酒井庸行(さかい・やすゆき)氏は、愛知県刈谷市の市議会議員から政治活動を始め、県議会を経て国政に進んだ自由民主党の参議院議員です。
経済産業副大臣や国土交通副大臣を経験する一方、旧安倍派の政治資金問題では収支報告書への不記載が明らかになり、参議院政治倫理審査会で説明しました。
この記事では、現在の役職、東京・名古屋・刈谷の事務所、裏金問題の経緯、選挙結果、政策、経歴、家族情報を、公式資料や本人発言とともに紹介します。
酒井庸行は現在どんな政治家?所属政党と役職
酒井庸行氏は、愛知県選挙区選出の自民党参議院議員で、当選3回の政治家です。
2025年7月の参議院議員通常選挙で3選を果たし、2026年10月14日時点でも参議院議員を務めています。
- 所属政党:自由民主党
- 所属会派:自由民主党・無所属の会
- 議員種別:参議院議員
- 選挙区:愛知県選挙区
- 当選回数:3回
- 直近の当選:2025年7月20日
- 政府役職:2026年9月の内閣改造で国土交通副大臣などを退任
2025年10月の高市内閣では国土交通副大臣・内閣府副大臣・復興副大臣を兼務し、2026年2月発足の第2次高市内閣でも再任されました。
当時の再任については、本人も公式Xで報告しています。
その後、2026年9月18日の第2次高市改造内閣の副大臣人事では、国土交通副大臣に加藤鮎子氏と朝日健太郎氏が就任しました。
酒井氏は同年9月17日付で副大臣職を退任しており、現在の国土交通副大臣ではありません。
酒井庸行のプロフィール
| 名前 | 酒井庸行 |
|---|---|
| 読み方 | さかい やすゆき |
| 生年月日 | 1952年2月14日 |
| 年齢 | 74歳(2026年10月時点) |
| 出身地 | 愛知県刈谷市一ツ木町 |
| 出身高校 | 南山高等学校 |
| 出身大学 | 日本大学芸術学部放送学科 |
| 留学歴 | ボストン大学メトロポリタンカレッジ |
| 政党 | 自由民主党 |
| 初当選 | 1995年・刈谷市議会議員 |
| 国政初当選 | 2013年・参議院議員 |
| 主な前職 | 会社員、刈谷市議会議員、愛知県議会議員 |
| 主な政府役職歴 | 内閣府大臣政務官、経済産業副大臣、国土交通副大臣 |
| 公式サイト | 酒井やすゆきオフィシャルサイト |
| 公式X | @YasuyukiSakai |
プロフィールの基本情報は、参議院公式プロフィールおよび本人公式サイトをもとにしています。
酒井庸行の事務所はどこ?東京・名古屋・刈谷の所在地
酒井庸行氏の公式サイトには、国会事務所、名古屋事務所、刈谷事務所の3か所が掲載されています。
国会事務所
| 所在地 | 東京都千代田区永田町2-1-1 参議院議員会館723号室 |
|---|---|
| 郵便番号 | 100-8962 |
| 電話番号 | 03-6550-0723 |
| FAX | 03-6551-0723 |
国会事務所は、国会議員としての活動や政策に関する連絡先です。
名古屋事務所
| 所在地 | 愛知県名古屋市中区富士見町13-22 ファミール富士見611号室 |
|---|---|
| 郵便番号 | 460-0014 |
| 電話番号 | 052-684-6634 |
| FAX | 052-324-6605 |
刈谷事務所
| 所在地 | 愛知県刈谷市一ツ木町8-11-14 |
|---|---|
| 郵便番号 | 448-0003 |
| 電話番号 | 0566-25-3071 |
| FAX | 0566-25-0891 |
刈谷事務所は、酒井氏の出身地に置かれた地元の活動拠点です。
以上は本人公式サイトに掲載されている連絡先です。訪問する場合は、事前に開所状況などを問い合わせてください。
酒井庸行の裏金問題とは?旧安倍派の58万円不記載と本人の説明
酒井庸行氏をめぐる政治資金問題は、自民党の旧安倍派(清和政策研究会)が開催した政治資金パーティーに関係しています。
旧安倍派では、パーティー券販売のノルマを超えた収入を議員側へ還流する仕組みが問題となりました。
酒井氏については、派閥からの還付金58万円が政治資金収支報告書に記載されていなかったことが明らかになっています。
- 問題となった金額:58万円
- 関係する派閥:旧安倍派(清和政策研究会)
- 2025年1月27日:参議院政治倫理審査会で弁明
- 2025年6月4日:政治倫理審査会が政治的・道義的責任を認定
- 2025年7月:自民党公認で参議院議員選挙に立候補し当選
2025年1月の政治倫理審査会で何を説明した?
