児のママ」と記載されています。
- 夫:結婚していることを本人が公表
- 子供:2人
- 娘:本人の公式ブログに娘とのエピソードあり
- 父親:2010年の和歌山市長選挙に立候補したことを本人が説明
夫はどんな人?元堺市議という情報は本当?
夫の名前や現在の仕事について、本人の公式プロフィールには詳しい記載がありません。
一部の人物紹介サイトでは「夫は元堺市議会議員」とされていますが、夫の氏名や議員歴を裏付ける確かな一次資料は確認できません。そのため、夫が元議員だったと断定することはできません。
夫の存在については、本人が2021年に書いた公式ブログ「高熱が出た!①」でも言及されています。娘が高熱を出した際、帰宅して看病し、夫にも電話で対応を頼んだという内容です。
2024年のインタビューでは、2011年の初出馬当時について、次のように語っています。
「もともと専業主婦だったので、夫も子どもも環境の変化に合わせるのが大変でしたね。」
出典:政治ドットコム「高木かおり議員に聞く!」(2024年8月26日公開)
子供は娘が2人?本人が明かしたエピソード
2人の子供がいることは本人の公式情報です。また、公式ブログでは娘の存在を明らかにしています。
2021年8月のブログでは、当時16歳だった娘から高熱が出たと連絡を受け、仕事を切り上げて帰宅した出来事を紹介しました。家族の体調を心配しながら感染対策を行った様子が、会話も交えて書かれています。
ネット上には「娘が2人」という紹介もありますが、本人の公式プロフィールが明記しているのは子供が2人という点です。もう1人の子供の性別や現在の年齢については、確かな公表情報に限定して扱う必要があります。
父親の選挙が政治家になるきっかけに
家族の中でも、高木氏の人生に大きく関わったのが父親の選挙です。
2024年のインタビューで、父親が2010年の和歌山市長選挙に立候補し、その選挙を手伝ったことが政治の世界に入る直接のきっかけだったと語っています。
父親は落選しましたが、選挙を通じて生まれた人との縁から、翌2011年の堺市議会議員選挙への出馬を勧められました。当初は、自分が政治家になることを想定していなかったそうです。
高木かおりは現在何をしている?維新の役職とプロフィール
高木氏は、日本維新の会所属の参議院議員で、党の参議院会長を務めています。
2026年9月24日、日本維新の会の藤田文武共同代表が参議院内の新体制を発表し、高木氏を参議院会長に指名しました。参議院幹事長には猪瀬直樹氏が留任しています。
2025年8月から務めていた党総務会長は前職となりました。本人公式サイトや参議院の経歴欄には旧役職の記述も残っていますが、2026年10月9日時点の党役職は「参議院会長」です。
高木かおりの基本プロフィール
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名前 | 高木かおり |
| 本名 | 高木佳保里 |
| 読み方 | たかぎ かおり |
| 生年月日 | 1972年10月10日 |
| 年齢 | 53歳(2026年10月9日時点) |
| 出身地 | 大阪府堺市 |
| 所属政党 | 日本維新の会 |
| 議員種別 | 参議院議員 |
| 選挙区 | 大阪府選挙区 |
| 参議院当選回数 | 2回 |
| 現在の党役職 | 参議院会長 |
| 出身高校 | 大阪府立三国丘高等学校 |
| 出身大学 | 京都女子大学家政学部 |
| 前職 | 三菱信託銀行勤務、堺市議会議員 |
| 公式サイト | 高木かおり Official Site |
| 公式X | @takagi_kaori_ |
プロフィールの基本事項は参議院公式議員情報と日本維新の会公式議員紹介に基づいています。
2026年10月時点の国会での所属委員会
参議院が2026年10月8日に更新した情報では、次の委員会に所属しています。
- 内閣委員会
- 決算委員会
- デジタル社会の形成及び人工知能の活用等に関する特別委員会
国の行政全般、予算執行の検証、AI・デジタル分野の制度設計などが、現在の国会活動に関わる分野です。
総務会長を務めて1年となった2026年8月には、本人のXで当時の活動を振り返る投稿も行っています。
高木かおりの若い頃は?高校・大学と銀行員時代
高木氏は大阪府堺市で育ち、子供の頃から動物に囲まれた家庭で生活していました。本人の公式プロフィールには、犬、ウサギ、インコ、鶏などと暮らしていた思い出が紹介されています。
小学生の頃には、当時の西ドイツへ転校した経験もあります。
高校は三国丘、大学は京都女子大学
| 学校 | 学校名 |
|---|---|
| 小学校 | 堺市立庭代台小学校 |
| 中学校 | 堺市立庭代台中学校 |
| 高校 | 大阪府立三国丘高等学校 |
| 大学 | 京都女子大学家政学部 |
高校までは地元・堺市を中心に通学し、大学では京都へ通っていました。公式プロフィールによると、大学時代の通学時間は片道約2時間半だったそうです。
学校名や学生時代の写真は、本人公式サイトの「HISTORY」でも紹介されています。
三菱信託銀行に就職し、結婚後は専業主婦に
大学卒業後は三菱信託銀行に就職しました。現在の三菱UFJ信託銀行につながる銀行です。
銀行勤務を経て結婚を機に退職し、子育てを中心とする生活へ移りました。政治家としてのキャリアを積む前に、会社員と専業主婦の両方を経験しています。
2021年には国家資格のキャリアコンサルタントを取得しました。社会人の学び直しや、出産・育児などでキャリアが中断した人の再就職支援を政策に掲げています。
自民党を離党して維新へ|政治家になった理由と経歴
高木氏が初めて選挙に立候補したのは、2011年の堺市議会議員選挙です。
それまで政治活動を職業としていたわけではありません。きっかけとなった父親の選挙に加え、自身の子供が通う小学校の教育環境に強い問題意識を持っていました。
2024年のインタビューでは、政治家を目指す前に感じていた疑問を具体的に語っています。
「その時、公教育ってこれでいいんだっけ、とすごく疑問に思ったんです。」
出典:政治ドットコム・本人インタビュー
当時の学校では学級崩壊やいじめ、不登校などの問題を目にしていたといいます。市議会では希望していた文教委員会に所属し、教育行政に取り組み始めました。
2011年と2015年は自民党公認で堺市議に当選
最初の2回の選挙では、自由民主党の公認候補として堺市南区から立候補しました。
| 年 | 選挙 | 結果 |
|---|---|---|
| 2011年 | 堺市議会議員選挙 | 5,152票・当選 |
| 2015年 | 堺市議会議員選挙 | 5,448票・再選 |
得票数は選挙ドットコムの当選歴によるものです。
なぜ自民党を離党した?
2016年、高木氏は自民党を離れ、当時のおおさか維新の会に参加しました。
同年6月3日の出馬会見では、維新側が、地域改革や大阪の政治の進め方をめぐる考え方の違いが背景にあったと説明しています。高木氏は維新の候補者公募に応募し、参院選大阪府選挙区で公認を受けました。
自民党からの離党は、政治資金問題などによる処分として発表されたものではありません。当時の政治的な立場や政策方針の違いを背景とする所属変更です。
その後、地方政治から国政へ移った理由について本人は次のように述べています。
「私は子どもに関する政策、教育政策をやりたいという思いが強かったので、国政へ移る決断をしました。」
出典:政治ドットコム・本人インタビュー
市議会で教育政策を質問すると、国の予算がなければ実現できないと説明されることが多かったそうです。国の制度や財源を変える必要性を感じたことが、国政進出につながりました。
維新で歴任した主な役職
- 2019年:国会議員団ダイバーシティ推進局長、維新女性局政調会長
- 2020年:国会議員団政務調査会副会長
- 2021年:国会議員団幹事長代理
- 2022年:ダイバーシティ推進局長
- 2023年:国会議員団代表補佐
- 2025年:党総務会長、国会議員団幹事長代行
- 2026年9月:党参議院会長
党のダイバーシティ推進局では、女性だけでなく、若者や障がいのある人など、多様な立場の人が政治に参加できる環境づくりを訴えてきました。
国会での活動についても本人のXで報告しています。2023年には予算委員会での質疑に関する投稿を行いました。
高木かおりの選挙区は大阪府|参院選の得票数と当選歴
高木氏の国政での選挙区は参議院大阪府選挙区です。大阪府全域を対象とし、堺市だけの選挙区ではありません。
2016年と2022年の参議院議員通常選挙に当選し、2026年10月時点で参議院議員2期目です。
| 選挙 | 得票数 | 結果 |
|---|---|---|
| 2016年参院選 | 669,719票 | 当選(4位) |
| 2022年参院選 | 862,736.454票 | 当選(1位) |
2016年は定数4の大阪府選挙区で4位当選でした。2022年には同選挙区で最多得票となり、再選を果たしています。
2022年の得票数に小数点が付いているのは、選挙で候補者の氏名などが重複する場合の按分票が含まれるためです。
出典:大阪市選挙管理委員会・2016年参院選開票結果、2022年参院選大阪府選挙区結果
次の改選はいつ?