2025年1月27日、酒井氏は参議院政治倫理審査会に出席し、不記載問題について説明しました。
東海テレビの報道によると、酒井氏はパーティー券販売のノルマは認識していたものの、還付金の存在は知らなかったと説明しています。
「私自身、ノルマがあることは知っておりましたが、還付については把握しておらず」
出典:東海テレビNEWS・2025年1月27日
酒井氏は、事務所の担当者が還付金を翌年以降のノルマ不足分に充てていたと釈明し、政治不信を招いたことを謝罪しました。
参議院の公式記録にも、同日の審査会で酒井氏の弁明と質疑が行われたことが記載されています。
政治倫理審査会はどのような結論を出した?
2025年6月4日、参議院政治倫理審査会は、派閥の政治資金問題に関して審査した29人について、政治的・道義的責任があると全会一致で認定しました。
酒井氏もその対象に含まれています。
議員に対する行為規範の順守などの勧告については、与野党間で意見が一致せず、見送られました。
出典:参議院・政治倫理審査会経過、テレビ朝日・2025年6月4日報道
旧安倍派との関係と、2025年参院選での説明
酒井氏が所属していた旧安倍派は、自民党内の派閥の一つです。政治資金問題を受けた派閥解散の流れがあり、現在の所属を旧安倍派と表現するのは適切ではありません。
2025年6月の東海テレビの取材では、酒井氏は政治倫理審査会での説明を一区切りとする考えを示しました。
「そこは政倫審で終わりました。きちんと結論も出ましたから」
出典:東海テレビNEWS・2025年参院選をめぐる取材
同じ取材で、国民の理解が十分に得られているとは考えていないことも述べています。
この問題では、本人が還付を認識していたかという説明と、収支報告書の不記載に対する管理・監督責任が、それぞれ議論の対象となりました。
酒井庸行の選挙区は愛知県|2025年参院選の結果と当選歴
酒井庸行氏の国政での選挙区は参議院愛知県選挙区です。
愛知県選挙区は、県全域を対象にした参議院の選挙区で、3年ごとに4人が改選されます。
2025年参議院議員選挙は52万1,223票で当選
2025年7月20日の参議院議員通常選挙では、酒井氏は自民党公認候補として立候補しました。
愛知県選挙区の改選定数は4人。酒井氏は521,223票を獲得して4位で当選しました。
| 候補者 | 政党 | 得票数 |
|---|---|---|
| 水野孝一 | 国民民主党 | 596,180票 |
| 田島麻衣子 | 立憲民主党 | 536,260票 |
| 杉本純子 | 参政党 | 531,387票 |
| 酒井庸行 | 自由民主党 | 521,223票 |
5位の安江伸夫氏は391,824票で、酒井氏との得票差は129,399票でした。
出典:愛知県選挙管理委員会・第27回参議院議員通常選挙開票結果
過去3回の参議院選挙の得票数
| 選挙年 | 得票数 | 結果 |
|---|---|---|
| 2013年 | 1,056,145票 | 初当選 |
| 2019年 | 737,317票 | 2選 |
| 2025年 | 521,223票 | 3選 |
3回とも当選していますが、得票数は初当選時の100万票超から減少しています。
ただ、選挙ごとに候補者数や政党構成、投票率などが異なるため、得票数の変化だけで個人の支持率を直接比較することはできません。
地元の地方選挙にも関わっている
参議院議員としての選挙だけでなく、地元の地方議員や自民党支部との活動も続けています。
2026年7月には、知立市議会議員選挙の候補者を激励したことを公式Xで報告しました。
酒井庸行の政策・公約は?経済対策とAICHIメガリング構想
酒井氏の公式サイトでは、食料安全保障、経済成長、地方創生、社会保障、防災、外交、エネルギーなどが主要政策として掲げられています。
本人の政治信念には、次の言葉が掲載されています。
「この国の未来、次世代のために、今何をなすべきか。」
出典:酒井やすゆき公式サイト・政治信念
経済成長と物価高対策
酒井氏は、経済を成長させることと、国民が暮らしの豊かさを実感できることを政策の中心に置いています。
2025年の参議院選挙では、経済力を高めるためにも国民生活の改善が必要だと訴え、企業の適正な価格転嫁や賃金上昇について言及しました。
AICHIメガリング構想とは?