参議院公式情報に記載された高木氏の任期満了日は2028年7月25日です。
2026年の通常選挙で改選される議席ではなく、次の改選は原則として2028年の参議院選挙となります。
大阪の地方選挙でも応援活動
国政選挙だけでなく、大阪府内の地方選挙にも関わっています。2026年8月から9月にかけては、交野市長選挙で維新系候補を応援する活動を本人のXで発信しました。
選挙の終盤にも、地元での活動や候補者への応援について投稿しています。
高木かおりの政策は?教育・女性活躍・多様性を重視
高木氏が掲げる政策は、教育・子育て、働き方改革、女性の社会参加、医療・福祉、外交・安全保障などです。
本人の公式サイトの政策ページでは、具体的な目標が分野ごとに整理されています。
教育無償化といじめ・不登校対策
教育政策では、大学院までの教育無償化を目指した予算拡充を掲げています。
あわせて、学校にスクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーを適切に配置し、いじめ、不登校、特別支援教育などの問題に対応する体制の整備を訴えています。
2019年に国全体で始まった幼児教育・保育の無償化については、2024年のインタビューで、維新として長年取り組んできた政策の一つだと説明しました。制度は国会での法改正や政府・与野党の議論を経て実施されたもので、高木氏個人が単独で実現したものではありません。
出産・育児後も働き続けられる仕組み
仕事と経済の分野では、育児や介護と仕事の両立支援、保育士・介護士などの処遇改善、再就職に向けた学び直しの支援を掲げています。
学び直しを意味する「リカレント教育」については、学校を卒業した後も必要に応じて教育を受け、職業能力を高める仕組みを重視しています。
高木氏自身が結婚・出産による離職を経験していることもあり、働き方やキャリア形成について、制度と当事者の生活の両面から発信しています。
女性議員の増加と政治参加
高木氏は、女性が立候補しやすい環境づくりにも取り組んできました。子育てや介護と政治活動を両立する難しさ、選挙費用の負担、国会運営の不規則さなどを課題として挙げています。
2024年のインタビューでは、女性の政治参加について次の目標を明らかにしました。
「女性国会議員の数をまずは3割に高めていきたいと思っています。」
出典:政治ドットコム・本人インタビュー
当時、超党派の議員連盟で女性候補者の増加につながる制度改革に取り組み、政党助成金の配分に女性候補者数を反映させる案などについて議論していたと説明しています。ただし、この案については、当時の各党協議で合意を得られず法案提出に至らなかったとも述べています。
選択的夫婦別姓・同性婚への考え方
多様性に関わる政策では、戸籍制度を維持した選択的夫婦別姓制度の創設を掲げています。また、同性婚やLGBTQIA+への理解促進、性別などによる差別を減らす制度づくりにも言及しています。
環境分野では再生可能エネルギーの拡大やカーボンプライシングを支持。安全保障では重要インフラ周辺の土地利用規制、重要技術の情報流出対策、防衛力強化などを政策として掲げています。
| 分野 | 掲げる内容 |
|---|---|
| 教育 | 高等教育の負担軽減、学校の相談体制強化 |
| 子育て | 不妊治療・出産の負担軽減、産後支援 |
| 労働 | 学び直し、再就職・キャリア形成支援 |
| 多様性 | 選択的夫婦別姓、差別の解消 |
| 安全保障 | 重要技術の保護、国際的連携、防衛力強化 |
いずれも本人が掲げる政策や提案であり、全項目が法律や制度として実現済みという意味ではありません。
高木かおりは国会で何をした?主な活動と実績
高木氏の国会活動は、子供や女性に関する政策だけに限りません。委員会での質疑や議院運営を通じて、制度の見直しを求めてきました。
学校教育と社会人の学び直しを国会で質問
2017年には参議院文教科学委員会で学校教育などの問題を取り上げています。その後も、社会人が新たな知識や技能を身に付けるためのリカレント教育について政府に質問しました。
2021年4月6日の参議院内閣委員会では、女性の再教育を含めた学び直し支援を取り上げています。本人の国会発言は国会会議録検索システムで読むことができます。
一人会派への立法事務費の交付に反対
2025年8月5日の参議院議院運営委員会では、所属議員が1人の会派に対する立法事務費の交付に反対しました。
立法事務費は国会での立法活動を支えるため、一定の会派に交付される経費です。高木氏は、使途の報告・公表の仕組みや、1人会派への支給のあり方を問題視しました。
「このような一人会派に対する立法事務費は認めるべきではありません。」
出典:第218回国会・参議院議院運営委員会会議録(2025年8月5日)
同委員会では、ほかの会派からも制度上の問題を指摘する意見が出されました。高木氏は党の立場から、立法事務費の透明性と支給対象の見直しを求めています。
デジタル行政やAI政策に関する活動
デジタル分野でも、国の行政運営やAIの活用について議論しています。2026年6月には、政府のAI活用や決算に関する国会質疑について本人のXで報告しました。
国会審議で取り上げたテーマや質問内容の確認には、本人の活動報告に加え、会議録や委員会中継の記録が役立ちます。
党内での女性・若者の政治参加支援
ダイバーシティ推進局長を務めていた時期には、幅広い立場の人々から意見を聞き、党内で共有する活動にも関わりました。
党内の女性局と青年局を統合した組織で、議員同士の意見交換に加え、社会課題を抱える当事者の声を政策につなげる取り組みを進めていたと説明しています。
高木かおりの政治資金報道とは?疑惑と本人の説明
2025年11月、高木氏の政治団体から、政策秘書などの関係会社へ支出が行われていたことが報じられました。
毎日新聞は、2016年以降に政策秘書が代表などを務める3社に対し、少なくとも約2,850万円が支出されていたと報道しました。週刊文春も、関連する政治団体や会社との取引を調べ、別の集計範囲で4,600万円超の支出を問題提起しています。
支出の名目には事務所家賃や駐車場代、車両リース代などがありました。問題となったのは、政治資金や公金を原資とする支出が、本人や秘書に関係する会社へ向かっていたことです。
出典:文春オンライン・2025年11月の報道、日刊スポーツ・報道と声明全文
高木氏は「適正な取引」と説明
高木氏は2025年11月21日、自身のXで声明を発表しました。家賃や車両リース代などは事務所運営に必要な経費であり、相場に照らして適切な金額だったと説明しています。
「当該支出はいずれも実態のある適正な取引であり、そのような事実は一切ありません。」
出典:高木かおり氏の2025年11月21日声明全文(日刊スポーツ掲載)
声明では、事前に党本部や顧問弁護士に相談し、法的に問題がないと確認していたとも述べています。
そのうえで、支出の外形上、疑義が生じ得るとの指摘を受け止め、今後は党の内規に沿ってより公正な運用に努める考えを示しました。
- 報道された事実関係:政治団体から関係会社への支出
- 問題提起:公金や政治資金の使い方、関係会社との取引の透明性
- 本人の説明:事務所運営に必要な実態のある取引であり、不適切な還流は否定
- 今後の対応:疑念が生じ得るとの指摘を受け、運用の公正性を高める方針
報道による疑惑の指摘と、違法行為が認定されたという事実は別です。記事作成時点で、これらの報道だけを根拠に犯罪の成立や有罪が確定したとすることはできません。
高木かおりの人物像と現在の発信活動
高木氏は、国会での活動に加え、党の動画番組やSNSにも出演しています。
2026年10月6日に公開された日本維新の会の番組「ゴリハミ」では、参議院会長として司会を担当しました。新たな幹事長や政調会長を迎え、臨時国会の政策課題や政治家としての経歴などを聞いています。
番組は日本維新の会の公式サイトと公式YouTube動画で公開されています。
本人が語る政治家としての原点
2024年のインタビューで、高木氏は政治家になる以前、政治への強い関心があったわけではないと話しています。市議になってからも、問題を認識していても行政の仕組みや解決策が分からず、もどかしい思いをしたそうです。
家庭での子育て、地元の学校で感じた問題、議会活動での経験を経て、教育改革や地方の課題を国政に届けることを活動の柱にしてきました。
公式SNSで政治活動や地元の様子を発信
高木氏の公式Xは@takagi_kaori_です。選挙応援、国会質疑、党内活動などについて発信しています。
政治活動とは別に、公式プロフィールでは飼っていた動物との思い出や学生時代の生活も紹介しています。2024年には、医療用ウィッグなどに役立てられるヘアドネーションを行ったこともXで報告しました。
2026年9月の党人事によって、高木氏の役割は総務会長から参議院会長へと変わりました。参議院の会派運営に関わる立場として、党内調整や国会での政策議論を担っています。