酒井氏が地域政策として掲げているのが、「AICHIメガリング構想」です。
知多半島と渥美半島を橋で結ぶ構想などを通じて、愛知県内の人や物の移動を円滑にし、産業や観光を活性化させようという考えです。
両半島を結ぶ橋は「セントラル大橋」として構想されており、酒井氏は2025年の選挙で具体化へ取り組む意向を示しました。
橋の建設が完成したという意味ではなく、実現を目指している政策構想です。
広域的な道路整備に関連して、2026年3月には名古屋岡崎線バイパスの一部区間開通について投稿しています。
食料安全保障と農業
食料政策では、国内で安定して食料を供給できる体制の整備や、農業の持続可能性を重視しています。
公式サイトでは、食料の安定供給に向けた構造転換と食料安全保障の強化を掲げています。
2024年5月の参議院決算委員会では、米の価格と農業のあり方を取り上げ、農業を単なる産業として扱うことへの問題意識を示しました。
「農業は農業ですよ。」
出典:参議院決算委員会・2024年5月13日の酒井庸行氏発言
その発言では、農業が持つ伝統文化としての側面にも触れています。
選択的夫婦別姓や消費税についての立場
2025年参院選の日本テレビ候補者アンケートでは、社会制度や経済政策についても回答しています。
| 質問項目 | 2025年の回答 |
|---|---|
| 選択的夫婦別姓 | やや反対 |
| 同性婚の法制化 | 反対 |
| 女性天皇を認めること | やや反対 |
| 物価高対策としての消費税率引き下げ | 反対 |
| 外国人労働者の受け入れ | 今より積極的に受け入れるべき |
| 農家保護を重視した食料自給率維持 | 賛成 |
これらは2025年の選挙時点の回答であり、その後に政策上の立場が変化する可能性はあります。
酒井庸行が政治家としてやったことは?主な役職と活動実績
酒井氏の政治活動は、地域行政の経験に加え、国会の委員会運営や政府の副大臣としての仕事にも及んでいます。
経済産業副大臣として大阪・関西万博などを担当
2023年9月、第2次岸田第2次改造内閣で経済産業副大臣兼内閣府副大臣に就任しました。
内閣府副大臣としては、2025年開催の大阪・関西万博に関係する業務も担当しました。
万博の開幕を前にした2024年3月22日の参議院内閣委員会では、来場者にとって魅力的な万博にしてほしいと発言しています。
「みんなが行きたい行きたいというような万博にしてください。」
出典:第213回国会・参議院内閣委員会会議録(2024年3月22日)
1970年の大阪万博には自身も3回訪れたと述べ、過去の万博との接点にも言及しました。
国土交通副大臣として道路・交通・防災分野を視察
国土交通副大臣として在任した期間には、各地の道路事業や交通インフラの整備状況を視察しました。
2026年6月9日には北海道を訪問し、北海道縦貫自動車道のトンネル建設工事や、函館の造船所を視察しています。
愛知県内の交通整備についても継続して発信し、2026年3月には三遠南信自動車道の東栄IC~鳳来峡IC間の開通を紹介しました。
海上保安庁の現場を訪問
2026年8月24日には、第四管区海上保安本部と名古屋海上保安部を視察しました。
新たに就役した巡視艇「はるかぜ」に乗船し、名古屋港湾内の警備・保安活動の現場に触れています。
国土交通省の発表によると、職員への激励では次のように述べました。
「ご自身とご家族の健康を大切にしていただき、これからも一致団結して任務を果たされることを期待しています。」
出典:国土交通省・2026年8月24日の第四管区海上保安本部等視察
道路、造船、海上保安と、国土交通省が所管する異なる分野の業務に携わったことが、公的な活動記録に残っています。
酒井庸行の経歴・学歴は?市議から県議、参議院議員になるまで
酒井氏の政治家としての出発点は、地元・愛知県刈谷市の市議会です。
国政に進出するまでには、民間企業での勤務と、地方議会での経験があります。
南山高校から日本大学芸術学部へ
1952年2月14日、愛知県刈谷市一ツ木町に生まれました。
1967年に南山中学校、1970年に南山高等学校を卒業。1975年に日本大学芸術学部放送学科を卒業しています。
1976年には、アメリカのボストン大学メトロポリタンカレッジへ留学しました。
公式プロフィールでは「留学」と記載されており、同大学を卒業したという記載ではありません。
政治家になる前の仕事
大学卒業後は、1981年に社団法人虹の会へ入社。1987年には金剛産業株式会社に入社しました。
民間企業で働いた後、40代で地方政治の世界に進んでいます。
1995年に刈谷市議、2003年に愛知県議へ
1995年、刈谷市議会議員選挙で初当選しました。
その後、2003年に愛知県議会議員へ転じ、2007年、2011年と連続当選。県議会議員を3期務めました。
県議会では地域振興環境委員会委員長などを歴任し、自民党愛知県議団副団長や党県連政調会長も経験しています。
国政進出後の主な役職歴
| 年 | 主な役職・活動 |
|---|---|
| 2013年 | 参議院議員初当選 |
| 2015年 | 内閣府大臣政務官 |
| 2016年 | 自民党副幹事長 |
| 2018年 | 自民党政務調査会副会長 |
| 2020年 | 参議院自民党国会対策副委員長 |
| 2022年 | 参議院内閣委員長、財政金融委員長 |
| 2023年 | 経済産業副大臣・内閣府副大臣 |
| 2024年 | 自民党内閣第二部会長 |
| 2025年 | 国土交通副大臣・内閣府副大臣・復興副大臣 |
政府役職に加えて、参議院では委員長として議事運営を担い、政党内では政策審議や国会運営に関する役職も経験してきました。
酒井庸行の妻・子供・家族について公表されていること
酒井庸行氏の公式プロフィールには、出身地や学歴、職歴、政治経歴などが掲載されていますが、妻や子供の氏名、年齢、職業などの詳細な家族情報は掲載されていません。
結婚歴や子供の人数についても、今回参照した公的プロフィールや本人公式サイトからは確定できませんでした。
- 妻・配偶者:詳細な公式プロフィールなし
- 子供:人数や氏名などの公表情報なし
- 父親・母親:具体的な人物情報は未確認
- 実家:刈谷市一ツ木町出身であることを公表
家族の詳細が公表されていないことと、結婚していないことは別です。家族構成を推測して断定することはできません。
酒井庸行の人物像|刈谷の伝統行事や地域文化への関わり
酒井氏は、地元の文化行事にも参加しています。
2025年12月には、刈谷市制施行75周年と刈谷文化協会創立50周年を記念した特別芸能発表会で、「白波五人男」の南郷力丸を演じたことを公式Xに投稿しました。
このほか、刈谷市の盆踊りや地域の伝統芸能にも足を運んでいます。
2026年8月には、刈谷市の野田雨乞笠踊りについて発信し、地域の無形民俗文化財を支えていく考えを述べました。
地方議員時代から活動の拠点としてきた刈谷市では、こうした地域行事への参加も続いています。
酒井庸行の公式サイト・SNSと今後の政治活動
酒井氏の公式情報は、本人ホームページ、自民党公式プロフィール、参議院の議員情報、公式Xで公開されています。
2025年の参議院選挙で当選した酒井氏の議員任期は、2031年までとなります。
国土交通副大臣などの政府役職を離れた後も、参議院議員としての活動は継続しています。今後の委員会所属や自民党内の役職については、国会・党の最新発表が更新される可能性があります。
現在の政策活動や地元での取り組みは、本人の公式Xでも随時発信されています。

